恒川光太郎のレビュー一覧

  • 金色の獣、彼方に向かう

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    さらさらと読み流せる。軽いといえば軽いのだけど、けっして読み応えがないわけではなく。脳裡に次々と情景が浮かぶ喚起力のある文体で余韻が好い塩梅だった。

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    2014年12月13日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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     時代を超え跳梁する獣とそれに惑う人々の姿を描いた作品を4編収録した短編集

     昨年読んだ『竜が最後に帰る場所』で恒川さんの作風が少し変わってきたような印象を受けたのですが、解説によるとそれは意図的だそうですね。

     異界を作品の舞台としてきて恒川さんですが、今作も舞台は現実の世界。そこに一匹の不思議な鼬がはいることでそうした現実世界が恒川ワールドに変貌します。

     一話目の「異神千也」は元寇の時代が舞台。現実、それも過去の時代が舞台というだけで恒川さんの作風が変わったなあ、という印象を受けるのですが、
    作品を読み終えた時に残る冷やかさは他の恒川作品と共通するものがあると思いますし、
    人や時代

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    2014年11月17日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    不思議な力を持つ存在をテーマにした4本の作品集。

    ホラー感は期待の半分くらいでしたが、さらっと読めて楽しめました

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    2014年11月15日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    なんとなく輪郭は綺麗に纏まって出来ていたと思う。
    ただ、個人的に一番気になっていた、やまひめの心がどうにも掴みきれずに終わってしまったため、それが悲しい。

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    2014年07月02日
  • 南の子供が夜いくところ

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    傑作『夜市』から続いてきた異郷を舞台にした作品群から一転。伝説、民話、神話、怪談という民族心理に根付いた寓話を一つの舞台で語られる短編集として構成、展開しようとした恒川光太郎の意欲作。
    絶望の淵からの再生と復活をテーマに7つの話が語られてゆく。表題の『南の子供が夜いくところ』は、この短編集のプロローグ的な話であり、主人公のタカシ少年と大呪術師ユナが南洋に浮かぶトロンバス島との関わり合いと、この島にまつわる奇談で読者を現代、過去、異界へ縦横無尽に駆け巡る異世界へと誘う構成と飽きることなく一気に読ませる「技」は見事。日本人の深層心理にある「南国望郷論」に基づくユートピア「トロンバス」。大自然の不思

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    2015年11月04日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    風の古道の世界観を引き継ぎながらの新しい世界観が新鮮で良かったです。伏線の消化をしきらないままヤングサンデーの休刊に伴い打ち切り…それでも大まかなストーリーを一冊に纏めて一応の完結とした手腕は凄いと思います。

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    2011年09月13日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 6

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    完結!
    ヤングサンデー休刊ということで・・・休刊にならなかったらもっと続いていたんだろうなー
    惜しい作品です。

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    2010年10月03日
  • まつろはぬもの~鬼の渡る古道~ 1

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    2008-11(20-28)
    『夜市』が原作のコミックス。
    原作の世界観が気に入ったので、コミックスも読んでみました。
    確かに夜市なんだけれど、別のお話っぽいかなぁ。
    いいところで終わってしまったので、2巻も読みたいな。

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    2009年10月07日
  • スタープレイヤー

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    2026/7/4

    「スタープレイヤー」恒川光太郎

    異世界に飛ばされて、10の願いを叶えてもらえるスタープレイヤーに選ばれた主人公のお話。

    凡人の私には、何でも願いが叶えられますとか言われても、ありきたりでちっぽけな願いしか思い浮かばないだろう。笑
    まさにRPGゲームのような世界で、どうなるのかワクワクしながら読んだ。
    続編?もあるみたいなので、いつか読んでみたいな。

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    2026年07月12日
  • 夜市

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    キューライスさんの表紙が欲しくて、
    普段なら買わないジャンルを読んでみたら、
    まー、面白いこと面白いこと。

    『夜市』も引き込まれて面白かったが、
    それ以上に『風の古道』がよかった。
    子どもの頃に一度しか行けなかった道や、
    そこで出会った人や、
    その感覚を思い出されて、
    心象風景が鮮やかに浮かび上がった。

    ホラー映画やドラマが好きなので、
    今度からは小説も読もう。

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    2026年07月09日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    解説で書かれている通り5%くらいのファンタジーが散りばめられたリアル路線の連作短編集。

    連作短編集は著者の十八番だが、ここまでリアル寄りな作品は珍しく、また5つの短編全てに複数話登場する人物がおり、しっかりとした繋がりを持たせている点も珍しい。

    これも解説者の方の言丸パクリだが、5%のファンタジーを加えることでこれだけの奥行きと余韻を物語に与えられるところが著者の魅力だと思う。

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    2026年07月09日
  • ジャガー・ワールド

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    「何かに迷ったときは、自分の心に従って、掟と教えを忘れないで」
    登場人物名とどことどこが対立しているのか、途中からこんがらがってしまい、いまいち話に入り込むことができなかった。

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    2026年07月10日
  • 幽民奇聞

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    『キ』とは?人ではない何かなのは間違いないけど。一番最初の盲目の秋姫鬼婆の話が一番良かった。ホラー要素の入ったファンタジー。人とそうではない者達との境目が今よりももっと曖昧だった時代にはありそうな話。

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    2026年07月04日
  • 南の子供が夜いくところ

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    中間の2つくらい物語は読まなくても平気そうで飛ばした。
    『私』を使っているだけで、誰のお話なのかが分かりにくかった。

    最後まで不思議な感じの物語だった。

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    2026年07月01日
  • 夜市

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    設定こそファンタジーのようでありながら、漂う空気はまぎれもなく幽玄なホラー。
    本を閉じた後も「本当にどこかに異界があるのかもしれない」と思わされるような、現実の奥深さが増す幻想的な余韻に心地よく浸れる一冊だった。

    表題作も素晴らしかったが、個人的には同時収録の『風の古道』にそれ以上の衝撃を受け、深く魅了されてしまった。

    特に、友達を救うための旅の果てに待つ結末には胸が締め付けられる。
    異界の絶対的なルールの前には人間の願いなど無力であり、諦めて別れを受け入れるしかないラストには、切なさと深い疲労感が漂っていた。

    ガイドの青年の過去を通して描かれる現実社会の闇が、物語の効果的なスパイスとし

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    2026年06月30日
  • 化物園

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    【2026年85冊目】
    モノノケ退治に巻き込まれた空き巣の女の運命は――「猫どろぼう猫」、ニートの男が旅に出ると――「窮鼠の旅」、恨みはずっと消えることがないようで――「十字路の蛇」、DV男から逃げ出し、全てを手に入れたはずが――「風のない夕暮れ、狐たちと」、心に残虐が住む男――「胡乱の山犬」、言葉のわからない男は祀られて――「日陰の鳥」、音楽と術理が渦巻く箱庭で暮らす子どもたち――「音楽の子どもたち」、少し不思議な7つのお話。

    「身の毛もよだつ、究極のホラー」と謳ってありましたが、安心してください、全然怖くありません。こちらもホラー小説というよりもファンタジー小説に寄っているかと思います。

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    2026年06月28日
  • それはそれはよく燃えた

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    私も積読チャンネルから
    ショートショートなので物足りなさがあったももの色んな伏線を回収していく作品もあり、お話の好みに差がありました。
    しかし、歴史人物や神の名前に関わるお話は個人的には珍しかったので、かなり楽しめました。

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    2026年06月23日
  • 竜が最後に帰る場所

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    ネタバレ

    全体的に読み手に委ねる結末が多かった。綺麗さっぱり終わるよりも、余韻が残るように感じられた。

    『迷走のオルネラ』
    冒頭のくだりから場面が変わって、最後にどうまとまるのかなと思ってたら、話がどんどん展開されてそれでもちゃんと着地しててすごい。

    『夜行の冬』
    並行世界を渡り歩くという物語。どことなく和風ファンタジー?ホラー?な雰囲気が好みだった。最後は縮毛の娘と一緒になる世界線という解釈でいいのかな

    『ゴロンド』
    最初はこの生き物は何だろうと思ったけど、竜だったのか!と途中で気づいた。タイトルでもある「竜が最後に帰る場所」っていう言葉も出てきて、腑に落ちた。最後の解釈については、何が正解なん

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    2026年06月13日
  • 夜市

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    不気味さと爽やかさが混じり合った、他では味わえない雰囲気のホラーだった。
    収録されている短編2つとも、どこか懐かしいような空気感がする。描写は丁寧だけど簡潔でくどくない語り口なのも好き。
    話の進みは緩やかながら、予想外の方向に二転三転するので、気づいたら一気読みしていた。

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    2026年06月13日
  • 白昼夢の森の少女

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    著者のオハコである連作短編集ではなく
    これまでに別々のテーマで書き上げた作品が集まった短編集。作者自身の体験が描かれた珍しい作品もある。

    巻末には他者の解説ではなく作者自らが各短編の経緯や解説をしているのも新鮮だった。

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    2026年06月12日