【感想・ネタバレ】厭魅の如き憑くもののレビュー

あらすじ

戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続! 神々櫛(かがぐし)村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シリーズ3作目が名作と聞き、読み始めた刀城言耶シリーズ。

結構な文量と登場人物、地名、民俗学的な描写に何度も漢字の読み方や相関関係、位置関係などを読み返しながら読み進めた。
何度も挫折しそうになったが、最後に二転三転する推理、「さいごに」の章での伏線回収は見事でした。

それぞれの視点から物語が無理なく進んでいくのも面白い。

なにより、これは心霊現象であってほしくないな、、というのを見事にかわしながらホラーとミステリーを融合させた点が素晴らしい。

次作も早く読みたい。

0
2023年09月26日

Posted by ブクログ

刀城言耶シリーズ第一弾。
山深い村にある神々櫛村の憑き物信仰のある旧家で巻き起こった連続怪死事件。犯人は人間か?厭魅か?
いやーこれは凄かった。
私を含むほとんどの読者は伏線にすら気付かず犯人を決めつけさせようと、読者の視点を欺くのが上手いなーと感心しました。
伏線だけではなく、探偵役の言耶がまた迷想探偵と名付けたくなるほど迷想していて、解決編に至っては、口を開けば、なるほど…え?違うの?の連続でちょっと笑ってしまいつつ、案の消去法で犯人を暴いていく様子に他のミステリー小説にはない面白さがありました。
最後に、民俗学に知識が全くない人(私もそうです)は内容の理解に苦しむ部分もあり読む手が進まず、しかも分厚いこともあって読みにくさが勝るかもしれませんが、読み終える頃にはいつかまた読み直したいと思える作品でした。

0
2023年03月21日

Posted by ブクログ

ホラーとミステリーが融合した作品で傑作。本格ミステリの論理的な謎解きとホラーの恐怖・怪奇描写を両方フルに楽しむことができる。最後の解決編で名探偵・刀城言耶の複数回にわたって繰り出される推理はどれもなるほどと感じてしまう。しかし、最後にどんでん返しが。散りばめられた伏線の回収が美しい。ホラー、ミステリどちらかが好きならば、必読の書。600ページ超えの鈍器本だが、意外とサクサク読める。

0
2022年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと読んで見たかったけど、本屋さんで見かけないのと、見つけても分厚さからなかなか手に取りにくかった本シリーズ、ようやく読むことができました。
ずっと刀城言耶の視点で物語が進行すると思ってましたので、様々な人の視点が順番に切り替わっていくことに若干戸惑いましたが、物語に入り込んでしまうとあまり気にならなくなって、逆に面白いなって思うようになっていました。
ラストの解決編で一発でビシッと犯人を当てないで、そこで推理をしていくのが新鮮で面白かったです。
早く次の話を読みたいと思います。

0
2022年09月10日

Posted by ブクログ

おもしろいっ!!!!

魅力的な要素が沢山詰まったホラーミステリー。

閉鎖された村
対立する一族
宗教
不気味な言い伝え
背筋がゾワッとする文章
怪死事件
衝撃のラスト

こんなの間違いないに決まってるっ(*´﹃`*)

戦後の昭和、神々櫛村に存在する2つの旧家、
憑き物筋の谺呀治家と、非憑き物筋の神櫛家。
この村には昔から神隠しや奇妙な言い伝えが存在する。
怪奇作家の刀城言耶は、村に纏わる奇怪な言い伝えや憑き物落としについて調べるため現地を訪れるも、謎の怪死事件が起きてしまう。

まず1番に、ホラーなんです。
私、ホラー大好きなんです。
夥しい血やグロテスクな殺戮魔も好きなんですが、これは後ろを振り向くのが怖くなる鳥肌ホラーです。
神々櫛村の地形やいびつな道筋で、何かが見え隠れしたりしなかったり…
逢魔が刻から人気がなくなり、しーんと静まり返った道の前方に女の子が…
あの世界観…!((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ

そして、ちゃんとミステリーなんです!!!
ここです!わたしが惚れたトコ!

大抵、この手のホラー映画って、ラストは霊媒師や霊能力者が大決戦してお祓いして終わりません?
これ、違うんです。
ちゃんとミステリーなんです。
そこが魅力なんです!

これ以上は申しませんが、私の中でTOP10に入れたい作品です^ ^
今まで出会えなかったなんて…。
危ないところだった…ふぅ。

0
2022年04月12日

Posted by ブクログ

人々のひととなりを思わせる描写がとても良いです。物語の中に、引き込まれていきます。一連の出来事は、犯人が居る殺人事件なのか、はたまた忌霊の仕業なのか。。最後の最後まで、ハラハラします!

0
2022年03月24日

Posted by ブクログ

三津田信三さんが好きで、ずっと気になってた人気シリーズ刀城言耶(とうじょうげんや)第一作目!

寂れた村で起こる怪異事件を軸に物語が続きますが、途中途中で本物の怪異に出会ったりとホラー感もあり、読み応えがあって面白かったです。
なんとなく横溝正史っぽいかな?と思いました。

0
2024年02月16日

Posted by ブクログ

個人的に、事件が起きるまでが長過ぎる作品は苦手なのですが、この本はそれが苦痛ではなく、独特の世界観にドキドキしながら、手が止まる事なく読み進められました。そのお陰で難しい名称や人間関係も、事件が起こるころには把握出来るようになってました。
謎解き部分も文句なくおもしろかったです!

0
2024年01月05日

Posted by ブクログ

怪奇ミステリー。感覚的には、金田一と浅見シリーズを足して2で割ったような…
主人公の怪異作家が、そういう現象を求めて行った先で起こった事件を小説として残すという体のお話。
ホラー感はあまりないけど、夜1人で読むのはちょっと嫌かな〜位の怖さがある。それを金田一+浅見光彦っぽい主人公が少し中和してくれる感じ。
火サス好きの自分には読み易く面白かった。

0
2023年12月10日

Posted by ブクログ

刀城言耶シリーズ一作目。
怪奇ホラーとミステリの良いところを組み合わせた、一度に二度おいしい作品。
前半は憑き物や山神、厭魅などといった怪異が全面に押し出され、殺人事件が起きた以降は本格ミステリになっていくのだけど、ホラーの面白さとミステリの面白さがどちらも全く負けてなく、丁度良く融合されており、楽しめました。
そして最後に明かされる真相は圧巻の一言!
今までの全ての描写が伏線と言っても過言では無く、ラストで明かされる怒涛の伏線回収は凄いとしか言えない(ただそのせいでちと文章が読みづらかったり、状況を文面から把握しづらかったりするのが玉に瑕)
三津田信三さんの書籍はホラー全振りの作品しか読んだことなかったので、ミステリはどうなのだろうと思ってましたが、そんな事は全くの杞憂でした。
次回作も既に購入しているので、いつか読みます٩( ᐛ )و

0
2023年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巫女の家系がみんな「サギリ」という名前なことに最初は混乱したが、漢字の違いで人物像が頭に入ってきた頃から物語もぐんぐん面白くなってきた。特殊な状況下にある舞台・神々櫛村や因縁を持った地主の旧家、人々の信仰が混ざり合って起こる悲しい事件ではあるが、読んでいてワクワクが止まらない。
京極夏彦の百鬼夜行シリーズと横溝正史の金田一耕助シリーズがチラチラ頭によぎる。ミステリーとホラーの匙加減がちょうど良く、最後まで飽きずに読み進められた。
事件の話はとても不気味だったが、小話的に挟まれるみんなの恐怖体験が息を潜める恐ろしさだった。それと棺の中に生きた子どもがいると判明するシーン。
終盤の主人公の推理は真面目に読んでいたので村人たちと同様に素直に信じてしまった。説を変えていくのがちょっと面白い。
最後はちゃんと「本物」の存在を仄めかしてくれるのが良かった。

0
2023年06月23日

Posted by ブクログ

ホラーとミステリを掛け合わせた作品。類似するものとして、京極夏彦作品が思い浮かべられる。両作品の違いを楽しむのも一興かもしれない。

・内容について
主人公含めた複数の視点から描かれる、世界観や登場人物たちの心情、そして、事件の有り様が読んでいて、引き込まれる。
ホラーで怖いはずなのに、なぜか離れられない。そんな怖いもの見たさが、この作品にはあると感じた。

しかし、1つ苦労したのは、舞台となる地形や登場人物の家系図の把握。これらを1回で理解するのは難しく、何度も単行本冒頭に添えられていた地図と家系図を見返す必要があった。

0
2023年06月20日

Posted by ブクログ

前半から後半までずっとゾクゾクする怖さがあり、とても面白いホラーミステリー。刀城言耶が結構ヤバいキャラクターで魅了される…はず。

0
2023年04月03日

Posted by ブクログ

はじめてのホラー×ミステリ。
正直ホラーは得意でないので、おそるおそる読みましたが、全然平気でした。


村の人物関係や伝承、憑き物など理解するのになかなか苦労しましたが(多分読み終わった今でも完全には理解できてません)それらの苦労が吹き飛ぶほど解決編が良かったです。


まさかあんなところにああ言う形で伏線が張られていたなんて、全然気づけなかったです。




0
2022年10月28日

Posted by ブクログ

下馬評のとおり、ホラーとミステリーのいいとこ取り感がある。しばらくは地図と系図にしおりを挟んで何往復もすることになったが、後半は一気に読める。
いわゆる謎解きの場面で、刀城言耶は別に名探偵ではないので、「この人が仕組んだことなのかも…」というハズレ推理を複数回繰り返すところがあるが、その部分を読んでいるときのワクワク感ときたら。ここまで緻密に(重層的に)仕込んであったのか!という興奮は一入でした。

0
2022年10月10日

Posted by ブクログ

シリーズ最高と噂の『首無~』を読んで、好みだったので、第1作にチャレンジ。

ホラーとミステリの融合にゾクゾクするやら、ワクワクするやらでした。

まずもって表紙から怖いですからね。

横溝正史の金田一耕助シリーズが大好きなので、はまりそうだなーとは思って読み始めましたが、見事にはまりましたね。

因習と怪異に満ちた村、その村で対立する有力者の二家、顔を隠した怪しげな登場人物、不可解な死体の状況、金田一耕助を思わせる名探偵。
面白いに決まってますね!

解説でも述べられてますが、戦後間もない日本が舞台だとしてもあまりにも異常な村の風習(双子の女の子の名前とか冒頭の憑き物祓いとかね)がホラー味を増して、非常に良いですね。

作品によってホラーとミステリ成分の割合が変わるらしいので色々読んでみたいです。

とりあえずしばらくは夜道を一人で歩きたくないです。

0
2022年09月06日

Posted by ブクログ

★4.0
ホラーと本格ミステリの融合と聞いていたものの、読んでる最中は「これどうやって本格ミステリ要素入れるんだ…」と思うほどオカルト的な村の雰囲気と現象の数々で不安だった。なのに、刀城の解決シーンはまさに本格派で圧巻でした。

小説の雰囲気としては、タイトルを一見した印象よりは怖く無かった。思ったよりおどろおどろしくなく、不気味ではあるけど意外と読めるなあという感じ。
ただ、読み終わったあと2日は悪夢にうなされました。 

0
2022年06月02日

Posted by ブクログ

世界観と村の構造、風習、歴史など、深みがある分複雑でとても読みにくい。
それもこれもストーリーを楽しむために必要なのでちゃんと読もう。
その先に感動(?)が待っている。

0
2022年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巻頭に地図、家系図が載っており、設定がとても作り込まれている。
山や川、分かれ道まで細かく描かれていたり、村の因習の歴史、秘密を探っていったり、この世界観は好きなのだが、やはりどうしても説明過多になってしまっているのは否めない。

民俗学の知識はやはり本書を書くのにある程度は必要だろうし、それは全然嫌ではないのだが、物語としてのリズムが悪くなっている。
だからどうしても没入感がないし、読むのが疲れてしまう。

密室殺人の解決はやや拍子抜けではあるが、
「神の視点」というトリックや、村中にあるカカシ様の中に潜んでいたという真相には驚愕。
解決編の神霊の人格説や黒子聯太郎説も面白い。
(例えば白い指などの)伏線や構成も非常に技術が高く、前述した欠点以外は素晴らしかった。

0
2021年12月19日

Posted by ブクログ

ホラーミステリー
終戦後の因習に閉ざされた山村のせいか、金田一耕助の世界観…。
種明かしではフーンとなったけれど、文章からはあまり感じられず。
土着の民俗学的な観点から見た話は興味深かった。
作者が2001年から活動と知り、昭和の雰囲気を文章化する筆力に脱帽。21世紀に、この世界観に浸れるのは驚嘆。

0
2024年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー小説のような前半の時点では、非常にワクワクしながら読み進めた。
が、結末はしっくりこなかったかな。。。

確かに、神の視点の記述、といった点は面白い(とはいえ、難易度高すぎ)が、
諸々の舞台装置※が「作り物感」ありすぎて、ややチープな映画を観ているような感覚になった。
※村の入り組んだ構造、過去の言い伝え、等

特に、和尚が急に蛇だなんだと語り始めたときには、ややシラケてしまいました。

あとは、とにかく長い。。。

0
2024年02月15日

Posted by ブクログ

所々詳細に過ぎる説明や、著者のドヤ顔が浮かぶ解決篇などあまり肌に合わない。オチもイマイチ納得できないが、怪異が迫り来る恐怖描写はさすが。

0
2024年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【購入本】三津田 信三先生の本を読むのはこれが初。“ホラー小説”と銘打ってあるものの、そこまでの怖さは感じなかった。想像力不足か?(笑) まぁ、刀城言耶の二転三転する解説に目が回ったのは確かである。小霧といい、カカシ様といい、まだ不明瞭な点はあるものの、十分楽しめる作品であったと思う。次作以降は....自分の気が持つようなら、トライしてみるつもりだ。

0
2023年09月10日

Posted by ブクログ

金田一耕助シリーズと似ている小説を探して読み出した。ホラー要素が強いミステリー?怪異が実在する場合ミステリーは成立するのか?

0
2023年08月05日

Posted by ブクログ

恐怖も藝術も全ては解釈次第。
私は自らの脳をもっともっと練磨し、多種多様な解釈を実現したい。ただ、そうしていつか手に入れた脳と暮らせるのはあとどのくらいなのか。
時が惜しい。

0
2023年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
登録前

堅苦しい文章の割に俗っぽくてコメディちっく。
取っ付き難いな……と思ったのは地名とか風俗的な描写かな……
京極夏彦と金田一耕助を足して2で割って現代風にした感じ?

ストーリーは読んでしまえば面白かったしシリアスな文体の割に多少コミカルなシーンがあるのもシリーズ物だからだと思えば。

0
2023年05月24日

Posted by ブクログ

ホラーだと思って読み始め、これはどういう話なのか迷うこと多々。多くの登場人物と聞き慣れない用語や読み難い地名に先を阻まれながらも、なんとか600ページを読み終えた。まさになんとか、という気持ちだった。その分、勿論設定が細かく、現実味が満ちている中に出てくる怪異のようなものは民俗的宗教的な怖さがある。そしてオチには呆然とした。

0
2023年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 初の三津田作品。横溝正史や京極夏彦の後に続く人、というイメージで期待は大きかったが、正直なところ期待したほど盛り上がれなかった。

 「ホラーと本格ミステリの融合」を目指した作品、とのことだが、語り口はホラーよりは本格ミステリで割と見かけるスタイル。饒舌な語り手が、人の行動や物事の状態ひとつひとつに理由付けをし、過剰なくらい説明を差し挟み、というあの文体、個人的に「本格」をあまり好きになれない理由の一つだ。

 女系家族がストーリーの中心なのに女性キャラの存在感が薄いのも気になった。特に嵯霧は多くの重要な登場人物(全被害者、容疑者、真犯人)と絡み得るポジションにいるし、悲恋の物語の主人公で、娘を失った母で、夫を殺された妻でもあるのに、作中で出代は少ないし同情もあまりされない。だがここまで不幸だともう、木村多江の顔しか浮かばない。もし本作が映像化されたら、建男と嵯霧の妙遠寺密会は、陰影に満ちた、情感たっぷりの濡れ場の映像がガッツリ盛り込まれるだろう。

 そう言った点で、ホラーと本格ミステリの要素だけでなく、濡れ場や愁嘆場やユーモア等も取り込んだ総合的なエンターテインメント性があったらもっと良かったなぁ、と(贅沢言い過ぎ?京極堂はありますよね?)。

 ただ、憑き物筋が憑き物落としを行い、双子が巫女と憑座を務める、という不思議な両義性を持つ世界観には魅了されたし、結末も見事なものだった。

 横溝正史へのオマージュ的要素が多数見られるのも愉しめた。以下は自分が気づいたもの。

●二大勢力の対立(悪魔の手毬唄)
●民間伝承(悪魔の手毬唄)
●遺体に装飾的に添えられた物(悪魔の手毬唄)
●座敷牢の住人(獄門島)
●殺害される婦女暴行加害者(女王蜂)
●女性に仕える男性の付き人(犬神家の一族)
●顔を隠した人物(犬神家の一族)
●出生の秘密(犬神家の一族)

…まだあるかな。

 最後にどうでもいい話。本作を読んで、めちゃくちゃ久しぶりに「エクリチュールの優位性」という言葉を思い出した。以上。

0
2022年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この頃は事件の謎を列挙するスタイルじゃなかったのね

死んだと思ったら実は生きてた
この人とこの人が同一人物
みたいな睨み方をしていると別方向からパンチが飛んでくる

読んでてパッと思いついた2パターンの内の1つが真相として解釈されている
全ての説明がつく訳ではなくモヤッとした終わり方をするのは好き

0
2022年07月11日

Posted by ブクログ

不気味な雰囲気が漂う因習にとらわれた村で、次々に起こる事件。
舞台設定上仕方ないと思うが、村についての説明や登場人物の複雑な血縁関係などが繰り返し話に出てきてなかなか事態が進展しないところが難点。我慢して読めば、終盤になりようやく推理が活発になり楽しめる。

0
2022年02月24日

「小説」ランキング