三津田信三のレビュー一覧

  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)

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    作家三部作の第二作目にあたる本作は、大きな作中作の中で、ミステリで言う所の問題編である短編を扱い、それを外側から(と言い切ってしまえないのがアレですが)解いていく、そこにメタ的要素も入ってきて…というなんとも入り組んだ構造になっています。
    前作が大きくホラーの側に傾いていたのに対し、本作は本格ミステリとしても十分満足のいくものになっています。
    収録されている7つの短編は、どれも幻想的なもので僕には堪りませんでした。
    お気に入りは幻想怪奇小説の雰囲気が存分に楽しめ、なおかつミステリとしての驚きもある「霧の館」でしょうか。
    時点は、「朱雀の化物」
    どういうトリックが使われているか見当はつくのだが、

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    2015年02月20日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)

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    ホラー+ミステリで、怖いのですよ怖いのですよヽ(〃Д〃)ノ
    上巻を読んでしまったら、もう下巻が気になって仕方なかったのです( ´¬`)
    こう言うのが読みたかったーー的なミステリもあって、やっぱり最終話が良いのですよね。
    こう、ワクワクが……( ´¬`)そこから探偵二人の幻惑な会話や最後のページとか、普段だったら躊躇してしまったかもだけどすんなり素直に読めたのです(* ´ェ` *)

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    2016年02月18日
  • 生霊の如き重るもの

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    いくつかの御話が掲載されているのですがいやはや、面白い。
    ぞっとする場面もいくつもあり、ドキドキしながら読みました。

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    2014年11月16日
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)

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    上巻で感じた違和感にしっかり説明を付けてくれた下巻でございました。スッキリ〜!(笑)

    【刀城言耶】シリーズ、【三津田信三】シリーズ共に、二転三転するラストの真相指摘が圧巻の三津田作品ですが、今作は作中作を絡め、いつにも増してメタメタな展開が楽しめます。こういうの、評価は別れるだろうけど、私は好きなのよね〜(笑)。

    ホラー、怪談、ミステリ、これらのジャンルを見事に融合させる手腕に唸り、最後の最後で【こちらを凝視してくる】「彼」の視線とその後の余白に、ただただ痺れました…。予想してたのにね。
    本当に、三津田先生の文章には読者を引き込む力を感じるなあ、とつくづく思いながら本を閉じたのでした。…お

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    2014年09月13日
  • 生霊の如き重るもの

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    言耶の学生時代ということで、若くていいですね(いろいろと)。どの収録作もミステリ成分多めで楽しい~。短編集ながら、解決編が例によって多重解決を叩き込みつつ、怪異的なオチも入って満足です。生霊と顔無がお気に入りかな。

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    2014年09月08日
  • 生霊の如き重るもの

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    夏に読むにはぴったりの雰囲気満点のミステリー。合理的な解決を提示しつつも、ホラーともなる読後感はさすが。

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    2014年08月01日
  • 生霊の如き重るもの

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    短編ながらクロ先輩の傍若無人エピソード炸裂w怪異より、こっちの図々しさの方がある意味震えるw
    各話一抹の謎を残したままの背中に走るヒヤリ感がたまらない。

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    2014年07月17日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    死相が見える主人公が、依頼人の死を回避するために死因を推理していくホラーミステリシリーズの第四作目。
    いつもながら超常的な要素にミステリ的解釈を絡めていくのがうまいです。真相解明はこれまでのシリーズの中でも、意外性も見せ方も一番ではないかと。
    今回は原因が呪術とほぼわかっているため、死相が出ている人々の関係性を探ることが中心になりミステリ要素が強めですね。この傾向は、物語の性質上仕方がないとは思うのですが、ホラー小説としては少し残念。
    主人公の成長と、新キャラ追加、そして敵役が表に出てくることで、話が盛り上がってきてますので、ホラー性はますます薄れそうかなぁと心配しつつ続きに期待してます。

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    2014年05月06日
  • 禍家

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    気持ち的には星3.5くらい。

    引っ越した家で次から次へと怪奇現象に襲われる
    恐怖体験を描いたホラーとしては十分怖かったけど
    ラストの展開含めてちょっと惜しいというか
    練りこまれてない感じがした。

    作者のほかの作品の出来を知ってるからこそ
    ハードルが上がってる部分もあるけど。

    森の屋敷神をもう少しうまく使えてれば。。

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    2014年04月28日
  • 蛇棺葬

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    ノベルス版を読んでいるので事実上二回目になりますが、結構な時間を取って作者自信が再編集しただけあって、かなり良くなっています。

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    2015年01月23日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ

    安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/と、何故か他人事で済まそうとするけど、勿論そうはいかない今日この頃です。


    長編ホラー小説・蛇棺葬の続編にして回答編である今作は、

    「今回は謎解きメインだろうから、前作に比べたらホラーの部分なんてきっと軽くいけるわ〜ε=ε=ε=┌( ^o^)┘うほほーい」

    と考えていた甘ちゃんな私の予想の遥か上をいってくれました

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    2014年02月25日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    蛇棺葬の続編。いやぁ、面白かった。全ての謎が解かれるわけでも、結局科学的には説明が付かないことも色々あるんだけど、面白い。最後は、そう来るかー、とやられた感があり。個人的には前半が特に怖かった。例のアレが忍び寄ってくるところの描写が堪らなく怖い。

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    2014年02月23日
  • 蛇棺葬

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    本屋で見かけて即購入。相変わらずこの方の書かれる話はゾワゾワと恐ろしくて素敵。ホラーなんだけど、どこかしらミステリの要素もあって面白く一気に読んでしまった。

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    2014年02月23日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    『蛇棺葬』を作中作とした続編。前作で積み残された伏線が回収されることで、さらなる恐怖が……。何気ない日常が徐々に怪異に侵食され、過去と現在、現実と幻想が入り乱れていく酩酊感に酔いしれる。508〜509ページなんて反則レベルの厭さだよ。

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    2014年02月07日
  • 蛇棺葬

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    全面改稿とのことでノベルス版より恐怖度が大幅アップ。ねっとりと纏わりつくかのような不気味さと怖さを演出する文体に酔いしれる。積み残された謎の”解決”を期待して続編『百蛇堂』へ ♪

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    2014年02月03日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    怖かった〜。本当に怖かった。夜、後ろを振り向けなくなった。ラストの結末の恐ろしさにブルブル震えた…。

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    2014年01月16日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    死相学探偵シリーズ3作目。
    冒頭の刑事・曲矢と俊一郎とのやり取りがすごく好きです。
    今回はホラーとミステリ半々といったところでしょうか。
    ラストの俊一郎による推理は三津田先生の刀城言耶シリーズを思い起こさせます。
    私は既刊の三作目の中でこれが一番好きですね。

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    2013年12月11日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    死相学探偵シリーズ2作目。
    主人公・俊一郎の性格が1作目よりやや丸くなっています。
    あと猫の僕にゃんや祖母の愛染様とのやり取りが笑えます。
    ホラー度は前作より増していて、特に四隅の魔の儀式の描写は流石だなぁと思いました。怖かった…

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    2013年12月11日
  • 蛇棺葬

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    ノベルス版も読んだのですが、
    ノベルス版から大幅に加筆修正されてて、どちらかというとホラーを全面に押し出している気がします。
    一回読んだことあるのにめっちゃ怖かった…
    次の『百蛇堂』もどのくらい変わっているのか楽しみ!

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    2013年12月11日
  • 密室の如き籠るもの

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    表題作「密室の如き籠るもの」、ええ!?っていう結末でした。ありかな。「迷家の如き動くもの」こういう話は大好きだな!トリックもなかなか楽しいし、迷家自体もひやっと怖くて面白いし。自ら進んで人助けをしに出る言耶は実は珍しいのでは?
    「隙魔の如き覗くもの」思わず微笑んでしまいますよねえ!時系列としては凶鳥〜のすぐあとですね?IN★POCKET掲載の年表参照しました。

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    2013年11月24日