恒川光太郎のレビュー一覧

  • スタープレイヤー

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    ありえない設定なのに、現実味を帯びて、読み進めるたびにハラハラドキドキ。休日の1日で読み切ってしまいました。
    久しぶりに引き込まれる本でした。
    読みたかった本が読めて良かった。

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    2026年02月22日
  • 幽民奇聞

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    久々恒川先生。
    勧善懲悪ものだった。
    自分たちのなかの仁義や正義に則って生きるキの人々。現代では滅んでしまったのが残念

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    2026年02月21日
  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 夜市

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    佐伯ポインティのオススメ書籍で紹介されてたから読んでみた。軽い気持ちで展開予想とかせずに読んだら超面白かった

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    2026年02月21日
  • 幽民奇聞

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    恒川光太郎が戻ってきた。

    最近の作者はSFやファンタジーに趣向があり、初期作品の雰囲気は影を潜めていた。
    そんな中、『ジャガー・ワールド』に続けて世に出た本作は初期の恒川光太郎を想起させる物語だ。
    伝承や民族史を主題に、“日常の背後にある世界“が存分に描かれている。類似作品は『草祭』だろうか。
    この頃の作品も好きだが、あの頃の恒川光太郎を求めている人に是非手に取って欲しい。

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    2026年02月17日
  • 幽民奇聞

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    ネタバレ

    人の道を、ほんの少しだけ外れたところ。
    そこに立って、生きている人たちがいる。

    その人情と合理性のバランス。
    冷たくもあり、
    でも、どこか優しい。
    これが、作者の通奏低音なのだと思う。

    舞台は、明治だったり、
    西洋だったり、
    現代だったりするけれど、
    今回は「和もの」。

    代表作の『夜市』と、
    どこか同じ匂いがする。

    暗くて、怪しくて、
    でも、ただ怖いだけじゃない。
    その世界を描くのが、
    この作者は、ほんとうに上手い。

    たぶん、主人公が子どもであることが多いからだろう。

    低い視線。
    夜は、大人よりも、ずっと大きい。

    提灯の明かりも、
    路地の影も、
    世界のほうが、子どもを包み込んでし

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    2026年02月17日
  • 幽民奇聞

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    よくある「影の人々」もの、といえばそうなんだけど、設定もよくある感じだけど、ひとりひとりの関係性や心持ちや情景が積み重なってとても厚みのある物語だった。奇抜じゃないのがむしろ良くて、長い旅の夢を見てたみたいだった。

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    2026年02月16日
  • 幽民奇聞

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     美術商の武田は幕末の生まれで去年死去した画家の遺した絵を検分するために、その邸宅へと向かうことになった。その武田に同行する男がいた。彼は鶯谷玄也。民俗学者をしている彼は、明治の中頃までは確かにいた存在である〈キ〉について調べているらしい。〈キ〉は鬼とは違っていて、また妖怪の類ともすこし趣きが違うみたいで……。

     縁はどこにでもあって、そして思いもよらない場所でも繋がっている。一読して、まず言葉が頭に浮かびました。謎めいた存在である〈キ〉を巡って展開される物語は、ときおり壮絶で血腥い光景を浮かび上がらせながらも、つねにどこか切ない余韻があるのが印象的でした。去年の末頃に出版された同著者の『ジ

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    2026年02月12日
  • ジャガー・ワールド

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    国が終わる瞬間、宗教が始まる瞬間に立ち会えた感覚。
    生贄を捧げるという祭儀自体をやめることが野蛮なことと言われる世界。
    視点が変わるごとにそれぞれの登場人物が好きになる。

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    2026年02月09日
  • 夜市

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    『夜市』の弟と『風の古道』のレン。
    自分の意思とは関係なく他者に運命を定められてしまったけれど、それを受け入れて、そこからは自分の意思で生きていく強さに惹かれた。
    この世には沢山の道があるように見えるけれど、自分の歩く道は今歩いているこの道しかなくて、無理に別の道に行こうとするとおかしな場所に迷い込んでしまうのだろうな。




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    2026年02月09日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    大好きな恒川さん作品!!こ、こわーー!!!!こわい!!!!ちょっとメタバース的な?緩やかに繋がっている世界線の人たちの話で、それぞれ短編なんだけど、さまよえる絵描きが、森へっていう話がこわすぎた。『…かもしれませんね』みたいな余韻あると、読み手がどう捉えるかで幽霊系ともサスペンス系ともとれて恐怖のジャンルが変わるのがやばい(語彙力)し、どれだとしても結局怖い。夜に読むな、トイレ行けなくなる。それと、見たらいけないものがそこにありそうな予感とか緊張感を描くのがうますぎる。まじで。でもこういうこわさを表現する作家がわたしはほんとうに好きです!!!!

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    2026年02月06日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    読み終わったあと何故かスッキリした気持ちになった。

    人の心が動き、国が滅びリアルタイムでその場にいるような感覚になる本でした。

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    2026年02月03日
  • 幽民奇聞

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    この本は個人的に夜市に匹敵する程最高の1冊でした。文章、言葉選び、ストーリー、全てが良すぎた上に最後の最後でやってくれます。切なさと、どこか闇が残る素晴らしい作品。

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    2026年02月03日
  • 滅びの園

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    恒川先生初読み。

    異世界や異生物が登場するSF小説。時に前置きなく世界観が提示されるため、すぐ物語に引きこまれた。
    個人的に世界観の説明や理屈がないのは読みやすくて嬉しい点でしたが、気になる人もいるかな?

    物語の命題は自分の人生と自分以外の人生、どちらを優先すべきか、というなかなかシビアなもので、最後までどちらになるのか、ハラハラしながらの読書。面白い小説でした。

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    2026年02月02日
  • 幽民奇聞

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    『風の古道』や『金色機械』など、これまでの恒川先生の作品を思い出す話だった。でも、新しい。
    ユーモアと殺伐さと感動が入り混じっていて、一言では言い表せない読後感だった。

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    2026年02月01日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    マヤ文明やアステカ王国を下敷きにした、架空の古代文明の物語。
    家族を殺され、儀式の生贄にされそうななった少年、スレイが主人公。運良く助け出され、数奇な人生を歩んでいくことになる。

    600ページ以上あり、あまりの分厚さに怯んでしまう。が、面白くてサクサク読める。
    スレイは、状況に応じて柔軟に事に対処できる能力があり、飄々と、たくましく生きていく様がとても良い。

    他の登場人物も魅力的だ。エルテカ国の横暴な王、謎めいた神官、スレイの親の仇ですら、悪いだけではない、様々な側面を見せてくれる。皆が、それぞれの思想、正義で動いているから、勧善懲悪ではなく、混沌としていて面白い。

    話し言葉が今風なのも

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    2026年01月31日
  • 夜市

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    夜市は様々なものが売られている異世界の市場。
    買い物をしないと元の世界に帰れない。
    大学生のいずみは、高校時代の同級生裕司に誘われて、よくわからないまま夜市に出かける。
    そして、裕司が子供の時に、弟を人攫いの店に買い物代金の代わりに渡して、自分だけ異世界から戻ったことを知る。
    その日、裕司は弟を連れ戻しに来たのだった。
    兄弟は再会するのだが…。



    なんとも不思議な物語であっという間に引き込まれた。
    久しぶりに、もっと読みたいと思わせてくれる作家に出会った気がする。

    この本には、もう一つ物語が収録されている。
    楽しみ。

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    2026年01月29日
  • 化物園

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    恒川氏の小説のエッセンスが詰まっており、洗練された内容のイメージである。それぞれの短編は国、地域、時代が異なるが、最後まで読むと繋がっていることがわかる。本のタイトルは充分に検討された結果だと思うが、違ったタイトルの方が良かったように思う。

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    2026年01月28日
  • ジャガー・ワールド

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    すごく面白かった。

    マヤ文明の生贄信仰をモデルとした架空の文明の話。
    630ページもあるけど、改行がかなり多いから、ページ数のわりに読み進みが早い。

    三国志を彷彿とさせる。
    ストーリーもポンポン進んでいく。かといって内容が薄いかというとそんなこともない。
    と思いきや、終盤は手塚治虫のブッダのような読後感。

    スレイとディノ、すごくいい。
    最高神官カザム・サクと鰐将軍ドルコも。シベリアも。
    フォスト・ザマもとんでもない。

    分厚すぎる本は嫌厭しがちだけど、これは大当たりでした。

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    2026年01月26日
  • ジャガー・ワールド

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    ファンタジーなのにあまりにも現実だった。
    自分達が生きている世界そのもの。善と悪、敵と味方、あの人達は間違っていたんだろうか?と考えてしまう。戦争も信仰も生活の延長線上にある。読後も終わらない作品。

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    2026年01月26日