恒川光太郎のレビュー一覧

  • スタープレイヤー

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    異世界転生…というより異世界転送モノの小説ってあったんですね…異世界転生ものは都合が良すぎてあんまり読んでこなかったけど、これは現実的なこととの塩梅が丁度良くて面白かった。

    オープンワールドのチャット付きのゲームやってる気分にもなる。

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    2026年01月24日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    ジャガー・ワールド

    マヤ文明をモデルにした、その文明や国々の興亡を巡る大河小説です。総ページ632ですが、大きな物語の展開や登場人物たちの冒険でわくわくしながら一気に読み切りました。
    マヤ文明にはなかったキリスト教のような半生贄と友愛を説く宗教をからませることで、恒川氏の人類観や世界観も垣間見ることができます。そして、多くの登場人物がそれぞれの生を全うする様子から、生きるということはどういうことか?や文字は人々に便利さをもたらしたが、それは本当に人が生きる上でプラスになっているのか?などの問をつきつけてきます。
    竹蔵は、数奇な運命にもまれながら最高神官を経て王にまでなるフォスト・ザマと、軍神

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    2026年01月22日
  • 猫ミス!

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    猫をめぐるミステリー小説のアンソロジー。8名の作家の作品が収録されています。

    猫の描写を勉強したくて読みました。どのお話も満遍なく読みやすくて面白かったです!後味はそれほど悪くなかった気がします。

    特に芦沢央さんの「春の作り方」 が心に残りました。優しくて切ない余韻があり、伏線にも唸りました。題名も綺麗で好きです!

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    2026年01月21日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    恒川光太郎によるマヤ文明ワールド。
    ただただ面白い。同作者の「金色機械」のマヤ版みたいな印象を持ちましたが、あちらに比べていろいろ伏線というかお話が絡みあうみたいな感じもそれほどはしなかったしコメディっぽさも皆無ではあったけど、それでもなお面白い。マヤ文明に対する興味深さがあり、そして圧倒的な読み応え。星5以外つけようもない。
    もともと独特な異世界感が持ち味の作家さんだと思っていましたが、マヤという実際に存在した世界に対してもその持ち味は健在。このボリュームのある一冊にして「読み終わるのがもったいない」と思わせる傑作でした。
    個人的にはフォスト・ザマの最期が・・哀しくもしびれました・・・

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    2026年01月19日
  • ジャガー・ワールド

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    面白かったー ファンタジーではなく歴史小説!?この時代のって初めてで読みにくいイメージあったケド話し言葉がめちゃ身近な感じで笑ってしまった 本当にこんなふうだったのかも
    あと構成も好きです え、誰ってヒトが後々、、、ってゆーの大好きです

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    2026年01月18日
  • 金色機械

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    これはただただ本当に面白かった。
    あさのあつこの深山物語、光と闇の旅人、ポールスチュワートの崖の国物語、この辺りが好きなら絶対におすすめ。ダイナミックで緻密で美しい物語、かつスピードを損なうほどには難解すぎず、気づいたら読み終わってしまった。
    紅葉の生き様のなんとかっこいいこと。

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    2026年01月16日
  • ジャガー・ワールド

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    年末年始にかけて楽しみました。
    アステカ文明をベースにしているようですが架空の都市での物語なので、歴史に詳しくなくとも最後まで面白いです。
    アニメや映画にしてもいいくらい魅力的なキャラクターもたくさんいます。
    最初は、生け贄文化や野蛮な感じでグロテスクな感じかと警戒していましたが、そんな印象はなかったです。作者のコントロールが上手いのでしょう。

    年のはじめから、今年のベスト3に出会ったかもしれません。

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    2026年01月12日
  • 夜市

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    夜市も風の古道もドロドロとしたホラーじゃなくて良かった。
    子どもの頃の欲や判断って本当に危うい。
    風の古道・レイの沈着な態度が少し切ない。レイの母についてもう少し知りたかった。

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    2026年01月09日
  • 夜市

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    すっごく面白かった!
    ホラー小説だということすら知らずに読み始めたけど、爽やかな読後感が癖になりそう。
    普段読まないジャンルなので物語として新鮮だった。

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    2026年01月08日
  • ジャガー・ワールド

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    これは戦士(ジャガー)の物語だ…。良すぎ…。
    復讐の物語でもなく、戦争の話でもなく、ただ自分の正義をぶつけ合う「戦士」の話なんだよこれは…。
    拳の戦士もいれば、未来の戦士もいるし、思想の戦士もいるわけで、こちらを立てればあちらが立たぬという…これが戦…
    個人的にはやっぱり戦闘狂シベリアの話が大好き。「戦いあっての人生だよなあ?」って戦うのほんまにかっこいいです。でもただのバーサーカーじゃなくて自分の中での戦闘の美学みたいなものもちゃんとあって真の戦士だと思った。

    人物も複数出てくるし時代も場所も違うんだけどさすが恒川光太郎さん、ごっちゃにならずにすっとはいってきてサクサク読めた!
    てか、恒川

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    2026年01月04日
  • それはそれはよく燃えた

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    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷

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    2026年01月02日
  • ジャガー・ワールド

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    生贄、戦争、復讐と、とにかく血みどろのストーリー展開を覚悟していたが、とても読みやすい。
    様々な登場人物の生き様が順に語られるが、視点を変えると悪人かと思っていた人物がそうではなかったり、ここでこの人達が繋がるのか!といった発見もあり、すぐに世界に引き込まれる。皆慣習やしきたりに翻弄されながら必死に生きているのが分かる。何が正しいかという価値観は時代によって異なるのだ。
    なぜか会話が現代風なのも違和感なく、むしろいい味を出している。
    説得力のある魅力的なキャラクターが多く、ここ最近で最も熱中した本かもしれない。

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    2026年01月02日
  • 滅びの園

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    久しぶりの恒川先生作品です。
    第一章では不思議な世界に迷い込む展開から「夜市」
    や「スタープレイヤー」を思い浮かべましたが、第二章以降は全く違った切り口で進み、特に第四章からの怒涛の展開に引き込まれました。ラストは…いろんな感情が一度に押し寄せてあふれてきました。
    個人的にはプーニー災害対策本部の略し方か妙につぼにはまりました。
    とてもおもしろかったです。

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    2026年01月01日
  • 夜市

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    2025年年越しに選んだのは本書。
    100シリーズ夜市だけ読もうと思ったが風の古道も評判がいいという事でこちらを。
    夜市は日本ホラー小説大賞を取り直木賞候補に。ホラーというより和風ダークファンタジー。
    幼少時は無知ゆえか時に残酷な事をする。される。どうするか決めていいのは自分自身。
    気になるのはなぜ、裕司はいずみを選んだかな。
    売買目的であるのはわかるけど。高校生の時、付き合ってたのは彼女なのかな…
    ずいぶんと古い作品であるが、私達は有限だと分かってるから老いない心の持ち主は好まれるのだと思う。だから生きていけたしこれからも生きていけると思う。
    寂しさは夜に残しながら。

    風の古道は夜市と同

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    2025年12月31日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    絶対面白いだろうなと思ってた!
    マヤ文明が舞台の話。

    いつの間にか異世界に入ってて、その世界のルールに振り回される話が恒川さんの特徴で、今作もその通りな話で最高です。
    食人、生贄、王政と現代からすればこんなの完全に異世界ですから。
    登場人物を現代人の喋り方にしてるのが、日常から異常さを際立たせてて良いですよね。心臓を抉り出して捨てた人体を食うの嫌だわ〜うちの子なんか嫌がって食べないもんとかどんな会話やねんって笑っちゃいます。
    マヤ語を完全な日本語にするとか無理だろうし、取っ付きにくいであろうキャラクター同士のやり取りを分かりやすく崩しすぎてもないのが上手い。

    主要なキャラクターが固まってて

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    2025年12月28日
  • 異神千夜

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    不思議で少し怖い、少し怖くて不思議、そんな狭間の程よいところを突くのがとても上手い。こればかりはセンスのなせる技としか言いようがない。
    「風天孔参り」と「金色の獣、彼方に向かう」が実に素晴らしいと言いたいところだがこの短編集に収められた四本とも甲乙つけ難い。怪談ともホラーとも違う、恒川光太郎ワールドとしか言いようのない世界は最初の一行で目を惹かれて気づくと夢中になって読みふけっている。いつまでも淫していたい。

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    2025年12月21日
  • ジャガー・ワールド

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    こいつもカタルシスやなぁ。読後の余韻。
    滅びの園レベル。いいものを読みました。ちょっと口調が現代寄り過ぎな感じはあったけどw

    個人的に気に食わなかったのは、最高神官同士の弁論の際、ヘルマスをはじめ散々公平に審査するとか豪語してたくせに、ウェラス文字の件が逆鱗に触れたことでカザム・サクを殺してる件。どこが公平やねん。思いっきり私情で殺してんじゃん。ドルコやスレイよりも実力的に圧倒的強者として描かれたキールなど、ウェラス族は一線を画した存在みたいになってるけど、むっちゃ人間なのね。

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    2025年12月15日
  • 月夜の島渡り

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    沖縄を舞台にしたホラー小説。
    7つのお話に、それぞれ妖怪やら魔物が出てくる。しかし、解説の黒史郎さんも書いていましたが、ホラーというより異界譚のようだ。 
    昔話のような物語もあり、おばあちゃんが話してくれているような、なんともいえない感じですが、物語は面白く引き込まれました。
    沖縄には、石敢當やシーサーなどの魔除けも多いし、御嶽などの神聖な場所や離島などでは禁足地になっているとこも結構ある。やはり、沖縄は観光だけではなく、こちら方面でも魅力をかんじました。
    恒川氏の本は、夜市以来2冊目ですが、2冊とも面白かったです。

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    2025年12月14日
  • 夜市

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    「夜市」は一歩間違えば戻れず死と隣り合わせの状況であるのに、淡々としていて重々しくないため、放課後ちょっと不思議な世界に足を踏み入れた感覚で読める。「風の古道」は踏み入ってはならない場所を冒険しているワクワク感と徐々に繋がっていく恐怖に引き込まれて、一つの映画を見終わったような気持ちになった。 闇の市場や神々の通り道という存在が身近に感じられる表現力と、誰もがわかる綺麗な伏線回収、まだ不思議な世界にいるような独特の後味があり、どちらも一度読むと忘れられない物語。

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    2025年12月13日
  • ジャガー・ワールド

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    恒川光太郎久々の新刊である。
    マヤ文明を舞台にした、多様な身分、価値観を持つ人々が起こす王国の崩壊を描いた長編クロニクル。

    鈍器本でありながら軽快な文体と爽快な物語があっという間に結末まで連れて行ってくれる。
    その中で、生贄の賛否や国のあり方が作品を通じて議論されてきた。後半の賢者二人による論戦は圧巻である。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の論戦を彷彿とさせる。

    物語の濃密さもさることながら、この作者は物語の結びがあまりにも美しい。遠大で壮大な時代の流れを感じさせる読後感。『スタープレイヤー』シリーズや『箱庭を巡る巡礼者たち』が好きな方は是非手に取って欲しい。

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    2025年12月12日