三津田信三のレビュー一覧

  • 幽女の如き怨むもの

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    事件より怪異より、心を磨り減らしながら体を張る稼業の辛さに暗澹たる思い。
    時代を跨いで不可解な身投げが続くにつれ、第四部の刀城氏登場が待ちきれなくなってくる。
    秘めた伏線には感嘆。巡り会った大切なものを守るために…緋桜の時を越えたひたむきさに涙が滲む。日記であれ、愛してくれる人であれ、自分を見失わずにいられる存在と出会った彼女はひたすらに強かった。

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    2015年06月15日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    新書は既読。忌館として文庫本となったものを再読。あいかわらず、禍々しくてよい。国分寺はけっこう知った土地なので、本当に洋館があるんじゃないかと思ったことがある。この虚実が曖昧になる感覚は三津田氏の本でしか味わったことがない。

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    2015年06月13日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    前半は怖いですね。描写がうまくて、かなりイメージがわいて、ドキドキします。
    探偵が出てくる辺りからは、物語が、収束にむかっていくので、ドキドキ感は薄れます。前回同様、登場人物の少ないなかで、人が死にすぎて、犯人の特定が楽に?と思ったら、裏をかかれました。

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    2015年06月03日
  • 水魑の如き沈むもの

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    力作。毎度思うのですが三津田先生の作品、こういうおどろおどろしい村、そして一癖ありそうな登場人物達を創造する労力ってのが凄いと思います。その結果が、この作品にもあるような、前半の延々とした物語・民俗学的な背景(設定…)の説明部分なんでしょうな。伏線としてネタを散りばめる必要もあるのでしょうが、それ以上にこの前半に持ってくる雰囲気作りがね、毎回すごく好みです。
    今回、祖父江偲ちゃんも出ずっぱりで楽しかった。ラストの推理してはそれを崩すの二転三転も相変わらず健在。お腹いっぱいですw

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    2015年05月12日
  • 水魑の如き沈むもの

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    ネタバレ

    シリーズを重ねるごとに読みやすくなっている印象。
    刀城言耶シリーズに慣れたということでしょうか。

    今回も辛くやるせない真相だった。
    それでも、こいつだけは許せないという人物はちゃんと報いを受けたこと、とても穏やかな「その後」だったことが救いかな……

    刀城先生の民俗講義も楽しかったです。
    偲ちゃんでずっぱりで嬉しい。
    まじものが手元にないのが悔やまれる。

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    2015年04月30日
  • 生霊の如き重るもの

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    いくつかの御話が掲載されているのですがいやはや、面白い。
    ぞっとする場面もいくつもあり、ドキドキしながら読みました。

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    2014年11月16日
  • 生霊の如き重るもの

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    言耶の学生時代ということで、若くていいですね(いろいろと)。どの収録作もミステリ成分多めで楽しい~。短編集ながら、解決編が例によって多重解決を叩き込みつつ、怪異的なオチも入って満足です。生霊と顔無がお気に入りかな。

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    2014年09月08日
  • 生霊の如き重るもの

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    夏に読むにはぴったりの雰囲気満点のミステリー。合理的な解決を提示しつつも、ホラーともなる読後感はさすが。

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    2014年08月01日
  • 生霊の如き重るもの

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    短編ながらクロ先輩の傍若無人エピソード炸裂w怪異より、こっちの図々しさの方がある意味震えるw
    各話一抹の謎を残したままの背中に走るヒヤリ感がたまらない。

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    2014年07月17日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

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    死相が見える主人公が、依頼人の死を回避するために死因を推理していくホラーミステリシリーズの第四作目。
    いつもながら超常的な要素にミステリ的解釈を絡めていくのがうまいです。真相解明はこれまでのシリーズの中でも、意外性も見せ方も一番ではないかと。
    今回は原因が呪術とほぼわかっているため、死相が出ている人々の関係性を探ることが中心になりミステリ要素が強めですね。この傾向は、物語の性質上仕方がないとは思うのですが、ホラー小説としては少し残念。
    主人公の成長と、新キャラ追加、そして敵役が表に出てくることで、話が盛り上がってきてますので、ホラー性はますます薄れそうかなぁと心配しつつ続きに期待してます。

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    2014年05月06日
  • 禍家

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    気持ち的には星3.5くらい。

    引っ越した家で次から次へと怪奇現象に襲われる
    恐怖体験を描いたホラーとしては十分怖かったけど
    ラストの展開含めてちょっと惜しいというか
    練りこまれてない感じがした。

    作者のほかの作品の出来を知ってるからこそ
    ハードルが上がってる部分もあるけど。

    森の屋敷神をもう少しうまく使えてれば。。

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    2014年04月28日
  • 蛇棺葬

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    ノベルス版を読んでいるので事実上二回目になりますが、結構な時間を取って作者自信が再編集しただけあって、かなり良くなっています。

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    2015年01月23日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ

    安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/と、何故か他人事で済まそうとするけど、勿論そうはいかない今日この頃です。


    長編ホラー小説・蛇棺葬の続編にして回答編である今作は、

    「今回は謎解きメインだろうから、前作に比べたらホラーの部分なんてきっと軽くいけるわ〜ε=ε=ε=┌( ^o^)┘うほほーい」

    と考えていた甘ちゃんな私の予想の遥か上をいってくれました

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    2014年02月25日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    蛇棺葬の続編。いやぁ、面白かった。全ての謎が解かれるわけでも、結局科学的には説明が付かないことも色々あるんだけど、面白い。最後は、そう来るかー、とやられた感があり。個人的には前半が特に怖かった。例のアレが忍び寄ってくるところの描写が堪らなく怖い。

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    2014年02月23日
  • 蛇棺葬

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    本屋で見かけて即購入。相変わらずこの方の書かれる話はゾワゾワと恐ろしくて素敵。ホラーなんだけど、どこかしらミステリの要素もあって面白く一気に読んでしまった。

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    2014年02月23日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    『蛇棺葬』を作中作とした続編。前作で積み残された伏線が回収されることで、さらなる恐怖が……。何気ない日常が徐々に怪異に侵食され、過去と現在、現実と幻想が入り乱れていく酩酊感に酔いしれる。508〜509ページなんて反則レベルの厭さだよ。

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    2014年02月07日
  • 蛇棺葬

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    全面改稿とのことでノベルス版より恐怖度が大幅アップ。ねっとりと纏わりつくかのような不気味さと怖さを演出する文体に酔いしれる。積み残された謎の”解決”を期待して続編『百蛇堂』へ ♪

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    2014年02月03日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    怖かった〜。本当に怖かった。夜、後ろを振り向けなくなった。ラストの結末の恐ろしさにブルブル震えた…。

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    2014年01月16日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    死相学探偵シリーズ3作目。
    冒頭の刑事・曲矢と俊一郎とのやり取りがすごく好きです。
    今回はホラーとミステリ半々といったところでしょうか。
    ラストの俊一郎による推理は三津田先生の刀城言耶シリーズを思い起こさせます。
    私は既刊の三作目の中でこれが一番好きですね。

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    2013年12月11日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    死相学探偵シリーズ2作目。
    主人公・俊一郎の性格が1作目よりやや丸くなっています。
    あと猫の僕にゃんや祖母の愛染様とのやり取りが笑えます。
    ホラー度は前作より増していて、特に四隅の魔の儀式の描写は流石だなぁと思いました。怖かった…

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    2013年12月11日