あらすじ
笛が鳴っている。
名前を呼ばれている。
逃げないと、
化物がやって来る……。
公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。
だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。
数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇る――。
禍々しい信仰が残る地で続く、奇っ怪な事件。
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Posted by ブクログ
七人の鬼ごっこの続編だった!
だれま様と垂麻家の詳細が気になる!
前回が七人てわ今回が六人なので次回は五人っぽいな〜早く続編が読みたい!!
最初はスロースタートでなかなか進まなかったけど途中から一気読み!
全く怖くはなかった。
Posted by ブクログ
あっさり読めるスッキリホラー。ホラーと見せかけ、ミステリー展開で犯人解明。でも、ラジオおばさんの娘とか達磨さんのこととか、風呂敷広げてそのままな部分もある。次作あたりで回収されるのかな?
Posted by ブクログ
思ったより怖くなかった。
ずっと超常現象的なものが起こるのかと思って読んでいたけど、人が起こした事件だった。
当事者の子供達にとっては摩訶不思議な出来事だったけど、大人目線で見ると全く違った見方ができるんだなって思ってすごく面白かった。
Posted by ブクログ
前作「七人の鬼ごっこ」の続編。ただし、まだ続きがあるような内容というか、いろいろ伏線を残したまま中途半端に終わった感じだった。前作同様、垂麻家の達磨信仰の謎はそのまま残ったままだし、京子の母親の存在も謎だし、砂渡奈永の娘の貴奈子は行方不明のままだし、一番引っかかったのはラジオ小母さんの娘の件。三十三年前に行方不明になった娘の仁美が人知れず2階で生息していたのは何故。いろいろと中途半端に終わった感があるので、是非とも垂麻家の達磨信仰の謎を速水と聖衣子で解決してほしい。そのためにもシリーズ化希望。
Posted by ブクログ
「七人の鬼ごっこ」がすごく面白かったので続編のこちらも読んでみた。
公園で「笛吹き鬼」というかくれんぼのような遊びをしていた小学生の女の子6人。
おかしな笛の音がして、1人行方不明になってしまう。そのあとも行方不明になる子が出て…
事件の当事者でホラー作家になった背教聖衣子が事件を調べていくうちまたおかしなことが起きはじめる。
前作よりは失速した印象があるけど、相変わらず面白かった。ホラーだけではなくミステリーの要素が大きいので読みやすい。
前作の主人公、速水さんが出てきたのでおっ!となった。
Posted by ブクログ
前回と同じような感じ。
垂麻家が関わっているようないないような…。
不思議な感覚はあるものの、直接手を下すのは人間…。
今回の犯人はこの6人のうちの1人だとは思わなかった。
次は垂麻家の話に切り込んで欲しい。
Posted by ブクログ
『七人の鬼ごっこ』の姉妹本。
ホラーの雰囲気たっぷりのミステリ。超常現象もあるし、底流にあるのは「だれま様信仰」なので、気持ちの悪さが拭えない。
が、事件自体は人間が起こしているので、雰囲気にのまれなければ、論理的に解ける…… 自分は雰囲気にのまれたが。
人が死にすぎて辛い。まさに「寝た子を起こし」てしまった事件。
Posted by ブクログ
かくれんぼの最中の失踪、大人になってからその時の子供達が殺害される、など、ホラー&ミステリー好きとしてはそそられる内容でした。
ですが全体的にモヤモヤというか、ちょっと無理がないですか?と感じる部分が多く、読み終わってもスッキリしないかなぁ。
子供を攫うと一言でいっても、赤ちゃんでもない子供をどうやってカートなどに押し込んで連れて行けるのか。暴れるでしょ。
ラジオおばさんちの二階にいたの誰?とか、列の真ん中にいた子供が消えるのとか、そういう所は怪異のせいなら何でもアリになるなぁとか。
読み手の勝手な期待なんですけど、ちょっと残念。
でも決してつまらないわけではなく、面白く読みました!三津田さん、逢魔が時って言葉好きよね。