恒川光太郎のレビュー一覧

  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    現代から見たら野蛮で未開な風習のある古代マヤ文明
    その中で生きる人々を感じる中で、現代社会だって未来から見たら野蛮で未開なんだろうと感じる
    当然とされていることを疑い、自分も誰かを犠牲にして、誰かの権利を蔑ろにして生きているのではないか。

    古代マヤ王国人から見ても野蛮で、食糧として日常的に人肉を食する部族の一員だったドルコ
    王国に捕らえられ言葉や暦、信頼できる人物との出会いや戦いを経て、彼は変化し最後は最高神官からの脅しにも屈しない
    彼の変化はそのまま人類の変化のようであり、その変化は良いことなのかという疑問を投げかける
    学び、知ることを始めたらもう元に戻ることはできず、進むしかない
    進む先

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    2025年12月09日
  • 夜市

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    ネタバレ

    ⭐︎4.5
    ・夜市…⭐︎⭐︎⭐︎
    ・風の古道…⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

    ホラーというより、異世界に迷い込む不思議系のお話。
    ホラーが苦手な方でも読めそうな印象を受けました。

    個人的に風の古道が好きです。
    レンさんにまた会いたいな。

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    2025年11月19日
  • スタープレイヤー

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    ネタバレ

    大好きな恒川光太郎の長編。読んでみたかったけど前まで長編が苦手だったからずっと読めずにいたのを、とうとう読んだ!最後の願い何にするのかなって思ってたら、「願いをとっておくこと」だったのが、すごく良い!!しかもそれって自分で叶えられることだから、スターを消費しない願いの叶え方でもある。夕月は、今後の人生で実際にスターを消費せずに終わっても別に構わないとも最後には思っていて、それがなんというか、あんた強くなったね…!って言いたくなった。笑 願う→叶えるの段階から、また一段階自由になった感じの解放感があって、願い続けながら生きることの素晴らしさもあるなって思えた。しかもちょうど夕月と同じ年齢のこのタ

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    2025年11月17日
  • 滅びの園

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    『秋の牢獄』以来、恒川作品五作目。なんとなーく惹かれて購入。基本ファンタジーは読まないのだが、恒川さんの世界観は特別。ただのファンタジーではなく[+α]の世界観が多いからかも…。この作品(+SFっぽいかな?)はタイトルからは恐ろしい感じを受けたが、実際読んでみると——その"異界"は理想郷だと感じた。嫌な人間はいないし、不幸なことも起きない。それが……。
    なんとも言えぬ読後感。彼は最後、どうなってしまったのか?とても良い作品でした。星四つ半。

    P.S.某ゲームのキャラクター、プリニーを思い浮かべたのはわたしだけじゃないはず…笑。

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    2025年11月16日
  • スタープレイヤー

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    〜あなたは【10の願いが叶えられる】〜

    この設定から冒頭の文章で一気にファンタジーの世界に引き込まれた。

    ホラー小説仕込みの緻密な描写が、その世界をリアルに想像できる。

    続編のヘブンメイカーも積読してるので、早々に読もうと思う。

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    2025年11月14日
  • 秋の牢獄

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     11月7日を何度も繰り返す女子大生、ひょんなことから奇妙な家に囚われた男、不思議な力を持った少女の数奇な運命の三者三様の幻想的な三編が収録された短編集で、美しくも恐ろしい世界観や登場人物の心情の変化が精緻に描写されていて味わい深い作品だった。

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    2025年11月08日
  • 夜市

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    表題作「夜市」も「風の古道」も、ホラーというより幻想的な物語。現実のすぐ隣に異界があるような、不思議で少し怖い世界観に惹き込まれた。どちらの物語でも、子どもたちは理不尽で悲しい出来事に巻き込まれていくけれど、その中で見せる選択や迷いに人間らしさが滲んでいて心に残る。
    解説にあった「行きはよいよい、帰りは怖い」という言葉がまさにぴったりで、読みながら何度もぞっとした。異界と現実の境が曖昧に溶け合うような描写も印象的で、怖さと同時に切なさも感じる。
    決してハッピーエンドではないのに、最後には不思議とすがすがしさが残る、余韻の深い物語だった。

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    2025年11月02日
  • 竜が最後に帰る場所

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    ネタバレ

    恒川さんのお話おもろいなー!ファンタジーと現実の入り交じったお話を得意とされているんですかね?あんまりないタイプのお話が多くて、読んでいて先が分からず楽しいです。文章も好きです。
    今回のお話は話の繋がっていない短編集でしたが、どれも面白かったです。むしろ表題になっている竜が最後に帰る場所がいちばん面白くなかったまである(言い方悪くてすみません)。そのため星を減らしましたが、最後のやつ以外どれも好きな作品でした!母親を殺した人間を洗脳して善良な殺人犯に仕立て上げるやつとかめちゃ好きですね。世にも奇妙な物語じゃないですか。
    恒川さんの作品は2つ目なんですが、全部読んでみたいなぁとおもうくらいに好感

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    2025年10月29日
  • ヘブンメイカー

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    5段階評価しかないから難しいけど、3.8くらい。
    中盤に来るまで2つの世界が中々繋がらずちょっとだれてしまった。
    中盤越えると繋がってきて一気に面白い。

    すごく創造性のある世界。
    さすが恒川光太郎さん。
    ファンタジーと残酷さと人間性。
    独特です。

    1作目のスタープレイヤーが面白くて続編楽しみにしてたけど、全然タイプが違う。
    こちらの方がスケールが大きい感じします。

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    2025年10月28日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    ネタバレ

    楽しいジャンル全部乗せたみたいなまさにエンターテイメント小説という感じ
    どの世界についても書きすぎないのが絶妙
    モックモンの去り際、ドラえもんすぎて笑えた

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    2025年10月26日
  • 無貌の神

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    続けて恒川光太郎の本を読んでる。これも短編集で全て良かったけど素直にラスト2話の「カイムルとラートリー」「廃墟団地の風人」が好き。もちろん他のものも楽しかった。帯の文章を見てはじめて、はじめて読んだ夜市から感じていたこの懐かしさは遠野物語だと思い至った。原因やその後なんておそらく誰も知らない知る必要もないがそこにある不思議なことがふんわり包むようなやさしい文章で書かれている、他の人が書けば苦しくなるような話もその書き方(視点)のおかげで距離感を持って感じられる、どうにかできる話ではなかったのだと。さみしいけど懐かしくて優しく感るのは読んでいる側が「何かできたのではないか」と思わされずに済む、あ

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    2025年10月19日
  • 化物園

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    何も情報を見ずに読んだ。短編集なのかな?と読んでいくと短編だが読んでいく内に最後の所で少し泣きそうになる自分がいた。

    個人的にはどの登場人物も何かを追っている? 未練がある人物ばかりだと思う。

    この小説は未練が募りに募って最後にはこの小説の題名、化物園の化物が……見ればわかります。

    個人的にはとても面白かったです。

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    2025年10月05日
  • 竜が最後に帰る場所

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    久しぶりの恒川本です。

    「風を放つ」「迷走のオルネラ」「夜行の冬」
    「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」の5作品を楽しめます。

    特に「夜行の冬」は夜市から入った方、特に風の古道が好きだった人にはドンピシャリと刺さるのではないでしょうか。
    まぎれもなくホラー要素を孕んでいながらも、不思議で体験してみたくなる魅力にあふれた世界観。
    世界を渡り歩く事で、人生のリセマラが出来るような状況ですが、何をもって終わるとするのかいざ考えると難しいです。
    恒川さんの真骨頂は、自分が登場人物の立場だったら…と想像させる力でしょうか。

    「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」も従来の恒川作品に魅了された方、ファンタジックで不思議な童

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    2025年09月28日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
    「象の眠る山」田中啓文
    個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
    「とりかえっこ」木犀あこ
    60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり

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    2025年09月11日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田陸「六年一組の学級日誌」本気で怖くて嫌な未来の話だった。起こるかもしれないっぽいところが、本当にイヤだ。短い話なのに、読み応えがある。
    我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」は最後が切なかった。

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    2025年08月02日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    恒川氏の作品でしばしば登場する「金色」、獣、イタチ、機械?等、共通するテーマなのだろうか。金色というと超自然的、高貴、恐れ多いというイメージか。不思議な短編が多いこの著者に今後も期待。

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    2025年08月01日
  • 竜が最後に帰る場所

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    本作はホラーよりも幻想ファンタジー寄りと言える。深く考えなくてもスイスイ読めるのが気持ちよい。オチとか社会風刺もないのがよい。恒川氏の初期の作品群だが、既にアイデアはたくさん持っていたのだろうか。

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    2025年07月31日
  • 秋の牢獄

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    『夜市』から大ファンになり恒川さんの本で2作目に秋の牢獄を読破。
    恒川さんの書く話はかなり王道ホラーと言うよりかはファンタジー寄りなんですが、怖いところはしっかり怖くて、その上での幻想的で儚さを感じ、そして切なくもなるような、そんな不思議な気持ちにさせてくれるので大好きです。

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    2025年07月11日