恒川光太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近大好きになった恒川先生の1作目ということで読むのを楽しみにしていた作品です!
ホラーで賞を取ったようですが、ホラーというか不思議なお話。昔夜市に迷い込んだ兄弟の兄が商品と引き換えに弟を出してしまい、取り返しに行くという…そこで出会った老紳士が実は…という…。老紳士が!というのは途中できがついたのですが、結局元凶のお兄ちゃんは夜市に残るし弟は見た目おじいちゃんだし…果たして現世で幸せになることは出来たんでしょうか…?むちゃくちゃタフな弟くんですが、親は信じるのかな…?が気になってしまう感じでした。
もう1つ目の話も不思議なお話、どちらかと言えばこちらの方が好きなお話でした。途中で知り合う古道 -
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Posted by ブクログ
ホラーということなので、少し身構えていたけどそこまでホラーでもなかった。
小学生の時、階段シリーズ?を確か読んでその時に本当に怖くて、トラウマ並みに怯えそれ以来ホラーは読めなくなってしまったのだがどうやら私は大人になり耐性がついたらしい。歳をとると感覚が鈍るのかなぁ。
そんな事よりも、本作品がどことなく美しく、余韻が少し残るような終わり方が印象的だった。
「怖い絵」の作者さんが確か仰られていた事だけど、
「美と恐怖は相性が良い」と。
なるほど確かに本作品も同じ類だなぁとふと思った。
夜市、古道どちらも結構気に入った。
両編に共通しているのは、人間界に居た二人の登場人物のうち片方は必ず抜け -
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Posted by ブクログ
ダーク寄り、余韻はあっさりめの恒川ワールド短編集。
「死神と旅する女」は、読んだことがある作品でした。刀を手に幻のような旅と、殺し。好きだったやつです。どこで読んだんだろう…アンソロジーかな…
「十二月の悪魔」が、主人公も読者も突き放すようなストーリーで新鮮でした。
「カイムルとラートリー」は、短い中に人の一生の儚さを感じる、恒川先生らしいなと思う作品。ずっと味わっていたい。
それにしてもラートリーが片思いしていた相手に別れを告げるシーン、そこら辺の少女漫画(例えです)の100倍切なくって、悶えた。あの短い台詞で彼女の長年の生活や心の内を想像できてしまう…すごい…恋というより、自分の中の柔ら -