恒川光太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
江戸時代を舞台にした、相手の殺意やはかりごとを察知する能力を持つ男熊悟朗、手をかざすと人を殺すことができる女性遥香、そして月から来たとされてますが、出所不明の謎のロボット金色様の数奇な運命を辿っていくお話。
主人公は、遥香と金色様とになるのかな?熊悟朗は狂言回し的なポジションかも。
江戸時代にロボット?という内容で、これまたぶっ飛んだ設定だなと思いましたが、普通に時代小説としてすんなり読めて、読後改めてすごいなぁと思いました。
何でしたら、上記の登場人物のSFチックな設定なしでも十分話としては成立すると思うし(多少の修正は必要ですが)、面白い話になったと思います。
短編が時系列ばらばらで続 -
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Posted by ブクログ
これはホラーなのでしょうか?
私には、ノスタルジックな美しい物語に思えます。
表題作の「夜市」も「風の古道」も、気付いたら異世界に迷い込んでいるというお話。
『となりのトトロ』や『バケモノの子』のような、子どもの時にだけ出会える不思議な世界。
もしかしたら、そういう入り口はどこかにあるのかもという気になってきます。
子どもの頃に、「そんなことあるわけないじゃん」てことを、よく言っていたあの子の言動‥‥ホントのことだったりするのかもしれない、なんて思ったり。
大人になったら皆、忘れてしまうけれど、夜祭のあの屋台の向こう、神社のあの林の向こう、何があるのかな?でもちょっと怖いな、けど覗いてみたいな -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代では、「神隠し」は、口減らしや犯罪を覆い隠すための共同体の語りとして機能していた、という解釈を耳にする。それでも、神隠しが確かに存在すると、心のどこかで感じる人は多いのではないだろうか。
現実の中にも時折、「ここは通らないほうがいい」と感じる場所が現れるように。
そうした感覚にぬるりと入り込んでくるのが、この本だと思う。
だからこそ不思議と懐かしく、「私もその世界を知っている」と思いながら読み進めた。
「夜市」に登場する女友達は、突如現れた不可思議な空間に対する恐怖や驚きがあまり描かれておらず、やや違和感があった。「風の古道」の登場人物たちからは、人の世界と神の世界との狭間を漂う、現実 -