恒川光太郎のレビュー一覧

  • 夜市

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    約170ページで、2つのお話が書かれています。読みやすいボリュームでした。
    どちらのお話も、うすーく繋がっているような表現がありました。

    この2編のお話の読後感は、どちらも切ないです。決してバッドエンドではないんですが、手放しでは喜べない終わり方でした。

    独特の世界観があります。その場の風景や主人公たちの心情を表す表現がそうさせているように感じました。また、「学校蝙蝠」や「永久追放者」、「人攫い」などのネーミングセンスがそうさせているようにも感じました。
    この本はホラー小説を薦める文脈の記事かなにかで見つけて読んだのですが、ホラーというよりファンタジーのような印象を受けました。

    この著者

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    2026年07月01日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    最後の数行で一気に物語からフレームアウトしていく感覚がたまらなかった。キャラたちが時の流れにのみ込まれていく感じ。

    お気に入りはシベリア。アニメとかになってたら絶対カッコいいはず。強くて頭が良くてダンディなおじさんって感じ?

    レイラに関しては途中で去っちゃってマジでここで辞めるんかいってビックリした。中途半端すぎ。

    王様と小人の話とかもっと読みたかったなぁ。

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    2026年06月29日
  • 滅びの園

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    ほぼ一気読み
    結末への感想は、解説の通りでした
    緊張感がないってレビューあったけどそれもらしさなのでは?

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    2026年06月27日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    子供向けなんですけど、じっくり読み進めていくうちにめちゃくちゃ怖いです…(笑)
    子供達だけじゃなく、大人の皆さんにも読んでほしい1冊です。

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    2026年06月11日
  • 月夜の島渡り

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    ベッドからはみ出た足ひっこめた。

    怖くておもしろかった。この方の小説多分相性いい、この一冊からハマった

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    2026年06月08日
  • ヘブンメイカー

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    地図を見た途端、うわぁ、ファンタジーだったか!!と頭を抱えたが、なんとか読み切った。言いたいことはなんとなくわかった。

    孝平はトラックに幅寄せされたところで記憶が途絶えていて、日本どころか世界のどこにも見えない場所で目覚めた。死者の国だという。

    孝平の友達の佐伯は大学に行き、法学部に入る。佐伯が華屋律子に交際を申し込んだ翌日殺された。佐伯は大学を休学。砂浜で妙な男の差し出したクジをひき、スタープレイヤーという世界に放り込まれる。10個の願いを叶えてくれるらしい。家とオアシスを作り、華屋律子を生き返らせることも可能らしい。華屋律子と藤沢市を召喚する。

    孝平、智美、新文、瑠璃は街の探検を始め

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    2026年06月08日
  • 幽民奇聞

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    すごくいい。内容も雰囲気も文章も全てが好き。
    江戸時代から明治へ。キと呼ばれていた集団について。鬼とか妖怪とか常識外にあるもの。明治初期くらいまではそういったものたちが存在できる余地があった、その闇の部分、懐の深さがなんとなく恐ろしくもあり魅力的でもある。

    『ジャガーワールド』で初めて恒川光太郎さんの本を読んでめちゃくちゃ面白かった。『幽民奇聞』は舞台も雰囲気も全く違うけどどちらも不思議な魅力を持つ本。他の作品も読んでみたい。

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    2026年06月07日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    何を書いてもネタバレになってしまいそうなので書けないが、マヂでスゲー面白かった!構成、展開、最高っ!

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    2026年05月30日
  • ジャガー・ワールド

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    最初に、太陽を維持するために人間の心臓を捧げる儀式が出てきて、佐藤究さんの『テスカトリポカ』を思い出した。テスカトリポカはアステカ神話、ジャガーワールドはマヤ文明、どちらもメキシコを含むメソアメリカ。

    帯にある通り、滅びゆく国の物語なのだけど、人間の物語とも言える。
    今、世界が平和じゃないから余計に心に響いた。

    とてもとても興味深くて、ぐんぐん読めた。
    そして、たくさんたくさん考えた。
    フォスト・ザマとカザム・サク、神官同士の論戦部分は特に考えさせられた。

    国を為すのは難しい。

    本を読むたびに思うことだけど、政治家はこういう〈人間について書かれた歴史小説〉を読むべきだと思う。
    色々な人

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    2026年05月18日
  • ジャガー・ワールド

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    分厚い本でそれでも割と短期間で読めたのは物語の魅力。
    後半もう少しスレイ視点読みたかった。あと本の分厚さに比例して登場人物も多いので、一覧作ってくれたら助かる。
    神話的な部分もあるんだけれど、結局神に選ばれたチートなんて出てこず、どれだけ頭が良いか、喧嘩が強いかっていう分かりやすい部分で突出している人が生き残るよね。あと、ここで、行動するって思い切るのも重要だけど、引く強さも必要だなあと読んでいて感じた。

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    2026年05月17日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    今まで読んだ本の中でベスト。と言ってもいいほど面白かった。全てが緩やかにつながっている世界で、今私達がすごす世界も結局箱庭の中なのだなぁ。と考えて人生観が広がった。
    この世界は幽霊のようなもの。という言葉は世の中の真理である。と思った。

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    2026年05月09日
  • 竜が最後に帰る場所

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    とても好きな一冊
    特に2話目?は恒川光太郎さんぽくて大好きな1話。
    最後のゴロンドも竜が最後に帰る場所のタイトルの話でこれも心地よかった。
    3話目のおうむも好きなファンタジー。終わり方も良かった。 
    この本は将来読み直したいので売らない。

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    2026年05月07日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    滅びの物語。

    正義、信念、信仰、有能、権力、理想どれも滅びへの道だった。

    結末が、日和見の勝利だった。生き残ったのは、日和見主義者。
    私が1番嫌悪してしまう人種の勝利に、虚無感が半端ない。
    日和見主義者になれない、仲良くもなれない私は滅びるのだろう。

    勧善懲悪ではないところが最高に良かった。
    人が集まれば、簡単に戦いが始まる。
    レリイの思想は達成されることはないんだろうね。

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    2026年05月05日
  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    唯一無二の世界観で素晴らしい。ラストがあっさりしてるように感じるのは、主人公が自発的に異界である穏か下界である都市か、どちらで生きていくか選んだわけではないからかな。そこが少し気になった。

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    2026年05月03日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    古代マヤ文明をモチーフにした架空の古代国家に暮らす様々な立場の人間の視点で、一つの国が滅びる顛末を追体験するようなお話。

    読む前はファンタジー作品だと思ってたし、ページも600ページちょっとあるから最後まで読めるか不安だったんだけど、不思議とスルスル読めちゃったね。
    正直意味のわからない単語とか、理解しがたい文化的背景とかもたくさんあったんだけど、作中であまり詳しく説明してないのが逆によかったのかもしれない。こういう作品は世界観説明が長く、その間に読むのが嫌になることが結構ありがちだと思うんだけど、そういうのがまったくなかった。古代の話だけど、会話シーンが現代口調だったのも馴染みやすくて◎。

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    2026年05月03日
  • ジャガー・ワールド

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    マヤ文明を舞台に王国の栄枯盛衰を描く、冒険小説。壮大なる叙事詩とも言うべき物語。
    映画ベン・ハーを見ているようでもあった。

    恒川光太郎のこれまでの地味で薄暗い世界感からは、かけ離れた壮大なる物語でした。
    ちょっと驚きつつも、新しい扉を開いてくれたような、嬉しさも感じた。恐るべし、恒川光太郎。次回作も期待してます。

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    2026年05月01日
  • 雷の季節の終わりに

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    恒川さん独特の ダークで不思議な世界観がめちゃくちゃ好みだった〜!
    異次元から始まるストーリーは、どこかうすら怖くはあるけど、序盤からめちゃくちゃ惹き付けられた。
    その後の展開も そういう事か〜の連続で最後まで飽きる事がなかったな〜。

    恒川さんの物語って 物哀しさと どこか懐古的な感じもあって ほんと独特。
    ちょっと乙一さんと似てる気もするけど、どちらも大好き。
    もっと読み進めていきたい作家さんだ(^-^)/


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    この世でない、どこか異次元の世界に静かに佇む「穏」という隠れ里。
    ここでは四季の他に「雷季」と呼ばれる時期があり、その季節には悪い事をし

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    2026年04月29日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    もう、グワングワンね。恒川光太郎はほんと(いい意味で)変な物を書く。
    ジャガーワールドと少し世界感の雰囲気が似てる気もするけど、こっちは異世界全振りって感じ。こんなSF味強いとは思わなかった。
    読後のカタルシスもジャガーワールドと似てる気するけど、いやぁよかった。
    滅びの園でも感じだけど、「自分は一体何を読まされてたんだろう」って。

    ただ表紙ダサくね。もっとかっこよくしてよ。

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    2026年04月29日
  • 竜が最後に帰る場所

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    唯一無二の世界観からなる短編集。

    設定と描写が天才的すぎて、物語の世界に浸れた。
    自分もこの物語の世界にいるのではないかという錯覚を覚える程に素晴らしい。

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    2026年04月27日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    とにかく面白い
    恒川さんの作品ならではの不思議で魅力的な正解が本のなかに広がっている
    少し不気味でファンタジックで時には陰鬱とした世界もあり、それら全てが繋がる
    箱庭の中の世界を観測するところから始まり
    時代も場所も次元も超えた物語の連鎖の中を冒険していく
    とにかく引き込まれ目が離せない
    ミステリーでもありファンタジーでもありSFでもある
    全ての要素がきれいに混じって繋がりあった
    そんな作品

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    2026年04月26日