恒川光太郎のレビュー一覧

  • 月夜の島渡り

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    ネタバレ

    全てのお話が、胡弓の調べで紡がれるでーじ上等の「弥勒節」みたいでとてもよかった。
    恒川さんの物語は昔話みたいだし、異界がすぐ隣にある世界だけれど、この作品集は舞台が沖縄というのもあり、更に異界とこちらが共存しているなと感じました。それが住む人たちにとってあたり前なのも。
    そして、沖縄を描くには沖縄戦を描かないわけにはいかない、というところも誠実です。沖縄が経てきた悲しみから沖縄戦を外すことはできません。

    「月夜の夢の、帰り道」「私はフーイー」がよかった。やり直すきっかけだったり、道を切り開いたり。
    「ニョラ穴」「夜のパーラー」は真逆で、それも怖かったです。

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    2024年06月15日
  • 白昼夢の森の少女

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    読み進めていくうちに不思議な感覚で異界にどんどん浸っていく。面白いのであっという間。怖くもあり、幻想的であり、不思議な世界観が広がっていてこれぞ恒川ワールド!

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    2024年05月19日
  • 猫ミス!

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    どの作家・作品も、作り込まれていて面白かった。
    芦沢央さんの『春の作り方』。電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。
    最後は、そにしけんじさんのマンガに、笑わせて貰った。

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    2024年03月25日
  • 秋の牢獄

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    ホラーというかファンタジーというか、ドカンととんでもないオチで驚かされるというよりしみじみ、おぉ…となる感じでした
    面白かった!

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    2024年03月17日
  • 秋の牢獄

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    恒川光太郎のホラー短編。無限とも思える時間に囚われる物語。特に「秋の牢獄」は秀逸。未来のない人間の空虚がにじみ出る。ノスタルジックなところも好き。

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    2024年03月10日
  • 滅びの園

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    結末まで読むと、帯に書かれている「わたしの絶望は誰かの希望」(うろ覚え)というアオリの意味が良くわかった。
    あらすじは地球側の目線で書かれているので主人公は聖子なのかと思ったが、主人公はいない、または登場人物全員が主人公なのだろうか。ともかくあらすじを考えた人に拍手。

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    2024年02月10日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    どの話も面白い。
    発想が奇想天外で、ワクワクする。
    タイトルの箱庭の巡礼者たちに始まり、
    箱に入り込んだ人達の冒険物語にゾクゾクする。
    銀時計の話しや接着剤の話も、ちょっと怖い未来の話しも面白い。
    毎度ながら恒川さんの発想にとても感心させられる。

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    2024年01月29日
  • 滅びの園

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    感想の前にひと言。

    「不意に手にとり購入したけど、読んでたらすでに読んでたことに気がつく。」

    うっかりというか、間抜けでした…。

    まあこんな間抜けなわたしですが、こういう本とのずれた出会いも、読後の心境が過去と違うという発見(過去より成長してたらいいなぁ)があったのでこれもアリだったと思いたい笑。

    長々と個人事情をすみません。
    感想は本当に簡潔に。

    『自分ならばどうしたら正解なのかわからなかった、正解なんてなさそう…』

    人を狂わし異物に変化させる、突如として地上に現れた「プーニー」。

    ことの発端で一章の主人公、鈴上誠一。
    二章の相川聖子。
    三章、野夏旋。
    四章が大鹿理剣。

    未曾

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    2024年01月18日
  • 金色機械

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    長年積読になっていた一冊をやっと…。これまでに読んだ恒川作品とはちょっと異なる読み味で、夜市×スター・ウォーズ?みたいな世界観。スケール大きく、ミステリー要素もあり、エンタメ性の高い時代ファンタジー。章毎に年代と視点が切り替わり、それぞれが次第に繋がっていく展開にハマった。物語の核をなす「テキモミカタモ、イズレハマジリアイ…」。金色様の含蓄ある言葉が印象に残った。

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    2024年01月14日
  • 雷の季節の終わりに

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    和風ダークファンタジーな世界観、中盤以降どんどん引き込まれいく。世界観にどっぷりハマり、一気読み。面白かった。

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    2024年01月05日
  • 月夜の島渡り

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    幻想的で仄暗い恒川さんの世界。
    沖縄が舞台の短編集。
    独特な文化が育まれてきた地と不可思議な物語が好相性。

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    2024年01月05日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    小林泰三さんと宮部みゆきさんは、このアンソロジーでなく読んでいたのですが、改めて、う! (ーー;)

    岩井志麻子さんは日本らしい、湿気たっぷりのホラーで、やはりうまいですよね。

    去年から読みはじめて、ようやく完読。
    ことしは去年よりも読みたい本がたくさんあるので、出だしは順調でうれしいかも。

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    2024年01月02日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    この作者の本は2冊目。
    なんでもありの不思議な話し、ゆるく繋がる短編集。
    続けて読むと食傷気味になるけど、たまに読むと新鮮で良いかも。

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    2023年12月29日
  • スタープレイヤー

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    恒川光太郎はホラーミステリーの印象だったけど、今回読んでみた異色(?)のファンタジー小説
    構成が練られていて章ごとの緩急があり、とても読み応えがありました

    異なる世界で10の願いを与えられた人
    利己的な生活から様々な人に出会い次第に利他的な自由を手に入れていく
    最後には多くを語らず締めるのがまた何とも良いですね

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    2023年12月22日
  • 秋の牢獄

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    『竜が最後〜』に続き、恒川作品四作目。表題作。同じ日が何度も繰り返すというホラー作品。私だったら……まず職場のムカつく奴を○すわ。あとは——これ以上は書けませんわ。外道過ぎて…。アナタならどう過ごしますか。とても人間性が見える作品で良かったです笑

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    2023年12月17日
  • 雷の季節の終わりに

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    前作『夜市』の流れを汲むホラーとファンタジーの融合に加えて、冒険小説の要素も取り入れられ、そこに新たな可能性が見受けられます。

    風霊鳥、闇番、鬼衆などのネーミングセンスも秀逸で、冬と春の間にある短い季節「雷季」の設定も含めて、想像力を掻き立てられる独自の世界観には心惹かれるものがありました。

    物語が終わっても続きが気になる作品は数多くありますが、この作品もその一つで、いつかこの登場人物たちにまた会いたい、そんな気持ちになってしまいます。

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    2023年11月18日
  • 月夜の島渡り

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    ネタバレ

    私はフーイーが一番好き
    他は人間が怖い話ばかりで後味悪くて胸焼け気味だったんだけどフーイーで清々しく読み終えられた この話なかったらムリだったかも
    パーラーの話と洞窟の奥にいる怪物の話がかなり怖かった イモガイの毒を売る男とかも

    私はフーイーの、牙がある首刈りの人も悪い人だけど本土から来た警察官をリンチするような人間の心を引き継いでる感じがしてなんとも言えない

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    2023年11月15日
  • スタープレイヤー

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    異世界転生モノのようでいて微妙に違う異色のファンタジー。ひとつの願いにめちゃくちゃ細かく条件設定が出来るってのはなかなか斬新。主人公達はやらないけど、俺ならスーパーパワーを身につけるかなあと思ってたらラストにそんなやつ出てきた。誰の仕業とかなんのためにとか全くまともに説明されないのも潔い。コピーだってのはGANTZを思い出したな。

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    2023年11月12日
  • 秋の牢獄

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    あっ!もう11月8日やわ!
    良かった〜
    もう一回というか、何度も同じ日の繰り返しって精神的にキツい。
    何しても、元に戻るってのは、魅力的やけど、無限ループなんか嫌や。
    3つの短編集やけど、どれも牢獄というか囚われてる。

     11月7日という時、

     家という空間、

     幻術という力。

    いずれの作品も最終的には、解放に向かうんやけど、そこは、違った形で。

    ホラーというより、民話というか、世にも奇妙な物語というか…
    こういう、何か身近にあるような恐怖。

    「ないわ〜こんなん〜」って思って後ろ向いたら…
    「あれ???」みたいな…

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    2023年11月09日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    とーっても不思議な話が詰まった作品。THE 恒川光太郎って感じ。ファンタジーだと思うんだけど、今の世界を風刺してるのが面白い。短編集だと思ってたけど、どこかでちょっとずつ繋がってる。

    『箱のなかの王国』 はじめは現実逃避したい人が箱のなかの王国が見れるのかな?と思った。箱の中に旅立った絵影久美の勇気と度胸、私も見習いたい。今世界で起こっている戦争。この戦争を国境の外から傍観してる各国の人々、が頭に浮かんだ。王国での出来事は、今現実に起こっている事だと感じた。

    『スズとギンタの銀時計』 姉のスズと弟のギンタの絆がいいな。タイムスリップ(未来にしか行けない)が出来る銀時計を使って、どんな困難も

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    2023年11月01日