恒川光太郎のレビュー一覧
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ネタバレ古代マヤ文明をモチーフにした架空の古代国家に暮らす様々な立場の人間の視点で、一つの国が滅びる顛末を追体験するようなお話。
読む前はファンタジー作品だと思ってたし、ページも600ページちょっとあるから最後まで読めるか不安だったんだけど、不思議とスルスル読めちゃったね。
正直意味のわからない単語とか、理解しがたい文化的背景とかもたくさんあったんだけど、作中であまり詳しく説明してないのが逆によかったのかもしれない。こういう作品は世界観説明が長く、その間に読むのが嫌になることが結構ありがちだと思うんだけど、そういうのがまったくなかった。古代の話だけど、会話シーンが現代口調だったのも馴染みやすくて◎。 -
Posted by ブクログ
恒川さん独特の ダークで不思議な世界観がめちゃくちゃ好みだった〜!
異次元から始まるストーリーは、どこかうすら怖くはあるけど、序盤からめちゃくちゃ惹き付けられた。
その後の展開も そういう事か〜の連続で最後まで飽きる事がなかったな〜。
恒川さんの物語って 物哀しさと どこか懐古的な感じもあって ほんと独特。
ちょっと乙一さんと似てる気もするけど、どちらも大好き。
もっと読み進めていきたい作家さんだ(^-^)/
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この世でない、どこか異次元の世界に静かに佇む「穏」という隠れ里。
ここでは四季の他に「雷季」と呼ばれる時期があり、その季節には悪い事をし -
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本作は非常に贅沢な恒川光太郎の連作短編になっております!
六つの短編と間をつぐむ物語の断片5話からなる本作ですが、いくつかの話は長編にできるような造り込みとなっています!
1話目の【箱の中の王国】は次の話で続きは?と期待してしまうほどの面白さ!!
物語としては繋がって行くものの恒川光太郎のファンとしてはスピンオフで物語を掘り下げて欲しいです!!!!
箱の中の王国:主人公はゴミ捨て場で拾った箱の中に世界が広がっでいるのを発見した!
鈴と銀太の冒険:大正時代を生きていた姉弟の時間を巡る冒険譚!!
短時間接着剤:闇バイトの話!?でもドラえもんの道具のようなものが・・・
洞察者:能力者?の少 -
Posted by ブクログ
いや〜面白い!めくるめく古代生贄文明の世界。権力者たちの思惑が交錯する王国、宗教儀式、思想論争、力と力がぶつかり合う決闘、策略の限りを尽くした戦争、、ヒリヒリする諸々の要素が詰まった600ページ超えの濃密な物語の中で人と人の出会いと繋がりがドラマチックにうねるように紡がれて回収されていくワクワク感。想像力、展開力がすごいし、魅力的な人物たちがどう生命を燃やすのかが気になってページをめくる手を止められない。生贄や闘いで流される夥しい血の匂いや滅びた王国をあっという間に呑みこむ獰猛な密林の緑の匂いが漂ってきそうな描写。新しい思想の始まりと啓蒙、既存勢力と新興勢力の対立、国同士の争いや一国の興亡、そ
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鈍器本なのでドキドキしながら読み始めたけど、面白すぎて3日で一気読みしてしまった。
これまで読んだ中で一番骨太な大作ファンタジーだった。
まるで壮大なファンタジーゲームをクリアしたような没入感。
様々な視点から一つの時代が描かれる群像劇で、どの人物も故郷や仲間を想いながら必死に生きている。
過酷な世界で死が常に隣り合わせなのに、それぞれが自分の物語をしっかりと紡いで歩む姿が、儚くてとても美しい。
今のようにシステム化され、人々が社会の歯車になってしまう前の世界。
命の価値がとても低い時代なのに、濃く太く生きる彼らの人生が、なんとも尊く感じられた。
本当に素晴らしい作品だった。