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Posted by ブクログ
死相学探偵シリーズ。ダークマター研究所でのリストラ連続殺人を阻止すべく、呪術「九孔の穴」に立ち向かう俊一郎。しかしその努力もむなしく目の前で倒れる犠牲者。新恒警部の不在もそこはかとなく不安をかきたてる中、犯人が誰なのかを突き止め呪術を止めることはできるのか……という緊迫感溢れ、恐怖にも満ちた展開だったのですが。
解決編、犯人のツッコミが面白すぎる!
そして、最終的になんか犯人がちょっと可哀想になってしまったのは私だけなのでしょうか。まあたしかに犯人として力不足すぎたけれど(犯人が分かった瞬間正直ちょっとがっかりしたしー)。みんなしてよってたかって……何もそこまで言わんでも、という気分になってきました。しかも犯人が誰か、という部分が物語にとってはまったく大きな問題ではなかった点も、哀れです。
黒術師との対決もいよいよ佳境に入りそうです。やっぱり愛染様は凄い。そして猫は偉大なり(笑)。
Posted by ブクログ
うーん失速したなーという感じ。残念である。
最初の殺人が発生するまででページは半分を過ぎてしまい、次々と毒牙にかかる犠牲者の悲鳴にも真剣味が足りず
緊張感が不足しており、オチは叙述トリック的な部分がイマイチ伏線として十分に機能していないためぜんぜん爽快感がない。
まあ同じシリーズで何作も許される構造ではないので、ちょっと休憩的な、箸休め的なつもりで著者も書いてみたのだろう。研究所を訪れるまでをもっと短くして、研究所での被験者たちとの触れ合いを濃密に書くだけでも、感情移入できるし、個性を強調しておけばどんでん返しにも説得力が出たと思うのだが。なにか制約があって執筆されたのだろうか。
大好きなシリーズなので次回作に期待。
Posted by ブクログ
読み終わってから、思わず表紙を見直してしまう作品。
今回の舞台は超能力者を育成・研究している「ダークマター研究所」。
透視や、予知能力といった特殊能力を持つ超能力者が、「九孔の穴」という呪術によって狙われているので、呪いを阻止するために死相学探偵弦矢俊一郎が研究所に乗り込む、というストーリー。
いつもオカルトとミステリーが交じるのがこの作者の特徴だが、今回はオカルトとミステリーとSFの三つ巴という印象だ。
肝心の殺人事件までたどり着くまでが少し長いが、しっかり伏線が張ってあるし、研究所に乗り込んでからはテンポよく進んでいく。
「九孔の穴」という呪術は、呪う相手を怖がらせる必要があるため、お得意の「追われる」描写もしっかりある。
犯人についてはあまり意外性がないが、しっかり伏線は張られているし、最後の推理によって全てがひっくり返るスタイルは健在だった。
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