恒川光太郎のレビュー一覧

  • 金色の獣、彼方に向かう

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    金色機械、スタープレイヤーと恒川ワールドが薄れてきてご無沙汰でしたが、久しぶりに堪能させてもらいました。やはりこの人の作風はこうでないとなぁ。

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    2016年06月14日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    4篇の連作短編集。「異神千夜」が一番面白かった。蒙古襲来がモチーフというと、「アンゴルモア」が浮かぶが、それともまた違って、不思議で怖い話だった。金の獣つながりの短編集かと思ったが、どちらかというと樹海も深くつながっているような気がする。「風天孔参り」に出てくる風天孔に私も入ってみたい気がした。

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    2016年05月24日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    鼬 イタチ にまつわる
    不思議なお話し
    短編4話

    恒川さんらしいストーリー❗️
    不思議なだけじゃなくて
    伝えたい事がしっかり存在するところが
    私は好きです
    読み出すと止まらないのが
    この人の作品だ。。。

    この人の本は、全部読みたいです。

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    2015年09月21日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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     何度でも言いますが、好きです恒川さん作品……! 鼬の存在を陰に日向に彷徨わせる、ホラーテイストが強めのファンタジー短編四作。いずれもおどろおどろしい凄惨なシーンが生々しく描かれているのに、吐き気を催させられるようなこともなく読めるのは、物語全体に漂う神秘的な雰囲気の所為でしょうか。
     恒川さんの作品は、作品によって全く違う世界を飛び回ることが出来るのが良いですよね。冒頭の自然描写を頭に思い浮かべて、その物語の舞台を想像するところから始めるのが毎度の楽しみです。
    「森の神、夢に還る」の二人称語りが印象的で、語り手の優しさが滲むようですごく好きでした。

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    2015年02月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    本を手に取って、
    いきなり引き込まれる感じが心地いい。

    下手すると何ページ読んでも引き込まれないこともある中、(同時期に読み始めた「村上海賊の娘」がこのパターン。そして途中で挫折!すごく期待してただけに残念。。)
    恒川さんのお話はほとんどはずれなく
    「次へ次へ」という気持ちにさせてくれる。
    わたしにとってのポテチ作家さん。

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    2015年01月28日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    2015年5冊目。
    2015年読み初めの『スタープレイヤー』に続く恒川光太郎。
    今回は(連作?)短編集。
    窮奇/鎌鼬、風/竜巻、憑依、神通力、金色の鼬……etc、といったところが、キーワード。
    「異神千夜」
    鎌倉時代、元寇を舞台に繰り広げられる窮奇/鎌鼬のエピソード。普段、時代、歴史小説の類は読まない自分だが、いきなり引き込まれました。設定のためか、これまでの作風とは一番異なっているように感じた。
    「風天孔参り」
    風天孔という、竜巻のような現象を追う一団の物語。そして、岩渡は……。『秋の牢獄』や、『竜が最後に帰る場所』の「夜行の冬」に近い感覚。
    「森の神、夢に還る」
    書簡体で綴られた、憑依譚。

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    2015年01月26日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    金色の正体となるイタチに纏わる4つの連作短編物語。
    ちょっと怖い土地に伝わる昔話のテイストで、
    もののけやあやかしはこんな風に日本に伝わったのかな…と想像を巡らせて読むのも楽しかったです。
    妖怪が憑くのは人間の心の闇につけ込むというのは定石。
    神の禁忌に触れる様な静かな畏怖が堪らなく面白い。
    「風天孔参り」が1番作者らしい作品で好きでした。

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    2014年12月26日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    さらさらと読み流せる。軽いといえば軽いのだけど、けっして読み応えがないわけではなく。脳裡に次々と情景が浮かぶ喚起力のある文体で余韻が好い塩梅だった。

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    2014年12月13日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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     時代を超え跳梁する獣とそれに惑う人々の姿を描いた作品を4編収録した短編集

     昨年読んだ『竜が最後に帰る場所』で恒川さんの作風が少し変わってきたような印象を受けたのですが、解説によるとそれは意図的だそうですね。

     異界を作品の舞台としてきて恒川さんですが、今作も舞台は現実の世界。そこに一匹の不思議な鼬がはいることでそうした現実世界が恒川ワールドに変貌します。

     一話目の「異神千也」は元寇の時代が舞台。現実、それも過去の時代が舞台というだけで恒川さんの作風が変わったなあ、という印象を受けるのですが、
    作品を読み終えた時に残る冷やかさは他の恒川作品と共通するものがあると思いますし、
    人や時代

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    2014年11月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    不思議な力を持つ存在をテーマにした4本の作品集。

    ホラー感は期待の半分くらいでしたが、さらっと読めて楽しめました

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    2014年11月15日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    なんとなく輪郭は綺麗に纏まって出来ていたと思う。
    ただ、個人的に一番気になっていた、やまひめの心がどうにも掴みきれずに終わってしまったため、それが悲しい。

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    2014年07月02日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    風の古道の世界観を引き継ぎながらの新しい世界観が新鮮で良かったです。伏線の消化をしきらないままヤングサンデーの休刊に伴い打ち切り…それでも大まかなストーリーを一冊に纏めて一応の完結とした手腕は凄いと思います。

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    2011年09月13日
  • 雷の季節の終わりに

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    ダークファンタジーという代物をあまり読んだことがないのですが、恒川光太郎らしさが全面に押し出された幻想的な世界観は「お見事」の一言。ふたつの視点から紡がれるストーリーは意外な所で絡み合ってゆくのですが、その両者の重なり合う点を上手く咀嚼してゆける読み手であれば、作者の仕掛けた秘密に早い段階で気が付くのではないかと思います。
    それでも、とにかく美しい世界観は、『夜市』や『風の古道』に通ずるものがあった。懐かしくも儚い、憧憬を織り交ぜた珠玉の物語かと存じます。
    それにしても茜の日記にある記述には笑った(笑)。良いセンスだ!【375P】

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    2019年01月16日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    完結!
    ヤングサンデー休刊ということで・・・休刊にならなかったらもっと続いていたんだろうなー
    惜しい作品です。

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    2010年10月03日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    2008-11(20-28)
    『夜市』が原作のコミックス。
    原作の世界観が気に入ったので、コミックスも読んでみました。
    確かに夜市なんだけれど、別のお話っぽいかなぁ。
    いいところで終わってしまったので、2巻も読みたいな。

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    2009年10月07日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    人を食べるの⁈と、最初からびっくりしたけど、こういう時代もあったんだと。
    戦い、奴隷、生贄…今の日本では考えられないけれど、この平和も移り行くものなのかもしれない。
    厚い本でしたがあっという間に読破。

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    2025年11月26日
  • ジャガー・ワールド

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    生贄制度が残り、王と神官が絶対権力を持っていたマヤ文明。父と母を殺され、姉を生贄にされ、自らも生贄として殺されかけた少年・スレイは、ウェラス族のヘルマスに救われなんとか命をつなぎ…。

    628ページの長編。かつての暗く冷たい世界のホラーでもなく、明るいSFファンタジーでもない、恒川光太郎の新たな作風だった。でもどこか上橋菜穂子の世界に似ているような。
    (C)

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    2025年11月17日
  • スタープレイヤー

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    あまり読んでこなかったファンタジーだけど、こちらは読みやすかった。

    もしも自分だったら、どんな願い事をするだろう…

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    2025年10月27日
  • 夜市

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    面白かった
    夜市と風の古道の二部作で
    風の古道にも少し夜市かな?と思える
    話が出てきた
    ファンタジーのような話で
    どちらの平和的な終わり方ではない話だった

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    2025年10月22日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊の方と比べると直接的怖さが少なめだった。ちょっとネット怪談的なものもあったりだけど子供にはちょうどいいのかな。

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    2025年09月28日