恒川光太郎のレビュー一覧

  • 月夜の島渡り

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    ネタバレ

    私はフーイーが一番好き
    他は人間が怖い話ばかりで後味悪くて胸焼け気味だったんだけどフーイーで清々しく読み終えられた この話なかったらムリだったかも
    パーラーの話と洞窟の奥にいる怪物の話がかなり怖かった イモガイの毒を売る男とかも

    私はフーイーの、牙がある首刈りの人も悪い人だけど本土から来た警察官をリンチするような人間の心を引き継いでる感じがしてなんとも言えない

    0
    2023年11月15日
  • スタープレイヤー

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    異世界転生モノのようでいて微妙に違う異色のファンタジー。ひとつの願いにめちゃくちゃ細かく条件設定が出来るってのはなかなか斬新。主人公達はやらないけど、俺ならスーパーパワーを身につけるかなあと思ってたらラストにそんなやつ出てきた。誰の仕業とかなんのためにとか全くまともに説明されないのも潔い。コピーだってのはGANTZを思い出したな。

    0
    2023年11月12日
  • 秋の牢獄

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    あっ!もう11月8日やわ!
    良かった〜
    もう一回というか、何度も同じ日の繰り返しって精神的にキツい。
    何しても、元に戻るってのは、魅力的やけど、無限ループなんか嫌や。
    3つの短編集やけど、どれも牢獄というか囚われてる。

     11月7日という時、

     家という空間、

     幻術という力。

    いずれの作品も最終的には、解放に向かうんやけど、そこは、違った形で。

    ホラーというより、民話というか、世にも奇妙な物語というか…
    こういう、何か身近にあるような恐怖。

    「ないわ〜こんなん〜」って思って後ろ向いたら…
    「あれ???」みたいな…

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    2023年11月09日
  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    後半からぐんぐん面白くなって引き込まれていくストーリーが良かった。ファンタジーと現実が混じり合い、この先どうなっていくのだろうと思った断片が繋がっていくのが面白かった。
    隠のなかは平和だというが、異端が強制的に排除されていくような場所が平和なわけがない。隠は、私の知っている世界とはまた別の閉鎖的な残酷さに満ちていて、そのなかで次第に逞しくなっていく主人公・賢也が心強かった。
    一度はトバムネキに奪われた人生だが、人々の助けもあり最終的には自分の力で取り戻したことに救いを感じた。同じく、家を出る選択肢しかなかった茜に、立ち上がる強い気持ちがあることにも。
    いつかは大人にならなきゃいけない、自ら選ん

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    2023年09月18日
  • 滅びの園

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    ネタバレ

    気付けば異世界に迷い込んだと思いきや、
    実は謎の生物に囚われ幸せな世界を夢見せられていただけだった。
    しかし、そんな中地球にはプーニーと呼ばれる謎の生命体が蔓延り、耐性がない人は近くにいるだけで死んでしまうし、世界もどんどんプーニーに飲み込まれていった。
    幸せな世界で生き続けたい人間と、プーニーによる地獄を味わっている人間とが争うという
    どちらが正解とも不正解とも分からない物語だった。

    少し後味は悪いが、
    正義と悪は視点によって変わってしまうということがよく分かるし、どちらにも感情移入してしまった。

    0
    2023年09月14日
  • 金色機械

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    登場人物それぞれの人生を描きながらそれらがひとつの物語に収斂されている秀作。
    お初の恒川さんでしたがとっても楽しい読書でした。時折覗く金色さまの天然さがいいアクセントになっていました。

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    2023年09月04日
  • 秋の牢獄

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    読んだ最初の感想は、藤子F不二雄のSF(少し不思議)ワールドの読後感に似ている、だった。
    ホラーだと思って読んだのだが、民話のようでもあり、SFのようでもあり、何というか少し不思議な世界だった。
    文体も寓話的なので残酷なシーンも静かで清潔な印象を受ける。感情的にもなりすぎない淡々としていながら登場人物の孤独が伝わってくる。
    村上春樹が藤子不二雄のノベライズをしたら、こんな感じかもしれない。

    三話とも主人公に共通するのが、「持ってしまった者の孤独」。

    ・秋の牢獄
    普通の女子大生が同じ一日をループする世界で、同じ境遇の仲間と出会い、別れる話。

    ・神家没落
    空間を異動する屋敷の主にされてし

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    2023年10月16日
  • 秋の牢獄

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    静かで残酷な狂気に魅了された…!
    牢獄を受け入れる→受動的な脱出→能動的な脱出にしている話の流れ良いですね

    恒川光太郎の他の作品も読んでみたい

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    2023年08月23日
  • 南の子供が夜いくところ

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    ネタバレ

    再読。今回もひんやり涼しく、楽しく読みました。
    小さな島なのかと思っていましたがかなり広いトロンバス島。コミュニティが小さくないからおおらかなのか、ユナを始めとして不思議な存在がたくさんあるから、今更変わった事があっても…みたいになるのか。いいな、南の島。
    トロンバス島が舞台じゃないお話もあってそちらは時代が違うけれど、その他は「こう繋がるんだ…」というゾクッと感があって良かったです。
    「まどろみのティユルさん」が今回も好き。ソノバのご先祖、「穏」の出身なのか。あの町から離れたら、一処に留まれずこの世界を巡り廻る定めなのかもしれない…と思ってしまう。それはそれとして、ティユルさんはこれからも大

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    2023年08月03日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    途中で読むのが辛くなってくるような、生々しい人の悪意や業。
    特に、殺人事件の加害者家族に降りかかる周囲の悪意が、もう嫌らしくてしんどい。

    0
    2023年07月31日
  • 竜が最後に帰る場所

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    よく分からない世界へ連れていってくれる作家という印象の恒川さん。幻想的でありながらも現実的でもある読み口は独特でやはり他では例を見ない人だと実感。面白かったのは「夜行の冬」と「鸚鵡幻想曲」前者は百鬼夜行のテイストにリセットものをくっつけた感じでこの人の得意とする恐ろし系物語。怖さと幻想さのバランスが絶妙で良かった。後者は発想が素晴らしい奇妙な作品。星新一さんらしさはあるがそこからもうひとひねり加えている所に凄さがある。これがめちゃくちゃに面白い。奇妙なので面白いとしかいえないのがもったいないくらい面白い。

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    2023年07月21日
  • 南の子供が夜いくところ

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    ☆4.0

    ゆるくつながる七編が収録されている。
    語り口は淡々としているが、そこには確かに叙情が滲む。
    南国の架空の島、トロンバス島が主に舞台となっているが、いつの間にか現実との境界を越えてあちらへ行ってしまいそうになる気持ちを体験した。

    「南の子供が夜いくところ」
    一家心中による死を迎えようとしていた一家が、訪れたバスの露店で出会ったのは、120年生きている呪術師の女性ユナだった。
    息子のタカシはユナに連れられていったトロンバス島で生活しながら、別々の島で働いているという両親を待っている…

    自分の知らぬところで自分のことが決められ、目まぐるしく振り回されたタカシが、本当の意味でトロンバス

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    2023年07月15日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • 猫ミス!

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    猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!

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    2023年06月24日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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     恒川さんの作品の中でも、かなり現実的、かつ、ホラーよりもサスペンスに寄った、少し珍しい短編集。連作やシリーズものではないものの、各作品の雰囲気が似通っていたり、いずれも「家」や「旅」や「家族関係」にフォーカスされていたり、同じ人物が複数にわたって登場したりと、一冊のまとまりとして楽しめました。
     内容は現実的とは言え、そこはやはり恒川さんで、ぞくりと寒気を覚える少しの「非現実」要素や、生々しくも美しい自然描写は健在です。
     話はいずれも大変重く、結末も後味がいいとは決して言えないのですが、読んでいて不快感をもよおさないのは、文章の巧みさゆえでしょうか。とは言え、どれもしっかり怖かった(涙)

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    2023年05月20日
  • 無貌の神

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    赤い橋の向こう、世界から見捨てられたような場所に私は迷い込んだ。そこには人を癒し、時に人を喰う顔のない神がいた。(表題作)

    童話やファンタジーのような、ホラーやSFのような不思議で残酷で美しい話が6話収められた短編集。
    どの話も寂しく静かでとても素敵なのですが、表題作の『無貌の神』が一番好きでした。世界から見捨てられたような場所。神の屍を食らったものは、もう元の世界に帰れない。ヨモツヘグイ的な、共食信仰(=同じ釜の飯を食う事は、同じ仲間となったという事)の考え方が織り込まれた寂しい集落の雰囲気がとても良かったです。宗教的共食の雰囲気や考え方には何だか惹かれるものがある。

    『死神と旅する女』

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    2023年05月03日
  • 雷の季節の終わりに

    購入済み

    ホラーファンタジーにやや残虐さ

    同じ作者の「夜市」や「夜行の冬」で際立っているリリカルで繊細な雰囲気がこの作品全体にも漂っている。ただ他の作品と比べるとむき出しの暴力や殺人が描かれていて、私として今ひとつしっくりこない。やはりこの作者は、長編よりは中.短編で余韻を持って話をまとめたほうが落ち着きが良いのではないかと感じた。

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    2023年05月02日
  • 月夜の島渡り

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    ネタバレ

    とても幻想的な小説だった
    不思議な雰囲気だが、それ以上に感じる恐怖
    個人的には、夜のパーラーが一番怖かった。もはや人間なのか妖怪なのかも分からない、、

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    2023年03月29日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    小林泰三『人獣細工』、怪奇趣味的でもありSF的でもあり。
    すごいなこれ。惜しい人を亡くしたって改めて思った……

    他の作品もどれも良かったけど恒川光太郎『ニョラ穴』が特に好き。
    程よく謎が謎のまま残ってて余韻のゾワゾワ感ヤバい。やっぱホラーはこういう読後感が残ってこそですよね!

    ジワジワ怖い、ゾッとする不気味な印象の話が多め。
    同シリーズの『再生』とは毛色の違ったアンソロジーに仕上げてきたなーって感じ。

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    2023年03月20日
  • 猫ミス!

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    ネタバレ

    猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑

    秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!



    ・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
    新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
    カラスのキングとの関係が良い!

    捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
    その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。

    飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
    最後はほっこり。


    ・呪い ★★★★★
    イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
    この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
    大好き!!


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    2023年03月03日