恒川光太郎のレビュー一覧

  • ジャガー・ワールド

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    エルテカ王国の崩壊に関わる、それぞれの志、それぞれの運命を重厚に描く物語
    よって複数人の視点を通して展開されます

    個人的には天界の少年レリイの行く末が気になりますが、物語的には敢えてぼかすことに意味があるのかもしれませんね
    この余韻もまた恒川ワールドの真骨頂でしょうか

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    2026年01月12日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    今回読んだ短編集で初めて読んだのは「子どもを沈める」、「死神と旅する女」、「お祖父ちゃんの絵」、「七つのカップ」だった。どれもそれぞれ違う種類の怪談でバリエーション豊か。楽しめました。個人的に好きなのはシュマシラ、死神と旅する女、七つのカップです。最後の七つのカップはどこかほっこりして、でもどこか不思議に感じる話でした。良かったです。

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    2026年01月07日
  • 夜市

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    初めての角川ホラー文庫。展開を予想できてしまう場面がちょくちょくありました。文章が美しくホラーというよりはファンタジーのような要素を強く感じました。恒川さんの他作品も読んでみたいと思います。

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    2026年01月05日
  • 南の子供が夜いくところ

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    今作は初の海外の離島が舞台。
    その魅惑の島へ時代や時空を超えてやってくる人々の物語がこれまでの作品同様、うっすらと繋がっていく心地良さがあった。

    南の島へ行きたくなったなぁ…

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    2026年01月03日
  • 夜市

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    友達と2泊3日の旅行に出かけた時、2日目の夜眠る際に「あぁ、この楽しい小旅行ももう終わりか」と感じる時がある。楽しい時間はまだ続くにもかかわらず、残りの時間の短さを自覚し、寂しい気持ちになる。

    おもしろい小説でも同じ事が言える。読んでいて楽しいのだが、残りのページが少なくなるにつれ寂しさを覚える。恒川光太郎さんの作品では特に強い。どちらかというと暗、陰なテーマであるのにも関わらず、受け取る印象は「安心感」だったり「穏やかさ」だったりと真逆であり、不思議な雰囲気を醸し出していて心地よい。区切りがはっきりしている1個1個の話を読み終える度に、もっとこの世界に浸っていたいと強い欲望を覚える。読めば

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    2025年12月31日
  • 秋の牢獄

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    面白かった。「神家没落」が人気だが、「幻は夜に成長する」が私は一番好き。冒頭比喩のようであったものが、何一つ比喩でないと気付かされた時の戦慄、結末の圧倒的カタルシス!やっちまえ!!!という気分になる。

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    2025年12月19日
  • スタープレイヤー

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    ネタバレ

    大好きな恒川光太郎の長編。読んでみたかったけど前まで長編が苦手だったからずっと読めずにいたのを、とうとう読んだ!最後の願い何にするのかなって思ってたら、「願いをとっておくこと」だったのが、すごく良い!!しかもそれって自分で叶えられることだから、スターを消費しない願いの叶え方でもある。夕月は、今後の人生で実際にスターを消費せずに終わっても別に構わないとも最後には思っていて、それがなんというか、あんた強くなったね…!って言いたくなった。笑 願う→叶えるの段階から、また一段階自由になった感じの解放感があって、願い続けながら生きることの素晴らしさもあるなって思えた。しかもちょうど夕月と同じ年齢のこのタ

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    2025年11月17日
  • 滅びの園

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    『秋の牢獄』以来、恒川作品五作目。なんとなーく惹かれて購入。基本ファンタジーは読まないのだが、恒川さんの世界観は特別。ただのファンタジーではなく[+α]の世界観が多いからかも…。この作品(+SFっぽいかな?)はタイトルからは恐ろしい感じを受けたが、実際読んでみると——その"異界"は理想郷だと感じた。嫌な人間はいないし、不幸なことも起きない。それが……。
    なんとも言えぬ読後感。彼は最後、どうなってしまったのか?とても良い作品でした。星四つ半。

    P.S.某ゲームのキャラクター、プリニーを思い浮かべたのはわたしだけじゃないはず…笑。

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    2025年11月16日
  • スタープレイヤー

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    〜あなたは【10の願いが叶えられる】〜

    この設定から冒頭の文章で一気にファンタジーの世界に引き込まれた。

    ホラー小説仕込みの緻密な描写が、その世界をリアルに想像できる。

    続編のヘブンメイカーも積読してるので、早々に読もうと思う。

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    2025年11月14日
  • 秋の牢獄

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     11月7日を何度も繰り返す女子大生、ひょんなことから奇妙な家に囚われた男、不思議な力を持った少女の数奇な運命の三者三様の幻想的な三編が収録された短編集で、美しくも恐ろしい世界観や登場人物の心情の変化が精緻に描写されていて味わい深い作品だった。

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    2025年11月08日
  • 竜が最後に帰る場所

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    ネタバレ

    恒川さんのお話おもろいなー!ファンタジーと現実の入り交じったお話を得意とされているんですかね?あんまりないタイプのお話が多くて、読んでいて先が分からず楽しいです。文章も好きです。
    今回のお話は話の繋がっていない短編集でしたが、どれも面白かったです。むしろ表題になっている竜が最後に帰る場所がいちばん面白くなかったまである(言い方悪くてすみません)。そのため星を減らしましたが、最後のやつ以外どれも好きな作品でした!母親を殺した人間を洗脳して善良な殺人犯に仕立て上げるやつとかめちゃ好きですね。世にも奇妙な物語じゃないですか。
    恒川さんの作品は2つ目なんですが、全部読んでみたいなぁとおもうくらいに好感

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    2025年10月29日
  • ヘブンメイカー

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    5段階評価しかないから難しいけど、3.8くらい。
    中盤に来るまで2つの世界が中々繋がらずちょっとだれてしまった。
    中盤越えると繋がってきて一気に面白い。

    すごく創造性のある世界。
    さすが恒川光太郎さん。
    ファンタジーと残酷さと人間性。
    独特です。

    1作目のスタープレイヤーが面白くて続編楽しみにしてたけど、全然タイプが違う。
    こちらの方がスケールが大きい感じします。

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    2025年10月28日
  • 無貌の神

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    続けて恒川光太郎の本を読んでる。これも短編集で全て良かったけど素直にラスト2話の「カイムルとラートリー」「廃墟団地の風人」が好き。もちろん他のものも楽しかった。帯の文章を見てはじめて、はじめて読んだ夜市から感じていたこの懐かしさは遠野物語だと思い至った。原因やその後なんておそらく誰も知らない知る必要もないがそこにある不思議なことがふんわり包むようなやさしい文章で書かれている、他の人が書けば苦しくなるような話もその書き方(視点)のおかげで距離感を持って感じられる、どうにかできる話ではなかったのだと。さみしいけど懐かしくて優しく感るのは読んでいる側が「何かできたのではないか」と思わされずに済む、あ

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    2025年10月19日
  • 化物園

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    何も情報を見ずに読んだ。短編集なのかな?と読んでいくと短編だが読んでいく内に最後の所で少し泣きそうになる自分がいた。

    個人的にはどの登場人物も何かを追っている? 未練がある人物ばかりだと思う。

    この小説は未練が募りに募って最後にはこの小説の題名、化物園の化物が……見ればわかります。

    個人的にはとても面白かったです。

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    2025年10月05日
  • 竜が最後に帰る場所

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    久しぶりの恒川本です。

    「風を放つ」「迷走のオルネラ」「夜行の冬」
    「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」の5作品を楽しめます。

    特に「夜行の冬」は夜市から入った方、特に風の古道が好きだった人にはドンピシャリと刺さるのではないでしょうか。
    まぎれもなくホラー要素を孕んでいながらも、不思議で体験してみたくなる魅力にあふれた世界観。
    世界を渡り歩く事で、人生のリセマラが出来るような状況ですが、何をもって終わるとするのかいざ考えると難しいです。
    恒川さんの真骨頂は、自分が登場人物の立場だったら…と想像させる力でしょうか。

    「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」も従来の恒川作品に魅了された方、ファンタジックで不思議な童

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    2025年09月28日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
    「象の眠る山」田中啓文
    個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
    「とりかえっこ」木犀あこ
    60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり

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    2025年09月11日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田陸「六年一組の学級日誌」本気で怖くて嫌な未来の話だった。起こるかもしれないっぽいところが、本当にイヤだ。短い話なのに、読み応えがある。
    我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」は最後が切なかった。

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    2025年08月02日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    恒川氏の作品でしばしば登場する「金色」、獣、イタチ、機械?等、共通するテーマなのだろうか。金色というと超自然的、高貴、恐れ多いというイメージか。不思議な短編が多いこの著者に今後も期待。

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    2025年08月01日