恒川光太郎のレビュー一覧

  • 南の子供が夜いくところ

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    一家心中しようとしていた家族
    その息子タカシが一人の女性に
    助けられ、連れて行かれた島
    #トロンバス島 で
    繰り広げられる短編7作品
    .
    .
    それぞれ違う人物からの
    違う時代違う視点の
    話だけど、どこかで繋がっている
    .
    小さな島の
    長い旅の終わりを飾る
    ”夜の果樹園”は
    読んでいて、ハッ!とする
    そうか。私は瓜畑を渡るのを
    やめてしまったのかもしれないと。
    少しウルっと来るくらい
    心に刺さるものがありました。
    .
    有り得ないような
    有り得るような
    そのキワどいラインで
    進む話は
    妙に現実的で
    説得力がある
    やっぱり恒川光太郎 さん
    好きっす。

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    2015年09月26日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    「男ってね、一生懸命、恰好つけているけど、徹底的に挑発すると、最後は爆発しちゃうのよ。本質的に馬鹿なのね。」

    著者の描き出す、少し不気味で不思議でなつかしいような幻想の世界が大好き。なんだけど
    ↑こんなフレーズまであるなんて。どびっくり。
    博多が舞台の御話は歴史と織り交ぜてあり(どこまで真実かわかんないんだけど)
    今後こういった歴史小説の分野も読んでみたいと思った!

    とにかく今回もはずれなし。

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    2015年09月01日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    終始、レン兄と蘇芳のイチャコラっぷりに目が洗われるどころか腐り落ちる勢いでした。
    神とか妖怪とかそういう世界観が大好きなのでとても面白かったです。
    蛇に怯えてガクブルしてる蘇芳さんがほんと可愛くて…やばいです。
    ともすれば、目を抉られたレン兄にペロって…ペロって…なんのサービスですか。
    レン兄は2回ほど目を抉られてますが、その都度超絶可愛いんですけど。
    2回目なんか体が縮んじゃって蘇芳にぎゅって…
    結局、蘇芳がなんでレンについてんのかの理由は語られませんでしたが、、レン兄が可愛くてしょうが無かったという解釈でいいですか。

    これが打ち切りだなんて悲しすぎます。
    もっと長い期間ゆっくりとこの世界

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    2010年06月23日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 5

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    ヤンサンが休刊しちゃったので
    ほんとに続刊出てくれるのかしらん?と
    いささか不安だったのですが
    しっかり出ましたね♪
    でも今回はこの作品の元になった『風の古道』が
    載っているので
    本編は大して進んでません。
    6巻は09年2月発売予定だそうです。
    ああ待ち遠しい・・・

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    2009年10月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 4

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    この巻でとうとうレンが古道から出ます!
    その際の変化が・・・変化が・・・!
    でもって蘇芳の態度の変化も気になるところ

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    2009年10月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 2

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    古道。
    そこは神々が渡り、
    妖怪たちが住まう道。
    心を残した死者が通り、
    生ある者を脅かす場所―― 
    次世代気鋭作家コラボで描く、
    幻想ジャパネスク・ホラー!!

    ▼第3話/呼祭(4〜8)
    ▼呼祭拾遺/〜鳴神
    ▼第4話/ 黒沼御前(1〜5)

    ●主な登場人物/
    レン(妖怪たちに「母親殺し」と恐れられる謎の少年)、
    蘇芳(犬神。普段は若い男の姿をしている)
    ●あらすじ/
    雪恵を追って古道を彷徨ううち、
    かまきり女の宿に迷い込んでしまった聡と菜摘。
    女は、自分の子供を産む力をつけるため聡を喰おうとする。
    蘇芳が助けに駆けつけるが、
    宿には結界が張られ手が出せないでいた。
    そんな絶体絶命の中で…!?

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    2009年10月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    古道。
    そこは神々が渡り、
    妖怪たちが住まう道。
    心を残した死者が通り、
    生ある者を脅かす場所―― 
    次世代気鋭作家コラボで描く、
    幻想ジャパネスク・ホラー!!

    ▼第1〜3話/魄を喰らう肉(1〜3)
    ▼第4〜6話/隠し神(1〜3)
    ▼第7〜9/呼祭(1〜3)
    ●主な登場人物/
    レン(妖怪たちに「母親殺し」と恐れられる謎の少年)、
    蘇芳(犬神。普段は若い男の姿をしている)
    ●あらすじ/
    5年前に亡くした兄・数久の代わりに医者を志す女子高生・百合は、
    この頃、数久の夢を頻繁に見るようになっていた。
    そんなある朝、百合は祖母に「数久に会ってもついていってはいけない」と
    謎めいた忠告をされる。
    その

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    2009年10月04日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    鈍器本ってはじめて聞きました。笑

    すんごい重いし深い。文化と宗教と思想、これらが複雑に絡み合って繋がって積み重なって歴史となっていく様を見せつけられる本…長いストーリーなのに、夜風が冷たい真夜中に皆で焚き火を囲みながらどこか遠い異国の地の伝記を聞いてるようなワクワク感が最後まで止まらなかった。
    登場人物も多いのに一人一人キャラが立っていて、気付けば皆大好きになる。
    ラストはすっきりはしないが、エステカが滅び、新しい文明が芽吹く(はたまた暗黒時代の幕開けかもしれないが)、時代の変化の一歩目を踏み出して終わりって感じだった

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    2026年04月19日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    ★ 4.5

    恒川光太郎さんの前作「幽民奇聞」が面白かったので読んでみた。
    これまた物語に引き込まれて行く感じ!
    箱庭で始まった世界が次第にSFの世界に入っていく。

    「箱のなかの王国」
    「吸血鬼の旅立ち」
    「スズとギンタの銀時計」
    「静寂平原」
    「短時間接着剤」
    「海田才一朗の朝」
    「ファンレター」
    「ナチュラロイド」
    「円環の夜叉」
    「最果てから未知へ」

    これら一つ一つも面白く、異次元の空間にも移動する。
    もうわくわくし通し。
    「円環の夜叉」に入って、ちょっと満腹感があって、他の本にう・わ・き(⁠。⁠♡⁠‿⁠♡⁠。⁠)
    で、続きを読んだけど、このSF的な物語がなんと繋がっていく!

    『す

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    2026年04月19日
  • ジャガー・ワールド

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    600ページ超の鈍器本、壮大な冒険&ファンタジー小説。マヤとかアステカ文明が好きな方はぜひ。生贄とか人肉を食すとか、負け=死の世界で生きる戦士たち。これだけ長いのに一人一人キャラが立っていて魅力的なのはすごい。ちなみに私はディノが好きでした。

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    2026年04月18日
  • 夜市

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    ネタバレ

    すっきりした文章で、感情も情景も雰囲気も伝わってもの凄く読みやすかった。
    ファンタジー寄りな雰囲気の中に、日常のすぐ隣にあるようなゾッとする冷たさが良い。
    2つもと悲しくて綺麗な話。

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    2026年04月14日
  • 白昼夢の森の少女

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    タイトル作「白昼夢の森の少女」が特に素敵だった。

    木になり、同じような人々と木の幹や根で繋がっていく……という幻想的なイメージがとても印象的。
    自然の叡智が静かに息づく世界観が美しい。
    短編集全体を通して、恒川さんらしい儚くて優しいファンタジーが広がっていてる。
    恒川さんの作品どれも好み

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    2026年04月11日
  • 月夜の島渡り

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    うーん、ホラーじゃないよなファンタジーか?
    沖縄を舞台にした不思議な味わいのある7つの短編。いい味わいではないかもしれない。抗えない、島に根差した運命に流されていく人々を描いている。沖縄には精霊のような存在がいるのかもしれないとも思わせる読後感だ。決して浸ってみたいと思うものではないけどね。
    恒川光太郎は、なかなか上手いな。

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    2026年04月11日
  • 幽民奇聞

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    民俗学者の青年が興味を持った、「キ」をあらわしたという鬼婆の絵画。彼はその非現実的な存在に強い興味を抱いていた。
    そして今やだれも知らないその絵を描いた画家自身の幼少期の記憶から綴られてゆく、鬼婆や狒々といったかたちで伝承されながら、ひっそりと歴史の裏側に存在していた「キ」の存亡を描いた短編集。

    淡々とした筆運びで人の酷さと温かさを両面で描きつつ、人か人ならざる者かのはざまである「キ」という存在を徐々に浮き上がらせていく手業はさすがの巧さ。血なまぐささの中に抒情的な風情を携えた語りは、上質な大人向けの童話のようなノスタルジーを備えていて、心地よく物語世界に浸れました。とても良かったです。

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    2026年04月10日
  • 金色機械

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    江戸時代にファンタジー?という面白い組み合わせ。

    特殊能力もいくつか出てくるけど、やはり金色様が異色すぎる。けど不思議と馴染んでいて面白い。やっぱりこういった特殊な世界観を書くのが上手いなぁ。

    ストーリー自体も時代特有の理不尽や悲哀があり、過去と現在がどう繋がり結末を迎えるのか、先が気になるものだった。読み終わってみると結構コテコテの時代劇要素も強かった気がします。

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    2026年04月08日
  • 夜市

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    ネタバレ

    ⚫︎夜市
    偶然迷い込んだ夜市で兄は欲しい能力を手に入れるために幼い弟を売った。なんともモヤモヤする出だしだったが、最後の結末は良かった。よかったのかな、でも少なくとも兄弟が最終的にお互いにとって最善と思える選択をしたという点において救いを感じた。

    ⚫︎風の古道
    興味深いのは、古道を行き交う人間ならざるもの(神様、鬼などの異形)がまるで風景かのようにシンプルに描写され、あくまで古道から元の世界へ戻ろうとする者、古道で生まれ古道でしか生きれない人間に焦点が当てられている。ホラーやオカルトになりすぎず、少年時代の古い冒険が、瑞々しさや切なさを伴って朧げな記憶のアルバムのひとコマとして再生される。人

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    2026年04月02日
  • 幽民奇聞

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    恒川光太郎らしい不思議が漂う話。幕末から明治初頭にかけての普通の世間を逸れた者たちの隠された集団キを巡る話の幾つか。御屋形様といわれる不思議な少女が束ねるが、妖なのだろう。農民や貧しい人たちのどうしようもない悲惨さと逞しさも描かれる。話のつくり方がなかなか上手くて読ませるなあ。

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    2026年04月01日
  • 白昼夢の森の少女

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    恒川さんの短編集です。
    これまで本に収まらず埋もれていた作品と
    アンソロジーに収録された作品をまとめたもの。
    読み始めて、いつもの古民家ホラーだけでないなあ、ばらけているなあ、
    と思っていましたが、そんな一冊なのです。

    読み終えて 作者あとがきの作品解説を読みましたら、短編一作づつの背景が見えまして面白くなりました。

    「古入道きたりて」
    『和菓子のアンソロジー』2014
    夏に夜独りだけの時見ることができる山のような巨人、から始まる民話のような幻想のようなお話だったのですが、まさか和菓子の方とは。

    「焼け野原のコンティニュー」
    『オール讀物』2014 現代作家が描く戦争小説 パニックSF

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    2026年03月22日
  • ジャガー・ワールド

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    いきなりトップギアでストーリーが展開してグイグイ読んでしまった。現代からしたら生贄とかそんなものと思うけれど、今の法律とかも何百年したらそんなものになるのかもなぁ。宗教的な怖さと無意味さを思い知らされる。個人的にはドルコが好きだなぁ。

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    2026年03月18日
  • ジャガー・ワールド

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    マヤ、アステカ文明と生贄信仰をモチーフにした作品でした。
    登場人物の生い立ちを後から描く為、自分が最初に抱いたイメージを何度も覆されました。
    切り取られた情報からは何も分からない。そばにいても、相手の真意を完全に汲み取る事は難しい。
    技術の進化が目まぐるしい中、人間は進化できているのでしょうか?そんな事を思わせる1冊でした。

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    2026年03月15日