恒川光太郎のレビュー一覧
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ネタバレ現代から見たら野蛮で未開な風習のある古代マヤ文明
その中で生きる人々を感じる中で、現代社会だって未来から見たら野蛮で未開なんだろうと感じる
当然とされていることを疑い、自分も誰かを犠牲にして、誰かの権利を蔑ろにして生きているのではないか。
古代マヤ王国人から見ても野蛮で、食糧として日常的に人肉を食する部族の一員だったドルコ
王国に捕らえられ言葉や暦、信頼できる人物との出会いや戦いを経て、彼は変化し最後は最高神官からの脅しにも屈しない
彼の変化はそのまま人類の変化のようであり、その変化は良いことなのかという疑問を投げかける
学び、知ることを始めたらもう元に戻ることはできず、進むしかない
進む先 -
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ネタバレ大好きな恒川光太郎の長編。読んでみたかったけど前まで長編が苦手だったからずっと読めずにいたのを、とうとう読んだ!最後の願い何にするのかなって思ってたら、「願いをとっておくこと」だったのが、すごく良い!!しかもそれって自分で叶えられることだから、スターを消費しない願いの叶え方でもある。夕月は、今後の人生で実際にスターを消費せずに終わっても別に構わないとも最後には思っていて、それがなんというか、あんた強くなったね…!って言いたくなった。笑 願う→叶えるの段階から、また一段階自由になった感じの解放感があって、願い続けながら生きることの素晴らしさもあるなって思えた。しかもちょうど夕月と同じ年齢のこのタ
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表題作「夜市」も「風の古道」も、ホラーというより幻想的な物語。現実のすぐ隣に異界があるような、不思議で少し怖い世界観に惹き込まれた。どちらの物語でも、子どもたちは理不尽で悲しい出来事に巻き込まれていくけれど、その中で見せる選択や迷いに人間らしさが滲んでいて心に残る。
解説にあった「行きはよいよい、帰りは怖い」という言葉がまさにぴったりで、読みながら何度もぞっとした。異界と現実の境が曖昧に溶け合うような描写も印象的で、怖さと同時に切なさも感じる。
決してハッピーエンドではないのに、最後には不思議とすがすがしさが残る、余韻の深い物語だった。 -
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ネタバレ恒川さんのお話おもろいなー!ファンタジーと現実の入り交じったお話を得意とされているんですかね?あんまりないタイプのお話が多くて、読んでいて先が分からず楽しいです。文章も好きです。
今回のお話は話の繋がっていない短編集でしたが、どれも面白かったです。むしろ表題になっている竜が最後に帰る場所がいちばん面白くなかったまである(言い方悪くてすみません)。そのため星を減らしましたが、最後のやつ以外どれも好きな作品でした!母親を殺した人間を洗脳して善良な殺人犯に仕立て上げるやつとかめちゃ好きですね。世にも奇妙な物語じゃないですか。
恒川さんの作品は2つ目なんですが、全部読んでみたいなぁとおもうくらいに好感 -
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続けて恒川光太郎の本を読んでる。これも短編集で全て良かったけど素直にラスト2話の「カイムルとラートリー」「廃墟団地の風人」が好き。もちろん他のものも楽しかった。帯の文章を見てはじめて、はじめて読んだ夜市から感じていたこの懐かしさは遠野物語だと思い至った。原因やその後なんておそらく誰も知らない知る必要もないがそこにある不思議なことがふんわり包むようなやさしい文章で書かれている、他の人が書けば苦しくなるような話もその書き方(視点)のおかげで距離感を持って感じられる、どうにかできる話ではなかったのだと。さみしいけど懐かしくて優しく感るのは読んでいる側が「何かできたのではないか」と思わされずに済む、あ
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久しぶりの恒川本です。
「風を放つ」「迷走のオルネラ」「夜行の冬」
「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」の5作品を楽しめます。
特に「夜行の冬」は夜市から入った方、特に風の古道が好きだった人にはドンピシャリと刺さるのではないでしょうか。
まぎれもなくホラー要素を孕んでいながらも、不思議で体験してみたくなる魅力にあふれた世界観。
世界を渡り歩く事で、人生のリセマラが出来るような状況ですが、何をもって終わるとするのかいざ考えると難しいです。
恒川さんの真骨頂は、自分が登場人物の立場だったら…と想像させる力でしょうか。
「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」も従来の恒川作品に魅了された方、ファンタジックで不思議な童 -
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テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
そして、2025年現在、ピンピンしておられます -
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人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
「象の眠る山」田中啓文
個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
「とりかえっこ」木犀あこ
60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり -
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