恒川光太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マヤ文明をモデルにした冒険ファンタジー。一つの大きな国が周辺諸国の反乱によって、少しずつ滅びていく様子が描かれる。
マヤ文明と聞いても具体的な雰囲気があまり想像できず、物語に入っていけるのか若干心配だったが、登場人物たちの口調が軽く、そこら辺にいそうな感じでしゃべっているのでさらっと読めた。
戦争してるので血生臭い描写が多いのだが、宗教儀式である生贄のシーンは生きたまま心臓を取り出したり、『石仮面』とか出てきちゃいそうだな(こっちはアステカ文明だったか)と思いながら読んでいた。
腐敗した政治や形骸化した慣習に対して疑問を抱き、それを覆すために戦うという普遍的なテーマは結構好きで、これまで読んで -
Posted by ブクログ
ネタバレ全てに共通してるのは解釈の自由を残す終わり方
全部ある程度思考の余地があって面白かったけど、1番迷宮のオルネラが好きだった
生い立ちからはありえないほどに主人公が合理的に公平に物事を観察及び断罪してた
ただそれは感情が乏しいから機械的にできたことではなくて、内なる暴力性に、義父と重なってしまうこと、元カノに釘を刺されたこと、義父の本妻の娘の漫画に感化されたこと、などなどと人との繋がりと記憶を元に抗った末の合理的判断だった
なによりも自分の経験と重なるからか、義父が母を殺したあと、主人公が屋根の上でのシーンが印象に残っている
まだ暑い炎天下、義父の叫び声と競うような蝉の声に凪いでいる風
日常