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気が付くと殺風景な部屋にいた高校二年生の鐘松孝平。彼は横須賀にむかってバイクを飛ばしている最中に、トラックに幅寄せされ……その後の記憶はなかった。建物の外には他にも多くの人々がおり、それぞれ別の時代と場所から、「死者の町」と名付けられたこの地にたどり着いたという。彼らは探検隊を結成し、町の外に足を踏み出す。一方、片思いの相手を亡くし自暴自棄になった大学生の佐伯逸輝は、藤沢市の砂浜を歩いていたところ奇妙な男に勧められクジを引くと――いつのまにか見知らぬ地に立ち、“10の願い”を叶えることができるスターボードという板を手渡された。佐伯は己の理想の世界を思い描き、異世界を駆け巡ってゆく……。興奮と感動をよぶ、渾身のファンタジー長編!※本作品は 2017年8月24日まで販売しておりました単行本電子版『ヘブンメイカー』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
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Posted by ブクログ
地図を見た途端、うわぁ、ファンタジーだったか!!と頭を抱えたが、なんとか読み切った。言いたいことはなんとなくわかった。
孝平はトラックに幅寄せされたところで記憶が途絶えていて、日本どころか世界のどこにも見えない場所で目覚めた。死者の国だという。
孝平の友達の佐伯は大学に行き、法学部に入る。佐伯が華屋律子に交際を申し込んだ翌日殺された。佐伯は大学を休学。砂浜で妙な男の差し出したクジをひき、スタープレイヤーという世界に放り込まれる。10個の願いを叶えてくれるらしい。家とオアシスを作り、華屋律子を生き返らせることも可能らしい。華屋律子と藤沢市を召喚する。
孝平、智美、新文、瑠璃は街の探検を始める。葉山を名乗る暴走族と小学生みたいな子供たちにも出会う。釣りをして魚やエビを手に入れた。孝平は魚を捌く。仲間もだんだん増える。みんな徐々にホテルを出ていく。孝平も一人暮らしを試してみる。自殺者が出る。世界の地図を作る探検隊に志願する。
佐伯と華屋の世界にヘリコプターに乗ったフランス人3人がくるが、英語が通じない。2日後に出発。この旅でもし死んでも、記憶があり復活するようプログラムをかけておく。ヘリはロデムに着く。ここではレゾナ島のレオナルドがスタープレイヤーであるようだ。そこでいろんなスタープレイヤーの夢の楽園についての話を聞く。レゾナ島では2000人が住んでいて、訓練さえ受ければヘリを使える。2人はリゾナ島に滞在することに決めた。
孝平たちの住む街はヘブンと名づけられた。孝平は葉山と組んで野生生活している。ヘブン暦ができた。ヘブンニュースも作られる。日刊ではない。崖に階段があったので登ってみたら、ヘブンは盆地だとわかった。獣に襲われる。葉山が足をやられる。葉山を背負っていくとアスファルトとデパートにぶちあたる。
佐伯たちはフランス語を習う。佐伯がスタープレイヤーであり、華屋律子をこの世界に呼んだことがバレたのに、なおも隠そうとしたために喧嘩になり華屋は出て行った。一時休戦してイストレイヤのフランス語家庭教師の旅についていくことになった。奴隷市場でフランス人の子を救出するが、東洋人は見捨てられる。華屋には自分を殺した元彼の記憶がない。佐伯は真実の証明ができない。喧嘩は続く。華屋とイリヤがつきあいはじめ、イリヤが佐伯を殺しにくる。撃退して逮捕する。佐伯は島を去ることにする。
孝平はデパートからお米とカレーを取ってきて作る。亀の甲羅を背負って這っているニッカと出会う。何か知っていそうだ。ニッカは死者ではないらしい。
佐伯は奴隷のレビを買う。旅をする。宗教都市のギーナにくる。ラーナ教徒にならないと、聖人には会えないようだ。いきなり信徒になって聖人に加えられる。サージイッキという称号を得て、シェーンヒメルのマキオに会いにいくことになる。
ニッカはバベルの塔で智美の姉の美幸といた。美幸も亀だった。智美が復活すると聞いて美幸は死を望んで殺された。ニッカは智美に会いにいく。
サージイッキはマキオに会いにいく。溺れて死にかけるが、レビのおかげで助かる。
ヘブンから探索隊が自転車に乗っていくと、藤沢市に行き当たる。
Posted by ブクログ
前作『スタープレイヤー』が面白かったので読んでみたが、面白かった。
やっぱり読みやすいし、読んでいて疲れにくい。
主に2人の視点で話が展開されるけど、特に佐伯の方は、人間らしい黒い部分だったりが見えたりして、個人的に共感できるところもある一方、物語を通して成長も見られ、なかなか良いキャラクターだなと思った。(人としてではなくて、あくまでキャラとして良いという意味です)
設定は前作と同じなので二番煎じにならないかなと思ったけど、同じようにワクワクさせられたし、この先どうなるんだろう、と展開に適度な刺激もあり引き込まれた。
終盤では「そうきたかー!」と言う展開もいくつかあり、最初から最後までずーっと面白い作品でした。
疲れないし面白いし、この方の他の作品を一通り読んでみたくなった。
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