恒川光太郎のレビュー一覧

  • 竜が最後に帰る場所

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    現実と幻想の交差する感じがとても心地よい。
    特に「鸚鵡幻想曲」が好ましい。いつまでのこの世界に浸っていたい。

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    2026年10月03日
  • 金色機械

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    ネタバレ

    恒川光太郎作品の中で秋の牢獄に続き長編を読破
    金色様が結局なんだったのか分からずじまいだけど、私は西洋の鎧の中に人工知能が搭載されたロボットみたいなイメージを抱きながら読み進めて行った
    物語の登場人物たちの関係性や時系列が徐々に明らかになっていく構成と相変わらずの独特な世界観がとてもよかった

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    2026年09月29日
  • ジャガー・ワールド

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    淡々と進むサーガなのに、登場人物が砕けた現代的な話し方をするのが妙で味がある。

    絵に描いたような暴君や、長きに渡り続いてきた生贄制度が打破すべき障害としてスレイ達の前に立ちはだかるというわかりやすいストーリー。そして、前述の親しみやすい文体が合わさり、ぐんぐん読んでいける。

    生贄制度がどうなったのかは物語内では直接触れず、今読んでいる読者なら知っているよね?と問いかけるような締めくくりが粋だった。





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    2026年09月27日
  • 幽民奇聞

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    普通に小説を読み始めたつもりだった。
    民話と時代物ファンタジーを行き来するうちにその境目にあるドアの鍵は作者によって壊されられる。そんな没入感がある。
    タイトルや表紙から、ホラー要素が強いのかと思ったが違った。

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    2026年09月27日
  • 夜市

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    評判通りに素晴らしい。どうにもならない哀しみや別れをそのままに描く。ご都合主義的な要素がないところが素晴らしく、だからこそ余韻が深い…。

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    2026年09月27日
  • 夜市

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    ⭐️4
    幻想的なホラーファンタジーの世界観にすっと入り込めるのは、文章がうまいからかな。
    どちらもよかったけど、『風の小道』が好き。
    切なさだけではなく、ほんのり温かさも残る読後感がいいですね。

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    2026年09月26日
  • 夜市

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    ネタバレ

    短編2本立ての和風ファンタジー小説。
    ホラーとのジャンル設定は、
    どう考えても間違いであり足かせにさえなっているが、
    それで売り出されてしまったためか、
    もう取り返しがつかなくなってしまったようだ。

    個人的にはタイトル同名の短編「夜市」がよかった。
    もう片方も舞台感は悪くはないが、
    規模感とコンパクトさでより引き締まるのが「夜市」のほう。

    キャラクター、牽引するミステリー、ひねりは共に
    世界観のファンタジーのカセならではのもので
    機能も成立していて納得感がある作り。

    キャラクターの置き方のセンスもよい。
    感受性、相性、関係性の設定がうまく考えられていて、
    掛け合いの台詞に読ませる魅力と旨味があり、
    ほどよい現実感のぼやかしの度合いなども含めて
    ファンタジーとしては空気感が理想的である。

    登場人物の数が限られる短編だから
    気になる構成の癖としては、
    なぜか「答え合わせ」「最終結果」「真相明かし」といったところは、
    疑似視点人物以外の誰かに回想で語らせる傾向があるところが挙げられる。
    覚めやすいという意味であまりいい構成とは言えない上、
    2本立ての短編集に2本連続でこの構成は悪目立ちする。


    疑似視点人物に設定された、
    がさつでドライながらも、共感力と勘の良さが平均的な
    女子高生はとても良い味していた。
    絶妙な具合に若干全部が他人ごとに終始するところによる、
    本当の物語の当事者の少年の心を慮る
    若干取り残された読者のやりきれなさも後味として効いている。

    狙ったブラックヒューモアとまではいかないが、
    それに類する何かしら重さや暗さに、
    ある種の笑いの機能を持ち込みつつ
    展開させるバランスが大変よい。

    本筋に関係ない、前段の会話に出てくる、
    繊細枠担当の当事者少年の「昔の女枠の悪女」について、
    嫌になった場面と理由の短いやりとりがあるが、
    その悪女の台詞と場面のチョイスは
    絶妙なリアリティとそれを根に持つことの滑稽さがあり、
    作風を代表するちょっとした名シーンとして思い出になる。

    日常的にそういうことをプロセスできない厄介な生真面目感性と、
    いちいち考えずにけろっと忘れる質との隔たりの、
    主人公二名が住む世界の根本的違い見事の呼応表現にもなっているし、
    それ単体でもこじらせエピソードとして面白い。

    普段人はそういうことを何かしら大小引きずっているもので
    行き場のない気持ちの語る場もないのだから、
    小説読む価値のひとつが、そういうところにあるよね、
    と思い出させるのに充分だった。

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    2026年09月24日
  • ジャガー・ワールド

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    本が分厚くて読むのに気合が必要ですが、その分量に見合うほど、面白い本だったので満足しました。
    平易な文章で書かれており、地図も付いていたので、理解しやすかったです。

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    2026年09月21日
  • 夜市

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    ホラーでもダークファンタジーでもない。描かれていることはそれらしいけど、夏の終わりの夕暮れみたいな、さみしい気持ちになった。

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    2026年09月17日
  • 夜市

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    そんなに怖くない。ホラー文庫になってるけど、読み終えると切なさやあたたかみも感じる。
    小学生の夏休みをもう1回したい

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    2026年09月17日
  • 夜市

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    一応ホラーに分類される小説らしいが、
    ホラーというより幻想的という方が適切な小説だと思う。
    すぐに読めてしまうくらいのボリュームで、ここまでしっかり内容が作り込まれているのは凄い。

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    2026年09月17日
  • 白昼夢の森の少女

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    夜市で恒川さんにハマって他の作品も読みたくなりこちらを購入。短編集だったので時間をかけてゆっくり堪能。不思議なお話が沢山でとても楽しい読書時間だった。1番世界観が好きなのは銀の船。

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    2026年09月15日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    近年読んだアンソロの中で一番面白かったです。質が違うなと思いました。ついこの前読んだホラーアンソロを藁とした時、こちらは完全に煉瓦。造りが頑丈すぎて我々は煙突からしか入れない。が、その唯一の入口さえ地獄へ直通ですからね。まったく、感謝して落ちていきたいですね。
    特に素晴らしかったのは初っ端わずか8ページほどの恐怖、どこか童話みのある骨、妙にリアルな正月女、それから大トリの人獣細工ですよね。頭抱えました、読後。こんな詰め込まんとってくれよ。俺をどうしたいねん。ほんまありがとうな。
    最近のホラーがことごとく好みじゃない俺には、こういうのはもう刺さりすぎて息ができないですね。穴だらけになった心を取り出して見せてあげたいぐらいです。あまりに鋭利。真の名作は劣化しないということを、この傷をもって証明したいぐらいです。

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    2026年09月14日
  • 秋の牢獄

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    3編の短編が収録されています。
    過去に「夜市」を読んで、独特の雰囲気に魅了された私。
    本作も同じ雰囲気だといいなと、どうしても期待値があがってしまいました。

    そして、読んでみての感想ですが、どれもがおもしろいのは言わずもがな、著者の独特のあの雰囲気は健在で、非常に満足度の高い読書体験となりました。
    最後の一編はちょっとだけ雰囲気違う気がしましたが、それも楽しく読むことができました。

    正直、短編ってちょっと苦手なんですよね。
    良い短編ほど、「そんなところで終わるの!?結末読ませてよ!」とか「あれは結局なんだったの?設定教えてよ!」みたいなフラストレーションが溜まるので、どちらかといえば長編として読みたい派なんです。

    本作も当然良作揃いでしたので、前述のフラストレーションが溜まってしまいました。
    最後の一編なんて、これからだろっていうところで終わるので、キーッとなってしまいました。
    良い短編に仕上げる一つのテクニックなのかもしれませんね、最高潮のクライマックスでスパッと終わるのが。
    短編は終わり方も重要なんだと思います。

    この作品、平成22年(2010年)の作品なんですよね。こう入った作品は時間が経っても色褪せないんですね。

    恒川作品、俄然読みたくなりました。

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    2026年09月12日
  • それはそれはよく燃えた

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    積読チャンネルで紹介されていて手に取った一冊です。

    ショートショート集なので、少しずつ細切れに読めるのがよかったです。どの作品もそれぞれ面白かったのですが、なかでも米澤穂信さんの「燃えろ恋心」が圧倒的に好きでした。

    リズムもテンポもよく、一気に駆け抜けていくように読めて、最後のオチまできれいに決まっています。これはできれば、内容を何も知らずに読んでほしい作品です。

    特によかったのが、青春時代の「大人は自分たちのことをわかってくれない」「なんとなくこちらの味方ではない」という感覚の描き方でした。

    ラブレターを買ってから、実際に書くまでの過程もいいです。誰かに恋をしているというより、恋をしている自分ごと、恋そのものに精一杯恋をしているような書きぶりがとても素敵な文章でした。

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    2026年09月11日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    この人の本は3冊目なんだけど毎回なんか文面に優しさを感じるんだよね。
    結末がはっきりしてる本の方が好みなのにこの人のはこのふわっとした終わり方でもいいやってなる。ふしぎ。

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    2026年09月11日
  • 白昼夢の森の少女

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    独自というかアートな世界観の詰め合わせ。次はどんな世界になるのか読んでいてワクワクした。次元の違う世界に気軽に連れてってくれる短編集だった。

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    2026年09月09日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    登場人物の過去と現在がうまく繋がっていて、人間関係も分かりやすくて面白かったー!現実っぽい話の中に少し幻想的な雰囲気があってよい。
    マヤ文明をモデルにしてるから生贄の話が出てきて興味深かった。王族や貴族の肉を食べると良い話や、エリート神官候補たちが学ぶ全寮制の学校は実際にあったのかな?
    生きたまま心臓を取り出す技術はどう受け継がれたのかとかもっと知りたいなぁ

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    2026年09月03日
  • 夜市

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    永久放浪者ってこの人の小説には良く出るのだろうか

    表紙で選んで読み終わってあらためて内容の怖いところをよく拾っている美しい絵だと思いました

    2作目のレイさんは、映像にしたら米津のような人だろうか

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    2026年08月30日
  • 夜市

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    ホラーというか幻想的な物語というか
    白昼夢をみていたような感覚
    しばらく現実に戻って来れなかったなんかふわふわして

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    2026年08月28日