三津田信三のレビュー一覧
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表紙の絵に惹かれて。
なんだか怖そうな感じだったので、初ホラーです。
この方の作品は初めて読みましたが、なかなか面白かったです。
作品中に作者本人が現れることもあるので、それがより現実味のある描写にしていますね。
『赤眼』も面白いですが、『灰蛾男の恐怖』が個人的にお勧めです。最後の老人の一言が、なんとも。
ただ、残念なのは空間の説明がなんか複雑に思えて、人物がどこのどういう位置に居るのか、やや想像しにくい気がしました。
蛇足で簡素化しても良い部分もあったし、逆に説明不足に感じる部分もあった気がします。
個人的なネタバレ
ほうっ・・・ほうっ・・・が一番怖かったな。
あの一言の怖さ -
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死相学探偵シリーズ第二弾。今回も「死相」というホラー的超常現象と、現実的謎解きミステリのブレンド具合が絶妙です。ぞくぞくさせられる雰囲気も健在。ミスリードにも、ミスリードだと予想しつつも引っかかりました。そして、謎の解明でやや笑えてしまうような見事な解釈も作品の雰囲気には調和してますね。一歩間違うとギャグなのに……。
「四隅の魔」の儀式ってのは、よく聞く怪談にあるネタで単純なものだと思っていましたが。これを読んでかなり恐ろしく思えてきました。こんなの、本式にやりたくないなあ。
個人的な感想として、今作の主人公は「僕」だと思いました(笑)。だって表紙では主役も張ってますし。可愛すぎるぞ僕にゃん -
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文章がけっこう回りくどくてリタイアしかけた…
冒頭のセリフに繋がるまで15ページもかかってて、今何の話だっけ?状態。
とにかく序章と幕間がなかなか進まなくて情報量多くて読むのやめかけたけど、その先に実話系怪談が5篇収録されていて、そこまで行ってやっと一気に読める。
4篇目・5篇目は「ここを読んで読者に何か災いが降り掛かっても責任取れません」「残り2篇が1番気味が悪く気持ちが悪い」って下拵えされたプラセボもあるかもだけど、4篇の『光子の家を訪れて』はたしかに気持ち悪くてよかった。
てか沙緒里(12)の家探索が勇気ありすぎて笑ってしまう…
構成?作風?がいまいち好みと合わなかったけど、見せ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今まで読んだシリーズとはまた毛色が違うように感じた。
前半の村上水軍の説明のあたり、読んでてちょっと眠くなってしまった…その後の話にそこまで絡んでなかったような気が…
秘められている儀式には何かしら理由があるから公開されていないわけで、暴きたいと考える素人が痛い目を見るというこの構図は数々のホラーゲームで見たことがあるやつだ…なんてことを考えた。
霊的な存在に殺されるのではなく、まさか子供に殺されるとは研究者たちも考えてすらいなかっただろう。
神社での巫女達、宗教団体とかでの洗脳教育と何ら変わりないよな。狂信的な思考に育っても、過去に失敗した巫女達のように直前で恐怖心が芽生えても不思議じゃな -
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ネタバレ怖いと言うより悲しい話。読んでてしんどくなる。
男性作家の特徴(偏見です)というか、そういう描写にやたら力を入れて書く人多いよな。
初穂売りの前の忍棒で…というある種の儀式や月影の堕胎は遊郭という場所の残酷さを強調するために意味があると思うが、緋桜の初穂売りの部分はグロかった。ジジイの描写がキモ過ぎる。あんな目に遭った女性が日記とはいえ詳しく書くだろうか。
そういうモヤモヤはあったけど話としては面白かった。初代から三代目まで同一人物って、三代目はともかく二代目は5年しか経ってないわけだし普通にバレそうな気もするが…
あんまりホラー要素ないのは確かだけど、身投げする直前に緋桜と月影が見た印のよ -
Posted by ブクログ
死相学探偵シリーズ1作目。
ホラー・ミステリーの旗手である筆者の代表作刀城言耶シリーズに次ぐシリーズもの。
ホラーは要素は健在だけど、蓋を開けてみれば近年存在感を増している特殊設定ミステリーの一種。探偵役の弦矢俊一郎は死が視える能力者。オカルト前提の事件の為、状況証拠だけで推理を進めるしかなく、一連の事件にどう理屈付けるかに焦点が当てられている。
とは言え初事件とあってその探偵ぶりはたどたどしく、怪異もあまり怖くない。何なら回想シーンの方が怖いくらい。
現状としては設定が活きているとは思えず、希薄なドラマ性、取ってつけたようなロジックが気になり、読後感はイマイチ。
今後に期待。 -
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