【感想・ネタバレ】六人の笛吹き鬼のレビュー

あらすじ

笛が鳴っている。
名前を呼ばれている。
逃げないと、
化物がやって来る……。


公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。
だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。
数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇る――。


禍々しい信仰が残る地で続く、奇っ怪な事件。

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平成「的」ホラー

(読まなくてもわかるけれど、読んでおいたほうがいいという意味で)
事実上の前作だった「七人の鬼ごっこ」が、昭和という時代に少年時代
を過ごした主人公の物語だったのに対して、本作の主人公は平成に少女
自体を生きており、この点が割と作品全体を見ても対照的なのが面白い
所。

猟奇的な事件でありながら、前作には昭和的な闇、本作には平成的な
冷淡さを感じる。

これが必ずしも、昭和の美化とはなってないのが興味深い。

#深い #怖い #ダーク

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

シリーズ前作「7人の鬼ごっこ」を読んでからの方が、本作に登場する垂麻様についてよく理解できる気がする。不可解な謎ばかりで、すごい期待してしまった分、解決はあっさりだったかな。

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2024年10月12日

Posted by ブクログ

三津田さんらしい、ホラーテイストでジワジワ来る怖さがありながらミステリとしての解決がちゃんとあり、満足出来る作品でした。

2861冊
今年89冊目

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

公園で「笛吹き鬼」をしてあそぶ6人の少女。その最中に突如として神隠しのように一人が消える。そしてその後もまた一人。

いやおもしろかったです。いつもながらホラーとミステリの割合というか塩梅が絶妙です。明らかにオカルトめいた部分はなんだかんだ説明がついて、ほんのちょっと残されるホラー要素。いいですね。まあミステリ部分の真相がちょっと「そんなにうまくいくか?」と思わなくもなかったですが、そこは筆致の力みたいなものでカバーできていたような。

でもこれ前作的なものがあったんですね。読んでいて気付いた。そっち読んでなかったー。別に話につながりがあるわけでもないようなので楽しみに読みたいと思います。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

七人の鬼ごっこの続編だった!
だれま様と垂麻家の詳細が気になる!
前回が七人てわ今回が六人なので次回は五人っぽいな〜早く続編が読みたい!!

最初はスロースタートでなかなか進まなかったけど途中から一気読み!
全く怖くはなかった。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっさり読めるスッキリホラー。ホラーと見せかけ、ミステリー展開で犯人解明。でも、ラジオおばさんの娘とか達磨さんのこととか、風呂敷広げてそのままな部分もある。次作あたりで回収されるのかな?

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思ったより怖くなかった。
ずっと超常現象的なものが起こるのかと思って読んでいたけど、人が起こした事件だった。
当事者の子供達にとっては摩訶不思議な出来事だったけど、大人目線で見ると全く違った見方ができるんだなって思ってすごく面白かった。

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作「七人の鬼ごっこ」の続編。ただし、まだ続きがあるような内容というか、いろいろ伏線を残したまま中途半端に終わった感じだった。前作同様、垂麻家の達磨信仰の謎はそのまま残ったままだし、京子の母親の存在も謎だし、砂渡奈永の娘の貴奈子は行方不明のままだし、一番引っかかったのはラジオ小母さんの娘の件。三十三年前に行方不明になった娘の仁美が人知れず2階で生息していたのは何故。いろいろと中途半端に終わった感があるので、是非とも垂麻家の達磨信仰の謎を速水と聖衣子で解決してほしい。そのためにもシリーズ化希望。

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2025年11月24日

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ホラー風味のミステリだからそれほど怖いものは出てこないが擬音の使い方がうまい。したっ、したっ、と人間が歩いてくるだけなのに怖い。

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2025年04月27日

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ネタバレ

「七人の鬼ごっこ」がすごく面白かったので続編のこちらも読んでみた。
公園で「笛吹き鬼」というかくれんぼのような遊びをしていた小学生の女の子6人。
おかしな笛の音がして、1人行方不明になってしまう。そのあとも行方不明になる子が出て…
事件の当事者でホラー作家になった背教聖衣子が事件を調べていくうちまたおかしなことが起きはじめる。
前作よりは失速した印象があるけど、相変わらず面白かった。ホラーだけではなくミステリーの要素が大きいので読みやすい。
前作の主人公、速水さんが出てきたのでおっ!となった。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前回と同じような感じ。
垂麻家が関わっているようないないような…。
不思議な感覚はあるものの、直接手を下すのは人間…。
今回の犯人はこの6人のうちの1人だとは思わなかった。
次は垂麻家の話に切り込んで欲しい。

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2025年02月24日

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公園で〈笛吹き鬼〉をして遊んでいた少女たちの一人が笛の音と共に消えた。そしてまた一人…
数年後、当事者の少女の一人が作家となって事件を調べ始めるとともに〈笛吹き鬼〉が蘇る。
笛吹き男を絡めた不気味な雰囲気はさすがだと思うが、著者の他シリーズに比べると色々と大雑把な印象。
『七人の鬼ごっこ』を先に読んだ方がよかったらしい。

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2025年02月08日

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子供が考えた笛を吹いて遊ぶ隠れんぼ

そのうち二人が行方不明そして一人が未遂となり誘拐されかけた

大人になりホラー作家となった京子は子供時代に起こった事件を題材に小説を書こうと思い情報を集め始める

そしてわかった事実

初めは呪いなどが関係しているのかも思ったが違った

互いの想いや守りたいと思ったもの

時に親子や友人関係などは壊れる

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2025年01月29日

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ホラーと言っても三津田さんにしては怖くなかった。ちょっと不気味だったりしてゾクゾク。ミステリーとしてはモヤモヤ感が残る。やはりどことなく超常現象的な力が働いているのでは?って思わせる。だれま様の謎は…

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2024年12月02日

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『七人の鬼ごっこ』と同じ摩館市が舞台のホラーミステリー。
六人の少女たちが笛吹き公園で隠れんぼをしていたが、そのうちの1人が行方不明になってしまう。
数日後さらにもう1人が不可解な状況で姿を消してしまう。その場に居合わせていた奈永も夕暮れの公園で何者かに襲われかける。

大人になりホラー作家『背教聖衣子』として活躍する京子も当時の六人組の一人で、二人の行方不明事件についての取材を始める。

まだら男、だれま様信仰、笛吹き鬼などオカルト要素も多いけどミステリーとして行方不明事件を解明している。ただホラーな要素は残されたままで幕引きになっているからモヤモヤは残る…

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『七人の鬼ごっこ』の姉妹本。
ホラーの雰囲気たっぷりのミステリ。超常現象もあるし、底流にあるのは「だれま様信仰」なので、気持ちの悪さが拭えない。
が、事件自体は人間が起こしているので、雰囲気にのまれなければ、論理的に解ける…… 自分は雰囲気にのまれたが。

人が死にすぎて辛い。まさに「寝た子を起こし」てしまった事件。

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かくれんぼの最中の失踪、大人になってからその時の子供達が殺害される、など、ホラー&ミステリー好きとしてはそそられる内容でした。
ですが全体的にモヤモヤというか、ちょっと無理がないですか?と感じる部分が多く、読み終わってもスッキリしないかなぁ。
子供を攫うと一言でいっても、赤ちゃんでもない子供をどうやってカートなどに押し込んで連れて行けるのか。暴れるでしょ。
ラジオおばさんちの二階にいたの誰?とか、列の真ん中にいた子供が消えるのとか、そういう所は怪異のせいなら何でもアリになるなぁとか。
読み手の勝手な期待なんですけど、ちょっと残念。
でも決してつまらないわけではなく、面白く読みました!三津田さん、逢魔が時って言葉好きよね。

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2024年10月23日

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