恒川光太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初に、太陽を維持するために人間の心臓を捧げる儀式が出てきて、佐藤究さんの『テスカトリポカ』を思い出した。テスカトリポカはアステカ神話、ジャガーワールドはマヤ文明、どちらもメキシコを含むメソアメリカ。
帯にある通り、滅びゆく国の物語なのだけど、人間の物語とも言える。
今、世界が平和じゃないから余計に心に響いた。
とてもとても興味深くて、ぐんぐん読めた。
そして、たくさんたくさん考えた。
フォスト・ザマとカザム・サク、神官同士の論戦部分は特に考えさせられた。
国を為すのは難しい。
本を読むたびに思うことだけど、政治家はこういう〈人間について書かれた歴史小説〉を読むべきだと思う。
色々な人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ古代マヤ文明をモチーフにした架空の古代国家に暮らす様々な立場の人間の視点で、一つの国が滅びる顛末を追体験するようなお話。
読む前はファンタジー作品だと思ってたし、ページも600ページちょっとあるから最後まで読めるか不安だったんだけど、不思議とスルスル読めちゃったね。
正直意味のわからない単語とか、理解しがたい文化的背景とかもたくさんあったんだけど、作中であまり詳しく説明してないのが逆によかったのかもしれない。こういう作品は世界観説明が長く、その間に読むのが嫌になることが結構ありがちだと思うんだけど、そういうのがまったくなかった。古代の話だけど、会話シーンが現代口調だったのも馴染みやすくて◎。 -
Posted by ブクログ
恒川さん独特の ダークで不思議な世界観がめちゃくちゃ好みだった〜!
異次元から始まるストーリーは、どこかうすら怖くはあるけど、序盤からめちゃくちゃ惹き付けられた。
その後の展開も そういう事か〜の連続で最後まで飽きる事がなかったな〜。
恒川さんの物語って 物哀しさと どこか懐古的な感じもあって ほんと独特。
ちょっと乙一さんと似てる気もするけど、どちらも大好き。
もっと読み進めていきたい作家さんだ(^-^)/
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この世でない、どこか異次元の世界に静かに佇む「穏」という隠れ里。
ここでは四季の他に「雷季」と呼ばれる時期があり、その季節には悪い事をし -
Posted by ブクログ
ネタバレ夜市
私の読みたいと思っていた通りの和風ファンタジーだった
世界観に引き込まれた
こういうのって脱出ゲームとかでよくある展開なんだけど、主人公に都合のいい謎の異世界に迷い込むのではなく、こちらの常識が通用しない理不尽さが不気味で怖くて良かった
ちょっとホラーぽさもあるかもしれない
最初の方世界観の説明するためにゆうじがいずみに話すシーンがちょっと長ったらしく説明口調すぎたというのは少し感じたかな
もう少し自然な流れで世界観が分かっていく方が私は好きだな
ゆうじの弟が優秀過ぎた
これ結果オーライでハッピーエンドだけど逆だったら確実に終わってたよな
そもそも弟を買い戻すという選択肢が頭に浮かん