恒川光太郎のレビュー一覧

  • スタープレイヤー

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    あんまりファンタジーはすすんで読まないけど、これは面白かった。読んでいて疲れないしとても読みやすい。久しぶりにワクワク出来た。星5に近い。
    他の作品も読んでみたい。

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    2022年09月27日
  • 白昼夢の森の少女

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    作者独特の夢みてるようなフワフワ感が味わえる短編集。恒川作品を読んでる人にはBonus Trackみたいな本…かな?テーマが統一されてる訳では無いのでバラエティパックみたいな?私は楽しめました。

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    2022年09月18日
  • 夜市

    購入済み

    夜市、お勧めです。

    夜市を人から勧められて、久しぶりに本を読もうと思って本屋に行ったら、取り寄せと言われたので、ブックライブで購入して読みました。サクサク読めて、面白さに引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。ミステリーではあるんでしょうが、童話ぽっいような、人間味溢れる所もあり不思議な世界の話しで、今どきの異世界漫画のような情景が読みとれて凄く面白かったです。
    また、同じ作家の他の作品を読んでみたいと思いました。

    #ダーク #深い

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    2022年09月02日
  • 竜が最後に帰る場所

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    恒川光太郎氏の書く本を読めば読むほどにはまっていく。
    5編からなる短編集だが、後半の作品にいくにつれてどんどんと引き込まれていった。

    夜行の冬、鸚鵡幻想曲、ゴロンドの3編は特に面白かった。

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    2022年08月28日
  • 白昼夢の森の少女

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    恒川光太郎さんらしい、夢の中にいるような不思議な感覚をもたらしてくれる作品集。

    ファンタジーにも関わらず、どの物語も誰かの体験談を聞いているようで、リアリティがあるのが流石だと思った。短編とは思えないくらい満足感のある一冊。

    「焼け野原コンティニュー」「銀の船」が特に好き。

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    2022年08月26日
  • 竜が最後に帰る場所

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    久々に読んだ恒川さんの本。
    最近途中挫折することが多いので、絶対面白くて読み切れるもの、と思い選んだ。
    間違いなし!
    やっぱり面白い。1話目は普通目だけど、2話目からは恒川さんワールド。

    先が読めないし、人の心の描き方が絶妙!
    少し怖くてどこか妖しく美しい感じ。
    ダークなファンタジーにハマってしまう。
    オルネラは心の動きや展開が面白くて、鸚鵡の話はよくこんな事思いつくなぁーという面白さ。

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    2022年07月19日
  • 無貌の神

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    素晴らしかった。一気に駆け抜けた
    全部良かったけど
    "死神と旅する少女"は震えた
    不思議な高揚感に包まれた。

    高揚感を感じた自分に対して
    ちょっと背徳感もあったが
    それは正義と信念によって
    許してもらえるだろうか。

    "廃墟団地の風人"これも
    良かった
    目に見えない風は
    嬉しい時、悲しい時
    いろんな場面で吹くもの
    その時の思いは上手く言葉に出来ないものだけれど
    その想いを恒川さんはいつも
    表現してくださる

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    2022年07月05日
  • 無貌の神

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    どの話もさすが恒川さんといった感じ。
    私が1番印象に残った話は青天狗の乱。恒川作品の中で初めて時代小説を読んだ。見届物を届ける仕事、島流しにあった人の末路、江戸から明治への開花など時代小説として楽しめるだけでなく、不思議な面をめぐるある男の話の、結末がはっきりとわからないからこそ色々と想像を巡らせる楽しみがあった。私の推測は青天狗は島の住民の誰かで、とみせの放火もロショウが青天狗役の住民に託したんじゃないかと思った。根拠としては街中で遭遇したそっくりさんの反応が本当に人違いな感じな印象を受けたのと、青天狗の殺陣シーンがあまりにもプロだったこと、語り手にもとみせの女将の殺人を依頼するくらいだから

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    2022年06月30日
  • 白昼夢の森の少女

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    これぞ恒川さん!という作品と、うーんという作品と織り混ざってる一冊。
    私が好きなのは古入道きたりて、白昼夢の森の少女、銀の船、夕闇地蔵、ある春の目隠し

    ある春の目隠しについては状況がドラマのように目に浮かぶしなんとも言えない読後感を感じた。
    共通して言えるのはこの世界観と発想とその緻密な設定、さすがすぎます。これだからやめられない

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    2022年06月19日
  • 白昼夢の森の少女

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    幻想と奇想のなかに漂う独特の抒情。
    人の生き方や罪、生と死、そして自由を時にブラックに、時に寓話的に映し出す恒川さんの魅力がつまった短編集です。

    あとがきによると、様々な媒体で発表したものをとにかく一冊にまとめたものらしく、収録されている作品のバリエーションは、これまで読んだ恒川作品の中でも特に幅広く感じました。
    個人的にこれまでの恒川さんらしさを感じたのは表題作の『白昼夢の森の少女』『銀の船』『夕闇地蔵』の三編。

    突然現れた蔦によって町一体が絡め取られ、植物と一体化してしまった少女と人々の姿を描いた表題作『白昼夢の森の少女』

    永遠に様々な時代を行き来する船に乗り込んだ少女を描く『銀の船

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    2022年06月08日
  • 白昼夢の森の少女

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     この空気感が好き……どのお話もとても好き……(うっとり)
     一貫したテーマもなく、時代もジャンルも長短もまちまちの短編集。どれもそれぞれに味があるのですが、個人的に特に好きだったものをピックアップして簡単に。

    ・古入道きたりて
     ホラーと言えど怪異事態に怖さは感じず、夜の山の美しさに引き込まれる、全体的に切なく優しい一作。「古入道」は、ダイダラボッチみたいな存在なのかなぁ。そして和菓子がテーマのアンソロジーに収録されただけのことはあり、おはぎが無性に食べたくなりました(笑)

    ・白昼夢の森の少女
     表題作。時間経過の長さといい、コミュニティの広がり方と言い、スケールはすさまじいのに、ひっそ

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    2022年06月06日
  • 竜が最後に帰る場所

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    とても面白かった。
    なんだか怖いのに少し懐かしくて優しい感じ。
    子供の頃感じていたような思いなのかな。
    親切な人はその都度いてくれて、だから悲しくても救いはある。
    人と怪異が触れ合うのは少しの時間。
    少し寂しいけれど、また会えるんじゃないかって思う。

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    2022年06月05日
  • 雷の季節の終わりに

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    ホラーが苦手なので、「角川ホラー文庫」に怯えていたが、所謂ホラーな展開は全くなく、
    むしろグングン引き込まれてすぐに読破してしまった。

    先日、同じ著者の「スタープレイヤー」を読んだが、恒川光太郎氏は異世界を書くのが本当に上手なんだなと感じた。

    特に、本作の舞台である穏は、本当に実在するのではと思ってしまうほど。非常に面白かった。

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    2022年06月04日
  • 白昼夢の森の少女

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    恒川光太郎の短編集

    特化したテーマに反らない11の短編

    古入道きたりて:牡丹餅を夜船と呼ぶ季節があると初めて知りました。幻想的な風景が瞼の裏に広がります。

    焼け野原コンティニュー:滅んでしまいそうな世界に取り残された記憶喪失の男の話

    白昼夢の森の少女:植物に取り込まれてしまった人々(緑人)の話!緑人達は夢を共有する!

    銀の船:空飛ぶ船にノスタルジーを感じる主人公!いつか自分の前に現れる日を待ち望む・・・。
    自分だったら家族を捨てて悠久に世界と時を旅する船に乗れるだろうか?

    海辺の別荘で:自称『椰子の実』から産まれた女とバカンス中の男の話

    オレンジボール:ボールになった中学生の話

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    2022年06月04日
  • スタープレイヤー

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    異世界に飛ばされ、「スタープレイヤー」として10の願いを叶えることができるお話

    「なろう系」の異世界転生・転移ものをそこそこ読んでいるけど
    そんな「俺TUEEEE」なテンプレートとは違った展開などもあって、面白く読めた
    ただ、そんな典型を知っているが故に、願いの使い方が雑だなぁと思うところが多数

    願いの傾向が、生きるため、個人の欲望、遺恨の精算、他人のため、多数のためと変遷していく過程は納得
    最終的な願いにしても、「願いを国のために使うならばきりがない」というのを体現するためによく表していると思う



    解説は芝村裕吏さん
    既に他のジャンルで有名な人がファンタジーものに手を出すのは難しいと

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    2022年05月31日
  • 竜が最後に帰る場所

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    よくわからないけど、そのわからない感じが心地いい恒川作品。
    どの短編も発想が面白くて非現実的な話とは思えないほどしっかりしてるから不完全燃焼なく納得できる。
    夜行の世界観が私は好きだった。爽やかで静謐な空気がある。

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    2022年05月28日
  • 金色機械

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    江戸時代でSFでファンタジー…。 各要素が違和感なく混ざり合い、 独特で不思議な世界観にどっぷりと浸りました。 章ごとに年代と登場人物が変わり、 少しずつ物語が繋がっていくのが面白い! そして切なくも美しい幕引き…。 心地良い余韻です。 物語の軸となる「金色様」が魅力的!

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    2022年04月30日
  • 雷の季節の終わりに

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    おもしろくて一気に読めたが、夜市と比べるとイマイチかなぁ。
    結局、だからどうなのかな?なんておもえちゃう

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    2022年02月06日
  • 無貌の神

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    ネタバレ

    特に前半に並べられた数作から立ち上ってくる、幕末~明治~大正~昭和に掛けて世に満ちていたであろう濃密な気配は実に独特なもので、それこそ「死神と旅する女」に出てくる時影のような男がそこらを跋扈していたのだろうな…と頷かせる。
    小野不由美氏の「東亰異聞」の世界にも通じる色合いというか。
    一転、ダークなファンタジーといった趣の「カイムルとラートリー」では、動物好きの読者に過度なストレスを掛けない展開と結末に、ほっと安堵した。

    それぞれ、絶対的な説得力を持つ理屈がギミックの裏側に構築されているというわけではないけれど、なんとも言語化しにくい幻想的な魅力を醸しており、改めて著者は短編の名手であると再認

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    2021年12月06日
  • スタープレイヤー

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    突然異世界に飛ばされ冒険が始まるという巷に溢れる異世界転生ファンタジーにあえて挑戦しているようです。「夜市」や「草祭り」といった恒川作品の幻想的な感じは全く無いのですが、ストーリーは良く作り込まれていてとても楽しい作品でした。

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    2021年11月18日