三津田信三のレビュー一覧

  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    前作等と比べると、さほどホラー味は強くなかった。
    しかし、閉ざされた村に残る怪しい風習は忌まわしい雰囲気たっぷりで、
    さんざん散りばめた伏線を見事に回収するラストは
    シリーズナンバーワンの面白さだった。

    某宮司の胸糞の悪くなるクズっぷりもこの作品の大きな魅力。

    0
    2017年01月08日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <恐怖の表現>と題される猟奇的怪奇的なパーティーでの無差別連続殺人事件のあった<無辺館>に肝試しに入った4人のうち一人だけに死相が現れる。
    無差別連続殺人事件の関係者にも死相が認められ、第二の連続殺人の被害者候補の死を回避させられるか…。 
    猫の僕にゃん大活躍!
    曲矢の妹・亜弓登場

    0
    2015年12月26日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

    Posted by ブクログ

    ストーリーが進んでいくごとにどんどん怖くなる…
    作中作ともいえる前作『蛇棺葬』の原稿内容が主人公の現実に侵食してくる感じがたまらなく嫌だった…
    前作の謎が解明されても新たな謎と恐怖が生まれてどんどん身動きがとれなくなる感じ。
    後書き的な『蛇足』部分も短いながら破壊力は絶大だった。


    ところで同じ著者の死相学探偵シリーズでチラッと言及された消えた民俗学者も、あのあと何かあったんでしょうね…

    0
    2015年12月10日
  • 密室の如き籠るもの

    Posted by ブクログ

    短編集ながら相変わらずよく作りこまれている。コックリさんに関する解釈が色々あることには驚いた。「秘室の如き籠るもの」の結末も二転三転して飽きさせないようになっている。個人的には「迷家の如き動くもの」が一番楽しめた。

    0
    2015年12月09日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

    Posted by ブクログ

    呪術に関する『キーワード』がわりと早い段階でわかってしまった…なかなか気づかない弦矢くんにヤキモキしながらも楽しんで読めました(笑)

    0
    2015年12月03日
  • 幽女の如き怨むもの

    Posted by ブクログ

    三津田信三お変わりなくの『如き』シリーズ第六段。
    一年に二回くらい来る金田一耕助(と言うより山の中、閉ざされた未開の集落、伝承怪異)を求める心を絶妙に満たし続けてくれるこのシリーズ。
    いつまでも続いてほしい。

    今回は廓町のとある置屋が舞台。
    閉ざされ感がないかと思ったらきちんと閉ざされ、その中で蔓延する怪異、伝承、不気味な隠語。
    きちんとニーズを満たしてくれている。

    謎解き自体は若干緩めではあるものの、最後に『緩めである理由』もきちんと記されていて好感度大幅アップ。

    ガチガチのミステリではなく、人と人が織りなす美しかったり悲しかったり恐ろしかったりする柄と、そこにできた皺、そしてその皺に

    0
    2015年08月29日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ第5弾。

    波美地方の5つの地域(神社)での、雨を降らしたり止ましたりする儀式を舞台に殺人事件が起こる。

    みづち様を祭り沈深湖での儀式の最中に十数年前にりゅうじの息子のりゅう一が死亡。(その前に水分辰男が死亡)
    そして刀城言耶が訪れている最中にりゅうじの二男りゅう三が死亡。

    そして次々に宮司が殺されていく。




    りゅうじは皆に知られぬように密かに、湖に沈める樽に生贄となる人間を入れていた。

    さぎりの子供3人のうち長女の鶴子を生贄にするつもりだったのだが、次女の小夜子をりゅう三が仕切る儀式の最中に生贄とした。

    辰男の死は事故であったようだが、りゅう一は生贄となった男が

    0
    2015年06月30日
  • 幽女の如き怨むもの

    Posted by ブクログ

    事件より怪異より、心を磨り減らしながら体を張る稼業の辛さに暗澹たる思い。
    時代を跨いで不可解な身投げが続くにつれ、第四部の刀城氏登場が待ちきれなくなってくる。
    秘めた伏線には感嘆。巡り会った大切なものを守るために…緋桜の時を越えたひたむきさに涙が滲む。日記であれ、愛してくれる人であれ、自分を見失わずにいられる存在と出会った彼女はひたすらに強かった。

    0
    2015年06月15日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

    Posted by ブクログ

    新書は既読。忌館として文庫本となったものを再読。あいかわらず、禍々しくてよい。国分寺はけっこう知った土地なので、本当に洋館があるんじゃないかと思ったことがある。この虚実が曖昧になる感覚は三津田氏の本でしか味わったことがない。

    0
    2015年06月13日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

    Posted by ブクログ

    前半は怖いですね。描写がうまくて、かなりイメージがわいて、ドキドキします。
    探偵が出てくる辺りからは、物語が、収束にむかっていくので、ドキドキ感は薄れます。前回同様、登場人物の少ないなかで、人が死にすぎて、犯人の特定が楽に?と思ったら、裏をかかれました。

    0
    2015年06月03日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    力作。毎度思うのですが三津田先生の作品、こういうおどろおどろしい村、そして一癖ありそうな登場人物達を創造する労力ってのが凄いと思います。その結果が、この作品にもあるような、前半の延々とした物語・民俗学的な背景(設定…)の説明部分なんでしょうな。伏線としてネタを散りばめる必要もあるのでしょうが、それ以上にこの前半に持ってくる雰囲気作りがね、毎回すごく好みです。
    今回、祖父江偲ちゃんも出ずっぱりで楽しかった。ラストの推理してはそれを崩すの二転三転も相変わらず健在。お腹いっぱいですw

    0
    2015年05月12日
  • 水魑の如き沈むもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズを重ねるごとに読みやすくなっている印象。
    刀城言耶シリーズに慣れたということでしょうか。

    今回も辛くやるせない真相だった。
    それでも、こいつだけは許せないという人物はちゃんと報いを受けたこと、とても穏やかな「その後」だったことが救いかな……

    刀城先生の民俗講義も楽しかったです。
    偲ちゃんでずっぱりで嬉しい。
    まじものが手元にないのが悔やまれる。

    0
    2015年04月30日
  • 生霊の如き重るもの

    Posted by ブクログ

    いくつかの御話が掲載されているのですがいやはや、面白い。
    ぞっとする場面もいくつもあり、ドキドキしながら読みました。

    0
    2014年11月16日
  • 生霊の如き重るもの

    Posted by ブクログ

    言耶の学生時代ということで、若くていいですね(いろいろと)。どの収録作もミステリ成分多めで楽しい~。短編集ながら、解決編が例によって多重解決を叩き込みつつ、怪異的なオチも入って満足です。生霊と顔無がお気に入りかな。

    0
    2014年09月08日
  • 生霊の如き重るもの

    Posted by ブクログ

    夏に読むにはぴったりの雰囲気満点のミステリー。合理的な解決を提示しつつも、ホラーともなる読後感はさすが。

    0
    2014年08月01日
  • 生霊の如き重るもの

    Posted by ブクログ

    短編ながらクロ先輩の傍若無人エピソード炸裂w怪異より、こっちの図々しさの方がある意味震えるw
    各話一抹の謎を残したままの背中に走るヒヤリ感がたまらない。

    0
    2014年07月17日
  • 五骨の刃 死相学探偵4

    Posted by ブクログ

    死相が見える主人公が、依頼人の死を回避するために死因を推理していくホラーミステリシリーズの第四作目。
    いつもながら超常的な要素にミステリ的解釈を絡めていくのがうまいです。真相解明はこれまでのシリーズの中でも、意外性も見せ方も一番ではないかと。
    今回は原因が呪術とほぼわかっているため、死相が出ている人々の関係性を探ることが中心になりミステリ要素が強めですね。この傾向は、物語の性質上仕方がないとは思うのですが、ホラー小説としては少し残念。
    主人公の成長と、新キャラ追加、そして敵役が表に出てくることで、話が盛り上がってきてますので、ホラー性はますます薄れそうかなぁと心配しつつ続きに期待してます。

    0
    2014年05月06日
  • 禍家

    Posted by ブクログ

    気持ち的には星3.5くらい。

    引っ越した家で次から次へと怪奇現象に襲われる
    恐怖体験を描いたホラーとしては十分怖かったけど
    ラストの展開含めてちょっと惜しいというか
    練りこまれてない感じがした。

    作者のほかの作品の出来を知ってるからこそ
    ハードルが上がってる部分もあるけど。

    森の屋敷神をもう少しうまく使えてれば。。

    0
    2014年04月28日
  • 蛇棺葬

    Posted by ブクログ

    ノベルス版を読んでいるので事実上二回目になりますが、結構な時間を取って作者自信が再編集しただけあって、かなり良くなっています。

    0
    2015年01月23日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

    Posted by ブクログ

    本作を読破した後、お風呂に入ったら、案の定目をつむるのが怖くてシャンプーが目に入りまくりました<○><○>カッ

    安定の三津田作品です。夜中に1人で読まないほうがいいと分かっているのに、一度ハマるとやめられない止まらない。あーあ、また御不浄いけなくなるよ知らないよ〜\(^o^)/と、何故か他人事で済まそうとするけど、勿論そうはいかない今日この頃です。


    長編ホラー小説・蛇棺葬の続編にして回答編である今作は、

    「今回は謎解きメインだろうから、前作に比べたらホラーの部分なんてきっと軽くいけるわ〜ε=ε=ε=┌( ^o^)┘うほほーい」

    と考えていた甘ちゃんな私の予想の遥か上をいってくれました

    0
    2014年02月25日