恒川光太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
印象的なカバーに目をひかれ、購入。
初めての作家さんだが、とても読みやすく、途中で飽きることもなくすらりと終えた。
まずは「異神千夜」の空気感の重さが、いい。
元寇の時代に、窮奇(鎌鼬)に遣える巫女が日本にやってきた話。鈴華の妖しい感じが、暗鬱と人々を従え征くシーンのおぞましさ。
続く「風天孔参り」は現代の話で、あの世界観に浸れるのかと思った私には「あれ?」と感じたのだが、一番好き。
風天孔と呼ばれる場所では、人が一瞬にして空に往く為、不思議な団体が自殺巡りとして訪れる。一行に巡り合った少女が、自分の生の意味と向き合いながら出した答え。
悲しいけど、この話はおじさんとハッピーエンドにして -