恒川光太郎のレビュー一覧

  • ジャガー・ワールド

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    いきなりトップギアでストーリーが展開してグイグイ読んでしまった。現代からしたら生贄とかそんなものと思うけれど、今の法律とかも何百年したらそんなものになるのかもなぁ。宗教的な怖さと無意味さを思い知らされる。個人的にはドルコが好きだなぁ。

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    2026年03月18日
  • ジャガー・ワールド

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    マヤ、アステカ文明と生贄信仰をモチーフにした作品でした。
    登場人物の生い立ちを後から描く為、自分が最初に抱いたイメージを何度も覆されました。
    切り取られた情報からは何も分からない。そばにいても、相手の真意を完全に汲み取る事は難しい。
    技術の進化が目まぐるしい中、人間は進化できているのでしょうか?そんな事を思わせる1冊でした。

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    2026年03月15日
  • 夜市

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    夜市も風の古道も膨らませようと思えばいくらでも膨らませることができるテーマなのに、過不足なく綺麗に短くまとまっている。名作。

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    2026年03月14日
  • ジャガー・ワールド

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    ​古代南米文明を舞台にした、圧巻の群像劇。
    歴史小説は難解なイメージがあるが、
    本作はボリューミーなページ数を全く感じさせないほど読みやすく、
    気づけばその世界に引き込まれていた。
    ​別々の生い立ちや思惑を持つ登場人物たちの物語が、
    ひとつの国家の中で複雑に絡み合い、
    やがて巨大なうねりとなって収束していく過程が実に秀逸。
    恒川光太郎先生ならではの幻想的な空気感を纏いつつ、
    壮大なスケールで描かれる文明の興亡を、
    最後まで置いてけぼりにされることなく堪能できる傑作だ。

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    2026年03月14日
  • 南の子供が夜いくところ

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    恒川光太郎氏の得意とするパターンで構成された短編集。ユナさんという呪術師を中心にしたストーリー。最後の「夜の果樹園」は夢に出てきそうな不思議な話。

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    2026年03月11日
  • 幽民奇聞

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    鬼か幽霊か…幕末から明治にかけ、歴史の舞台裏で封印されてきた「キ」の存在を描く伝奇小説 #幽民奇聞

    ■あらすじ
    時は明治も終わりの頃、民俗学を研究している若き学者の鶯谷玄也。彼は明治の中頃までは確かに存在した集団「キ」の存在を調査していた。それは鬼か幽霊か、そして彼はなぜ追い続けるのか… 歴史の闇に生きる「キ」の痕跡を追う連作集。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    幕末から明治、人々が窮屈な生活を送っている時代の人々… 歴史の舞台裏で封印されてきた「キ」の存在を描く伝奇小説です。

    若き民俗学者の鶯谷玄也が「キ」について取材を進めていく中、その時代を生き抜いた人々の話を聞くうち「キ」の正体が徐

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    2026年03月08日
  • 夜市

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    上司が貸してくださった。
    スッキリした文だし、この世の世界ではないのに、イメージが頭に浮かぶ文章でとてもよかった
    話の中で楽しい気持ちと悲しい気持ちが、交互に来るような物語だった

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    2026年03月15日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    読み初めは苦手な感じ、SFというかファンタジーというかと言う感じ。しかし読み始めるとどんどんハマっていく。王様とかその周辺がくず過ぎるけど、神官や戦士は意外にもまとも。どんどんクズな王側がやられていくのが気持ち良い。神官の師弟対決は、フォストザマが勝つとおもっていなかった。レリィもまさか、どこかにいってしまうとは。そしてスレイが意外と活躍しないと言う。最後はドルコが知性的になっていてびっくり。

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    2026年03月07日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    キングダムを読んでいるかのような疾走感!登場人物が多いけど場面がどんどん切り替わって面白い。誰もが主人公感がある。天から来た少年が王位に就かないのもまた面白い!

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    2026年03月06日
  • 幽民奇聞

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    民俗学者の鶯谷玄也は、「キ」と呼ばれる謎の存在について調査を進めるうち、とある画家の残した絵と出会う。そこから人づてに「キ」の謎を解明していく中で見えてきた驚きの事実とは。

    ホラーというよりは伝奇小説という感じ。「キ」そのものに怖さはさほどなく、むしろ自分たちの欲望のためなら手段を選ばぬ人間たちの方にこそ恐ろしさを感じた。

    エピローグはとても美しく、儚い情景がキを巡る長い旅の終焉を彩っていて素晴らしかった。

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    2026年03月03日
  • 幽民奇聞

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    恒川光太郎さんの作品初めてでしたが、読み進めていけばいくほど面白かったです。

    謎の「キ」を追うなかで、「必殺仕事人」のような人たちが出てきたり、御伽話のような「狒々 ( ヒヒ )」の話が出てきたり。
    先日読んだ「仇討」の話もあったりで次第にワクワクしてきました。

    まさに不思議なキ縁の因果です。
    狒々は日本では妖怪話に出てくるみたいですが、賢く優しい最後のヒヒさん、当時の山奥の生活見てみたかったな〜。
    読後感が凄く良かったですね!

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    2026年02月27日
  • 幽民奇聞

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    裏の世界を生きる、人外のものとも思える、”キ”にまつわる短~中編集。刀城言耶シリーズがちょっと思い浮かんだりもして。同シリーズの大ファンとしては、こちらもシリーズ化して欲しい。

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    2026年02月26日
  • 幽民奇聞

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    「鬼婆図探訪」「夢狒々考」「最後のキ」「すすき野原の先で」の4編。最後の一編は全体のエピローグとして添えられた数ページの掌編のため、実質は3編構成といえます。ダークファンタジーというよりは「伝奇小説」という言葉がしっくりくる、江戸末期から明治にかけての物語です。
    これぞ恒川光太郎、まさに面目躍如といったところでしょう。
    物語の軸となるのは「キ」と呼ばれる謎の集団。短編タイトルにある鬼婆や猩々(しょうじょう)、さらには少女の姿をした御屋形様など、この世ならぬ者たちが山中の隠れ里に住んでいるだけでなく、この集団にはごく普通の人間も属しており、街中にアジトを構えるなど、人知れず社会に根を張っているの

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    2026年02月26日
  • スタープレイヤー

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    ひとつの願い事にぎゅうぎゅうに詰め込んでてそれはアリなのー?って。裏技すぎるというか、禁じ手というか。
    生きてたらまずいタイプの人が野放しなのが、明るい未来の影となりそうで気になる終わりだった。

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    2026年02月22日
  • 滅びの園

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    ネタバレ

    あらすじを目にしてから読んだら、想像と違う始まり方で意表を突かれた。
    異界と地球、それぞれに生きる登場人物の視点の切り替わりが、ファンタジーとSFを行ったり来たりしているみたいで独特な雰囲気。

    プーニーが現れてから人々の営みが死と隣り合わせになり、様々なことが制限される状況は、3.11後やコロナ禍を思い起こさせる。
    プーニーの生体や異界の仕組みなどについては科学的な解説があまりなく、ふんわりしている。しかし、社会がどう変わったかという描写は細やかでリアリティがあるので、世界観に説得力が生まれているように感じた。

    鈴上さんに対する印象が、物語が進む中でどんどん変わっていくのは、バイアスに関す

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    2026年02月22日
  • 幽民奇聞

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    ネタバレ

    移り変わっていく時代を後世から探しに行くような物語。人ではないものも人であるものも存在したけれど、未来からそれを見た時に「本当にそれは実在したんだろうか?」と疑問の余地が残って、残りながらも「実在してくれていたらいいな」と願ってしまうような郷愁の気持ちを感じさせるのがうまい。きっとこれからの時代でますます彼らの空気は薄くなっていくんだろうけど、それでもどこかに薄らと彼らがいることを信じたくなる。

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    2026年02月19日
  • 滅びの園

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    ネタバレ

    タイトルと装丁が魅力的で気になっていた作品。

    プーニーという地球外生命体?が突如現れる。平凡な主人公がプーニーに取り込まれ、理想郷のような夢の世界で核となり幸せに生きて行く。
    地球では、プーニーにより多くの犠牲が出ており、プーニーとの適合者が地球を守ろうと奮戦。

    主人公と地球人、お互いに今生きている場所を守りたい。それぞれの大切な場所、でも、どちらか一方を守るともう一方の世界は滅びてしまう。
    現実か幻かではなく、自分が大切に思う生活を守り抜きたい人々の群像劇でした。

    突飛な設定であるも、とてもわかりやすい文章のため、すぐにこの世界に入り込むことができた。
    恒川先生の物語は、どこか恐ろしく

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    2026年02月19日
  • 秋の牢獄

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    「秋の牢獄」が1番好み。

    北風伯爵、初めは恐怖の対象だったのに、永く同じ日に囚われているうちに救いのような存在に変わっていく。終盤は諦めと希望が混ざっていて、次の日に行けたのかどうなのか想像させる。
    途中グループ行動したりするが、最後は結局人間1人なんだよなあと、行動心理も見えたりして面白かった。

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    2026年02月18日
  • 無貌の神

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    「廃墟団地の風人」この先、サブロウが少しでも良い人生を歩めますように。
    「カイムルとラートリー」カイムルとラートリーの主従ではない友情に心が温まった。

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    2026年02月12日
  • ジャガー・ワールド

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    『「想像して欲しい。生贄のない世界を」
    「私たちで世界を変えよう。私たちはそのためにここにいるのだ」』
    反生贄思想の謎の少年レリィの言葉

    サリュザ島のスレイ
    神官フォスト・ザマ
    戦士シベリア とドルコ
    放浪の青年ディノ 
    それぞれの信念のもと、この世界を生きている
    誰が正しい、間違ってる そんな単純なものではない 

    〈人はなぜ戦うのか〉
    『人は集まるとやがて自然にそうなる』

    『この世界は、ジャガーの世界』
    『ここで生きるには、大切なものを守るには、人生の権利を獲得するには、己がジャガーになるか、さもなくばー』

    すごく太い本で、迷いましたが読んでよかったです

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    2026年02月11日