恒川光太郎のレビュー一覧

  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    現代ホラーの傑作が揃った短編集。全編おすすめといえる高い完成度の1冊です。「芙蓉忌」は古い家屋の隙間から見える女に魅入られた話。女が誰か探る途中、警告を受けるも男はもはや止まる事が出来なくなり…
    謎の猿を追う「シュマシラ」も良い。

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    2024年02月22日
  • 滅びの園

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    壮大で美しい幻想群像劇と言う通り、素晴らしい作品。SFファンタジー要素もあり面白かった。わたしの絶望は、誰かの希望。色々考えさせられた。

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    2024年02月14日
  • 無貌の神

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    恒川ワールドを堪能。
    不穏な空気がふんわりと漂う静かでダークな世界観。スッと入っていける。雰囲気を大事にゆっくり読みたい気持ちに反して、面白くて一気に読んでしまった。

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    2024年01月05日
  • 竜が最後に帰る場所

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    『秋の牢獄』に続き、恒川作品四作品目。タイトルに惹かれて購入。どの短篇も良かったが——特に「夜行の冬」「鸚鵡幻想曲」がお気に入り。前者はホラー版『夜ピク』とでも言いましょうか。歩く度に世界が変わり、もし自分だったらと——いろいろ考えさせられます。後者は発想がぶっ飛んでて、まさかあんなことになるとは——○○シーンは想像しただけで鳥肌モノでした…。解説を読み「…嗚呼、なるほどなぁ」と。まだそれほど数を読んではいないが、どの作品も本当に独特な世界観でこの著者にしか描きえない作品なんだと感心しました(^^) 星四つ半。

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    2023年12月01日
  • 滅びの園

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    プーニーという可愛い名前に関わらず、凶悪なものに立ち向かったり取り込まれた人であったり、、、
    どちら側からの視点でも正義であったり、守りたいものがあったり複雑な心境に陥ること必須です。

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    2023年11月22日
  • 秋の牢獄

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    恒川光太郎さんの作品は「夜市」が好きで、フォローさせてもらってる方の感想でこちらも手にとりました。

    結論から言うと『良い』。

    読んでホラー感は薄いけれども、いざその境遇になることになったらもちろんゾッとする。

    不思議は不思議なまま置いておきながら、納得してしまうお話が心地よく感じてしまう。

    つかみどころのない出来事で終わりが想像に任せる感じだが、それがバチッとはまった作品で大好きになりました。

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    2023年11月11日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ【試し読み】

    購入済み

    スマホやSNS、夜間の塾といった最近の子供の事情を暑かった作品が目新しかったです。正直、文体は少し大人向けの作家さんも混じっており、そのせいか内容的に少し子供向けとしては上級の怖さかなと思いました。

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    2023年11月09日
  • 秋の牢獄

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    秋真っ盛りのこの時期に読むことをずっと前から計画していたので、銀杏並木の木の下で読んでみた。
    11/7から一日も進まなくなってしまった世界線での生活の中に、どこか青春めいたものを感じる「秋の牢獄」
    1人では出ることができない家を舞台に、予想としない角度からの急展開が繰り広げられる「神家没落」
    祖母から受け継いだ魔法を持った少女の絶望を描く「幻は夜に成長する」
    ホラー小説としてよく名の挙がる「夜市」も読みましたが、その時と同様に恒川光太郎さんはただ怖いだけで終わらない物語を描く作家だな思いました。
    3つは全く違う内容ですが、それぞれにある種の”切なさ”を内包されているため、怖くてゾッとしつつもノ

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    2023年11月06日
  • 南の子供が夜いくところ

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    ネタバレ

    久々に恒川光太郎を読む。こんなに面白かったけ?っていうぐらい世界に入り込んでスイスイサクサクと読めた。

    危うく一家心中に書き込まれかけた小学生のタカシ、ワゴン車でカフェを営むユナという謎の女性に助けられて不思議な雰囲気の南の島にやってくる…という表題作から始まり、このタカシとユナが出てくる(端役の場合もあり)短編が続いていく形式。

    南洋のファンタジー系ホラーの雰囲気をまとう各編。東シナ海あたりにありそうな島を舞台に、ちょっとユルめに民俗学的伝承感のあるホラーっぽい雰囲気が、夏の蒸し暑さにちょうど良く、残暑厳しい9月に読めて良かったなとも思った。

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    2023年09月18日
  • 白昼夢の森の少女

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    あとがきに「デビュー以来、どこかの媒体で発表はしたものの、本には収まらずに埋もれていた作品」とありました。
    とても短い話から、そこそこに長い話まで、10話の短編集です。
    今回も、際限ない恒川さんの想像力のおかげで、次々と違う世界に連れて行かされ、振り回され驚き続け、そして終わる。あっという間に読んでしまいました。
    私は、「銀の船」と「夕闇地蔵」が好きです。夕闇地蔵の地蔵助は、現実でいうところの視力の悪い少年。相手の形は、炎の形状で認識する。美醜の区別はつかない。ってとてもいいと思いませんか?私も大切なところだけが見える人間になりたいです。

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    2023年09月15日
  • 無貌の神

    購入済み

    獣の話が良い!

    どの話も面白くて、夢中で読みました!
    恒川先生は非日常を描くのが本当に上手く、まるで本当に自分が不思議な世界に迷い込んだような気分になります。
    カイムルとラートリーが凄く好みでしたが、他の話も負けないくらい面白く印象的でした。

    #切ない #怖い #深い

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    2023年09月04日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ

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    子供向けだけど容赦なく怖い。舞台が小学校になってたり主人公が小学生なだけで内容はガチなホラーだった。
    むしろ子供がひどい目に遭うのが苦手な人には大人向けホラーよりずっときついかも(基本的に想定読者と同年代の小学生が怖い目に遭うので)

    ホラー作家の皆さんは大人向けに書いてるときと同じくらいの出力出してるし、児童書作家さんは本気で子供怖がらせようとしてるし。
    普段児童書とか読まなくても、質の高いホラーショートショートがたくさん読みたい!って人にも強く強くおすすめします。

    収録作の中では、短い中で不気味な世界観をリアルに描き出した『おだんご当番』『ぢんぬるさま』、行間に二人の関係性がぎっしり詰ま

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    2023年08月25日
  • 無貌の神

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    「化物園」より、読みやすかったです。
    孤独な自分と心を通わせてくれた相手への、忠誠心というか、信頼感というか、そんなテーマが根底にあるように思いました。
    幼い子供が母親と引き離されてしまうという、私にとって苦手な展開の話もありましたが、どうにかこうにか救われた結末でした。「死神と旅する女」「廃墟団地の風人」「カイムルとラートリー」の3作が特に面白かったです。

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    2023年08月23日
  • 竜が最後に帰る場所

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    1、風を放つ
    小さな瓶の中に収められた、小さなつむじ風。それは持ち主が恨んだ人を殺せる力を持つ。その瓶をもしかして恨みを買ってしまったかもしれないマミさんが持っている話。結局それだけで何も起こらなかったのですが、ふんわり怖かったです。あれ?もう終わったの?というところもよかったです。
    2、迷走のオルネラ
    悲惨な経験をした少年が気の毒でした。これは科学的に証明できない要素がたしか出てきませんでした。なので実際にあってもおかしくはない話でした。人間の執念が怖かったです。
    3、夜行の冬
    お散歩をして帰ってきたら別の人生になっている話。以前「ミッドナイトライブラリー」で似たような展開を読みました。その

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    2023年08月13日
  • 竜が最後に帰る場所

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    奇譚・SF・ファンタジーなどにカテゴライズされる5つの短編集。
    SFといっても宇宙的なものはなく、強いて挙げれば登場人物が描く漫画が作中作になっていて、その舞台が花が咲き誇る月面ってところぐらいかな?
    とにかく着想が珍妙で面白い。
    何か変わった小説を読みたい時や、複雑なプロットが面倒な時にサクサク読めるのでおすすめしたい。

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    2023年07月30日
  • スタープレイヤー

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    面白い。
    休みの日に止まらず一気読み。
    恒川さんってこんな感じのも書くんだなぁ、と。
    さらっとだけど人の心の暗い部分や優しい部分が描かれていて共感したり、どうするのだろう、こうなったら良いな、と期待したり。
    久々のヒットしたファンタジー。

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    2023年05月19日
  • ヘブンメイカー

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    序盤は異世界転生の俺つえええ系の小説です
    こちらはシリーズがあり2作目だそうなのですが初っ端からこちらを読んでしまいました
    感想としてはけっこう面白いです  続編でしたがちゃんと内容もわかりましたし、構成もしっかりしていて読んでいて次の展開が気になった。
    終盤が主人公が最強コースには転じられないように制限がある程度設けられていた点もよかっです
    あとは文章の構成がセリフが多く、ラノベみたいな形式だったので読んでいて疲れなかったです

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    2023年04月10日
  • 異神千夜

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    4編からなる短編集だが、
    それぞれの話に出てくる土地や役職の名称などが別の作品に出てくる上、鼬のような存在がそれぞれの話でキーになる。
    それぞれは独立した話で、明確な繋がりもないが、
    そこに輪廻のような繋がりのようなものを感じた。
    4編の短編を読んだにも関わらず、1作の長編を読んだような錯覚を覚える。

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    2023年03月25日
  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    『かつて私を巻き込んだ大きな波は、ついに私を岸辺に打ち上げ、私の少年時代を攫うと、果てしない大洋へと引いていった。』

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    2023年01月24日
  • 南の子供が夜いくところ

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    作者特有の、現実と異世界との境界が曖昧な、異界が現実と混ざっているような雰囲気が好きな私にとっては満足極まりの作品だった。
    あと、タカシ可愛い。

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    2023年01月24日