恒川光太郎のレビュー一覧

  • 南の子供が夜いくところ
    この本を読んで、ホラー文庫は順番に読んできてよかったと思った。ちょっとしたところに前作と繋がってる部分があったので・・・。(本当にちょっとしたところなので順番に読んでいなくても影響はでないですが)

    スーの幼少期を書いた「紫苑樹の木」が好きです。それぞれの登場人物に個性があり面白いです。相変わらずパ...続きを読む
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1
    終始、レン兄と蘇芳のイチャコラっぷりに目が洗われるどころか腐り落ちる勢いでした。
    神とか妖怪とかそういう世界観が大好きなのでとても面白かったです。
    蛇に怯えてガクブルしてる蘇芳さんがほんと可愛くて…やばいです。
    ともすれば、目を抉られたレン兄にペロって…ペロって…なんのサービスですか。
    レン兄は2回...続きを読む
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 5
    ヤンサンが休刊しちゃったので
    ほんとに続刊出てくれるのかしらん?と
    いささか不安だったのですが
    しっかり出ましたね♪
    でも今回はこの作品の元になった『風の古道』が
    載っているので
    本編は大して進んでません。
    6巻は09年2月発売予定だそうです。
    ああ待ち遠しい・・・
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 4
    この巻でとうとうレンが古道から出ます!
    その際の変化が・・・変化が・・・!
    でもって蘇芳の態度の変化も気になるところ
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1
    古道。
    そこは神々が渡り、
    妖怪たちが住まう道。
    心を残した死者が通り、
    生ある者を脅かす場所―― 
    次世代気鋭作家コラボで描く、
    幻想ジャパネスク・ホラー!!

    ▼第1〜3話/魄を喰らう肉(1〜3)
    ▼第4〜6話/隠し神(1〜3)
    ▼第7〜9/呼祭(1〜3)
    ●主な登場人物/
    レン(妖怪たちに「母...続きを読む
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 2
    古道。
    そこは神々が渡り、
    妖怪たちが住まう道。
    心を残した死者が通り、
    生ある者を脅かす場所―― 
    次世代気鋭作家コラボで描く、
    幻想ジャパネスク・ホラー!!

    ▼第3話/呼祭(4〜8)
    ▼呼祭拾遺/〜鳴神
    ▼第4話/ 黒沼御前(1〜5)

    ●主な登場人物/
    レン(妖怪たちに「母親殺し」と恐れられ...続きを読む
  • 夜市
     ホラーというよりは「世にも奇妙な物語+ゲゲゲの鬼太郎」の世界観といった方がしっくり来るような物語だった。内容は勿論、淡々と話が進んでいくなかで意外な因果関係が分かったりするのが面白かった。
  • てのひら怪談 見てはいけない
    様々な形で出版されている長寿シリーズてのひら怪談。児童書レーベルから出たこちらも容赦なくこわくて面白い。個人的には前の巻よりこちらの巻の方が好きな話が多かった。800文字でゾワッと怖い気持ちになれるお手軽な怪談本である。
  • 猫ミス!
    どの作家・作品も、作り込まれていて面白かった。
    芦沢央さんの『春の作り方』。電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。
    最後は、そにしけんじさんのマンガに、笑わせて貰った。
  • 夜市
    ホラー小説特有の雰囲気がよかったです。怪しげで好奇心がそそられる感じです。また、登場人物にも惹かれるものがあります。
  • 秋の牢獄
    ホラーというかファンタジーというか、ドカンととんでもないオチで驚かされるというよりしみじみ、おぉ…となる感じでした
    面白かった!
  • 夜市
    ジャンルとしてはホラーらしいがご安心を。フィクションが苦手な私でも楽しく読めるような不思議な二作が収録されていた。
    不思議で少し切ない世界へあなたも。
  • 秋の牢獄
    恒川光太郎のホラー短編。無限とも思える時間に囚われる物語。特に「秋の牢獄」は秀逸。未来のない人間の空虚がにじみ出る。ノスタルジックなところも好き。
  • 化物園
    短編集のようでいて読み進めていくと同じ「化け物」の話…?と気付いていく。
    どれもなんか不思議で怖くて色んな世界を垣間見られて面白かった。
  • 化物園
    相変わらず没入してしまった。
    現代、昭和をはじめ、金色機械のような江戸時代の世界からヘブンズメーカーのような異世界空間まで氏が描くいろいろな世界に没入できる。 

    さて本作は作は得体のしれないケシヨウなるものに翻弄される人間を描いた連作短編集。
    ケシヨウそのものは人の心が生み出したものなのか?なんな...続きを読む
  • 夜市
    「今宵は夜市が開かれる。夕闇の迫る空にそう告げたのは、学校蝙蝠だった。」読後、思い返してみれば、この書き出しを読んだ瞬間から、夜市への一歩を踏み出していたような気がする。

    角川ホラー文庫から出版され、「夜市」「風の古道」の二作が収められた本書。黒い背表紙や角川ホラーの代表「リング」の存在から、「こ...続きを読む
  • 滅びの園
    結末まで読むと、帯に書かれている「わたしの絶望は誰かの希望」(うろ覚え)というアオリの意味が良くわかった。
    あらすじは地球側の目線で書かれているので主人公は聖子なのかと思ったが、主人公はいない、または登場人物全員が主人公なのだろうか。ともかくあらすじを考えた人に拍手。
  • 夜市
    ホラーは苦手だから構えてたけど、中身は凄くヒューマンドラマ系だった。だけど、しっかり気味悪さはある!
    文章は読みやすいし、説教味もなくて良かった!

    恒川光太郎他の作品も読みたくなった
  • 夜市
    怖い夢から覚めた時のような読後感。夢から覚めるとその夢のことをどんどん忘れていくけど、夢の中で同じ場所を訪れると、「あ、ここは前にも来たところだ」とわかるあの感じ。それが夜市を訪れる感じかなと想像しながら読みました。
  • 箱庭の巡礼者たち
    どの話も面白い。
    発想が奇想天外で、ワクワクする。
    タイトルの箱庭の巡礼者たちに始まり、
    箱に入り込んだ人達の冒険物語にゾクゾクする。
    銀時計の話しや接着剤の話も、ちょっと怖い未来の話しも面白い。
    毎度ながら恒川さんの発想にとても感心させられる。