恒川光太郎のレビュー一覧

  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ホラーだと身構えていましたが、怖いというよりは、不思議な異世界の夜の市場に迷い込んだようなファンタジー感があってワクワクしました。恒川さんの描く独特な世界観や文章の雰囲気がすごく好きで、どんどん先が気になって一気に読んでしまいました。

    でも、物語が進むにつれてまさかの展開になり、本当にびっくり。

    特にラストの、もう元の世界には戻れないんだと突きつけられるような終わり方は、すごく辛くて胸の奥がゾワゾワとしました。読み終わった後も、あの夜市の空気感がずっと頭から離れません。
    向こう側の世界にめっちゃ行ってみたいめっちゃ気になるが、絶対に行かない。帰ってこれないと嫌だから。

    0
    2026年07月05日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    「キ」
    不思議な妖と思われる集団の話
    多分、存在を知られてはいないけどきっとどこかにいるだろう者
    興味深く物語に没入してました

    0
    2026年07月05日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    恒川さんの得意とするファンタジーとリアルが融合したおはなし。
    人物や時代がたびたび切り替わってストーリーが進んでいくが、ストーリー間に緩い繋がりがあって、終盤で「キ」にまつわる一つの大きな物語として完成したのは思わずため息が出た。

    0
    2026年07月04日
  • 滅びの園

    Posted by ブクログ

    しばらくぼうっと空を見上げてしまった。

    残酷なディストピアなのに、こんなに美しく描けるのは恒川先生の文章力なのだろう。

    「わたしの絶望は、誰かの希望。」という言葉の重みが突き刺さる傑作。

    0
    2026年07月03日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2つの物語が描かれている。
    1つ目は夜市。
    2人の人間が夜市に行く話。
    そこには昔、お兄さんが夜市から出るために弟を人攫いに売った。何年か後、お兄さんは大金を持って弟を買いなおそうとした。
    だが、弟は売られた後、逃走し、若さを売り、お爺さんになっていた。そのおじいさんが、夜市を案内してくれた人だった。

    2つめは古道というところに小学生2人の男の子が入り、出るまでにとある古道で産まれたため、一生、古道から出られない少年と出会う。
    色々あって、小学生の1人が死んだ。
    結果は生き残った小学生は家に帰り、死んだもう一人の小学生は生き返らせることができず、
    幽霊として古道の先に歩いて行った。



    0
    2026年07月01日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    約170ページで、2つのお話が書かれています。読みやすいボリュームでした。
    どちらのお話も、うすーく繋がっているような表現がありました。

    この2編のお話の読後感は、どちらも切ないです。決してバッドエンドではないんですが、手放しでは喜べない終わり方でした。

    独特の世界観があります。その場の風景や主人公たちの心情を表す表現がそうさせているように感じました。また、「学校蝙蝠」や「永久追放者」、「人攫い」などのネーミングセンスがそうさせているようにも感じました。
    この本はホラー小説を薦める文脈の記事かなにかで見つけて読んだのですが、ホラーというよりファンタジーのような印象を受けました。

    この著者

    0
    2026年07月01日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の数行で一気に物語からフレームアウトしていく感覚がたまらなかった。キャラたちが時の流れにのみ込まれていく感じ。

    お気に入りはシベリア。アニメとかになってたら絶対カッコいいはず。強くて頭が良くてダンディなおじさんって感じ?

    レイラに関しては途中で去っちゃってマジでここで辞めるんかいってビックリした。中途半端すぎ。

    王様と小人の話とかもっと読みたかったなぁ。

    0
    2026年06月29日
  • 滅びの園

    Posted by ブクログ

    ほぼ一気読み
    結末への感想は、解説の通りでした
    緊張感がないってレビューあったけどそれもらしさなのでは?

    0
    2026年06月27日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私にはあまりホラー感は感じられなかった。幻想的な異世界に迷い込んだというイメージ。
    2編とも迷い込んだ世界でどう判断し行動するか、ハラハラさせられた。
    筆者の言いたいことは『風の古道』最後の五行にあるのだろう。
    人は皆「際限のない迷路のただなか」にいるのかもしれない。
    そして何か定めのようなものには抗えないのだろう。

    余談だが、表紙の金魚はなんだ?金魚すくいの話が出てくると思っていたのだが笑。

    0
    2026年06月27日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    子供向けなんですけど、じっくり読み進めていくうちにめちゃくちゃ怖いです…(笑)
    子供達だけじゃなく、大人の皆さんにも読んでほしい1冊です。

    0
    2026年06月11日
  • 月夜の島渡り

    Posted by ブクログ

    ベッドからはみ出た足ひっこめた。

    怖くておもしろかった。この方の小説多分相性いい、この一冊からハマった

    0
    2026年06月08日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    今年読んだ中で1番の小説!
    夏目友人帳が好きな人にはハマると思う。
    レンがとても魅力的。
    孤独と共に生きる姿が哀しいけれどかっこいい。

    0
    2026年06月08日
  • ヘブンメイカー

    Posted by ブクログ

    地図を見た途端、うわぁ、ファンタジーだったか!!と頭を抱えたが、なんとか読み切った。言いたいことはなんとなくわかった。

    孝平はトラックに幅寄せされたところで記憶が途絶えていて、日本どころか世界のどこにも見えない場所で目覚めた。死者の国だという。

    孝平の友達の佐伯は大学に行き、法学部に入る。佐伯が華屋律子に交際を申し込んだ翌日殺された。佐伯は大学を休学。砂浜で妙な男の差し出したクジをひき、スタープレイヤーという世界に放り込まれる。10個の願いを叶えてくれるらしい。家とオアシスを作り、華屋律子を生き返らせることも可能らしい。華屋律子と藤沢市を召喚する。

    孝平、智美、新文、瑠璃は街の探検を始め

    0
    2026年06月08日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    すごくいい。内容も雰囲気も文章も全てが好き。
    江戸時代から明治へ。キと呼ばれていた集団について。鬼とか妖怪とか常識外にあるもの。明治初期くらいまではそういったものたちが存在できる余地があった、その闇の部分、懐の深さがなんとなく恐ろしくもあり魅力的でもある。

    『ジャガーワールド』で初めて恒川光太郎さんの本を読んでめちゃくちゃ面白かった。『幽民奇聞』は舞台も雰囲気も全く違うけどどちらも不思議な魅力を持つ本。他の作品も読んでみたい。

    0
    2026年06月07日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ホラーというからおどろおどろしい感じなのかと思いきや、そうではなかった。とても神秘的で美しい物語だった。描写の仕方なのかな?綺麗な言葉を紡ぐ人だなと感じた。

    私たちの世界の裏側に本当にありそうな異界の存在、ファンタジーのようなワクワク感、切ない別れ、驚きの真実、最近読んだ小説の中でいちばん好きだ。

    0
    2026年06月06日
  • 箱庭の巡礼者たち

    Posted by ブクログ

    何を書いてもネタバレになってしまいそうなので書けないが、マヂでスゲー面白かった!構成、展開、最高っ!

    0
    2026年05月30日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    最初に、太陽を維持するために人間の心臓を捧げる儀式が出てきて、佐藤究さんの『テスカトリポカ』を思い出した。テスカトリポカはアステカ神話、ジャガーワールドはマヤ文明、どちらもメキシコを含むメソアメリカ。

    帯にある通り、滅びゆく国の物語なのだけど、人間の物語とも言える。
    今、世界が平和じゃないから余計に心に響いた。

    とてもとても興味深くて、ぐんぐん読めた。
    そして、たくさんたくさん考えた。
    フォスト・ザマとカザム・サク、神官同士の論戦部分は特に考えさせられた。

    国を為すのは難しい。

    本を読むたびに思うことだけど、政治家はこういう〈人間について書かれた歴史小説〉を読むべきだと思う。
    色々な人

    0
    2026年05月18日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    分厚い本でそれでも割と短期間で読めたのは物語の魅力。
    後半もう少しスレイ視点読みたかった。あと本の分厚さに比例して登場人物も多いので、一覧作ってくれたら助かる。
    神話的な部分もあるんだけれど、結局神に選ばれたチートなんて出てこず、どれだけ頭が良いか、喧嘩が強いかっていう分かりやすい部分で突出している人が生き残るよね。あと、ここで、行動するって思い切るのも重要だけど、引く強さも必要だなあと読んでいて感じた。

    0
    2026年05月17日
  • 箱庭の巡礼者たち

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中でベスト。と言ってもいいほど面白かった。全てが緩やかにつながっている世界で、今私達がすごす世界も結局箱庭の中なのだなぁ。と考えて人生観が広がった。
    この世界は幽霊のようなもの。という言葉は世の中の真理である。と思った。

    0
    2026年05月09日
  • 竜が最後に帰る場所

    Posted by ブクログ

    とても好きな一冊
    特に2話目?は恒川光太郎さんぽくて大好きな1話。
    最後のゴロンドも竜が最後に帰る場所のタイトルの話でこれも心地よかった。
    3話目のおうむも好きなファンタジー。終わり方も良かった。 
    この本は将来読み直したいので売らない。

    0
    2026年05月07日