恒川光太郎のレビュー一覧
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テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
そして、2025年現在、ピンピンしておられます -
Posted by ブクログ
人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
「象の眠る山」田中啓文
個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
「とりかえっこ」木犀あこ
60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり -
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【2025年79冊目】
胡弓が呼び寄せるもの、靴を集める魔物の住処、無人島の洞窟に棲う軟体生物、夜のパーラーと人の欲望、お化け電車と女の一生、月夜の預言者、転生を繰り返す女――美しい海に囲まれた島の国、琉球を舞台にして、異界へと片足を踏み入れる7つの短編集。
全編に渡って不可思議さが漂い、どの物語も引き込まれるように読みました。ファンタジーでもSFでもない、奇異で独特な世界観は、もはや恒川光太郎ワールドというジャンルがあっても良いのではと思うほど。
やっぱり人間のシンプルな怖さに惹かれてしまうので、中でもやっぱり「夜のパーラー」が一番好きかも。日常の中でありえそうな感じがする話だけに余計に -
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ネタバレ・猫どろぼう猫
化物園はこういう雰囲気という自己紹介的な作品だと感じた。短い物語ながら伏線も回収されて快感だった。
・窮鼠の旅
ケシヨウは関係ないのだがホームレスを飼いならして一緒に自殺しようとしたが結局1人で自殺した女が不思議すぎる。最期ケシヨウに立ち向かうかの様に終わったが彼はどうなったのだろうか…窮鼠猫を噛むとも言うが果たして…
・十字路の蛇
一番好き。十字路の彼が誰なのか、単に浮浪者なのかなのか、味方なのか敵なのか、ほれが明かされていく過程が気持ち良く、部外者ヅラしていた主人公が突然舞台に上げられる様は読んでいて驚きとともに爽快感があった。
・風のない夕暮れ、狐たちと
完成度が高 -
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【2025年44冊目】
ある日、私は蔦に飲み込まれた。そこから先は自我を保ちつつ、植物として生きている。同じように蔦に飲み込まれた人々の思いが伝わってくる。食欲も性欲も睡眠欲もない。夢の中で楽園にだって行くことができる。それでも「人間」は人間の尺度で私たちを同情し、罪を測ろうとするのだ――表題作を含む11の短編集。
友人に勧められた一冊。これぞ恒川光太郎ワールドと言いたくなるような、独特の世界観が展開される話ばかりで、めちゃくちゃ楽しんで読みました。
SFやファンタジーまではいかないけれど、どこか非日常な物語ばかりで小説の醍醐味だなと思える話が詰まっています。巻末に作者による簡単な説明が付