三津田信三のレビュー一覧

  • どこの家にも怖いものはいる

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    ネタバレ

    5つのバラバラの怪談が資料として掲載。

    これらは、年代も登場人物も怪異の内容もバラバラなのに妙な共通点がある、と会談鬼オタクの2人がこの共通点を探っていく。

    先に3つの怪談が掲載されていて、それを読んだ2人の解釈、その後に残りの2つの怪談が掲載されて、2人がこの5つの怪談の共通点を見つける、というもの。

    これの嫌なところは「この本を読んでる読者にも異様な出来事が身の回りに起きてしまう」という「読者参加型」の怪談だった。嫌だよそんなの。怖い話は自分が安全地帯にいるからエンタメとして楽しめるのに、当事者になったらエンタメ要素皆無のただの恐怖になってしまう。

    だから俺は4つ目と5つ目の怪談は

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    2024年09月26日
  • 七人の鬼ごっこ

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    ミステリーとしては少し不思議な本。各登場人物の記憶を思い出すシーンが多くて途中までは話の進みがゆっくりだなぁとムズムズした。最後の最後で怒涛にクライマックスになったからそこは集中して読めた。他のシリーズも読んでみたいとは思うけどリピートはしにくいかも。
    童話をモチーフにしてちょっとオカルトなホラーも入ってるところは好みでした。

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    2024年09月21日
  • 禍家

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    ネタバレ

    主人公のメンタルが強い!
    もう、何度も何度も何度も恐怖体験してるのに寝たら治るみたいな笑

    トップギアで怪異現象が頻発してたのにラストは呆気ない印象

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    2024年09月19日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    後半、怪異の真相に近づくほど怖くてどきどきした。
    読後、部屋の中でバサッと音がしたのはどうしてだろう。

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    2024年09月10日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    怪異と論理的思考を組み合わせた硬めのミステリー。
    民俗学的な謂れが長くてやや辟易したり、推理が格式ばりすぎて頭がついていかなかったりと読中疲れるが、次回作も読むこと間違いなしのシリーズ。

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    2024年08月27日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    個人的・夏のホラー特集。氏については、もう安心のクォリティ。虚実の境が曖昧な、得意パターンの物語を集めた短編集。

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    2024年08月21日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    ネタバレ

    YouTubeでこの本を紹介してた人が、この本を読み終えてから、家で妙な物音がしたり、体調が悪くなったりと言っていて、どんな本か気になり読んだ。
    5つの短編を単純にホラーの話として楽しむことができ、またそれぞれの話にどんな類似した部分があるのかを探りながら読めて良かった。
    割と残穢と似ている感じがしていて、僕はこっちの方が好きかな。

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    2024年08月19日
  • 怪談のテープ起こし

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    カセットやMDに録音された6つの怪異譚と、これらが一冊の本になるまでの裏話を挟んだ作品集。
    まさにタイトル通りの怪談のテープ起こし。

    怪談自体のハッとさせられる内容も去ることながら、テープ起こしをしている編集者の身にも、何かおかしなことが起こる。
    ダブルで興味を惹かれた。

    これ、どこまでが本当で、どこまでがフィクションでしょうか?
    死人のテープ起こし、聞きたくないなぁ…。

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    2024年08月15日
  • 逢魔宿り

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    短編のお話が5話あります。4話目までは全く関連なく独立した内容で完結するのですが、その4話があってこその、5話目の恐怖、気持ち悪さです。

    読み手には、ノンフィクションとフィクションの部分の区別がつかないので、現実味があるのに不思議で気味が悪くて、良い意味で謎も謎のまま放置され、ぞくぞくします!

    こちらの本のオススメの読書環境は、断然【雨の日】です!

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    2024年08月10日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【収録作品】
    鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』
    坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』
    宮部みゆき「影牢」…『あやし』
    三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』
    小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』
    綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』
    加門七海「迷(まよ)い子」…『美しい家』
    有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…『赤い月、廃駅の上に』

    ホラーは理不尽で怖い。
    きれいに見えるものは怖い。
    曖昧な記憶が怖い。

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    2024年08月07日
  • 忌名の如き贄るもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ第11弾。?

    忌名の儀礼で殺人事件。
    その犯人探しが目的の推理小説であるが、このシリーズの特長であるホラーとの融合で、魔物の仕業であるかのような雰囲気があり 人間の仕業か魔物の仕業化という楽しさがあるが、最後は人間の仕業である処に落ち着くが、今回は最後にホラー感を残して終わる場面が良かった。


    犯人探しも、皆の前で犯人当てをやり確定したのだが、後日 大どんでん返しがあり、凄い結末へ。

    面白かったのだが、最後のどんでん返し犯人以外は状況あ分かりにくく、この評価になった。

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    2024年08月06日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    三津田信三さんは数年前に家シリーズから読み始めてハマったタチなのですが、なんか…初期作品ってだけあって文章や展開に試行錯誤してる感すごく新鮮

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    2024年08月06日
  • のぞきめ

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    2人の時代の違う人物が遭遇した怪異談。
    1章はリゾートアルバイトに訪れた大学生が禁忌を犯して廃村に立ち入った事から怪異に遭遇。
    2章ではまだ廃村に人が住んでいた頃、何が起こったか語られる。
    読んでて違和感を感じたらすぐ本を閉じて、という警告が怖い…

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    2024年08月02日
  • スラッシャー 廃園の殺人

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    ホラーというかなんというか...
    いや、ホラーとして書いたんでしょうけど
    どっちかというとアクション作品みたいなノリですね
    ホラーとして読むとがっかりすると思います
    殺人シーンはかなり残虐だけど
    全然気持ち悪くも怖くもない
    ただかなりテンポ良く読めるので
    残酷シーン苦手な人もスラスラ読めそうな気がする
    作者自身も楽しんで書いたと言っていますが
    ノリノリ感が伝わってきます
    私も楽しく読めました

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    2024年07月24日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    ホラーミステリー
    終戦後の因習に閉ざされた山村のせいか、金田一耕助の世界観…。
    種明かしではフーンとなったけれど、文章からはあまり感じられず。
    土着の民俗学的な観点から見た話は興味深かった。
    作者が2001年から活動と知り、昭和の雰囲気を文章化する筆力に脱帽。21世紀に、この世界観に浸れるのは驚嘆。

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    2024年07月21日
  • 子狐たちの災園

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    読みやすかったし、全体的にストーリーは良かったと思います。ただそれにしても聡明な子だとは分かっていても奈津江ちゃんが6歳にして大人すぎる頭脳なので少し非現実的に感じ、共感はしにくかったです。

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    2024年07月13日
  • 怪談のテープ起こし

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    ネタバレ

    読んだのは、4月の中頃。
    「そんな面倒くさいオバケいるかーっ!」のオンパレードで大笑いしてしまった反面、ついつい一気読みしてしまったこともあってw
    ま、それなりに面白かったのかな?(^^ゞ

    何年か前に、この著者のお雛さまの表紙の本を読んだことがあったけど、“怖さ”を楽しむのなら、あっち方がいいかもしれない。
    もっとも、それも好みかなぁー。
    個人的には、あっちの本にあった、八幡の藪知らずの話とあと一つ、ルームシェアの話だったか?、それとも近所の子どもの話だったか?の展開に、急にゾワッとくる場面があって、そこがよかったんよね。
    ぶっちゃけ、三津田信三、前より全然上手くなったじゃん!って感心しちゃ

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    2024年07月02日
  • 碆霊の如き祀るもの

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    地図の挿絵が無かったせいか、村の位置関係がいまいちよくわからず。。
    想像力を働かせて読まないといけません。

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    2024年06月28日
  • スラッシャー 廃園の殺人

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    わかるよ、書いてる本人最高に楽しかったんでしょうね。
    ご本人がハマってきた古典ホラーのオマージュ満載で。
    民俗系と違って楽しんで書いてるのがよく分かります。

    その分読者は肩透かし。
    ホラーというより作者の笑顔が思い浮かぶ。

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    2024年06月14日
  • 死相学探偵最後の事件

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    角川ホラー文庫にはまって、二子玉の本屋さんでとりあえず買ってみた、死相学探偵シリーズ!
    全8巻読み進めるうちに作品の世界観にすっぽりとはまってしまい、毎巻楽しみに読んでいました。
    結果、何故か私は最終巻で窓の外にドサッと放り出された感じっ笑
    シリーズがここまで面白くて楽しませていただいただけに、最後の最後でぽかーんっとなりました笑

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    2024年06月06日