月夜の島渡り

月夜の島渡り

572円 (税込)

2pt

両親と島を訪れた少年は、集落の祭りの夜に妖しい女と出会う。彼女はその場で少年の未来を予言する――(「月夜の夢の、帰り道」)。美しい海と島々を擁する沖縄が異界に変容する。『私はフーイー』を改題し文庫化。

※本作品は、二〇一二年十一月にメディアファクトリーより刊行された単行本『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』を改題して文庫化したものが底本です。

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月夜の島渡り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    この本を読むのは2回目、なのだが初読時の内容が記憶に残っておらず。。。
    改めて読んで、こんなに美しい作品をなぜ覚えていなかったのかと、自分を責めた。「美しい」以外に似合う言葉はないと思う。
    収録されている7篇、全部美しいが、「夜のパーラー」を含む後半の4篇がお気に入り。
    「夜のパーラー」は他の作品よ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月10日

    久しぶりの読書。
    久しぶりの恒川光太郎 。夏になると彼の作品が読みたくなる。ので、未読だったこちらの短編集を。
    やっぱり彼の描く異界と、現実世界とが交わる時の滲むように曖昧な境界の表現が大好きだ。

    七篇の中でも特に『弥勒節』が気に入った。序盤に森で老婆に会うシーン、死者と語らっているとは思えない不...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月26日

    面白かった。現実的な非現実、ありそうもないありそうな話。絶妙なバランスで、特に沖縄好きにはたまらない。

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    Posted by ブクログ 2020年01月15日

    沖縄を舞台にしたファンタジーホラー短編集。情緒がたまらない。夢と現の境目の曖昧さを柔らかい筆でなぞる、大変色気のある作品集でした。沖縄の島っていう舞台がまた良いと思ったら、恒川先生沖縄ご在住なんですね!不思議な夢をみて目が覚めたときのような気持ちになりました。

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    Posted by ブクログ 2016年02月16日

    恒川 光太郎さんの作品を読むのは2冊目。前回読んだ代表作の『夜市』よりも今作は私好みで一つ一つのお話全てが素晴らしすぎて感動すらある。沖縄なのか異界なのか。神聖なる異形のものたち。しかし、ファンタジーとかホラーという一言では括れない物語の重圧さで十分に堪能いたしました。<追記>クームンの庭先の木に掛...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    幻想的で仄暗い恒川さんの世界。
    沖縄が舞台の短編集。
    独特な文化が育まれてきた地と不可思議な物語が好相性。

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    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    舞台は、沖縄、というか琉球って言った方が雰囲気的には合うな。
    実に怪しい。
    琉球も異界の入口が、すぐ隣りにある感じなんかな?京都みたいに。
    実は沖縄は行った事ないんやけど、何か目的もなく行ってみたい気もするな。
    シーサーなどに守られている異界の街。
    そういう身近な異界をテーマにしてそうな短編集7つ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月08日

    珍しい、沖縄を舞台にしたホラー。
    沖縄の自然、精神性、夜、方言…
    沖縄という舞台でしか醸成できない、ぬるくて畏怖の念を覚える空気感を、各短編ごとに、見事に描いていた。

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    Posted by ブクログ 2020年02月20日

    沖縄を舞台にしたホラー小説。

    じめっとして暑い雰囲気があります。

    恒川氏の小説は夜市が代表作として挙げられることが多いですが、ホラーの雰囲気としてはこの本の方が好きです。

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    Posted by ブクログ 2018年11月03日

    今回は全て沖縄でのお話し。
    沖縄も京都とは違う異世界への入口がそこかしこに
    さりげなく口を開けてるって感じがしてます
    その期待を十分すぎる程に淡々と時に優しく
    時に不気味に 時に理不尽に異界へと誘います。
    これが好きなんですよぉ~
    7つの不思議なお話です。
    「クームン」と「私はフーイー」...続きを読む

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