恒川光太郎のレビュー一覧
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『「想像して欲しい。生贄のない世界を」
「私たちで世界を変えよう。私たちはそのためにここにいるのだ」』
反生贄思想の謎の少年レリィの言葉
サリュザ島のスレイ
神官フォスト・ザマ
戦士シベリア とドルコ
放浪の青年ディノ
それぞれの信念のもと、この世界を生きている
誰が正しい、間違ってる そんな単純なものではない
〈人はなぜ戦うのか〉
『人は集まるとやがて自然にそうなる』
『この世界は、ジャガーの世界』
『ここで生きるには、大切なものを守るには、人生の権利を獲得するには、己がジャガーになるか、さもなくばー』
すごく太い本で、迷いましたが読んでよかったです -
Posted by ブクログ
ネタバレ生活の中の牢獄といってもいいような空間で、リアルな風景の中にホラーというか不思議な感覚を溶け込ませた、深みには欠けるがアイデアの優れた一冊だった。
手にとって見ると、「牢獄」と言う題名が少し気になったが、読んでいると、捕らえられて出られない世界のことだった。
☆ 秋の牢獄
雨の音を聞きながら、朝起きて普通の生活を送る、友人の釣りの話を聞き、帰って音楽を聴きながら豚肉とキャベツの醤油炒めを食べて。
次の日に目を覚ますと変な既視感に襲われた。また雨が降っていて、友達は昨日と同じ釣りの話をする。日付けを聞くと昨日だと思ったのが今日だった。1日がダブっているのだ。
もう一度繰り返すならもう少し違った -
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Posted by ブクログ
最も愛する現代作家の一人恒川光太郎氏の新作。お得意の幻想譚ではなく、これはマヤ文明の中の一王国の滅亡の様を描く一大叙事詩であり、戦士たち、預言者たち、為政者たちの群像劇。大作歴史小説の味わい。これ、マヤやアステカの知識があればもっと楽しめたのであろうな。もちろん知識が無くてもこの豊饒な物語は十分楽しめる。恒川氏の凄いとところは、一人の人物人生の歩みを描いている部分。読む側としては具体的で生き生きしたイメージを喚起されつつ読み進め、その長い年月をともに歩んだつもりになって頁を戻ると、それがほんの二、三頁だったりするところ。よくぞこんな短い紙幅で豊かな時の流れを描くものだ。同じ物語をたとえば北方謙
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな恒川光太郎の長編。読んでみたかったけど前まで長編が苦手だったからずっと読めずにいたのを、とうとう読んだ!最後の願い何にするのかなって思ってたら、「願いをとっておくこと」だったのが、すごく良い!!しかもそれって自分で叶えられることだから、スターを消費しない願いの叶え方でもある。夕月は、今後の人生で実際にスターを消費せずに終わっても別に構わないとも最後には思っていて、それがなんというか、あんた強くなったね…!って言いたくなった。笑 願う→叶えるの段階から、また一段階自由になった感じの解放感があって、願い続けながら生きることの素晴らしさもあるなって思えた。しかもちょうど夕月と同じ年齢のこのタ