恒川光太郎のレビュー一覧

  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    あまり好みの内容ではなかった。

    ただ、正月女の話はばあちゃんに聞いたことある話に良く似ていた。「正月」という所が「西の女」という話だった気がするけど、昔話なんてそんなもんか。ちょっとゾッとしたけど。

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    2021年09月26日
  • 夜市

    購入済み

    幻想的な異界

    「イーフィーの植物図鑑」で異才を放った作家さんのダークなファンタジー。

    本当に暗かった。
    でもじめっとした暗さではなく、
    人間の希望のことを反対側から描いてるような暗さ。

    霊的な次元のことが曖昧ながらも描かれている。

    個人的にはイーフィーの明るい世界の方が断然好き。

    #シュール #ドロドロ #ダーク

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    2021年09月25日
  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    ここではない、どこか。

    にんげんではない、なにか。

    世の中に潜む穩の仕事人。
    今日狙われたりして。
    明日意外に強い自分が生まれたりして。

    すごい想像力。
    別の本も読んでみよう。

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    2021年09月21日
  • 無貌の神

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    文通仲間との、文通読書会の今回の課題図書。
    短編集で、どれも異界のものがしっかりとした存在としてこの世に存在する。
    顔のない神様は人を食べ、その神様を倒したときは神様を食べる人たち。彼らは神様とひとつになることを麻薬のような救いに感じている。
    無罪の罪で島流しにあった男は、差し入れられた青天狗の面をつけ、虐げた武家の人間を人外のものに憑かれたように襲っていく。
    女の子が出会った男は、世界の流れを変えることで絵を描く。彼女に小刀を渡し、77人を切れば家に返すと、約束した。彼女はたくさんのさまざまな人間を斬り、そして彼女は未来、戦争で焼かれなかった東京の土を踏む。
    廃墟と化したマンションに落ちてき

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    2021年03月20日
  • 竜が最後に帰る場所

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    まだ2冊目なのでつかみ切れていないのですが、皆が口を揃えていう「異世界に連れていかれる」という言葉に納得してしまう作品でした。
    気に入ったしちょっと怖かったのが「夜行の冬」異形の者について行ったばかりにパラレルワールドを旅し続ける事になった者たち。もっと良い世界を望んで今ある幸せで満足出来ない辺りは分かるかも。
    「ゴロンド」は竜と言われる爬虫類が、どじょうのような幼体から、逞しい竜になり旅立っていく物語で。壮大で可愛らしく、夢中で読みました。この話が題名の元になっているんですね。

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    2021年02月22日
  • 雷の季節の終わりに

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    3.5

    普通の人間は行くことができない、地図に載っていない町、穏(おん)

    穏やかな町だから、穏。
    この閉鎖された町で暮らすのは果たして幸せなのか。

    話を読み進めていくうちに、この町に行きたいか行きたくないかわからなくなってきます。

    ちなみに私は行かないです笑

    とある人が死んだところからガラッと展開が変わって面白かった。

    時系列とか話してる人がコロコロ変わるから、理解力がある程度必要。

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    2021年02月02日
  • 異神千夜

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    4本の短編集。どの本も生と死の狭間にいるような…不思議な話だった。金色の毛に白い筋が入った美しい鼬が共通で出てきてそれがまた神の使いなのか?夢使い?とにかく死の世界との懸け橋とも言うのか…感じたことを伝える文章力がないことがもどかしいが、とにかく現実世界にいるようで異世界にいるような本当に不思議な話。

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    2021年01月05日
  • 秋の牢獄

    購入済み

    タイムリープ目当てだったが…

    タイムリプ作品を探して発見したが、ホラー作品だった。どれも後味が良くない作品で、自分にはあまりはまらなかった。どこか超自然的な内容があって世にも不思議な物語のような感じもした。

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    2020年12月06日
  • 月夜の島渡り

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    ネタバレ

    この文庫本は、2012年に刊行された単行本「私はフーイー 沖縄怪談短篇集」が改題され、文庫化されたものです。前題の通り、沖縄を舞台にした7つの短篇で構成されています。

    私自身は、恒川光太郎さんの作品はこれで5つ目です。今回は、自分には馴染みのない沖縄が舞台でしたが、節々に見られる方言などの沖縄らしさがとても新鮮でした。

    ちなみに、この中での私のお気に入りは「クームン」です。恒川さんらしさ全開の、温く、残酷で、どこか懐かしいストーリーでした。

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    2020年11月21日
  • 月夜の島渡り

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    妖怪幽霊系のホラー初めて読んだから耐性なくて素直に面白い!と思えなかったけど、独特な雰囲気かあって引き込まれた

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    2020年11月11日
  • ヘブンメイカー

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    スタープレイヤーが面白くて読んでみた。後半にかけてどんどん面白くなる。またスタープレイヤーで出てきた人物がチラッと少しだけ登場するのも嬉しい。

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    2020年11月07日
  • 雷の季節の終わりに

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    相変わらず独特の世界観で細かな段落で構成されているので時間を掛けても読み易かった。 残酷なシーンも淡々と描かれていて、妙に引っ張らないというか大げさに表現しない所がとても好感が持てる。 只、他作品と比べて惹き込まれるような感覚はなかった。 この作家の本を続けて読みすぎたからか。 でもまだ読んでない本があるので他作品も読み進めようと思う。

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    2020年10月22日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    安定の内容。ただ、この作家の短編物を続けて読みすぎたか、段々読んでるだけになって心に残らなくなってきた。 やはり読む時期や間隔で感想がだいぶ変わってくる。 少し間隔を空けるか長編ものを読むかにするかな。

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    2020年10月22日
  • 南の子供が夜いくところ

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    ホラーというほど怖くも無く、やはり恒川さんらしい幻想譚。
    同じ島が舞台で登場人物も共通なので、明らかに連作短編なのですが、各編で世界観が異なります。勿論ミスなどでは無く意図したものでしょう。
    旅をして様々な世界観の土地を訪れる物語はよくありますが、この本の場合は多少の時代差はあれ同じ島内の話なので戸惑ってしまいました。というか、そこに引っかかってしまい、恒川さんの奇想、南の島が舞台なのにどこかヒンヤリとして薄暗くノスタルジックで切ない恒川ワールドを十分に楽しめなかったような気がします。
    ちょっと残念。

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    2020年10月18日
  • 金色の獣、彼方に向かう

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    人智を超越した金色の鼬にまつわる短編4本。元寇を扱った時代小説のような一本目に面食らったが、読み進めればやはり幻想と怪奇の恒川ワールドだった。
    山中に現れる光る竜巻を探す自殺志願者の集まりを描いた『風天孔参り』の、穏やかな死の気配が特に心に残る。

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    2020年09月21日
  • 金色機械

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    ネタバレ

    一大遊郭「舞竜」の創業者である熊悟朗には、心眼と呼ばれる力があった。それは相手の嘘を見抜いたり、自分への殺意が黒い霧として可視できるというもの。
    そんな熊悟朗の元へ、遥香と名乗る女が現れる。彼女にも特殊な力があり、その力とは触れた相手に安らかな死を与えるというものだった。

    そこで物語は遥香の過去に遡る。遥香には実の両親がおらず、祖野新道という医師に娘として育てられた。新道は遥香の手の力を知り、やむをえない場合のみ患者を苦しみから救うために使うことを許可していたが、ある日遥香はカメと呼ばれる厄介者の浪人に襲われ、その力を使ってしまう。カメは絶命したが、遥香の実の両親を殺した者の存在について聞か

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    2020年08月09日
  • 無貌の神

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    神はかつて、人だった。
    人はかつて、神だった。

    人と人ならざるものが共存し、交じり合う、その遣り取りが、
    淡々と、余計な脚色を省いた文体で語られている。
    そして、いくらか時代性を感じさせる舞台設定が、
    彼らと読者とのあいだに充分な距離感を生み出しているように思う。

    その世界では、神は人の上に君臨するのではなく、
    また、人も神を高く祀り崇めるのではなく、
    同じ舞台で生きていた。
    ただ同じ物語のキャラクターとして。

    神に顔が無いのは、人がそれを見てはいけないからなのではなくて、
    神もただのモブに過ぎないからなのではないだろうか。

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    2020年07月11日
  • 雷の季節の終わりに

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    ネタバレ

    地図に載らず、外の世界から少しずれた空間にある土地「隠(おん)」。

    ここでは冬と春の間に、雷季と呼ばれる災いの季節が存在した。雷季には人を攫う鬼が出ると言う…しかしその裏では、雷鳴に紛れ、鬼衆に扮した大人たちが、隠の厄介者を殺処分していた。

    そんな謎の土地に、下界(地図に載っている世界)から来た賢也と茜(姉の様な存在)だったが、茜はその数年後の雷季に姿を消し、茜に代わる様に「風わいわい」と呼ばれる鳥の精霊が賢也に取り憑いた。

    賢也はその存在を隠しながら、同級生の穂高、遼雲、穂高の兄ナギヒサ、ナギヒサの友人たちと楽しい日々を過ごしていたが、1人墓町という所で死者と出会い、ナギヒサが殺人鬼で

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    2020年04月18日
  • 走る?

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    ネタバレ

    スポーツ雑誌 NUMBER Doに連載されたランを題材にした短編小説を集めたアンソロジー。

    ランナーではなく、ランを題材にしているってのがポイント。王道に走る楽しみを描いた小説だけではなく、走ることがイヤになる小説、走らされる小説等各種色が揃っている。出来もマチマチで、トータルで評価すると凡作ってことになってしまうなぁ。アンソロジーはそこが難しい。

    好きな作品は
    「パン買ってこい」中田永一
    「ホープ・ソング」王城夕紀
    「桜の並木の満開の下」遠藤徹

    どれも結局はちゃんとランに目覚める人の話だった。
    読み手によって好みは絶対分かれるだろうなぁ。

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    2020年03月06日
  • 走る?

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    走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
    走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
    いろいろ読めて面白かった。

    俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。

    「熊の夜戦」
    「いびきが月に届くまで」
    「パン、買ってこい」
    もよかった。

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    2019年12月26日