あらすじ
こっちは、えいくん。
そっちは、ゆうじゅん。
あっちは、さーや。
じゃあ……あれは、誰?
自殺しようとしたえいくん――多門英介を襲い、連続殺人をはじめた《鬼》は誰?
瓢箪山の達磨神社。桜の木の下で遊んだ子供時代の仲間が次々殺されていく。その一人でホラーミステリ作家となった速水晃一は神社を訪れ、あの日、記憶に封じた忌まわしい《鬼》と、連続殺人犯を推理するが……。
〈解説〉若林 踏
感情タグBEST3
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面白かったです。
ホラーとミステリでおすすめです。
だるまの中身は誘拐された子供たちなのかなと思ったけど、話の中では明かされなかったです。
Posted by ブクログ
六人で遊んだ記憶に突如現れる不可思議な七人目の存在、旧友達を狙った連続殺人、謎の七人目=犯人である『鬼』の正体に電話越しに聞こえる子供の声という不気味さと謎が合わさったホラーミステリーで、ホラー要素が控えめな反面緻密に練られた犯行と意外性抜群の犯人、悲しい動機などミステリーの面白さが詰まっていた。
Posted by ブクログ
一つ一つの要素が上手く組み上げられ物語として綺麗に構築されているホラーミステリ小説。同作家の他作品(刀条言弥シリーズ)を読む前の入門書的なイメージを抱いた。というのも、作家お得意のどんでん返しが控えめだし意外性も少ない、そしてホラー要素やオカルト知識も控えめだからである。刀条言弥シリーズ好きからしたら物足りなく感じはするが、ホラーミステリ作家として有名なこの作家の作品を味わってみたい初心者には是非オススメしたい。評価は4にしてるが、正直3.5くらい。
Posted by ブクログ
ホラー要素はほぼ皆無。
ミステリーとしては最高だけど、何処となく終わりがスッキリしない。
とある一族に関しては、もっと掘り下げても良かったんじゃないかと、思ってしまう。
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最初から最後まで程よくゾクゾクして読めた!
犯人も、人なのか人ならざるものなのか…どんどん読め進めていった。
犯人も意外な人で、満足な1冊だった。
Posted by ブクログ
何となく書店で手に取った、言い方は失礼になってしまいますが、特に何も期待していなかった1冊です。
が、わりと最初の方からのめり込んでページを捲る手が止まりませんでした。
各章のボリュームが少なく、また時系列に沿ってストーリーが進んでいき、過去の出来事もしっかり今の視点で過去を振り返ってる文章だったため、読みやすかったんだと思います。
続編もあるようなので、こちらはしっかり期待して待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ
この不気味なフレーズ
だるま、神社、幼い頃の遊び
一人、二人、三人……
一人多い??
あれは誰?
七人目は誰なのか?
次々起こる事件。
とても興味のひかれるフレーズや構成で
不気味なホラー要素もあり、
でもちゃんと現実として解決していくミステリー。
すごくおもしろかった!
達磨にはまだまだ謎があるように思う。
達磨の中身が気になる…
続編も読みたい!
Posted by ブクログ
子供の頃に達磨神社で遊んでいたメンバーが、大人になってから順番に殺害されていく。
読んでいくうちに、殺される理由が見えてくるが、子供の頃なら仕方ないのではって思ってしまった。
結末はモヤモヤした感じで、続編があるのでは?と匂わせる部分がある。
続編出たら読む・・・かもしれない。
Posted by ブクログ
「だれまさんが殺した」という不気味なフレーズに怖さとゾワゾワ感が増し、犯人は意外な人物だったが、お堂の中の達磨が本当に人間の仕業だけなのか疑問に持たせる結末・・・。童謡と昔の遊びを結びつけているのも不気味で怖い。
Posted by ブクログ
「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」生命の電話にかかってきた自殺志願者からの一本の電話。福祉センターの職員は電話主を保護に向かい襲われた痕跡を見つける。その後、電話主の多門英介が電話をかけた小学校時代の友人達が次々に殺されていく。多門の友人でホラーミステリー作家となった速水晃一は調べ始めるが、小学校時代の出来事が関係あるようで…。
ホラー要素は薄め。30年の時を超えて、閉じ込めてしまった記憶、忘れてしまっていた出来事がよみがえる。子供って怖いと思ったこと忘れることあるから、本当にありそうといえばありそう。表紙の印象とタイトルからホラーっぽいのかなと思ったけれど、わりとちゃんとミステリーものだった印象。