三津田信三のレビュー一覧

  • 碆霊の如き祀るもの

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    久しぶりの刀城言哉シリーズ。
    まずは、今回の舞台となる地方に伝わる怪談が4編語られ、その地方に赴く主人公、そこで起こる奇怪な事件。と、シリーズのフォーマットを踏みつつ、事件に巻き込まれながら、その事件を解決していく。
    現実的にはあり得ない筋ではあるが、論理的に謎が解明されるのはスッキリ。
    そして、これまたシリーズ特有の怪談的オチがついて、久しぶりに楽しめた。

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    2021年12月12日
  • 犯罪乱歩幻想

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    乱歩・貞子・ウルトラQのトリビュート作品集。「赤過ぎる部屋」が一番好き。二人称小説が新鮮だし、オチも面白い。

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    2021年11月14日
  • 白魔の塔

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    ネタバレ

    炭鉱夫から灯台守へ、いわく付きの轟ヶ埼灯台に赴任した物理波矢多。
    灯台の怪奇事件を心待ちにしていたら、なんと半分近く読み進んでも肝心の灯台に着かなくてびっくりwやっと到着したら灯台長の過去話が延々。それでも退屈しないのは、“白女”や“白もんこ”の白に纏わる不可解な出来事と謎に惹かれるからなんだろう。
    伏線の回収→新たな謎を残して終わるいつものパターンはもうやみつきの快感。
    白い人の正体はせつなかったな。まさに「物凄い偶然と必然と運命が集中した」ホラーミステリー。波矢多の新しい道の先に再び彼女は現れるのだろうか。

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    2021年11月09日
  • 禍家

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    ネタバレ

    小野不由美の「悪夢の棲む家」を思い出した。
    詩美絵がどうなったのかわからないのが怖いが多分死んでる?

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    2021年09月08日
  • 禍家

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    ホラーだと思って読んだので、ミステリー色強めのラストは予想してなかった!
    いくらお金なくてもこの家に住もうとするおばあちゃん、なかなかのメンタルしてるな…。

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    2021年09月01日
  • 生霊の如き重るもの

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    ネタバレ

    メモ

    「死霊の~」
    四家の構造の由来が最低でなんか笑ってしまった。
    勝手に歩く下駄の真相は妥当なところ。
    お父上との絡み!

    「天魔の~」
    誰が魔物だったかという話し。
    子供が犠牲になる話しはやるせないわね。
    阿武隈川先輩の暴走が緊張緩和の役割をしている……煽るのがうまい。

    「屍蝋の~」
    みんなが大好きな屍蝋。

    「生霊の~」
    田舎のお家騒動×復員兵×なりすまし。
    依頼者が怪しいパターン、好き。

    「顔無の~」
    阿武隈川の怖れられかたが妖怪で笑うし事実なんだろうなというのも笑える。
    恐怖の余韻は四編のなかで一番。
    非日常の高揚と心細さがありありと想像できてよい。
    言耶の含みが気になるじゃな

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    2021年08月31日
  • ついてくるもの

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    短編集。7篇。怖さの強弱はあるけど、どの話も真偽が分からない感じでホントの話のように書かれていて、リアリティがあって怖かった。
    でも最後の話はいらなかったような。

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    2021年08月28日
  • のぞきめ

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    ホラーかと思ったら文章にするとそこまでで暑さを忘れるということはなかった。
    気温39度まで上がればそっちがホラーだ。

    ホラーは映像が1番だと思う。

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    2021年08月08日
  • のぞきめ

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    山村、村八分にされた旧家、土着信仰、おかしな葬送儀礼…という、ジャパネスク・ホラーのスターターキットみたいな作品
    そういった類に触れたい人にはうってつけ

    最後の段「妄想」パートで怪異についてつまびらかにした上で、それが本当であるという確証はどこにもない
    それゆえに、怪異は「怖い何か」として読者の心中にも生き続ける

    作中におけるすべての現象を解説しないのも、説明がつかない事象の上に怪異というものは成り立っているから、と個人的には考えられる
    決して「説明不足」ではなく、そこにホラーとしての美しさがあるのかもしれない

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    2021年07月29日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    断崖に閉ざされた海辺の村に江戸時代をはじまりに4つの怪談が伝えられている。その怪談をなぞるように次々と起こる不可解な連続殺人事件。民俗学の調査に訪れた刀城言耶がたどり着いた事件の真相はーー

    怪談の雰囲気作りはとても好み。解決篇では二転三転しながら事件を検討しつつたどり着いた真相が、二転三転に振り回され過ぎていて「んん…?」と振り落とされそうに…。ラストのアレは大好きな展開でした。

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    2021年07月27日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    最初の4つの怪異はとても面白く読めて、事件も楽しみだ!とおもったけどそっちの方はちょっと肩透かしだったかもしれない。
    今回の事件の真相がどうしても、えっそれって無理がない?とかなんか解き方甘くない?本当に真相はそれなの?とか説得力が弱い気がしてモヤっとしたまま終わってしまった。
    事件がおきるまでも長かったし殺人が起きてからも盛り上がるポイントはあまりなかったように思う。
    怪異の話は面白いし、シメ方もあれはあれでありだとおもうしゾッとして良かったと思うけど、どうしても事件がなぁ…と…。

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    2021年07月17日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)

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    一つ一つの章のミステリーは面白いが、逃げるシーンが冗長に感じた。

    オチも個人的にはスッキリしなかった。

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    2021年07月08日
  • シェルター 終末の殺人

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    ネタバレ

    ――扉を閉ざした。
     という一文から始まる、クローズド・サークルで次々と首つり死体が見つかる連続殺人事件。
     この作品はクローズド・サークルの場所が一番の特徴で、なんと核シェルターの中である。
     シェルターを見学に来た作家三津田信三が、核爆発か何かが起きたためにシェルターに入るところから物語が始まる。
     なお、シェルターに入る原因となった謎の閃光や、警戒音を出す線量計の原因は最後まで明かされない。そのため、実際に核戦争が起きたのかは作品中ではわからない。
     しかし、外気の高濃度の放射線を計量しているのは事実なので、主人公と閉じ込められたメンバーは誰一人積極的に外に出ようとはしないため、クローズ

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    2021年07月04日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    死相学探偵シリーズ第2弾。

    前半は主人公の登場なしで大学生たちが四角い部屋の角から角へ暗闇の中でバトン方式で移動していくという一種の儀式を行う様子がメインの話。

    その儀式で死んだ人を呼び出してしまったかのような現象が起こり、参加していた一人がショック死してしまう。
    その後 部長も事故により死んでしまう。

    部員が主人公の探偵 弦矢俊一に相談しこの一連の事件を解決し本来死んでしまうはずだった人達を救う。



    かなりホラーな物語だが、最後は筋道の通った解決となる。
    それでも怪奇現象としか思えない事象が残るという、理屈だけでは説明の出来ないところも残した。

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    2021年06月25日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    死相学探偵シリーズ 第一弾 長編。

    一般的にはホラー小説だと思うが、ちゃんとした推理小説だと思う。
    設定が霊だとか、呪いだとかで普通の推理小説のように犯人を見つけるだけではなく、また伝承に見立て人間が罪を犯すというのでもなく、起こっている現象が何なのか また誰が何がそれを引き起こしているのかを探偵が暴いていく感じ。

    最後に誰が何のためにこの呪いを掛けたのかが推理され犯人を見つけるのだが、実際に手を下して人を殺めたのではないため警察に引き渡すことにはならないのが、この小説である。

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    2021年06月11日
  • 九孔の罠 死相学探偵7

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    今回の舞台となるダークマター研究所、超能力者を育てる極秘機関!いきなりSF色強目だな…
    機関の経費削減のためリストラが検討される中でのライバル排除のための呪殺、というところは妙にリアルかも。
    色々な能力者が出てきて少しワクワクした。
    実際犯人は特にひねりもなかったけれど、タイトルどおり『罠』が発動してストーリーが一気に進展。続きが気になる!

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    2021年06月07日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    ほんとに、みえるだけで、あとは普通に地道に調べて頭使って解決したかんじ。ホラー感はそれほどない。次も読んでみよう

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    2021年05月23日
  • のぞきめ

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    三津田さんのホラーは、現実と想像の境い目をあやふやにするストーリー仕立てになっているため意味もなく怖く感じることがあります
    それもあって、随分と積読になっていたのですが、意を決して読み進めたところ、屍相学探偵の婆ちゃんが出てきたり、ちょっとエンディングの持って行き方が飛躍しているように感じられる部分もあったりと、今回は☆3つにしました

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    2021年05月19日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    死相学探偵シリーズの1作目。
    幼少の頃から、人間に取り憑いた不吉な死の影が視える弦矢俊一郎。その能力で探偵事務所を構えた彼の元に最初の依頼人、紗綾香がやってきて…。

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    2021年05月09日
  • 死相学探偵最後の事件

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    ネタバレ

    シリーズ全部読み返してから読むべし。最後ということで全部詰め込まれている。一人ずつ減っていくところは、お約束。黒術師の正体も。本作自体は導入が雑すぎるし、最初の犠牲者については自業自得めいたものもあり、微妙。終わり方も予想通りだったが、書かないのね。無粋とは思うけど、後日談求む。

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    2021年04月22日