みみそぎ
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みみそぎ

880円 (税込)

4pt

3.3

作家・三津田信三のもとに、旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが持ち込まれる。ノートに綴られていたのは、怪奇を愛した三間坂の祖父・萬蔵が記したと思われる怪異の記録だった。読むことで障りがあるかもしれないと思いつつノートに目を通した三津田は戦慄した――その理由は、本書を読んで確かめてみてほしい。本書には萬蔵のノートの一部と、読後に起きた出来事がまとめられている。今回は残念ながら、先行作品のごとく「終章」における謎解きも解釈も一切ない。「この一冊が、先生最後の著作になる。そういう懼れに私はいま囚われています」と、三間坂は震撼している。もしかしたらそうかもしれない。もちろん途中で止める自由が読者にはある。

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  • のぞきめ
    836円 (税込)
    禁じられた廃村に紛れ込み恐怖の体験をしたあげく、次々怪異に襲われる若者たち。そこは「弔い村」の異名をもち「のぞきめ」という化物の伝承が残る、曰くつきの村だった──。ミステリとホラーの絶妙な融合!
  • みみそぎ
    880円 (税込)
    作家・三津田信三のもとに、旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが持ち込まれる。ノートに綴られていたのは、怪奇を愛した三間坂の祖父・萬蔵が記したと思われる怪異の記録だった。読むことで障りがあるかもしれないと思いつつノートに目を通した三津田は戦慄した――その理由は、本書を読んで確かめてみてほしい。本書には萬蔵のノートの一部と、読後に起きた出来事がまとめられている。今回は残念ながら、先行作品のごとく「終章」における謎解きも解釈も一切ない。「この一冊が、先生最後の著作になる。そういう懼れに私はいま囚われています」と、三間坂は震撼している。もしかしたらそうかもしれない。もちろん途中で止める自由が読者にはある。

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みみそぎ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    メタのメタな怪談ミステリー。
    怖いし面白い。だけどね…語り部が変わるたびに字体が変わるのが読みづらすぎて…何度投げ捨てそうになったか。
    演出としてはわかるんだけど同じ頁で字体が変わるのは老眼虐めなのよ。せっかく面白いのにそこが残念だった。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    この作品には様々な怪異が記録されたノートが作中作の様な形で書かれており、読み進めるごとに違和感が膨れ上がっていく。
    この膨れ上がる違和感を含め、中盤までは面白く読めたが…
    面白い趣向だとは思うが短編でも良いんじゃないかと感じてしまった。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    それで、それで…と先を急ぐのだけれど、話が次々に変わるというか、広がっていくというか。
    結局肝心な部分がわからないまま進んでいく。
    未読だが、『牛の首』もこんな感じ?
    読み終える直前、急に周りの物音が気になって…

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    大好きな三津田さん。平気さ♪と思いながら夜中に家で読んでいたらやっぱり怖くなり、出かけるときに電車の中で読むことに。

    いくつもの字体が使われている理由を知ったときはなるほどと納得。しかし通常の字体より洩れなく小さく変わるから、いつもの三津田さんほどはポンポン先へ進めない。

    最後まで読めばアナタに

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    作家・三津田信三のもとに届いたのは、古びた一冊のノート。それは、旧知の編集者の祖父が蒐集した怪異の記録だった。
    三津田は内容の異様さに戦慄し、読む者に障りがある事を危惧するが……。

    入れ子、あるいは無限ループのような構造の不思議なホラー小説。
    語り手によってフォントも語り口も変わる怪奇譚を次々と呼

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    だんだんと物語に惹き込まれ、不気味な恐さと三津田信三先生らしさと何とも言えない恐怖を残し読みえてしまった

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めて何度「怖っわ~」と呟いたことだろう。
    怪談の中で別の誰かがまた別の怪談を語り出し、怪談が新たな怪談で次々塗り替えられていく怪談のループはよりディープな闇へ闇へ誘われているようで終始トリハダが止まらない。
    作者の既刊ともちょこちょこ連動させながら進む趣向にもゾクゾクさせられっぱなしで、自身も

    0
    2025年01月09日

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