恒川光太郎のレビュー一覧

  • 無貌の神

    Posted by ブクログ

    端的な言葉でありながら、世界観もしっかりと伝わる恒川さんの作品。
    今回の短編集も全て面白く読ませてもらった。

    0
    2026年04月28日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    2026/04/28 オーディブル
    身の毛もよだつ感じではないが、不思議な世界の狭間のお話。ファンタジーな感じ。
    夜市、風の古道どちらも面白かった。

    0
    2026年04月28日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    謎多きマヤ文明を舞台に、架空のエルテカ王国が滅びゆくさまを描いた長編冒険小説。
    鈍器本とも称される600ページ越え。最初はなかなか進めません。なにせ馴染みが薄いマヤが舞台であり、話が進む方向がなかなか見えてきません。しかし、だんだん面白くなってきます。
    父親を殺され、生贄になるべく誘拐された少年・スレイが主人公。不思議な女性の助けられたスレイはやがて戦士として頭角を現して行く。脇を固めるのは、不思議な武器で各地を彷徨う同世代に友人、謎に包まれた女性の最高神官、父親の仇である貴族の戦士、怪力無双の戦士・・・・。なかなかキャラが楽しい。
    やがて、怠惰で横暴な国王に対する反乱が地方で始まり、マヤ文明

    0
    2026年04月28日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    長編で登場人物も国も多いけど、読みやすい
    恒川光太郎さんの本はいつも恒川ワールド満載で、独特な感覚に入っていくんだけど、
    今回のジャガーワールドは、本当に恒川光太郎さんなの?と思いながら読んだ
    マヤ文明のファンタジー凄い物読んだなー

    0
    2026年04月28日
  • 竜が最後に帰る場所

    Posted by ブクログ

    短編集って中途半端に終わるような物足りなさを感じることが多いけど、これは面白かった。
    え、ここで終わり?っていう作品もあったけど、中途半端というより「その後の想像がすごく広がる」(語彙力w)終わり方って感じ。
    読み終わったあとの余韻がよかった。

    0
    2026年04月26日
  • 箱庭の巡礼者たち

    Posted by ブクログ

    時間・空間・次元が交差し、離れ、再び巡る。箱庭のように閉じた世界でありながら、広がりはむしろ壮大で、静かな不穏を伴うファンタジー。

    六つの短編を、五つの断片が巡回するように結び、全体像を浮かび上がらせる構成が印象的です。

    既視感のあるモチーフも、異界性と情感によって恒川さんらしく、読後には“理解しきれないまま残る世界”が静かに広がりました。

    「箱の中の王国」
    閉じた空間の異界
    「スズとギンタの銀時計」
    時間からの逃避と追跡
    「短時間接着剤」
    一時性という制約
    「洞察者」
    認識の極端化と孤立
    「ナチュラロイド」
    自然と人工の境界
    「円環の夜叉」
    存在の循環

    繋がりを把握し

    0
    2026年04月26日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    627ページにも及ぶ長編。
    装丁から なんとなく重厚なイメージをもっていたのだけれど それに反して文章はやや軽めで読みやすい。
    長編のアニメーションをみているような没入感があった。



    数千年前 その大地では数多の文明が現れては消えていった。 高度な芸術文化や天文学の知識をもつ一方で天に人間を生贄として捧げ人肉を食べ、戦いに明け暮れる。
    数千年にわたり人々の魂は理知と野性の狭間を彷徨した。
    本書はそのようななか一時を強国として栄えたエルテカの繁栄と崩壊までを描いている─。


    登場人物が みんな魅力的だ。 彼らそれぞれのストーリーもいい。

    おかれている立場があり、敵対していたりもするのだけ

    0
    2026年04月23日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    その悲しみは語られることでむしろ濃くなっていく
    「キ」の在り方は、とても象徴的だ
    御屋形様は役目を終えたのか、それとも取り残されたのか
    その曖昧さは言いようのないさみしさとして纏わりつく

    0
    2026年04月21日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鈍器本ってはじめて聞きました。笑

    すんごい重いし深い。文化と宗教と思想、これらが複雑に絡み合って繋がって積み重なって歴史となっていく様を見せつけられる本…長いストーリーなのに、夜風が冷たい真夜中に皆で焚き火を囲みながらどこか遠い異国の地の伝記を聞いてるようなワクワク感が最後まで止まらなかった。
    登場人物も多いのに一人一人キャラが立っていて、気付けば皆大好きになる。
    ラストはすっきりはしないが、エステカが滅び、新しい文明が芽吹く(はたまた暗黒時代の幕開けかもしれないが)、時代の変化の一歩目を踏み出して終わりって感じだった

    0
    2026年04月19日
  • 箱庭の巡礼者たち

    Posted by ブクログ

    ★ 4.5

    恒川光太郎さんの前作「幽民奇聞」が面白かったので読んでみた。
    これまた物語に引き込まれて行く感じ!
    箱庭で始まった世界が次第にSFの世界に入っていく。

    「箱のなかの王国」
    「吸血鬼の旅立ち」
    「スズとギンタの銀時計」
    「静寂平原」
    「短時間接着剤」
    「海田才一朗の朝」
    「ファンレター」
    「ナチュラロイド」
    「円環の夜叉」
    「最果てから未知へ」

    これら一つ一つも面白く、異次元の空間にも移動する。
    もうわくわくし通し。
    「円環の夜叉」に入って、ちょっと満腹感があって、他の本にう・わ・き(⁠。⁠♡⁠‿⁠♡⁠。⁠)
    で、続きを読んだけど、このSF的な物語がなんと繋がっていく!

    『す

    0
    2026年04月19日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    600ページ超の鈍器本、壮大な冒険&ファンタジー小説。マヤとかアステカ文明が好きな方はぜひ。生贄とか人肉を食すとか、負け=死の世界で生きる戦士たち。これだけ長いのに一人一人キャラが立っていて魅力的なのはすごい。ちなみに私はディノが好きでした。

    0
    2026年04月18日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すっきりした文章で、感情も情景も雰囲気も伝わってもの凄く読みやすかった。
    ファンタジー寄りな雰囲気の中に、日常のすぐ隣にあるようなゾッとする冷たさが良い。
    2つもと悲しくて綺麗な話。

    0
    2026年04月14日
  • 白昼夢の森の少女

    Posted by ブクログ

    タイトル作「白昼夢の森の少女」が特に素敵だった。

    木になり、同じような人々と木の幹や根で繋がっていく……という幻想的なイメージがとても印象的。
    自然の叡智が静かに息づく世界観が美しい。
    短編集全体を通して、恒川さんらしい儚くて優しいファンタジーが広がっていてる。
    恒川さんの作品どれも好み

    0
    2026年04月11日
  • 月夜の島渡り

    Posted by ブクログ

    うーん、ホラーじゃないよなファンタジーか?
    沖縄を舞台にした不思議な味わいのある7つの短編。いい味わいではないかもしれない。抗えない、島に根差した運命に流されていく人々を描いている。沖縄には精霊のような存在がいるのかもしれないとも思わせる読後感だ。決して浸ってみたいと思うものではないけどね。
    恒川光太郎は、なかなか上手いな。

    0
    2026年04月11日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    民俗学者の青年が興味を持った、「キ」をあらわしたという鬼婆の絵画。彼はその非現実的な存在に強い興味を抱いていた。
    そして今やだれも知らないその絵を描いた画家自身の幼少期の記憶から綴られてゆく、鬼婆や狒々といったかたちで伝承されながら、ひっそりと歴史の裏側に存在していた「キ」の存亡を描いた短編集。

    淡々とした筆運びで人の酷さと温かさを両面で描きつつ、人か人ならざる者かのはざまである「キ」という存在を徐々に浮き上がらせていく手業はさすがの巧さ。血なまぐささの中に抒情的な風情を携えた語りは、上質な大人向けの童話のようなノスタルジーを備えていて、心地よく物語世界に浸れました。とても良かったです。

    0
    2026年04月10日
  • 金色機械

    Posted by ブクログ

    江戸時代にファンタジー?という面白い組み合わせ。

    特殊能力もいくつか出てくるけど、やはり金色様が異色すぎる。けど不思議と馴染んでいて面白い。やっぱりこういった特殊な世界観を書くのが上手いなぁ。

    ストーリー自体も時代特有の理不尽や悲哀があり、過去と現在がどう繋がり結末を迎えるのか、先が気になるものだった。読み終わってみると結構コテコテの時代劇要素も強かった気がします。

    0
    2026年04月08日
  • 夜市

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ⚫︎夜市
    偶然迷い込んだ夜市で兄は欲しい能力を手に入れるために幼い弟を売った。なんともモヤモヤする出だしだったが、最後の結末は良かった。よかったのかな、でも少なくとも兄弟が最終的にお互いにとって最善と思える選択をしたという点において救いを感じた。

    ⚫︎風の古道
    興味深いのは、古道を行き交う人間ならざるもの(神様、鬼などの異形)がまるで風景かのようにシンプルに描写され、あくまで古道から元の世界へ戻ろうとする者、古道で生まれ古道でしか生きれない人間に焦点が当てられている。ホラーやオカルトになりすぎず、少年時代の古い冒険が、瑞々しさや切なさを伴って朧げな記憶のアルバムのひとコマとして再生される。人

    0
    2026年04月02日
  • 幽民奇聞

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎らしい不思議が漂う話。幕末から明治初頭にかけての普通の世間を逸れた者たちの隠された集団キを巡る話の幾つか。御屋形様といわれる不思議な少女が束ねるが、妖なのだろう。農民や貧しい人たちのどうしようもない悲惨さと逞しさも描かれる。話のつくり方がなかなか上手くて読ませるなあ。

    0
    2026年04月01日
  • 白昼夢の森の少女

    Posted by ブクログ

    恒川さんの短編集です。
    これまで本に収まらず埋もれていた作品と
    アンソロジーに収録された作品をまとめたもの。
    読み始めて、いつもの古民家ホラーだけでないなあ、ばらけているなあ、
    と思っていましたが、そんな一冊なのです。

    読み終えて 作者あとがきの作品解説を読みましたら、短編一作づつの背景が見えまして面白くなりました。

    「古入道きたりて」
    『和菓子のアンソロジー』2014
    夏に夜独りだけの時見ることができる山のような巨人、から始まる民話のような幻想のようなお話だったのですが、まさか和菓子の方とは。

    「焼け野原のコンティニュー」
    『オール讀物』2014 現代作家が描く戦争小説 パニックSF

    0
    2026年03月22日
  • ジャガー・ワールド

    Posted by ブクログ

    いきなりトップギアでストーリーが展開してグイグイ読んでしまった。現代からしたら生贄とかそんなものと思うけれど、今の法律とかも何百年したらそんなものになるのかもなぁ。宗教的な怖さと無意味さを思い知らされる。個人的にはドルコが好きだなぁ。

    0
    2026年03月18日