恒川光太郎のレビュー一覧

  • スタープレイヤー

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    ネタバレ

    10個の願いが叶うとしたら何を願うのか。
    叶えられる10個の願いを通して、主人公が成長していき、最初は自分のために、終盤はみんなのために願いを使う。そんな成長の物語。

    描写が丁寧なのか、情景がパッと目に浮かぶし、読み終えてから冒頭にあった地図を見てみると、自分が想像していた通りの地図が広がっていた。

    ファンタジーと一言で括れない、恒川光太郎さんの独特な雰囲気に終始飲まれ、読み進める手が止まらなかった。

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    2022年05月10日
  • 金色機械

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    めったに読まないファンタジー小説。
    ファンタジーの要素は確かにあるけれど、ひとつの時代小説として読める

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    2022年03月04日
  • 月夜の島渡り

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    面白かった。現実的な非現実、ありそうもないありそうな話。絶妙なバランスで、特に沖縄好きにはたまらない。

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    2022年02月26日
  • 雷の季節の終わりに

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    現実とは少しズレた場所に存在する異国、穏。そこで冬季と春季の間にごく短い間にだけ、雷季と呼ばれる雷が鳴り狂う季節がある。ある年の雷季に姉が失踪してしまった少年は、不思議な存在「風わいわい」と出会い、自身のルーツに纏わる騒動に巻き込まれる…。

    ↑の少年や、その友人、現実世界の少女など何人かの視点に切り替わりつつ、話が進んでいく。穏の世界観は松明で明かりを取る昔の日本みたいな感じ。現実世界の少女、茜と少年の関係性が分かったときはかなり衝撃だった。
    いわゆるラスボス的なキャラクターがいるが、きちんと出てくるのは割と後半からだったので、もう少しはじめから出てきてたほうが、最後の戦いに感情が入ったかな

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    2022年02月03日
  • 金色機械

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    恒川氏の長編

    月から来たとされる金色様
    人の殺意が見える男
    触れた相手の命を終わらせる女

    人の生き死に、人の善悪をテーマにした江戸ファンタジー

    章ごとに時代と舞台がいったりきたりしますが、
    文章がうまいのであまり混乱せずに読めます。
    混乱したまま読んでも恒川氏の「幻想的」な世界に引き込まれたと思って読み進めれば良し。

    2021年最後の★★★★★!

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    2021年12月29日
  • 竜が最後に帰る場所

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    幻想の世界へ。

    特に印象深かったのは、「迷走のオルネラ」と「ゴロンド」でした。
    「迷走のオルネラ」で、つきあっていた頃は煩わしかったコジマアヤカの「君はどう思う?」が、後に手紙で見た時、もの凄く懐かしく嬉しく感じたのに自分でも驚きました。
    「ゴロンド」は、何世代にもわたり最後に帰る場所へと飛び続ける竜という、とてつもないロマンが書かれています。竜になって、空を(もしかすると宇宙をも?)飛んでみたくなってしまいました。
    上記の2話は、ふとした拍子に思い出してしまう程気に入ってしまいました。でも、どのお話も素晴らしいです。一度読み始めると止められない本でした(^^)

    #感動する

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    2022年09月29日
  • ヘブンメイカー

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    面白かった!

    前作、スタープレイヤーを読んですぐこちらも読みました。
    今回も面白くてあっという間でした!大掛かりな願いをかなえるスタープレイヤー、逸輝がお話のメインです。大好きな女性を復活させる時のやり方は確かにズルいところがありましたが、逸輝なりに一生懸命考えて色々したのが分かっていたので恋が終わる時はとても悲しくなってしまいました。
    終盤のバベルのくだりは、奇跡の力に振り回されてしまったレビが気の毒でなりませんでしたし、亀牧場もさすがにどうかと思いました。しかもそれらを行った時の逸輝が遊び半分に見えてしまったのが怖かったです。この、ごく普通の人が見せる怖さも本作の見所の一つだと思います。
    前作の登

    #ドキドキハラハラ #怖い #泣ける

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    2022年09月29日
  • スタープレイヤー

    ネタバレ 購入済み

    とても面白かった!

    大好きな恒川先生の本!すっごく面白く、最後までノンストップでした。
    夕月の、外見を美しくするという願いは絶対自分もやっちゃうと思います(^^)宝石だらけのキラキラ庭園も!異世界トリップものは、異世界に行ったら外見が絶世の美男美女に変わっていた話が多い気がしますが、自分でやっちゃうと親近感がわきますね。しかしその後、スタープレイヤーなら外見をいじれると知っているマキオと出会って気まずい思いをしたり、宝石だらけの庭園を人に見られたらやばいと思い立ったり、ラナログに外見からスタープレイヤーであろうと推察され怖い思いをしたり、後々軽はずみに叶えた願いが緊張を呼ぶ展開が、なんかリアルでした!
    スター

    #ドキドキハラハラ

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    2022年09月29日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐ろしさなんですよね……。
    久しぶりに読んだ服部まゆみ「雛」も、再読でさらに恐ろしくなったかも。そしてラスト、小林泰三「人獣細工」で締めるとは!

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    2021年10月16日
  • ヘブンメイカー

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    スタープレイヤーのあと、すぐ読み始めた。ずっと前に2冊買って積みっぱなしだったから。
    スタープレイヤーよりなんとなく悲しみが深くて、読み始めは時間がかかった。それでもこの世界観がめっちゃ面白いから結局あっという間に読んでしまった。
    シリーズなのに、きっちり一冊で世界がまとまってるの、ほんと素敵だ。
    他のスタープレイヤーの物語も読みたい。もっと細かい地図と年表も欲しい。次、待ってます。

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    2021年10月15日
  • 南の子供が夜いくところ

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    3冊目の恒川光太郎作品に選んだ一冊。
    今回もとっても素敵だった…!
    まるで古くから語り継がれてきたおとぎ話を、大切にひっそりと読み聞かせてもらっているみたい。

    とある南の島に来た東洋人の少年タカシと、彼を見守る不思議な女性のユナ。彼らを軸にして時代も空間もあっという間に飛び越えては縦横無尽につないでいってしまう、作者の筆はもうお見事。
    その筆致の軽やかさに心底うっとりとしてきた頃に、まるで夢が引いていくかのようにあっけなく、けれども美しく物語たちは幕を下ろしていく…
    まさに夢見心地な1冊だった。ファンタジー好きにはもちろん、いろんな小ネタが仕込まれてる連作とか、時代を超えて全部が緩やかに繫が

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    2021年10月11日
  • 金色機械

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    恒川光太郎『金色機械』
    短編で名を馳せる作者ですが、本作は長編です。
    江戸時代を舞台に、金色様という謎の生命体を媒介として、幼少期に両親を殺された流民の女と遊郭街の頭領の男が出会った時、彼らの運命の歯車が動き出します。
    複雑な時間軸が終盤にかけて収束していく様式美には感服しました。

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    2021年09月14日
  • 竜が最後に帰る場所

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    恒川光太郎氏の独特な世界観が、様々な形で表されてる
    どの短編も面白いが、夜行の冬と鸚鵡とオルネラが好み

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    2021年08月28日
  • 無貌の神

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    「神」と「風」をテーマとした作品集。筆者はハッピーともバッドとも、何とも言えないような結末を迎える作品が多い中、「死神と旅する女」はこれ以上ない結末であり、爽快であった。しかし、筆者の文章が持つ独特の余韻は失われることはなかった。そして最後の短編「カイムルとラートリー」は筆者屈指の名作である。「竜が最後に帰る場所」でゴロンドという未知の生物がいたように、今作では言葉を話す虎の生涯が描かれる。短編ではあるが、どんな大作にも負けない大叙事詩であると言っても過言ではない。誰が読んでも面白い小説であると断言できる。

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    2021年06月25日
  • 異神千夜

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    短編連作ではないが、金色の鼬を媒介とした四作品を収録している。雰囲気は【夜市】に近く、中でも表題作の【異神千夜】は著者の作品の中でも傑作と言える。読んでいると、頭の中で著者が描く風景が構築されていく。この読者に風景を想起させる幻想的な文章は比類ないものであり、数々の賞を受賞していることも頷ける。次の作品を読むのが楽しみだ。

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    2021年06月16日
  • 南の子供が夜いくところ

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    連作短編であるが短編間に深い繋がりはなく、著者の「草祭」のような作品が好きな方にはおすすめである。とある島で起きた時空を超えた幻想的な物語が様々な人物の語り口で展開される。最初の短編を読んだ際、今作は微妙かもしれないと感じたがそれは杞憂だった。全ての短編を読み終えた時に最初の短編を読み返すと変な笑いが出た。「そんなこともあったな」、とまるでとある青年のように。

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    2021年05月23日
  • 夜市

    ジャンルはホラーなのだけど、入り込んだ世界が幻想的で、読んでいるうちに不思議で美しく妖しい別世界に迷い込んだような気持ちになっていました。

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    2021年04月14日
  • 金色機械

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    何て面白いんだ! 京極夏彦「嗤う伊右衛門」の心がキリキリする感じと宮部みゆき「悲嘆の門」のドキドキ感が混ざった素晴らしい内容。 物語自体がとても面白く構成も良く出来ていて又とても読み易い文体で書かれているので内容がすっと入ってくる。 「夜市」があまりに衝撃的だったので期待半分、不安半分で読み進めたがあまりの面白さにページを捲る手が中々止めれなかった。 恒川光太郎に完全に嵌った! 時代物とかファンタジー物とかそんなことどうでも良くなる読み応え抜群の作品。

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    2020年10月22日
  • 南の子供が夜いくところ

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    時代や国を超えて、人々が繋がるところが好き。思いもよらない展開にぐんぐん惹き込まれました。何となくハロウィンの読書におすすめしたい本です。

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    2020年10月20日
  • 金色機械

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    スターウォーズのあのお方の親戚でしょうか。飛び抜けて強く賢く忠実で優しい。おまけにユーモアもある。私はすっかり金色様のファンです。
    恒川光太郎さんの本はまだこれで4冊目だがどれも面白い。設定はファンタジーだが中身はしっかりと人間ドラマ。「金色機械」を離れがたいが、さて次はどれを読もう…最新刊か?

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    2020年10月12日