恒川光太郎のレビュー一覧

  • 夜市

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    めちゃくちゃおもしろかった。
    特に古道は夜市とは違って、不気味なところはあるがなんとなく温かさもあり、慣れてしまえばきっと居心地が良いんだろうなと思わせてくれるような情景が広がっていました。

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    2026年07月23日
  • 幽民奇聞

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    恒川光太郎さんの新作、連作短編集。
    「キ」という存在を軸に、民俗学的な要素を織り交ぜた恒川ワールド全開の作品。
    安定の面白さで、続きが気になって2日で一気読みしてしまった。
    今年は『ジャガーワールド』も素晴らしかったのに、またしても心の奥に切なさと温かさを静かに残してくれる作品を書けるなんて、本当に素晴らしい作家さんだと思う。
    民俗学の香りと幻想的な物語が混ざり合った独特の味わいが、恒川さんらしい魅力全開で大満足の一冊だった。

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    2026年07月22日
  • 夜市

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    幻想的な世界観と空気感がとても好きだった。現実と異界の境界が曖昧で、「どこかに本当にありそう」と思わせる雰囲気が心地よい。 特に心に残ったのは『風の古道』。 何もかも綺麗に解決しないこと、奇跡で帳尻を合わせないこと、それでも登場人物がそれぞれの人生を受け入れて前へ進いていくこと。その静かな余韻がとても好きだった。 レンの潔さというか、どうにもならないことを受け入れる強さにも惹かれた。悲しい物語なのに、不思議と読後感は澄んでいて、「綺麗な話だったな」と思えた。 幻想的な空気に浸りたい夜に読みたい一冊。

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    2026年07月18日
  • 白昼夢の森の少女

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    束の間でもあり永遠でもある楽園、まさに白昼夢。
    一話読み終わるごとに、楽しかった気がする夢から目覚めた時、記憶から夢の微細な残り香を辿ろうとする時の感覚になる。思い出せそうで思い出せない時のあれ。現実と幻のぬるやかな境界線で感じるあたたかな鳥肌が心地よかった
    特に好きだったのは『銀の船』、永遠ほど寂しくて恐ろしくてそれと同時に惹かれるものはない。銀の船乗りたいなー、。夢は現実と表裏一体で、現実が残酷で厳しいものであればあるほど夢は輝いて見えると思う。どの話も綺麗なだけの夢ではなくて現実との深い溝があってこそうつくしいなと感じた。

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    2026年07月17日
  • ジャガー・ワールド

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    600ページを超える長編。マヤ文明がモデル。とはいえ私はマヤ文明が分からないが読めるのは登場人物の口調がフランクだからか。(賛否両論あると思う) 内容は非常に重厚、奴隷や食人、宗教や身分制度。それにより争い戦争が起きる。夜市とは方向性が違う現実的な話で新たな一面を見れた。

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    2026年07月15日
  • 幽民奇聞

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    「キ」
    不思議な妖と思われる集団の話
    多分、存在を知られてはいないけどきっとどこかにいるだろう者
    興味深く物語に没入してました

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    2026年07月05日
  • 幽民奇聞

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    恒川さんの得意とするファンタジーとリアルが融合したおはなし。
    人物や時代がたびたび切り替わってストーリーが進んでいくが、ストーリー間に緩い繋がりがあって、終盤で「キ」にまつわる一つの大きな物語として完成したのは思わずため息が出た。

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    2026年07月04日
  • 滅びの園

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    しばらくぼうっと空を見上げてしまった。

    残酷なディストピアなのに、こんなに美しく描けるのは恒川先生の文章力なのだろう。

    「わたしの絶望は、誰かの希望。」という言葉の重みが突き刺さる傑作。

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    2026年07月03日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    最後の数行で一気に物語からフレームアウトしていく感覚がたまらなかった。キャラたちが時の流れにのみ込まれていく感じ。

    お気に入りはシベリア。アニメとかになってたら絶対カッコいいはず。強くて頭が良くてダンディなおじさんって感じ?

    レイラに関しては途中で去っちゃってマジでここで辞めるんかいってビックリした。中途半端すぎ。

    王様と小人の話とかもっと読みたかったなぁ。

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    2026年06月29日
  • 滅びの園

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    ほぼ一気読み
    結末への感想は、解説の通りでした
    緊張感がないってレビューあったけどそれもらしさなのでは?

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    2026年06月27日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    子供向けなんですけど、じっくり読み進めていくうちにめちゃくちゃ怖いです…(笑)
    子供達だけじゃなく、大人の皆さんにも読んでほしい1冊です。

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    2026年06月11日
  • 月夜の島渡り

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    ベッドからはみ出た足ひっこめた。

    怖くておもしろかった。この方の小説多分相性いい、この一冊からハマった

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    2026年06月08日
  • ヘブンメイカー

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    地図を見た途端、うわぁ、ファンタジーだったか!!と頭を抱えたが、なんとか読み切った。言いたいことはなんとなくわかった。

    孝平はトラックに幅寄せされたところで記憶が途絶えていて、日本どころか世界のどこにも見えない場所で目覚めた。死者の国だという。

    孝平の友達の佐伯は大学に行き、法学部に入る。佐伯が華屋律子に交際を申し込んだ翌日殺された。佐伯は大学を休学。砂浜で妙な男の差し出したクジをひき、スタープレイヤーという世界に放り込まれる。10個の願いを叶えてくれるらしい。家とオアシスを作り、華屋律子を生き返らせることも可能らしい。華屋律子と藤沢市を召喚する。

    孝平、智美、新文、瑠璃は街の探検を始め

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    2026年06月08日
  • 幽民奇聞

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    すごくいい。内容も雰囲気も文章も全てが好き。
    江戸時代から明治へ。キと呼ばれていた集団について。鬼とか妖怪とか常識外にあるもの。明治初期くらいまではそういったものたちが存在できる余地があった、その闇の部分、懐の深さがなんとなく恐ろしくもあり魅力的でもある。

    『ジャガーワールド』で初めて恒川光太郎さんの本を読んでめちゃくちゃ面白かった。『幽民奇聞』は舞台も雰囲気も全く違うけどどちらも不思議な魅力を持つ本。他の作品も読んでみたい。

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    2026年06月07日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    何を書いてもネタバレになってしまいそうなので書けないが、マヂでスゲー面白かった!構成、展開、最高っ!

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    2026年05月30日
  • ジャガー・ワールド

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    最初に、太陽を維持するために人間の心臓を捧げる儀式が出てきて、佐藤究さんの『テスカトリポカ』を思い出した。テスカトリポカはアステカ神話、ジャガーワールドはマヤ文明、どちらもメキシコを含むメソアメリカ。

    帯にある通り、滅びゆく国の物語なのだけど、人間の物語とも言える。
    今、世界が平和じゃないから余計に心に響いた。

    とてもとても興味深くて、ぐんぐん読めた。
    そして、たくさんたくさん考えた。
    フォスト・ザマとカザム・サク、神官同士の論戦部分は特に考えさせられた。

    国を為すのは難しい。

    本を読むたびに思うことだけど、政治家はこういう〈人間について書かれた歴史小説〉を読むべきだと思う。
    色々な人

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    2026年05月18日
  • ジャガー・ワールド

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    分厚い本でそれでも割と短期間で読めたのは物語の魅力。
    後半もう少しスレイ視点読みたかった。あと本の分厚さに比例して登場人物も多いので、一覧作ってくれたら助かる。
    神話的な部分もあるんだけれど、結局神に選ばれたチートなんて出てこず、どれだけ頭が良いか、喧嘩が強いかっていう分かりやすい部分で突出している人が生き残るよね。あと、ここで、行動するって思い切るのも重要だけど、引く強さも必要だなあと読んでいて感じた。

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    2026年05月17日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    今まで読んだ本の中でベスト。と言ってもいいほど面白かった。全てが緩やかにつながっている世界で、今私達がすごす世界も結局箱庭の中なのだなぁ。と考えて人生観が広がった。
    この世界は幽霊のようなもの。という言葉は世の中の真理である。と思った。

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    2026年05月09日
  • 竜が最後に帰る場所

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    とても好きな一冊
    特に2話目?は恒川光太郎さんぽくて大好きな1話。
    最後のゴロンドも竜が最後に帰る場所のタイトルの話でこれも心地よかった。
    3話目のおうむも好きなファンタジー。終わり方も良かった。 
    この本は将来読み直したいので売らない。

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    2026年05月07日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    滅びの物語。

    正義、信念、信仰、有能、権力、理想どれも滅びへの道だった。

    結末が、日和見の勝利だった。生き残ったのは、日和見主義者。
    私が1番嫌悪してしまう人種の勝利に、虚無感が半端ない。
    日和見主義者になれない、仲良くもなれない私は滅びるのだろう。

    勧善懲悪ではないところが最高に良かった。
    人が集まれば、簡単に戦いが始まる。
    レリイの思想は達成されることはないんだろうね。

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    2026年05月05日