三津田信三のレビュー一覧
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三津田信三お変わりなくの『如き』シリーズ第六段。
一年に二回くらい来る金田一耕助(と言うより山の中、閉ざされた未開の集落、伝承怪異)を求める心を絶妙に満たし続けてくれるこのシリーズ。
いつまでも続いてほしい。
今回は廓町のとある置屋が舞台。
閉ざされ感がないかと思ったらきちんと閉ざされ、その中で蔓延する怪異、伝承、不気味な隠語。
きちんとニーズを満たしてくれている。
謎解き自体は若干緩めではあるものの、最後に『緩めである理由』もきちんと記されていて好感度大幅アップ。
ガチガチのミステリではなく、人と人が織りなす美しかったり悲しかったり恐ろしかったりする柄と、そこにできた皺、そしてその皺に -
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刀城言耶シリーズ第5弾。
波美地方の5つの地域(神社)での、雨を降らしたり止ましたりする儀式を舞台に殺人事件が起こる。
みづち様を祭り沈深湖での儀式の最中に十数年前にりゅうじの息子のりゅう一が死亡。(その前に水分辰男が死亡)
そして刀城言耶が訪れている最中にりゅうじの二男りゅう三が死亡。
そして次々に宮司が殺されていく。
りゅうじは皆に知られぬように密かに、湖に沈める樽に生贄となる人間を入れていた。
さぎりの子供3人のうち長女の鶴子を生贄にするつもりだったのだが、次女の小夜子をりゅう三が仕切る儀式の最中に生贄とした。
辰男の死は事故であったようだが、りゅう一は生贄となった男が -
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死相が見える主人公が、依頼人の死を回避するために死因を推理していくホラーミステリシリーズの第四作目。
いつもながら超常的な要素にミステリ的解釈を絡めていくのがうまいです。真相解明はこれまでのシリーズの中でも、意外性も見せ方も一番ではないかと。
今回は原因が呪術とほぼわかっているため、死相が出ている人々の関係性を探ることが中心になりミステリ要素が強めですね。この傾向は、物語の性質上仕方がないとは思うのですが、ホラー小説としては少し残念。
主人公の成長と、新キャラ追加、そして敵役が表に出てくることで、話が盛り上がってきてますので、ホラー性はますます薄れそうかなぁと心配しつつ続きに期待してます。 -
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本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ
安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/と、何故か他人事で済まそうとするけど、勿論そうはいかない今日この頃です。
長編ホラー小説・蛇棺葬の続編にして回答編である今作は、
「今回は謎解きメインだろうから、前作に比べたらホラーの部分なんてきっと軽くいけるわ〜ε=ε=ε=┌( ^o^)┘うほほーい」
と考えていた甘ちゃんな私の予想の遥か上をいってくれました