恒川光太郎のレビュー一覧

  • 滅びの園

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    自分はどちらだろうか考えながら読みました。
    未曾有の危機に陥った世界の中で、救う力を持った人たち、その危機を無意識に起こしてしまった人。
    世界中が滅ぶと聞いても、自分にとっての世界が別にあるのなら、どうなってもいいと思うのかもしれない。そう思わせたのは周りであり、彼自身なのかもしれない。
    人を救うために行動に移せる人たちも、人と同じ姿をした何かを殺すのは普通の神経では出来ないはずで。
    正しさって何だろうと最後に思わされます。みんなにとって幸せの定義も悪の定義も違う限り、ぶつかるのは必然で、わかりやすい大義名分をつけて、どっちを優先するか、ということになるのでしょうか。

    やり切れないラストです

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    2026年02月01日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」という同じ書き出し始まるアンソロジー。1作につき5ページ程度なのでサクッと読めて、作風も全然違うので飽きなかった。
    たくさんの作家さんが参加しているため、ページをめくりながら宝探しをしているようで楽しかった。
    アンソロジーなので当然だが、「とにかく何でも読んでみたい」「多様性を楽しみたい」人向け。
    好みの話だけ大量に読みたい人には少し物足りないかもしれない。

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    2026年01月18日
  • 秋の牢獄

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    最初の話は本当に楽しめたけど、2つ目の話は好みじゃなくて、最後の話は特にいいとも悪いとも思わなかった。

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    2026年01月14日
  • 白昼夢の森の少女

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    壮大で幻想的なめくるめく世界が淡々と語られる恒川作品ばかり読みたい人にとっては、収録作品のいくつかはオチがないという点で肩透かしを喰らわされるものかもしれない。私は他人が見たとりとめのない悪夢の話を聞いたりするのが好きなので、そういうのが好きな人には楽しめるかもしれない。
    いずれにせよ表題作は、他の作品のファンであればきっと気にいると思います。

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    2026年01月05日
  • 化物園

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    恒川光太郎は失敗の作家である。
    ↑暴言! 大暴言!
    失礼ながらそう思った。

    しかし「失敗作を生み出す」ではなく、「失敗した作家」でもない。

    ホラーが好きなのだろう。
    SFも好きなのだろう。
    しかし、ことごとく「失敗」しているように見受けられる。
    作品からは恐怖ではなく、知的興奮でもない何かがじわりと滲み出してしまう。

    これは勝手な想像だが、当人もそれに薄々気づいているのではないだろうか。
    真っ直ぐ走らせてるつもりが、なぜか気がつくと曲がってしまうような感覚。
    そんなふうに読むと今作の初めの三作は苦労の跡が見受けられる。
    ぶつっと切れてしまう。
    まるで作者が勝手に曲がってしまう自身の癖を抑

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    2026年01月03日
  • 白昼夢の森の少女

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    ネタバレ

    表題の「白昼夢の森の少女」がよかった。現実では人間が植物に取り込まれたと、大変なことになっているのに、当の本人たちはどこか他人事のようで、自分と距離を置いて話していて、どこかふわふわしている。他の緑人と意識が繋がっており、1/1人はなく1/数千人の意識だからなのかと思うが、不思議な雰囲気。
    「焼け野原コンティニュー」も印象に残る。プラズマドラゴンにより焼け野原になった世界で、主人公は記憶を失い甦る。当てもなく歩く中で出会う人、見たものから記憶を少しずつ思い出すが、また命を失い「コンティニュー」となる。なぜ記憶を失い甦るのか、これはいつまで続くのか、読み終わった後に虚しさが残る。

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    2026年01月03日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」
    からはじまる25編
    いろんな方の燃えるがありおもしろい
    他にも同じ一文から始めるシリーズがあるみたいなので読んでみたい

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    2026年01月03日
  • それはそれはよく燃えた

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    『黒猫を飼い始めた』
    『嘘をついたのは、初めてだった』
    『これが最後の仕事になる』
    『だから捨ててと言ったのに』
    『新しい法律ができた』に続くシリーズ第六弾。

    会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」のSS企画の作品を加筆修正したもの。

    今回のお題は「それはそれはよく燃えた」の1行から始まる物語。

    1行目は同じでもその後の展開は千差万別だが、今回は特に不穏な作品が多かった。

    印象に残ったのは
    「家族を守るためだった/宮西真冬」
    「燃えろ恋ごころ/米澤穂信」
    「やなやつを燃やす遊び/黒澤いづみ」
    「ファンの鑑/秋吉理香子」

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    2026年01月01日
  • それはそれはよく燃えた

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    作品紹介・あらすじ

    書物、人形、恋ごころ。人の噂も燃え盛る。炎ゆらめく25編!
    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』『新しい法律ができた』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第六弾!

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第6弾とのこと。第1~5弾までは未読。とりあえず最新作から読んでみようと思い手に取った。
    最初の一文は必ず「それはそれはよく燃えた」で

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    2026年01月02日
  • 夜市

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    ネタバレ

    ホラー耐性エケチャンでも読めるホラーとしておすすめいただいて読んだ!
    ホラーというより幻想小説っぽくて読みやすかった。表題よりは「風の古道」の方が好きだったけど、どっちも和風ファンタジーっぽくて読める読める〜と思ってたら全然オチ辛くてわたし意外とハピエンを求めるタイプだったんだなと知った。たまたまだけど夏に読んだのは正解だった。

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    2026年05月05日
  • スタープレイヤー

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    ☆2.5 女性なろう系、ただしファンタジー
     何でも願ひを叶へられる――ただし10個まで。
     ファンタジーの皮をかぶってゐるものの、はじめから有利な条件で無双する、異世界チートものと設定が変らないやうにも思へる。

     主人公は最初、その願ひを私利私欲のために費やしてしまふが、むしろ読み味はそこではない。読者がストーリー上の架空世界の地図をえがいて楽しむのが本筋だらう。

     なんとなれば、作者の恒川光太郎がはじめてファンタジーにあたり、自由に空想したのをそのまま書いたやうな、都合の良さが見え隠れしてゐる。さういぢわるして言ふこともできる。幽とかフルムメアとかね。
     ちなみに恒川さんは村上春樹の『

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    2025年12月30日
  • 金色機械

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    日本推理作家協会賞受賞作ということで、ミステリーだとばかり思ってたら、結局SF時代小説?といった肩透かしが少々。

    物語の構成や文章力は申し分ないのだけど、ページの間から常に「孤独と絶望」立ち登っているかのようで、やるせない。

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    2025年12月19日
  • 滅びの園

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    SFってそんなに読まないんだけど、結構楽しかった。
    プーニーがもし地球に降り立ったら私はどういう立場の人間になるのだろう?耐性が低すぎてあっという間に死ぬのか、耐性が高くて人助けをしていくのか、それともその世界に飲み込まれるのか…。

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    2025年10月31日
  • スタープレイヤー

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    あまり読んでこなかったファンタジーだけど、こちらは読みやすかった。

    もしも自分だったら、どんな願い事をするだろう…

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    2025年10月27日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊の方と比べると直接的怖さが少なめだった。ちょっとネット怪談的なものもあったりだけど子供にはちょうどいいのかな。

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    2025年09月28日
  • 秋の牢獄

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    ホラーというよりファンタジー。
    読みやすくあっという間に読み終わったけれど、感情移入や共感はあまりできなくて、怖さもあまり感じないので、ホラー苦手という人にもおすすめ。
    ファンタジー要素があるからこそ、やっぱり一番怖いのは人間なのだなと思った。

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    2025年09月20日
  • 白昼夢の森の少女

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    (星2.5)読み返す価値があるなと思ったのは「焼け野原コンテニュー」「白昼夢の森の少女」「 夕闇地蔵」 くらい。最近恒川光太郎が全然面白くなくて懐疑の目を向けているので、1度「夜市」「草祭」を読み返して本当に自分が恒川光太郎が好きなのか、自分の感覚が学生時代と変わってしまったのか、恒川光太郎の作風が変わってしまったのか確かめる必要があるなと思っている。(化物園を読んだのですが面白かったです)

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    2025年09月08日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

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    2025年08月18日
  • 白昼夢の森の少女

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    恒川光太郎さんの本を読むのは2冊目。
    どことなく不思議で独特な世界観のホラー短編集。
    世にも奇妙な物語のをなんとなく連想させるような雰囲気。

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    2025年08月10日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

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    2025年08月08日