恒川光太郎のレビュー一覧

  • 異神千夜

    Posted by ブクログ

    他の著書とも共通している恒川氏独特の世界観が展開される短編集。表紙にもある金色のイタチは不思議な世界の象徴とも言える。

    0
    2025年06月04日
  • 雷の季節の終わりに

    Posted by ブクログ

    恒川氏独特の異世界ファンタジー。主人公はいつものようにヒーローではないごく普通の人。読者からは感情移入しやすくなっている。最後まで明らかにならないところも多いが楽しめた。この世界観を子供向けに変えるとジブリのようになってしまうのかと考えてしまった。

    0
    2025年05月28日
  • ヘブンメイカー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作とは大分雰囲気が違う。前作は今まで選択を間違え後悔してきた主人公がスタープレイヤーになり、自分の選択に納得し前向きに生きていくのに対して、本作の主人公は最後まで自分の選択を後悔する。前作の方が清々しいストーリーだけど、本作の後味の悪さが好きだった。

    0
    2025年05月18日
  • 無貌の神

    Posted by ブクログ

    今までにこのようなジャンルはあったのだろうが、幻想的、ファンタジーという言葉では言い表せない新鮮さを感じた。恒川氏はスタープレイヤーのような長編よりも、本書のような短編が得意なようにも思える。

    0
    2025年05月11日
  • 白昼夢の森の少女

    Posted by ブクログ

    【2025年44冊目】
    ある日、私は蔦に飲み込まれた。そこから先は自我を保ちつつ、植物として生きている。同じように蔦に飲み込まれた人々の思いが伝わってくる。食欲も性欲も睡眠欲もない。夢の中で楽園にだって行くことができる。それでも「人間」は人間の尺度で私たちを同情し、罪を測ろうとするのだ――表題作を含む11の短編集。

    友人に勧められた一冊。これぞ恒川光太郎ワールドと言いたくなるような、独特の世界観が展開される話ばかりで、めちゃくちゃ楽しんで読みました。

    SFやファンタジーまではいかないけれど、どこか非日常な物語ばかりで小説の醍醐味だなと思える話が詰まっています。巻末に作者による簡単な説明が付

    0
    2025年04月21日
  • 夜市

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ホラーと銘打ってはいるがファンタジーっぽさもある少し切ない物語。どちらも物語のその後を考えさせられる。

    0
    2025年04月20日
  • 秋の牢獄

    Posted by ブクログ

    面白かった!読みやすいのに雰囲気が圧倒的だし、どれも異世界や非現実的な設定の話なのにそこに現れる苦悩は私たちの世界の風刺であるようなドキりとする言葉がたくさん出てくる。
    2話目の神家没落が1番好き。
    だいぶ昔に読んだ夜市をもう一度読み返したくなった。

    0
    2025年04月17日
  • 白昼夢の森の少女

    Posted by ブクログ

    不思議で怖い短編とショートショート。
    とても現実離れした出来事なのにリアリティがあるのは、作中の世界で生きる人の見るものや感じ方、社会の対応に真実味があるからだと思う。
    幽霊が出るわけでもないのに怖い。人ならぬ何かが人を襲う怖さや、人が人ならぬモノに成り果てる怖さ、今生きるところから離れる怖さ、色んな怖さと怖いけれど心惹かれる不思議さに魅入られてしまう。
    特に白昼夢の森の少女は秀逸だと思った。
    そうなりたいと思ってしまった。なってはいけないと作中で禁じられたから、諦めるけれど。

    0
    2025年02月27日
  • 金色機械

    Posted by ブクログ

    2014年第67回日本推理作家協会賞

    この作品は、犯人を推理する小説ではないんです
    そして、読み始めてこれは土瓶さんの好きなタイプだと思いました
    複雑で濃いんです
    私は浅はかにも移動のお供にしてしまい
    7割は読んでいた状況だったのですが
    混乱してしまい、邪道に年代順に読み直しました
    決してマネしないでください
    全十章からなるこの小説は
    各章年代が明確に表示されながら
    物語は年代順に進んでないのです
    これは作家さんの思惑通り読み進め
    最後に200年ほどの江戸時代ファンタジーを
    読み解くところに醍醐味があるのだと思います

    今まで読んだ恒川さんの古民家ホラーの
    “古民家”の時代
    まだ夜は闇の時代

    0
    2025年02月18日
  • 竜が最後に帰る場所

    Posted by ブクログ

    解説にもあったが、人間社会からどんどん離れていくように物語が並べられている。
    故に、人間社会のドロドロや、人間関係の胸糞さから、順に解放されていくので、読後感は結構良い。(恒川作品は虐待やイジメやらの描写がわりとキツイ…)
    人間社会は弱い者でもひとまず生きられる。しかし、そのかわりに弱い者には過酷で残酷な生を強いられる。
    一方、獣?の世界は弱肉強食、過酷な自然と戦わねばならないが、人間のような弱者に向けられるドロドロした悪意や敵意はない。
    どちらが幸せというわけではなく、そういうものだろうけれど、獣の世界はやはり強い。
    「鸚鵡幻想曲」ではそういう人でない(なくなった)モノのしたたかさ、本当に弱

    0
    2025年02月17日
  • 走る?

    Posted by ブクログ

    アンソロジーはいい。
    すごくいい話も、意味不明なのも、色々読めていい。どういう順番で収録するか考える編集さん楽しいだろうなー
    で、一応ランニング好きな私が好きだった話は、1話目の パン、買ってこい と6話目の いびきが月に届くまで 。外の雪が消えたら走ろう。走りたくなっちゃったなー

    0
    2025年02月15日
  • ヘブンメイカー

    Posted by ブクログ

    スタープレイヤーの続編になります。
    前作より更につっこんだスターの使い方や人間模様の複雑さなど進化しています。
    主人公も前作より若いからか、良い意味でも悪い意味でも人間臭く読んでいて苦笑するような場面も多々。
    ヘブンの街をどんどん作っていくシーンはキャラクターと同じように興奮を覚えますね。
    一つの物語として読み応えあるのが今作。
    異世界でなんでも出来るスタープレイヤーとして想像が広がるのは前作って感じです。

    0
    2025年02月09日
  • 滅びの園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物一人一人に魅力があり、とても引き込まれる文章だった。一気読みした。
    特に、鈴上がプーニの核の部分に作り出された幻想世界おおまつり群で、そこの住人たちと仲良くなり、どんどん生活に溶け込んでいく様子が面白かった。また、人間対プーニ戦では、地球側の人間からみた幻想世界での様子(魔物たちが襲ってくる、核を壊さないと地球がダメになる、人がたくさん死んでいる)と、おおまつり群側の人々にとっての様子(街の住人が少しずつ行方不明、魔物(突入者)が強くなってきた)などの対比があり、どちらにも感情移入してしまう。鈴上の自分のおおまつり群(幻想世界)を守りたいという気持ちも分からなくもないが、その幻想のせい

    0
    2025年01月28日
  • 滅びの園

    匿名

    購入済み

    プーニー……恐ろしい餅

    #ダーク #ドキドキハラハラ

    0
    2025年01月26日
  • 滅びの園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白すぎて一気読みしたけれど、この消化しきれない想いをなんと感想に書くべきかと思っていた。
    最後の一節に全てが詰まっているように感じた。
    『誰もが当たり前の美を生きている。私たちはまだ若く、あらゆる希望に満ちていて、何もかもを信じて疑わない。』

    この世で生きる以上、みんなが損を被らずに幸せにいられる100点の解は存在しない。
    その場における損害が最小になる解が存在したとして、その損害をすべて自分や自分の大切な人が引き受けるとして、私たちはそれを許容できるほど合理的じゃないし、大人じゃない。

    0
    2025年01月26日
  • 滅びの園

    Posted by ブクログ

    オープニングの疲れたサラリーマンのシーンからは信じられない派手な展開。
    納得感ありつつ、グイグイ読まされる。
    自分のプニ耐性が知りたい。

    0
    2025年01月25日
  • スタープレイヤー

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    発行年が…

    「夜市」を読み、面白かったので、他の作品も読んでみたいと思い、評価の高いこちらを読みました。
    異世界転生モノを読んだことがないので、相場と比較出来ませんが、
    読みやすく、楽しめました。
    最後に平成29年発行ということを知って、鳥肌が立ちました。

    #ドキドキハラハラ

    0
    2025年01月03日
  • 竜が最後に帰る場所

    Posted by ブクログ

    最後の話で心がじんわり温かくなった。
    いつか、遥か昔(わたしたちが想像も出来ないくらい昔)に竜は居たかもしれない。
    今年は辰年だったことを読み終わってふと思い出して、今年読むべくして読んだのかなあとありもしないことを思った。
    竜も、他の絶滅した生き物たちも、もしかすると本当にそういった風に言葉を知っていたり、あるいは人間に近しい形で生活をしていたのかもしれないと思うととてもあたたかいきもちになる。
    人生の中でまた読み直したい本のひとつ

    0
    2024年12月24日
  • 秋の牢獄

    Posted by ブクログ

    「夜市」が とても好みでしたので
    恒川さんの小説を読みたいと思っておりまして

    「秋の牢獄」
    ある年の11月7日を繰り返す人々
    どんな変化をつけても11月7日の朝がやってくる
    時間による拘束世界

    「神家没落」
    ある山中の民家から 翁の代わりとなって出られなくなってしまう男
    そこは神域 場所による拘束世界

    「幼は夜にに成長する」
    幼児期ある教団に誘拐され監禁生活を強いられた少女 解放されてからも幼術にとらわれる

    拘束される世界だけれど
    当事者達には そこが生きる場所となりつつあり

    恒川さんの 古民家ホラーやっぱり好きです

    0
    2024年12月23日
  • 雷の季節の終わりに

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎の世界観が大好きなのですが、今作もしっかり一気読みしてしまいました。ジャンルとしてはホラーとのことですがファンタジー要素が強く、読んでいて少し切なくなる読み味。
    ラストが少し駆け足で、伏線というか人物の掘り下げがなかったりもう少し余韻が欲しかったですが、その物足りなさも恒川ワールドにマッチしているような気になるのが不思議です。
    「風わいわい」がかわいい。

    0
    2024年12月16日