三津田信三のレビュー一覧

  • 逢魔宿り

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    ネタバレ

    しまった、澤村伊智と続けて読むんじゃなかった。頭の中で話が混在してしまうじゃあないか。どちらも擬態語が怖いんです。ざっざっざっとか、ぺた、とか。もうやめて(笑)。

    5話独立した「モキュメンタリー」かと思ったら、5話目で全話をまとめてかかられたうえに、三津田信三の著作の中で私が最もおののいた「入らずの森」まで出てきたよ、と思ったらそれは宇佐美まことでしたね。あれは『ついてくるもの』の中の短編「八幡藪知らず」でした。

    嗚呼、どうしてホラー苦手なのにこんなに読んでしまうのか。インターフォン怖いがな。で、これ、モキュメンタリーですよね!? 実話ではないことを祈る。

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    2023年04月12日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    刀城言耶シリーズ第二弾。
    今回も内容はホラーとミステリーの融合作品ではありますが、密室空間における人間消失トリックがメインになっておりミステリー要素がやや強いです。
    最初の段階で密室トリックを予測できてましたが、迷想探偵である刀城言耶の叙述トリック?(実際は違います)によって自分自身も迷想の渦に巻き込まれてしまいました。
    結末を一言で言うならば「凶」、自分で予測していたことなのに真相を知ると余計に鳥肌が立つ作品でした。
    ただ、自分が読み飛ばしたのか分かりませんが、密室空間に置かれていたある「モノ」の消失の謎が残りモヤモヤしています(笑)。

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    2023年04月12日
  • 逢魔宿り

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    ネタバレ

    『逢魔宿り』とは言い得て妙のホラー短編集。
    基本パターンは今まで通りだが、読む度に新しい恐怖を味わわせてくれるから素晴らしい。
    個人的な最恐は、七緒の祖母と老野生家の因縁が気になって仕方ない「よびにくるもの」。老野生家訪問時の様子も自分が経験しているような臨場感と生々しさで終始トリハダ。
    7歳の息子と歳が近い男の子が主役の「お籠りの家」と子どもの絵がテーマの「予告絵」も落ち着かない怖さだった。
    「お籠もりの家」のおばあさんはどうなったんだろう…後を引く謎がまたいっそう自分を三津田氏ホラーの虜にさせる。

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    2023年04月07日
  • 逢魔宿り

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    ネタバレ

     最後の『遭魔宿り』でぞっ(-"-;A ...アセアセ

     ホラーはこうであってほしいという私の欲望は満たされましたので、満足です。
     面白かったですし♪

     家の構造。続く怪異がねぇ、民俗学ぽくてたまらなかったです。

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    2023年03月31日
  • 怪談のテープ起こし

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    死人のテープ起こし
    留守番の夜
    集まった四人
    屍と寝るな
    黄雨女
    すれちがうもの

    メタ好きにはたまらないメタホラー

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    2023年03月27日
  • 黒面の狐

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    満州の地の最高学府、建国大学を出自としながら敗戦のショックにより地方を放浪する物理波矢多。九州にて炭鉱夫になる道を選んだ彼の前に現れた合里光範。自身と重なる部分の多い合里を中心に物理は炭鉱内での交友を深めていく。しかし鉱山内での爆破事故を契機に炭鉱夫たちは恐怖に見舞われる。事故と同時に行われた密室殺人、そこには炭鉱関係者のおそれる黒い狐のお面の人物がいたという・・・。

     元々刀城言耶シリーズの一作として考案されたということで事件解決への流れは非常に似ている。終盤の三転四転する推理のインパクトは抜群です。そして終戦の時代背景と炭鉱という社会をミステリー内に取り入れた歴史ミステリとしても非常に興

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    2023年03月02日
  • 密室の如き籠るもの

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    刀城言耶シリーズ短編集第1弾!

    いや〜刀城言耶シリーズ好きにはたまらないだろっ! 四の五の言わずに読むぞーᐠ(°Д° )ᐟヨイショットー!!!!

    〜あらすじ〜

    旧家の猪丸(いまり)家に現れた記憶のない謎の女・葦子(よしこ)は、開かずの間だった蔵座敷(くらざしき)で“狐狗狸(こっくり)さん”を始める。だが、そこは当主・岩男(いわお)の前妻たちが死んだ場所だった。刀城言耶(とうじょうげんや)が訪れた日も“狐狗狸さん”が行なわれるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。表題作他、全4編を収録した“刀城言耶”シリーズ第1短編集

    ふっふっ……たまらない!たまらない!
    全4編とも読み応えがあ

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    2023年02月19日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    サンプルとしてとても良い試み

    今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。

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    2023年02月05日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    刀城言耶シリーズ第4弾!!

    山魔に会いに田舎に泊まろう!行ってきます!!

    行くぞーᐠ(°Д° )ᐟヨイショットー!!!!

    〜あらすじ〜

    忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。刀城言耶に送られてきた原稿には、山村の風習初戸(はど)の“成人参り”で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。「本格ミステリ・ベスト10」二〇〇九年版第一位に輝く「刀城言耶」シリーズ第四長編。(講談社文庫)


    “忌み山”を夜歩くと“山魔(やまんま)”が出る
    山中の怪屋からの一家消失、童唄に纏わる連続見立て殺人。
    『首無』に並び立つ“刀城言耶(

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    2023年01月19日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ第2弾。前作とは打って変わって孤島を舞台にしたクローズドサークル、とあらすじを読む限りそんなイメージでしたが、中盤から推理が始まったりと一筋縄ではいかない展開が続いて面白かったです。推理をしては否定してを繰り返すスタイルは好きです。途中の洞窟に入る場面は江戸川乱歩の「孤島の鬼」を思い出しました。オチは無理があるなあと思いましたが、人間関係がすっきりしている分前作よりも読みやすかったです。

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    2022年12月04日
  • 禍家

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    ネタバレ

    怪現象のところは、あまり良い印象じゃないけど、展開やサスペンスめいた感じは好きだ。小久保のおじいちゃんも、ギャップがいい。

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    2022年11月22日
  • 魔邸

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    いつもの三津田先生のゾクゾクする怖さは控えめだった分、ミステリとしては満足できる内容。確かに最後の1行まで気は抜けない。

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    2022年11月08日
  • 魔偶の如き齎すもの

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    シリーズの第3短編集。劈頭を飾る「妖服の如き切るもの」の凶器のトリックが面白かった。
    作中の早い段階から真相は読者の前にぶら下がっているが、それがあまりにも日常的な光景なのでことさら注意を引くことなくさらりと読み飛ばしてしまう。トリックそのものもユニークだし、その隠し方もうまい。
    その他の作品もどれも凝ったもので、コストパフォーマンスは高め。
    ただし、文庫版の表紙はまじまじと見てしまうと、ある作品の真相に気づいてしまう可能性があるので注意が必要か。

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    2022年09月19日
  • 子狐たちの災園

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    ネタバレ

    光文社文庫のも読んだのだけれど、加筆修正と図面付きということで購入。
    時間が経っていて犯人が誰だったか忘れていたため新しい気持ちで再読できた。
    子供の施設という閉鎖された世界での話はとても好物。
    6歳でこんなにしっかりした子供が…?と思ったけど、ちゃんと理由もあるんだね。
    最後の終わり方がまたホラーだった。

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    2022年09月19日
  • 赫衣の闇

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    ネタバレ

    面白かった。戦後の風俗が詳細に書かれていて、知識的にも興味深い本だった。赤迷宮の雑多でこの世とあの世の間のような神秘性があるのがワクワクした。

    今回はホラーとミステリーの割合がちょうど良くて私的にすごくよかった。三津田さんの本は結構ホラーと結構ミステリーのどちらかに寄ることが多いので、個人的に面白いかどうかはバランスによる。

    新市、アケヨ、伊崎巡査など。好みのなキャラクターが多かったな。こいつらがストーリーを明るくしてくれてる気がする。

    それにしても物理さんのお仕事シリーズ、とても好きです。

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    2022年08月31日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    トリックは非常に大胆だった!ホラーとミステリーの融合が絶妙でした。ひとつ残念なのは後半の推理やり直しはくどかった。ありとあらゆる論理的になりたつ推理をさせたかった、のでしょうか。それがなければ星は5つにしたと思います。第1作、2作目を読んで、これらは読みにくかったというか地形を活かしたものが多く、物語に入り込みにくかったけれども、今作は流れも良く読みやすかった。また、主人公のキャラも安定したように感じました。ただ、一般受けするようなライトさは出たけど、土俗感とホラーさは多少薄まった感じもしなくはない。最高傑作といわれる3作目を間違って飛ばしてしまったので、読んでみようと思ってます。

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    2022年08月16日
  • 生霊の如き重るもの

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    ★4.0
    密室の如き籠るもの未読なので初めて読んだ刀城言耶シリーズの短編、想像してた何倍も面白かった。謎の複雑さ・ストーリー・不気味さが比較的さっぱりしてる作品、長編にしてほしい生霊、ホラー感強めの顔無しもいっぺんに楽しめた。
    阿武隈川烏のキャラクターも長編より可愛らしく(可愛くはないがコミカルな感じで)読めて、長編作品を読み返したくなった。

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    2022年08月16日
  • おはしさま 連鎖する怪談

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    ネタバレ

    三津田さんの新作と聞いてみたら、まさかの海外の作家とのリレー小説。
    翻訳本が苦手だったのでかなり読むのに苦労しましたが、第四章で話の構造が分かり始めてからはスラスラ読めるようになりました。読んでいるときは第五章の展開が好きになれませんでしたが、あとがきを読んでリレー小説で苦労したことが分かると好きになれました。

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    2022年08月07日
  • 白魔の塔

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    今回の物理の仕事は灯台守。冒頭の灯台の歴史の話が面白かったです。そしてその後に続く灯台に至るまでの山道でのゾワゾワくるストーリー。古典的なコワサでナイスです。全体的には面白くないわけではないのですが、このストーリー、まず何が謎なのかがわかり辛い。殺人事件が起こるのかと思いきや、そんな事件が起こるわけでもなく。かなり期待していただけに少し残念。それでも最後は、あー、そう繋がるんだというところは、三津田作品らしくて良かったかな。

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    2022年08月07日
  • 誰かの家

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    湯治場の客、が一番好きでした!
    藁人形の言い伝えもすごく興味深かったです。誰かの家、は不思議な感覚が良かったです。また読み返したい。

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    2022年07月24日