箱庭の巡礼者たち

箱庭の巡礼者たち

1,870円 (税込)

9pt

洪水で流れ着いた黒い箱は不思議な別世界と繋がっていた。王族が圧政を敷き、竜が生まれ、吸血鬼が人知れず夜を歩く、そんな「箱庭世界」の観察が少年・内野聖の青春だった。ある日、恋人の絵影久美が箱の中に行くと言い出す。二度と戻れないとしても、箱の外から見ていた自分にしかできないことを果たすために。ただ箱を見つめるだけだった二人の人生は、箱の中と外で目まぐるしく変わり始める(「箱の中の王国」)。時を越える時計、超強力な接着剤、意思を持った機械、そして不死の薬。異能の道具が紡ぐ一繋ぎの連作集。

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箱庭の巡礼者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これでこの作者の作品を全て読んでしまった
    本作も世界の広がりを感じる作品

    繰り返し出てくるモチーフがある

    複数の世界が繋がる
    世界を旅する人々 我々にこっそり混じる
    もう一度 人を信じるということ
    ゲームのような明確な運命
    滑稽な可愛い しかし 未知なるもの

    どのモチーフも居心地が良い

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    恒川作品全体に言えることかもしれませんが、昔誰もが想像した事のあるような、絶妙なポイントをついてくる。今回は箱庭、そこから広がる壮大な世界観に気付けばどっぷりハマっていました。

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    過去から未来へ。ひょんなことから箱の世界へ入った女子中学生の物語がこんな形で完結するとは思わなかった。記憶を消してまた読みたい。

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    傑作だった。素晴らしく好きな世界と物語の流れで、読んでいて幸せだった。途方もない年月や世界の行き来は興味深くて恐怖も感じる。面白かった〜
    たくさん現実と重なっている事実があり、非現実の描写とリアルな描写がうまく絡み合って、頭の中でどっぷり世界に浸れた。楽しかった。途中、超洞察力をもつ青年の話があって

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    私は見たことも考えたことも無い世界が、最初から最後まで。ただただ興奮しながら没入しました。見たことも考えたこともない世界を想像しながら、楽しく幸せな時間でした。読み終わりたくなくて、わざとゆっくり読みました。

    恒川光太郎さんの作品を読むのは初めてでした。
    こちらを読み終わってしまった後、名残惜しく

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    迷える人々への“異能”は祝福か、呪いか。神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく-。奇想の語り手が描く、心揺さぶる多元世界ファンタジー。『怪と幽』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。

    小さな箱庭から時空を超えたいくつもの物語が展開する。ファンタジーなのにどこか哲学的なところもあり現代社会への風刺も

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    好きです。恒川さんの小説。
    小説版の手塚治虫のようなお話。壮大で、自由。
    輪廻転生の世界観やパラレルワールドに興味津々の自分にとっては、面白すぎて先に読み進むのが勿体無く思えたほど。
    地球の起源はともかく、宇宙の起源についてはハテナばかりで、絶対どこかで神様的な存在が僕らを見てるような気がして仕方が

    0
    2022年12月31日

    購入済み

    あとでまた最初から読む

    話が進むごとに異世界度が上がっていく短編集。
    いろんな合間に読み進めましたが、続きを読みたい気持ちと読み終わりたくない気持ちがせめぎあう数日間でした。各話のおまけエピソードみたいな話が挟まっていて、ちょっと得した気持ちになります。
    これは良い本です。

    0
    2022年07月21日

    Posted by ブクログ

    どの話も面白い。
    発想が奇想天外で、ワクワクする。
    タイトルの箱庭の巡礼者たちに始まり、
    箱に入り込んだ人達の冒険物語にゾクゾクする。
    銀時計の話しや接着剤の話も、ちょっと怖い未来の話しも面白い。
    毎度ながら恒川さんの発想にとても感心させられる。

    0
    2024年01月29日

    Posted by ブクログ

    この作者の本は2冊目。
    なんでもありの不思議な話し、ゆるく繋がる短編集。
    続けて読むと食傷気味になるけど、たまに読むと新鮮で良いかも。

    0
    2023年12月29日

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