三津田信三のレビュー一覧

  • ついてくるもの

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    そろそろ怪談の季節になってまいりました!ということで、ずっと積読だった三津田信三先生の怪談短編集を読みました。意外にも実はこの著者の作品を読むのはこれが初めて。実話系?と思いきや、実話にしては少し大味なホラー感たっぷりで、一晩で一気読みさせられました。とにかく演出が怖い。「八幡藪知らず」は自分の幼き頃の想い出なんかも重ねて読んでたら、現実にはあり得ない、いや、あっちゃいかんだろう〜な凄まじい結末に!全体的に土着的な要素も多く、この作家さんは個人的にかなり好きかもです。

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    2017年05月18日
  • 水魑の如き沈むもの

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    適度に予想外で、適度に納得できる真相。満足。水上密室の謎がとても魅力的でグイグイ読めた。シリーズを追うごとに読みやすくなっているんじゃないかな。ただ偲の存在だけがラノベ的でやっぱり浮いている。このシリーズにラブもコメも求めていないので、ベタベタ付きまとう偲にちょっとうんざりしてしまった。謎解きはミスリーディング一発勝負といった感じ。あれこれ疑ったけどどれも違った。疑問点を羅列するいつものやりかたもグッとくる。次作も楽しみ。

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    2017年05月04日
  • ついてくるもの

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    いわゆる「憑き物」の短編7つを収録。それぞれ次のとおり。

    『夢の家』は、思い込みの激しそうな女性とのつきあいを断ったら、妙な夢を見るようになった会社員の話。表題作の『ついてくるもの』は、夜逃げしたと噂される家の裏庭に打ち捨てられていた雛人形のお姫様を拾った少女の話。『ルームシェアの怪』は、若者4人がルームシェアする一軒家に住むことになり、2階の住人を気にするOLの話。『祝儀絵』は、年の近い叔母から不気味な絵をもらって以来、周囲に異変が起きる男性の話。『八幡の藪知らず』は、絶対に入ってはいけないとされる森を訪れた少年たちの話。『裏の家の子供』は、引っ越し先で裏の家の騒音に悩まされる翻訳家の話。

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    2017年05月10日
  • 幽女の如き怨むもの

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    このミス2013年版4位。遊郭で3世代に渡って発生する身投げ事件。いままで読んだこの人の本の中で一番良かった。いつも終盤がどんでん返しの大安売りとなってもう勝手にやってよ状態になるんだけど、今回は一発で結構あっといわす結末になってる。緻密な構成と意外性のある展開で本格ミステリとしてとても良くできてるし、この作家のこだわってるとこと思うんだけど、自分的には第一部が一番良かった。ミステリアスな雰囲気につつまれた普通の物語として秀逸。第一部だけで普通の長編小説ぐらいの分量があるし、はらはらしながらグイグイ引き込まれて止まらなくなって最後はほっとする感じがすごく良い。2部、3部はそれに比べるとまんねり

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    2017年04月11日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    異色な設定で面白かった。
    俊一郎がやっと人間らしくなってきて微笑ましいが、おかげで人に絡むから話が進まない……笑
    おばあちゃんとの話もっと短くしてくれれば……。

    僕にゃんも不思議な感じだけれど何か秘密があるのだろうか……

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    2016年11月26日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    死相が見える探偵…。人ごみの中では死相が見えすぎるので、青ざめてうつむいているところが微笑ましい。気楽なオカルトという感じでさらっと読めました。ライバル呪術師の存在も気になるところ。

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    2016年11月21日
  • ついてくるもの

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    ノベルズ版を既に読んでいるが、文庫版で再読。
    言耶シリーズの短編がなくなって別の短編に差し替えられている。再構成によってホラーでまとめられて読みやすくなったと思う。再読だったが面白さは変わりない。

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    2016年09月15日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    合わせ鏡の地獄が一番印象に残っています。私も祖母や母に、合わせ鏡を決して覗いてはいけないと言われて育ってきたので、私にとって現実味のある話になりました。

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    2016年07月16日
  • ついてくるもの

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    三津田ワールド全開。短編集なので物足りなさは仕方ないけどいつもと同じようにゾクゾクしながらあっと言う間に読んでしまった。

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    2016年05月06日
  • 幽女の如き怨むもの

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    最後の謎解きはこんなもんかという感じ。ただこの作品はそこだけでなくいろんな楽しみ方がある。

    何よりも、知らない遊女の世界が濃密に描かれている。ノスタルジーを感じる年ではないが面白く読めた。
    出戻りする花魁の哀しみに心打たれ、敢えて、金儲けに徹底するやり手婆アに、そこはかとない優しさも感じた。

    解決編の肝に少し無理があるかな。

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    2016年04月13日
  • 水魑の如き沈むもの

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    ホラー感は薄まった分、ミステリとして面白かったです。
    このシリーズはいつも最後まで楽しませてくれます。

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    2016年03月18日
  • 禍家

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    一つ一つの細やかな描写が読者もその空間にいるような錯覚に落とし入れてくれる。特に音に関する描写は秀逸で鳥肌もの。
    三津田心臓の本は全て読んでいるがこれは他の作品よりも読みやすく面白い。

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    2016年03月06日
  • 密室の如き籠るもの

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    怪異と合理的解釈が程よいバランスでよかった。
    祖父江偲は、祖父江耕介の妹なんだろうなぁ。『凶鳥のごとき忌むもの』との絡みもあったりと、三津田氏の本は読めば読むほどつながりがあって面白い。

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    2016年01月01日
  • 水魑の如き沈むもの

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    前作等と比べると、さほどホラー味は強くなかった。
    しかし、閉ざされた村に残る怪しい風習は忌まわしい雰囲気たっぷりで、
    さんざん散りばめた伏線を見事に回収するラストは
    シリーズナンバーワンの面白さだった。

    某宮司の胸糞の悪くなるクズっぷりもこの作品の大きな魅力。

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    2017年01月08日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    ネタバレ

    <恐怖の表現>と題される猟奇的怪奇的なパーティーでの無差別連続殺人事件のあった<無辺館>に肝試しに入った4人のうち一人だけに死相が現れる。
    無差別連続殺人事件の関係者にも死相が認められ、第二の連続殺人の被害者候補の死を回避させられるか…。 
    猫の僕にゃん大活躍!
    曲矢の妹・亜弓登場

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    2015年12月26日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    ストーリーが進んでいくごとにどんどん怖くなる…
    作中作ともいえる前作『蛇棺葬』の原稿内容が主人公の現実に侵食してくる感じがたまらなく嫌だった…
    前作の謎が解明されても新たな謎と恐怖が生まれてどんどん身動きがとれなくなる感じ。
    後書き的な『蛇足』部分も短いながら破壊力は絶大だった。


    ところで同じ著者の死相学探偵シリーズでチラッと言及された消えた民俗学者も、あのあと何かあったんでしょうね…

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    2015年12月10日
  • 密室の如き籠るもの

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    短編集ながら相変わらずよく作りこまれている。コックリさんに関する解釈が色々あることには驚いた。「秘室の如き籠るもの」の結末も二転三転して飽きさせないようになっている。個人的には「迷家の如き動くもの」が一番楽しめた。

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    2015年12月09日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    呪術に関する『キーワード』がわりと早い段階でわかってしまった…なかなか気づかない弦矢くんにヤキモキしながらも楽しんで読めました(笑)

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    2015年12月03日
  • 幽女の如き怨むもの

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    三津田信三お変わりなくの『如き』シリーズ第六段。
    一年に二回くらい来る金田一耕助(と言うより山の中、閉ざされた未開の集落、伝承怪異)を求める心を絶妙に満たし続けてくれるこのシリーズ。
    いつまでも続いてほしい。

    今回は廓町のとある置屋が舞台。
    閉ざされ感がないかと思ったらきちんと閉ざされ、その中で蔓延する怪異、伝承、不気味な隠語。
    きちんとニーズを満たしてくれている。

    謎解き自体は若干緩めではあるものの、最後に『緩めである理由』もきちんと記されていて好感度大幅アップ。

    ガチガチのミステリではなく、人と人が織りなす美しかったり悲しかったり恐ろしかったりする柄と、そこにできた皺、そしてその皺に

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    2015年08月29日
  • 水魑の如き沈むもの

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    刀城言耶シリーズ第5弾。

    波美地方の5つの地域(神社)での、雨を降らしたり止ましたりする儀式を舞台に殺人事件が起こる。

    みづち様を祭り沈深湖での儀式の最中に十数年前にりゅうじの息子のりゅう一が死亡。(その前に水分辰男が死亡)
    そして刀城言耶が訪れている最中にりゅうじの二男りゅう三が死亡。

    そして次々に宮司が殺されていく。




    りゅうじは皆に知られぬように密かに、湖に沈める樽に生贄となる人間を入れていた。

    さぎりの子供3人のうち長女の鶴子を生贄にするつもりだったのだが、次女の小夜子をりゅう三が仕切る儀式の最中に生贄とした。

    辰男の死は事故であったようだが、りゅう一は生贄となった男が

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    2015年06月30日