恒川光太郎のレビュー一覧

  • 金色の獣、彼方に向かう

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     時代を超え跳梁する獣とそれに惑う人々の姿を描いた作品を4編収録した短編集

     昨年読んだ『竜が最後に帰る場所』で恒川さんの作風が少し変わってきたような印象を受けたのですが、解説によるとそれは意図的だそうですね。

     異界を作品の舞台としてきて恒川さんですが、今作も舞台は現実の世界。そこに一匹の不思議な鼬がはいることでそうした現実世界が恒川ワールドに変貌します。

     一話目の「異神千也」は元寇の時代が舞台。現実、それも過去の時代が舞台というだけで恒川さんの作風が変わったなあ、という印象を受けるのですが、
    作品を読み終えた時に残る冷やかさは他の恒川作品と共通するものがあると思いますし、
    人や時代

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    2014年11月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    不思議な力を持つ存在をテーマにした4本の作品集。

    ホラー感は期待の半分くらいでしたが、さらっと読めて楽しめました

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    2014年11月15日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    なんとなく輪郭は綺麗に纏まって出来ていたと思う。
    ただ、個人的に一番気になっていた、やまひめの心がどうにも掴みきれずに終わってしまったため、それが悲しい。

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    2014年07月02日
  • 南の子供が夜いくところ

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    傑作『夜市』から続いてきた異郷を舞台にした作品群から一転。伝説、民話、神話、怪談という民族心理に根付いた寓話を一つの舞台で語られる短編集として構成、展開しようとした恒川光太郎の意欲作。
    絶望の淵からの再生と復活をテーマに7つの話が語られてゆく。表題の『南の子供が夜いくところ』は、この短編集のプロローグ的な話であり、主人公のタカシ少年と大呪術師ユナが南洋に浮かぶトロンバス島との関わり合いと、この島にまつわる奇談で読者を現代、過去、異界へ縦横無尽に駆け巡る異世界へと誘う構成と飽きることなく一気に読ませる「技」は見事。日本人の深層心理にある「南国望郷論」に基づくユートピア「トロンバス」。大自然の不思

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    2015年11月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    風の古道の世界観を引き継ぎながらの新しい世界観が新鮮で良かったです。伏線の消化をしきらないままヤングサンデーの休刊に伴い打ち切り…それでも大まかなストーリーを一冊に纏めて一応の完結とした手腕は凄いと思います。

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    2011年09月13日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    完結!
    ヤングサンデー休刊ということで・・・休刊にならなかったらもっと続いていたんだろうなー
    惜しい作品です。

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    2010年10月03日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    2008-11(20-28)
    『夜市』が原作のコミックス。
    原作の世界観が気に入ったので、コミックスも読んでみました。
    確かに夜市なんだけれど、別のお話っぽいかなぁ。
    いいところで終わってしまったので、2巻も読みたいな。

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    2009年10月07日
  • 幽民奇聞

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    鬼なのか、物の怪か、山の民か、謎の組織なのか?
    古来から日本に徘徊する「キ」をめぐる不思議な物語。天狗や、狒狒も相まって、異世界と現生が絡まりあう、お得意の恒川ワールド!
    日本ならではの、というか恒川光太郎ならではのジメジメ、ざわっとしたミステリー。
    民俗学の本を読んでいるような感じさえした。
    イッキ読み。

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    2026年04月07日
  • 夜市

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    現実と異世界が入り混じったホラーで、なんだか昔話を読んでいる様な気分でした!
    2つの短編集でしたが、どちらも先が気になる展開ですぐに読み終わりました。

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    2026年04月02日
  • 夜市

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    ホラー文庫だけど、おどろおどろしいホラーというわけではなく、この世界の裏側にあるような異世界に迷い込むお話2篇。ファンタジーよりかも。

    事象そのものよりも、それによって表面化される心情の揺らぎが少し怖い。同じ立場ならどうなるのか、色々考えちゃいます。



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    2026年03月30日
  • ジャガー・ワールド

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    アステカ文明、マヤ文明と世界不思議発見を観た時しか思いを寄せていなかったものがテーマになっていたので、素直にワクワクしながら読めました。
    反面、登場人物が多いのか、それぞれの物語が浅く感じられたのが少し残念。

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    2026年03月22日
  • 化物園

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    垣川さんの作品は3.4作(アンソロジーを入れたら5.6作品ほどか)読んでいる。
    「夜市」はとても好きだった。
    今作はあまり好きではなかった。
    もっとオカルト色を期待してしまっていたせいか、ファンタジー色が強くて苦戦。
    作品がつまらないという訳ではなく、自分がSFホラーが苦手になってしまったのだと思う。
    それは今だけかもしれないが。
    また何年か寝かせて思い出したら読んでみようと思う。

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    2026年03月20日
  • 月夜の島渡り

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    これまでの著者の作品で南国が舞台になることは何度かあったが、今作の舞台は著者が移住した「沖縄」ということでファンとしてはついにきたかという感じでした笑

    日本国内でも独特な歴史背景や文化、時間と風の流れを持つ沖縄の今と昔に著者の魔法がかかったような作品でした。

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    2026年03月18日
  • 南の子供が夜いくところ

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    南の島を舞台に、時を超えて緩やかに繋がる七つの不思議な物語。

    南の島の長閑さや異国情緒と、幻想的な雰囲気の調和が、これまでとは違った新たな魅力になっていると思います。

    全体的にファンタジーの要素が強い印象ですが、端々から感じる不気味さが、それぞれの物語の妖しさを際立たせているようでした。

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    2026年03月14日
  • それはそれはよく燃えた

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    メフィストに掲載されている短編集。冒頭はすべて、それはそれはよく燃えた…で始まる。アンソロジーは、どうしても好みの作品と、それほどでも…な作品が出てきちゃうよねー。

    で、やっぱり穂信が別格で好き。可愛らしい恋の炎が燃えた話しだと思ったのに…ね?そうそう、そうだよねーって。
    歌野晶午の作品もよかった。葉桜…早く読まなくちゃ。

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    2026年03月13日
  • それはそれはよく燃えた

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    いろんなものが燃えてたなぁ笑
    「比翼」はなかなかショッキングだったけど、一緒に棺に入れるんじゃダメだったかいな…私ならそうしてる…

    皆川博子節はさすが

    ただ短編はやっぱちょっとアッサリしてて好みじゃないかもー

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    2026年03月12日
  • ジャガー・ワールド

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    古代マヤ、インカ、アステカ的な世界を舞台にしたファンタジー。怪物とか魔法使いとかは出てこないので、仮想の世界でありながら、幅広く受け入れ易い設定となっていると思う。
    複数のメイン登場人物がいるので、後半ちょっと散漫になった感はあるけど、会話が多めなので、600ページ超えの分厚さに関わらず、サラッと読めてしまう。

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    2026年03月11日
  • ジャガー・ワールド

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    マヤ文明の物語を読むのは初めてで新鮮でした。現代とは違う当時の価値観や考え方が色濃く伝わってきて面白い。

    群像劇のように物語が進んでいく。スレイが主人公か?と思っていたけど、最後まで読んだ印象ではフォストザマの生き様が一番グッときたかな。逃げたくても簡単には逃げられない、責任を果たそうとする姿が現代にも繋がって共感。

    鈍器本でしたが、読みやすかったです。実のところ、逆にアッサリ目に感じてしまいました。もう少し、誰かに的を絞ってじっくり描写してくれる方が好みだったかも。

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    2026年03月08日
  • ジャガー・ワールド

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    マヤ文明をモデルにした冒険ファンタジー。一つの大きな国が周辺諸国の反乱によって、少しずつ滅びていく様子が描かれる。
    マヤ文明と聞いても具体的な雰囲気があまり想像できず、物語に入っていけるのか若干心配だったが、登場人物たちの口調が軽く、そこら辺にいそうな感じでしゃべっているのでさらっと読めた。
    戦争してるので血生臭い描写が多いのだが、宗教儀式である生贄のシーンは生きたまま心臓を取り出したり、『石仮面』とか出てきちゃいそうだな(こっちはアステカ文明だったか)と思いながら読んでいた。
    腐敗した政治や形骸化した慣習に対して疑問を抱き、それを覆すために戦うという普遍的なテーマは結構好きで、これまで読んで

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    2026年03月08日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    最初は物語が繋がっているような繋がっていないような、登場人物も時代も全然違う短編が続きます。
    え?なんの話が始まったんだ?と戸惑うのですが、読み進めるにつれて徐々に前の話で登場した人物や世界が繋がっていき、えー!ここであれと繋がるんだ!という驚きと喜びが増していきます。
    読み返し必須。
    異世界ものでも転生ものでもない、もっと壮大な時間軸と世界観の話。

    恒川さんの作品は「夜市」「ジャガーワルド」に続いて3作目ですが、2作にくらべるとちょっと世界観に入り込みにくかった。

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    2026年03月07日