恒川光太郎のレビュー一覧

  • 竜が最後に帰る場所

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    ネタバレ

    全てに共通してるのは解釈の自由を残す終わり方

    全部ある程度思考の余地があって面白かったけど、1番迷宮のオルネラが好きだった
    生い立ちからはありえないほどに主人公が合理的に公平に物事を観察及び断罪してた
    ただそれは感情が乏しいから機械的にできたことではなくて、内なる暴力性に、義父と重なってしまうこと、元カノに釘を刺されたこと、義父の本妻の娘の漫画に感化されたこと、などなどと人との繋がりと記憶を元に抗った末の合理的判断だった
    なによりも自分の経験と重なるからか、義父が母を殺したあと、主人公が屋根の上でのシーンが印象に残っている
    まだ暑い炎天下、義父の叫び声と競うような蝉の声に凪いでいる風
    日常

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    2026年03月06日
  • 夜市

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    ホラーとファンタジーの融合作品。
    夜市と聞くと賑やかで見物客でごった返したイメージで読み始めたけど、そこはまったく逆の世界観であった。一度踏み入れたら何かを買わないと元の世界には戻れないルール。自分の欲のために大切なものを手放したことはとても大きい。そしてその大切な物を取り返すには...。
    伏線もきちんと回収された幻想的な世界観読むことができた。

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    2026年03月05日
  • 夜市

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    中編が2作収録されています。私は夜市より風の古道のほうが好みでした。今まで読んだ恒川さんの作品には全て「ここには警察も刑務所もない」という内容の一文が出てきました。それが、恒川さんにとって大切な現実社会との差なのかな。興味深い。

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    2026年02月26日
  • 幽民奇聞

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    ネタバレ

    (良)不気味な世界に迷い込んでしまいました。キについて調べる民族学者が主人公。キとの出会い、鬼婆に助けられた少年、狒々の日記、キの学校、キとしての役割、人と人ならざるもの、昔から続く裏稼業、人助け、仇討ち、何でも屋。主人公がたどり着いた人たちは。鬼婆や狒々は出会いたくないが実は優しい。感想が上手く書けないが怪しい雰囲気を楽しめました。

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    2026年02月25日
  • 滅びの園

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    ある日サラリーマンの鈴上誠一は不思議な世界に迷い込む。魔女や魔法使いがいるけども平和な世界に。過去の現実のことは朧気になっていた。
    一方現実の地球では謎のプーニーという生き物が全てを食いつくそうとしていた。
    なんともいえない読後感。因果応報だなあと思った。

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    2026年02月24日
  • ジャガー・ワールド

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    タイトルといい、装丁といい、分厚さといい、ストーリーといい、まさに鈍器。笑
    まずこのカバーイラストの緻密な描写!好きすぎる。

    マヤ文明をモチーフにしたストーリーで、現実社会から逃避したい方にはもってこいの、異世界に没入できる作品。
    登場人物が多く、彼らそれぞれに信念、欲望、迷いがあり、それぞれが淡々と物語られる。だから、私は感情移入はできなかったのだが、その手法ゆえに物語の壮大さを漂わせている気がする。

    一番興味深かったのは、ある宗教が誕生する瞬間を見たこと。
    最初の教えを説いた人の考えは、賛同者が増えるごとに解釈を変え、当人が意図せぬ方向に流れていく。それはもはや制御できない。人が集まる

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    2026年02月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    「黄金の森の神様」風森章羽、「ファンの鑑(かがみ)」秋吉理香子が面白かった。
    いろんな方向性でいろんな物が燃えていて、それを一度に読めるのは面白い。

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    2026年02月18日
  • ジャガー・ワールド

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    いま、国が数多く存在していることはもしかしたらすごいことなのかもと思った。
    読み応え十分で、見た目よりは読みやすかった。シベリア良すぎ、強い男ってやっぱり最強!女戦士ルルカンもかっこよかった。人は何故、戦うのか、本当に自然にそうなるものなのか。
    脳死で伝統にこだわりすぎるのは愚かだと思った。破滅しかない。ウェラス族はどうなっていったんだろう。

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    2026年02月18日
  • 夜市

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    表題作が面白かった。夜の繁華街ってなぜか不気味に見えるし、親と一緒の時ですら「早く帰らないと」って焦りが湧いてきた覚えがある。そういう居心地の悪さ、でも好奇心をくすぐられる迷路みたいな感じがホラーと融合してて、何だか懐かしかった。

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    2026年02月17日
  • 夜市

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    雰囲気も余韻も凄く好きな作品でした。
    ただ短編集なのかそう出ないのか分からないまま読み進めてしまい、タイトルも相まって最後は1つ目の作品と繋がるのかな、と思い読み進めたらそんなこともなく。

    勝手に肩透かしを食らってしまったので★-1の★3です。

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    2026年02月15日
  • それはそれはよく燃えた

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    中でも人形供養と全滅館の殺人が面白かった!
    最後の話は一体どう読めば良かったんだろう?正解が分からなかった。

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    2026年02月13日
  • それはそれはよく燃えた

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    ショートショートはゆっくり読まないとすぐに忘れてしまうから好きではないが高田崇史氏が載っていたので借りる。吉原の一廓が燃えた話だった。
    人形供養が不気味な終わり方と推し活が怖かった。

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    2026年02月12日
  • 猫ミス!

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    短編7編7名のアンソロジー。タイトルからも分かる通り、猫を題材にした物語集です。黒猫の話、野良猫の話、仔猫の話、化猫の話と様々な物語が描かれており楽しく読めました。

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    2026年02月11日
  • それはそれはよく燃えた

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    ネタバレ

    【収録作品】「吉原幻鏡」 高田崇史
    「暖炉神の恩寵」 高田大介
    「ともしびの花」 歌野晶午 
    「家族を守るためだった」 宮西真冬 
    「黄金の森の神様」 風森章羽 
    「悪魔」 丸木文華 
    「燃えろ恋ごころ」 米澤穂信 
    「蠟燭と竜」 須藤古都離 
    「プロクリャーチエ村の業火」 篠原美季 
    「怪物どもの棲家」 島田荘司 
    「回答」 神林長平 
    「書物の罪」 潮谷験 
    「マザー・ジン」 古泉迦十 
    「レヴナント」 多崎礼 
    「失われた史料、的外れな再建」 市塔承 
    「やなやつを燃やす遊び」 黒澤いづみ 
    「消えない炎」 我孫子武丸 
    「ファンの鑑」 秋吉理香子 
    「比翼」 河村拓哉 
    「人形供養」

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    2026年02月09日
  • 滅びの園

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    自分はどちらだろうか考えながら読みました。
    未曾有の危機に陥った世界の中で、救う力を持った人たち、その危機を無意識に起こしてしまった人。
    世界中が滅ぶと聞いても、自分にとっての世界が別にあるのなら、どうなってもいいと思うのかもしれない。そう思わせたのは周りであり、彼自身なのかもしれない。
    人を救うために行動に移せる人たちも、人と同じ姿をした何かを殺すのは普通の神経では出来ないはずで。
    正しさって何だろうと最後に思わされます。みんなにとって幸せの定義も悪の定義も違う限り、ぶつかるのは必然で、わかりやすい大義名分をつけて、どっちを優先するか、ということになるのでしょうか。

    やり切れないラストです

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    2026年02月01日
  • 夜市

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    ふんわりホラー。
    不思議な世界観だった。
    解放されて走り出す子供の描写が良かった。

    デビュー作にして、直木賞候補になったポイントは何だろう。
    この捉えどころのない空気感だろうか。

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    2026年01月29日
  • 夜市

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    ホラーだけどあまり怖くはない。
    急に脅かしてきたり幽霊が出てきたりはしません。でも、ジンワリ怖いというか切ないというか…独特なホラーでした。

    今年は読んだことのない有名作品を読もうと思っていて、ずっと気になっていたこちらの作品を読みました。単行本は2005年刊行ということで、20年以上前の作品なんですね。恒川さんの著書を読むのは『ジャガーワールド』に続いて2作目。ホラー作品としては初めて読みます。本書に収録されてる2作品とも不思議な独特の雰囲気…ちょっと乙一さんぽいとも思ったけど、でももっと淡々としているかな…。他のホラー作品も読んでみたいです。

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    2026年01月27日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」という同じ書き出し始まるアンソロジー。1作につき5ページ程度なのでサクッと読めて、作風も全然違うので飽きなかった。
    たくさんの作家さんが参加しているため、ページをめくりながら宝探しをしているようで楽しかった。
    アンソロジーなので当然だが、「とにかく何でも読んでみたい」「多様性を楽しみたい」人向け。
    好みの話だけ大量に読みたい人には少し物足りないかもしれない。

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    2026年01月18日
  • 秋の牢獄

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    最初の話は本当に楽しめたけど、2つ目の話は好みじゃなくて、最後の話は特にいいとも悪いとも思わなかった。

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    2026年01月14日
  • 白昼夢の森の少女

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    壮大で幻想的なめくるめく世界が淡々と語られる恒川作品ばかり読みたい人にとっては、収録作品のいくつかはオチがないという点で肩透かしを喰らわされるものかもしれない。私は他人が見たとりとめのない悪夢の話を聞いたりするのが好きなので、そういうのが好きな人には楽しめるかもしれない。
    いずれにせよ表題作は、他の作品のファンであればきっと気にいると思います。

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    2026年01月05日