恒川光太郎のレビュー一覧

  • 幽民奇聞

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    あっという間に引き込まれて没頭。恒川光太郎さんの本は没頭感がここちよいよい。
    脈々とつながるものがあり、夢中。

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    2026年04月16日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    素晴らしい連作短編ファンタジー。

    物語の中に別の物語があったり、物語と隣り合うように別の物語があったり、物語で創られた輪廻の輪の中に別の物語があったり、循環しているのか墜ちていっているのか。

    たまたま開いたページから好き勝手読んでも良いのかもしれません。

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    2026年04月16日
  • 幽民奇聞

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    少し前に読んだジャガーワールドもとんでもない面白さでしたが、今回はまたいつもの恒川ワールド全開でこれもまたとても面白い。
    なんだろう?なにがこんなに面白いんだろう?開始半ページですでにひきこまれてる。そして読み終わるのがもったいなくて逆にちょびちょび読んでしまう。そして読み終わるともっともっと読みたい!という気持ちに。ああ面白かった。
    結局「キ」についてもはっきりさせずに残された想像の余地がまた絶妙でした。

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    2026年04月15日
  • 竜が最後に帰る場所

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    「風を放つ」は少し違うだろうが自分にもあった不思議な出来事に、あの時こうしてればどうなったのだろう、みたいな思いを感じる話だった。こういう気持ち、なんて言うんだろう?ノスタルジー?

    「夜行の冬」は「夜市」を思い出させるような、この世界観に連れ込まれた感じ。めちゃくちゃ良い。冒頭が刑務所だったのかな、となると、主人公はもう帰れないんじゃないか。パラレルワールドちょっといいなと思ってただけに、ゾッとして胸がギュンってなる。現在進行形。

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    2026年04月15日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    本作は非常に贅沢な恒川光太郎の連作短編になっております!

    六つの短編と間をつぐむ物語の断片5話からなる本作ですが、いくつかの話は長編にできるような造り込みとなっています!
    1話目の【箱の中の王国】は次の話で続きは?と期待してしまうほどの面白さ!!
    物語としては繋がって行くものの恒川光太郎のファンとしてはスピンオフで物語を掘り下げて欲しいです!!!!

    箱の中の王国:主人公はゴミ捨て場で拾った箱の中に世界が広がっでいるのを発見した!

    鈴と銀太の冒険:大正時代を生きていた姉弟の時間を巡る冒険譚!!

    短時間接着剤:闇バイトの話!?でもドラえもんの道具のようなものが・・・

    洞察者:能力者?の少

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    2026年04月14日
  • 幽民奇聞

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    「キ」とは一体何なのか。
    民俗学者の鶯谷玄也とともに、その謎を追っていく連作短篇集。
    昨年亡くなった画家・松野滝次郎が残した鬼婆の絵との出会い、そして物語は慶応四年二本松の藩校に通う13歳の少年タキと戊辰戦争の時代へさかのぼる…

    「キ」と関わった人物たちのエピソードは、過酷な現実から一歩異界に足を踏み入れたようすまで、体験が生々しく語られる。
    この、現実ではないはずの異界にリアリティがあり、読者も作品中で生きている感覚になるところに、毎度恒川先生の魅力を感じる。

    とても面白く、一気に読めました。

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    2026年04月13日
  • 夜市

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    まさかホラーで、涙が出そうになるとは思わなかった。ぎゅーっとなった。怖いって感じではなくて、幻想的でどこか美しいお話。「夜市」「風の古道」どちらも素晴らしかった。

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    2026年04月11日
  • ジャガー・ワールド

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    ストーリーも一気に話が進んでいくが、人物描写が丁寧でそれぞれの思惑がわかり、話にのめり込めた。
    とても面白く読めた作品で、著者の他作品を読みたくなった。

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    2026年04月06日
  • ジャガー・ワールド

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    いや〜面白い!めくるめく古代生贄文明の世界。権力者たちの思惑が交錯する王国、宗教儀式、思想論争、力と力がぶつかり合う決闘、策略の限りを尽くした戦争、、ヒリヒリする諸々の要素が詰まった600ページ超えの濃密な物語の中で人と人の出会いと繋がりがドラマチックにうねるように紡がれて回収されていくワクワク感。想像力、展開力がすごいし、魅力的な人物たちがどう生命を燃やすのかが気になってページをめくる手を止められない。生贄や闘いで流される夥しい血の匂いや滅びた王国をあっという間に呑みこむ獰猛な密林の緑の匂いが漂ってきそうな描写。新しい思想の始まりと啓蒙、既存勢力と新興勢力の対立、国同士の争いや一国の興亡、そ

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    2026年04月07日
  • 夜市

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    現実と異世界が上手く融合して不気味さが際立つ話…面白い…面白すぎる…!読み進める手が止まらずあっという間に読み終わっちゃった。

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    2026年04月05日
  • 夜市

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    面白かったです。ぐうの音も出ないってこういうことなんだなと思いました。これを低評価する人はいないんじゃないでしょうか。だって、誰にも論破できない。
    これがデビュー作ですか。信じられないな。頭がおかしいです。失礼、異常者ですか。違う違う、天才といったらいいですか。そんな言葉でおさめていいのか分からないほど、内部の構造が理解不能です。もちろん、良い意味です。
    圧倒されちゃいますね。へぇ、同じ時代に生きてるわけですか。なるほど、冗談ですよね?
    わたしは難しいことは分からないですけど、これは正しく純文学であると、そこだけは分かります。今すぐ教科書に載せてください。載ってる?まだ?早く、急いで。こんな美

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    2026年04月05日
  • ジャガー・ワールド

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    鈍器本なのでドキドキしながら読み始めたけど、面白すぎて3日で一気読みしてしまった。
    これまで読んだ中で一番骨太な大作ファンタジーだった。
    まるで壮大なファンタジーゲームをクリアしたような没入感。
    様々な視点から一つの時代が描かれる群像劇で、どの人物も故郷や仲間を想いながら必死に生きている。
    過酷な世界で死が常に隣り合わせなのに、それぞれが自分の物語をしっかりと紡いで歩む姿が、儚くてとても美しい。
    今のようにシステム化され、人々が社会の歯車になってしまう前の世界。
    命の価値がとても低い時代なのに、濃く太く生きる彼らの人生が、なんとも尊く感じられた。
    本当に素晴らしい作品だった。

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    2026年04月04日
  • 幽民奇聞

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    「最後のキ」
    キ縁の因果、巡り巡ってたどり着いたところではゾクっとさせられた。全体的に少し薄暗く、哀しい箇所もあるのに温かい気持ちになる物語だった。

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    2026年03月30日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    マヤ文明が舞台の物語。マヤ文明のことをほとんど知らないこともあり、ファンタジー小説を読んでいる感覚だった。600ページ超える長編だが、どんどん読めてしまい、長さをあまり感じなかった。

    スレイ、ディノ、ヘルマス、レリイ、ファラ、シベリア、カザム・サク、フォスト・ザマ、ドルコなど、魅力的な登場人物がいっぱい。これは群像劇だ。
    その中でもレリイとフォスト・ザマの生き方が対象的に感じ、面白かった。理想をどこまでも追い求めていくレリイに対し、フォストは現実的な最適解を追求。後半、レリイは現実に絶望してしまうが、フォストは最後まで逃げず戦った。組織の中で日々格闘するサラリーマンのよう。フォストはどちらか

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    2026年03月29日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    それ単体で独立しているようでもあり、それぞれが多かれ少なかれ繋がっているようでもある。
    この世に生きる全ての人も、人々が紡ぎ出す全ての物語も、そうなのだと思う。
    斉藤壮馬さんが解説を書いていなければ、私はこの作品を手に取ることはなかったと思う。
    縁、巡り合わせ、偶然、必然。
    どんな風にも言えるけれど、私は今、この作品を読むことができてよかったと思っている。

    ひとつひとつが短編小説として読み応えがあるしそれぞれ受ける印象も違う物語なのに、全てをひとまとまりの小説だと捉えるとものすごく壮大で、受け止めきれない。
    この一冊の本の中に宇宙を感じた。
    そしてこんな宇宙を描き出せる人がいるのだなと畏怖を

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    2026年03月26日
  • 夜市

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    小さいころに体験した不気味さと不思議な体験を作品に落とし込んでいる。
    直接的に怖いのでなく、自分の想像を膨らましてく過程で、ぞわぞわとする感覚。

    子どもの頃に天井の木目などが人の顔に見え、眠れなくなるという怖さだろうか。
    文章は情緒的で、小難しくなく、風景の想像を膨らましながら読めるので面白い!

    何気ない日常でも、ふと道を外れたら、ほかの世界に迷い込むかもしれない。
    もしかしたらこの世界と紙一重かもしれないと思わせる絶妙な加減だった。

    そして物語に解釈の余地を残しているのが、なおさら不気味であり、魅力だと思う。

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    2026年03月25日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    ネタバレ

    最近読んだ小説の中でトップになりそうな面白さだった。
    前半はわかりやすいファンタジー展開で楽しめた。スズとギンタの銀時計と、短時間接着剤が好きだった。
    後半は遠い未来の話になったりスケールが大きくなったりして少しついていけてなかった。
    あともう少し箱庭と現世との繋がりについて知りたかったなと思った。
    ただファンタジーの世界に浸りたくさん現実逃避ができたのでとても満足した。

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    2026年03月22日
  • 滅びの園

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    ネタバレ

    好き!
    個人的に誠一は、『みんなを苦しめてすまない。自分が悪かった』と億が1に思うことがあったとしても、あの看護師に殺されていた気がする。
    大前提として『《未知なるもの》に攫われた被害者』であると同時に『多数のために幸せを奪われて不幸な現実に突き戻された敵国の民』という立場なのを理解しておかなくちゃいけない。

    「ここは夢です。幻の世界です。家族もみんないなくなるし、貴方も死ぬ可能性が九割ですが、世界を救って死ねるなら本望ですよね?良い生き方ですよね」
    なんて言われて納得するかぼけ!!
    自暴自棄入ってるとはいえ交渉下手くそか!!
    その人は年月をかけて幻想を現実だと認識してるんだよ!?

    でも、

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    2026年03月22日
  • 幽民奇聞

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    明治維新期の混沌、激動の様子がよく描かれていた。最初の東北戦争がとても強烈で、一気に引き込まれた。戦い前の少年兵達の空虚な高揚感や、実際に戦闘が始まってからの呆気ないほどの敗走、敗戦後の無惨な状況など、淡々とした語り口ながら、とてもリアルだった。少年兵が指の力が足りずに鯉口すら切れない様子とか、細かいところではあるが、確かにそうなるよな、と思った。そうした描写が的確であるがゆえに、「キ」や「狒々」についても、本当に存在しても不思議ではないような実感が感じられた。「最後のキ」の話の因果の絡み方も、読んでいて落とし所のないような、そのまま割り切るしかないような、そうした感覚にさせられるのも、良かっ

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    2026年03月21日
  • 夜市

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    淡々と書かれているのに、ぐっーと不思議な世界の境界線に一気に立たされる感じがすき。気がついたらしっかり異世界のなか。最後の一文で、心を掴まされた。

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    2026年03月17日