恒川光太郎のレビュー一覧

  • 金色の獣、彼方に向かう

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    4篇の連作短編集。「異神千夜」が一番面白かった。蒙古襲来がモチーフというと、「アンゴルモア」が浮かぶが、それともまた違って、不思議で怖い話だった。金の獣つながりの短編集かと思ったが、どちらかというと樹海も深くつながっているような気がする。「風天孔参り」に出てくる風天孔に私も入ってみたい気がした。

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    2016年05月24日
  • 南の子供が夜いくところ

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    南国の架空の島を舞台とする連作短編集。民話や神話を読んでいるような雰囲気の異国情緒に溢れたファンタジー。
    時代も登場人物もばらばらだけどどこか少しずつ繋がっている。夜逃げして一人息子だけで島に預けられたタカシや、120歳を超えても若々しい姿の呪術師ユナといった、ところどころに顔や名前の出る人物たちも魅力的。
    後半になるほど面白くなってきて、特に最後の三編「蛸漁師」「まどろみのティユルさん」「夜の果樹園」が好き。

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    2015年12月28日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    鼬 イタチ にまつわる
    不思議なお話し
    短編4話

    恒川さんらしいストーリー❗️
    不思議なだけじゃなくて
    伝えたい事がしっかり存在するところが
    私は好きです
    読み出すと止まらないのが
    この人の作品だ。。。

    この人の本は、全部読みたいです。

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    2015年09月21日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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     何度でも言いますが、好きです恒川さん作品……! 鼬の存在を陰に日向に彷徨わせる、ホラーテイストが強めのファンタジー短編四作。いずれもおどろおどろしい凄惨なシーンが生々しく描かれているのに、吐き気を催させられるようなこともなく読めるのは、物語全体に漂う神秘的な雰囲気の所為でしょうか。
     恒川さんの作品は、作品によって全く違う世界を飛び回ることが出来るのが良いですよね。冒頭の自然描写を頭に思い浮かべて、その物語の舞台を想像するところから始めるのが毎度の楽しみです。
    「森の神、夢に還る」の二人称語りが印象的で、語り手の優しさが滲むようですごく好きでした。

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    2015年02月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    本を手に取って、
    いきなり引き込まれる感じが心地いい。

    下手すると何ページ読んでも引き込まれないこともある中、(同時期に読み始めた「村上海賊の娘」がこのパターン。そして途中で挫折!すごく期待してただけに残念。。)
    恒川さんのお話はほとんどはずれなく
    「次へ次へ」という気持ちにさせてくれる。
    わたしにとってのポテチ作家さん。

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    2015年01月28日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    2015年5冊目。
    2015年読み初めの『スタープレイヤー』に続く恒川光太郎。
    今回は(連作?)短編集。
    窮奇/鎌鼬、風/竜巻、憑依、神通力、金色の鼬……etc、といったところが、キーワード。
    「異神千夜」
    鎌倉時代、元寇を舞台に繰り広げられる窮奇/鎌鼬のエピソード。普段、時代、歴史小説の類は読まない自分だが、いきなり引き込まれました。設定のためか、これまでの作風とは一番異なっているように感じた。
    「風天孔参り」
    風天孔という、竜巻のような現象を追う一団の物語。そして、岩渡は……。『秋の牢獄』や、『竜が最後に帰る場所』の「夜行の冬」に近い感覚。
    「森の神、夢に還る」
    書簡体で綴られた、憑依譚。

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    2015年01月26日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    金色の正体となるイタチに纏わる4つの連作短編物語。
    ちょっと怖い土地に伝わる昔話のテイストで、
    もののけやあやかしはこんな風に日本に伝わったのかな…と想像を巡らせて読むのも楽しかったです。
    妖怪が憑くのは人間の心の闇につけ込むというのは定石。
    神の禁忌に触れる様な静かな畏怖が堪らなく面白い。
    「風天孔参り」が1番作者らしい作品で好きでした。

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    2014年12月26日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    さらさらと読み流せる。軽いといえば軽いのだけど、けっして読み応えがないわけではなく。脳裡に次々と情景が浮かぶ喚起力のある文体で余韻が好い塩梅だった。

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    2014年12月13日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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     時代を超え跳梁する獣とそれに惑う人々の姿を描いた作品を4編収録した短編集

     昨年読んだ『竜が最後に帰る場所』で恒川さんの作風が少し変わってきたような印象を受けたのですが、解説によるとそれは意図的だそうですね。

     異界を作品の舞台としてきて恒川さんですが、今作も舞台は現実の世界。そこに一匹の不思議な鼬がはいることでそうした現実世界が恒川ワールドに変貌します。

     一話目の「異神千也」は元寇の時代が舞台。現実、それも過去の時代が舞台というだけで恒川さんの作風が変わったなあ、という印象を受けるのですが、
    作品を読み終えた時に残る冷やかさは他の恒川作品と共通するものがあると思いますし、
    人や時代

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    2014年11月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    不思議な力を持つ存在をテーマにした4本の作品集。

    ホラー感は期待の半分くらいでしたが、さらっと読めて楽しめました

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    2014年11月15日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    なんとなく輪郭は綺麗に纏まって出来ていたと思う。
    ただ、個人的に一番気になっていた、やまひめの心がどうにも掴みきれずに終わってしまったため、それが悲しい。

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    2014年07月02日
  • 南の子供が夜いくところ

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    傑作『夜市』から続いてきた異郷を舞台にした作品群から一転。伝説、民話、神話、怪談という民族心理に根付いた寓話を一つの舞台で語られる短編集として構成、展開しようとした恒川光太郎の意欲作。
    絶望の淵からの再生と復活をテーマに7つの話が語られてゆく。表題の『南の子供が夜いくところ』は、この短編集のプロローグ的な話であり、主人公のタカシ少年と大呪術師ユナが南洋に浮かぶトロンバス島との関わり合いと、この島にまつわる奇談で読者を現代、過去、異界へ縦横無尽に駆け巡る異世界へと誘う構成と飽きることなく一気に読ませる「技」は見事。日本人の深層心理にある「南国望郷論」に基づくユートピア「トロンバス」。大自然の不思

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    2015年11月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    風の古道の世界観を引き継ぎながらの新しい世界観が新鮮で良かったです。伏線の消化をしきらないままヤングサンデーの休刊に伴い打ち切り…それでも大まかなストーリーを一冊に纏めて一応の完結とした手腕は凄いと思います。

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    2011年09月13日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    完結!
    ヤングサンデー休刊ということで・・・休刊にならなかったらもっと続いていたんだろうなー
    惜しい作品です。

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    2010年10月03日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    2008-11(20-28)
    『夜市』が原作のコミックス。
    原作の世界観が気に入ったので、コミックスも読んでみました。
    確かに夜市なんだけれど、別のお話っぽいかなぁ。
    いいところで終わってしまったので、2巻も読みたいな。

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    2009年10月07日
  • スタープレイヤー

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    2026/7/4

    「スタープレイヤー」恒川光太郎

    異世界に飛ばされて、10の願いを叶えてもらえるスタープレイヤーに選ばれた主人公のお話。

    凡人の私には、何でも願いが叶えられますとか言われても、ありきたりでちっぽけな願いしか思い浮かばないだろう。笑
    まさにRPGゲームのような世界で、どうなるのかワクワクしながら読んだ。
    続編?もあるみたいなので、いつか読んでみたいな。

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    2026年07月12日
  • 夜市

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    キューライスさんの表紙が欲しくて、
    普段なら買わないジャンルを読んでみたら、
    まー、面白いこと面白いこと。

    『夜市』も引き込まれて面白かったが、
    それ以上に『風の古道』がよかった。
    子どもの頃に一度しか行けなかった道や、
    そこで出会った人や、
    その感覚を思い出されて、
    心象風景が鮮やかに浮かび上がった。

    ホラー映画やドラマが好きなので、
    今度からは小説も読もう。

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    2026年07月09日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    解説で書かれている通り5%くらいのファンタジーが散りばめられたリアル路線の連作短編集。

    連作短編集は著者の十八番だが、ここまでリアル寄りな作品は珍しく、また5つの短編全てに複数話登場する人物がおり、しっかりとした繋がりを持たせている点も珍しい。

    これも解説者の方の言丸パクリだが、5%のファンタジーを加えることでこれだけの奥行きと余韻を物語に与えられるところが著者の魅力だと思う。

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    2026年07月09日
  • ジャガー・ワールド

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    「何かに迷ったときは、自分の心に従って、掟と教えを忘れないで」
    登場人物名とどことどこが対立しているのか、途中からこんがらがってしまい、いまいち話に入り込むことができなかった。

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    2026年07月10日
  • 幽民奇聞

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    『キ』とは?人ではない何かなのは間違いないけど。一番最初の盲目の秋姫鬼婆の話が一番良かった。ホラー要素の入ったファンタジー。人とそうではない者達との境目が今よりももっと曖昧だった時代にはありそうな話。

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    2026年07月04日