恒川光太郎のレビュー一覧

  • 箱庭の巡礼者たち

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    正に恒川ワールド炸裂って感じ。
    近年の作品は今一だっかがこれは久しぶりに面白かった。

    欲を言えば
    ・最初は凄く面白く物語に引き込まれたが段々少し風呂敷を広げ過ぎたのかまとまりが無くなってきた。
    ・いつものことだが、設定の説明と言うかゲームのルール説明の様な箇所が余りにも多すぎて気がそがれてしまう。
    それとなく物語の中に忍ばせられないものか。

    全体的には面白く読ませてもらった。

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    2023年05月27日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    各ストーリーの登場人物同誌の関係性が薄めの連作短編集。

    単行本発売時の「好書好日」のインタビューでも語られているが、これまでの恒川作品の最大の特徴といえば、幻想、ホラーファンタジー。デビュー作「夜市」から続く安定のスタイルを今作品は敢えて角度を変えて現実を描いている。(エッセンスとして多少 非現実的な要素は含まれている。)

    どこにでもいるような普通に生きている人間が、ある日突然何かのキッカケで生活が反転するかもしれない可能性。各主人公が背負う重たく影を持つ現実と、再生へ向かう心理描写がどこかキッパリと清々しく、その対比が絶妙なバランスで読みやすかった。

    とはいえ、個人的にはやっぱり従来の

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    2023年05月25日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    夜市は忘れられない名作であったことから、久しぶりに著者の本を手に取った。
    ここのところ似たような本ばかり手にして貪るように読んでしまったので、新しいものは得られなかったけれど、その勢いで久しぶりに著者の本を読めてよかった。

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    2023年05月20日
  • 真夜中のたずねびと(新潮文庫)

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    これまでに読んだ恒川作品とは一味違ってファンタジー要素が希薄。ダークな雰囲気はそのまま、現実世界を舞台にしたミステリー風の連作はどれもサスペンスフルな展開で、著者の新境地を感じさせた。

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    2023年05月04日
  • 無貌の神

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    じんわりと不気味さがあるが不快ではない、不思議な感じが良かった 全話面白かった 特に神様の話と死神と少女の話は面白かった

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    2023年04月20日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    恒川さんの作品は、発想が全てのような所があるのでそれが陳腐と感じてしまうとねえ、ということで最後は流し読みになってしまいました。

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    2023年03月28日
  • 秋の牢獄

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    ネタバレ

    【収録作品】秋の牢獄/神家没落/幻は夜に成長する

    いずれも「囚われた」人の話。
    「秋の牢獄」は、同じ一日を繰り返す。何をしても目覚めると同じ日。主人公たちは現象は理解するが、解決策はない。まさにホラー。
    「神家没落」は、移動する「家」から出られない。こちらは主人公がルールに従って出る方法がある。
    「幻は…」は、主人公が力を蓄えれば出られそう。

    「秋の牢獄」と「神家」は、人によっては救いかもしれないと思えてしまうのがまたホラー。

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    2023年02月18日
  • スタープレイヤー

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    異世界へ転移し、どんな願い事も10個叶えてくれるスタープレイヤーに選ばれた主人公。

    なろう小説みたいな設定だけど、一般小説だけあって無双するわけでもなくある程度しっかりとした世界観で面白かった。

    ただ数ヶ月後には内容忘れてそう。
    とある部分を読んで、この小説が令和より前に発売されていることを確認して驚いた。偶然だけど凄い。

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    2022年12月28日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。
    小松左京の「骨」は既読でしたが、久々に読んでも怖いと思った。震災の後の大洪水というくだりが東日本の震災のことを書いてるようで、それが1972年に書かれていたというところにまた戦慄。
    坂東眞砂子「正月女」何かのアンソロジーで読んだか、それとも同じような別の話だったか…ホラーというよりイヤミス的な面白さだった。
    小林泰三「人獣細工」のラストが一番おぞましかった。
    これは角川ホラーセレクションの第二弾らしい。
    第一弾「再生」の方も読みたい。

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    2022年11月20日
  • 竜が最後に帰る場所

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    前作南の子供が、個人的に低評価になってしまったので、期待して閲覧。

    夜行の冬、鸚鵡幻想曲はそれぞれ一冊で読みたいくらい面白かった。

    特に夜行は、行く先々でのエピソードを連作短編集で作ってほしい。

    それくらい設定が良かった。

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    2022年11月19日
  • 竜が最後に帰る場所

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    ファンタジーだけど自分が知らないだけで実際にはあることなのかもしれない。そんな短編集。とてもきれいな文章で読みやすく、きつい内容のものもあるのに穏やかで水彩画のようだと思いました。

    風を放つ
    比較的日常に近いところでのファンタジー。マミさんがなんだか本当に存在しているのかわからないふんわりした妖精のような感じなのと読後感もなんだかふんわり。

    迷走のオルネラ
    DVが物語の中心なのでやや手に汗握る展開からスコーンと静かな蒼い月に意識を持っていかれる。最後は春の暖かな空気にまた持っていかれるがラストは考えさせられる。

    夜行の冬
    絵画的でもありホラー的でもあり。冬の美しさとグロテスクな闇とパラレ

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    2022年11月08日
  • スタープレイヤー

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    路上で一等くじを引き当てたバツイチ無職の夕月は、突然異世界に飛ばされてしまう。10の願いを叶える「スタープレイヤー」になった彼女は、次第に争いに巻き込まれ…
    神のような力を手に入れたとき、人は正しい選択ができるだろうか?
    主人公が完全な善人ではなく過去の業や一時の情に引きずられるところも、嫌だなと思いつつもこういう所がいい意味で普通っぽいんだろうな。
    よくある転生モノとはちょっと違う雰囲気。

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    2022年11月03日
  • 異神千夜

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    相変わらず読みやすい事この上ない。
    集中するとサクサク行ける。

    鼬にも似た金色の獣にまつわる話。
    鎌倉時代から現代までを巡るテーマに沿った4作。
    特に連作短編というほどでもない。
    どれも好きだけど、一番好きなのはラストかな。

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    2022年10月27日
  • スタープレイヤー

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    丁寧な描写、どこか不気味で幻想的な世界観。
    恒川光太郎のファンタジーがやっぱり好きだ。
    内容としてはよくあるなろう系(異世界転生もの)だけど、ちゃんとした小説家が書くと良い作品になるなあって。面白かった。

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    2022年09月13日
  • 白昼夢の森の少女

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    常川光太郎としては、内容もページ数も小粒な作品の集まった短編集だった。ホラーというよりSFよりの作品が多く面白かったが、永遠に埋もれてしまう可能性がある作品を集めて文庫化してくれたことが喜ばしい。

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    2022年08月11日
  • 異神千夜

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    ネタバレ

    一冊読み終わる頃には郷愁や切なさで胸がいっぱいになっていた。初めて読む物語でも、大人になるにつれ失ったものを再び取り戻すような感覚が懐かしさに繋がっているのだろうと思う。子どもの頃夢見たファンタジーが詰まっているのだ。
    現実と幻想を繋げて、世界の地図を広げてくれるような本だった。

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    2022年08月03日
  • 白昼夢の森の少女

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    『夜市』を読んだとき、その妖しい光景が目の前に広がるようで魅了されました。本作の第1話『古入道きたりて』でそれを思い出し、1冊まるごと没入間違いなしだと思ったけれど、この第1話より気に入る話は最終話までついぞ出て来ず。ノスタルジーを感じるホラーというよりも、もう少し新しい印象を受けます。あとがきを見てみると、著者の意向のみで書いたというよりは、テーマを与えられて書いたものが多いよう。

    『夜市』のほうが好きとはいうものの、やはりこの著者の文体には引き込まれます。昭和、平成、それぞれのキャッチフレーズを考える。

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    2022年07月28日
  • 月夜の島渡り

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    南の島に伝わる伝承のような短編。
    全ての短編において現実世界の中に怪異がふと顔を覗かせている。
    全て全く違う話ではあるもののキーワードでは繋がりを感じる。泉や、胡弓、山羊など。そして共通項として死が深くストーリーに絡まっている。
    生という日常の対立効果として死という未知なる異界・存在が際立つことで、この不思議な話に引き込まれていく。
    この小説の色は黒に近いグレーかな。
    そもそもホラー文庫から出発されてはいるけれど、恒川作品の中では明るい話が少なくて、個人的には星3つ。


    ・弥勒節
    ある楽器で弥勒節を引いたらヨマブリが吸い取られる。
    ヨマブリは瘴気みたいなもの?
    ヨマブリに触れたり当たったりし

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    2022年07月17日
  • 白昼夢の森の少女

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    2022年、3冊目は、恒川光太郎の編集モノ。単著未収録の短編、掌編、11編収録(3編は、アンソロジーで既読)。自分はランダムに読みススめました。

    今回は、気になったモノを幾つか紹介。

    白昼夢の森の少女:表題作。植物に侵食された少女の話。人と植物(樹木)との時間感覚、死生感の違い。

    傀儡の路地:ドールジェンヌ、彼女が抱えた人形の言葉には、どんなに理不尽でも、抗うコトが出来ない。個人的感覚だが、ラストに向かい、主人公の切なさが増して行く。

    銀の船:あらすじ割愛。コレは既読作で、もぅ5回以上再読してる、何度読んでも色褪せない大好物。恒川光太郎との出会いの一編、その思い入れも含めて。

    ダーク

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    2022年06月11日
  • 白昼夢の森の少女

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    夜市を読んだあとはこれを読め!的な帯が目に入り、衝動買いしてしまった。

    11のお話が収録された短編集。ジャンル的には「ホラー」だが、貞子が出てきて人が死にまくるといった、誰もが想像するあのホラーではない。
    どの話も独特な世界観で、ふわってしているから合わない人には「なんじゃこりゃ」ってなるかも。

    個人的に面白かったのは『平成最後のおとしあな』。世にも奇妙な物語にありそうな、ちょっとコメディちっくでオチは割りと怖いやつ。作者さんの遊び心が文章に滲み出ていた。良作。



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    2022年06月08日