幻冬舎新書作品一覧

  • 「やる気が出ない」が一瞬で消える方法
    3.4
    やる気が出ないとき、努力や根性のような精神論で解決しようとすると、効果があるどころかかえって悪化する。原因はあなたの中にあるのではなく、思わぬところにある場合が多い。例えば、好きなことを後回しにしている、母親と仲が良い、SNSで批判ばかりしている、知らないうちに人から嫉妬されていた等々。それらが身体を蝕み、人を無気力状態にしているのだ。7万件の臨床結果をもとに「やる気が出ない」本当の原因を見つけ出し、心理療法を活用して、日々の活力を取り戻す一冊。
  • ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体
    3.6
    「若者がモノを買わない」時代、唯一旺盛な消費欲を示しているのがヤンキー層だ。だが、ヤンキーとはいっても鉄パイプ片手に暴れ回る不良文化は今は昔、現在の主流はファッションも精神もマイルドな新ヤンキーである。本書では密着取材とヒアリング調査により、「悪羅悪羅(オラオラ)系残存ヤンキー」「ダラダラ系地元族」に分化した現代のマイルドヤンキー像を徹底解明。「給料が上がっても絶対地元を離れたくない」「家を建ててはじめて一人前」「スポーツカーより仲間と乗れるミニバンが最高」など、今後の経済を担う層の消費動向がわかる一冊。
  • 《唯識》で出会う未知の自分 仏教的こころの領域入門
    3.7
    「心はどこにある?」「自分って、何?」「死んだらどこに行く?」――現代人は、さまざまなギモンに対してすぐに答えを出したがるが、科学の知識を駆使しても解答の出ないことは多い。そんなときに、考えるヒントをくれるのが哲学だ。中でも、仏教哲学の基本とされる《唯識》を学ぶと、「すべての物事をありのままに受け入れる」力がつく。しかし唯識は難解だ。そこで著者は、プラトン、ニーチェ、老子など世界の哲学者の易しい言葉も引用、比較することで、唯識の特徴をわかりやすく解説。高校での講義録を再編集した、仏教思想の入門書。
  • ユダヤ人とダイヤモンド
    4.0
    ロスチャイルド、オッペンハイマー、バーナト……ダイヤモンドの歴史を語る時つねに見え隠れするユダヤ人たち。「ヴェニスの商人」の高利貸しで有名な彼らは、疎まれたこの職業へどう追いやられ、そこからダイヤモンド・ビジネスに参入して覇者となったか。そして度重なる迫害の中で、小さな宝石が大きな財産として離散民族をいかに助けたか。戦略物資、工業資源でもあるダイヤモンドにまつわる古今の歴史を縦横に説いて、読者を知的興奮に導く稀有な輝きの一冊。
  • ゆるす力
    3.4
    「この仕打ちは一生忘れられない」「納得がいかない」「腹が立って仕方ない」――など、誰の人生にも「ゆるせないこと」が起こる。その奥底にある憎しみや怒りの感情は、手放さないと、どんどん増幅してあなたをむしばんでいく。ゆるすことは確かに難しい。それでも、「怒っても自分が苦しくなるだけ」「ゆるせない事実そのものは忘れなくてよい」「すべては神様がくれた気づきのチャンス」などと考えることで、気持ちを前向きに転換できる。マイナスの感情から自分を解放し、幸せになる第一歩を踏み出すための書。
  • 欲望の民主主義 分断を越える哲学
    4.0
    世界の知性が見る「民主主義の限界と現実」とは? 大反響のNHK異色教養ドキュメント、 待望の書籍化! 世界中で民主主義が劣化している。アメリカのトランプ現象、イギリスのEU離脱、フランス極右政権の台頭など、多数の民意を反映した選択は、目先の利益のみを優先し、自国の生き残りを賭けたものばかりだ。協調、共和といった精神からかけ離れたむき出しの欲望が民主主義と結びつき、社会の分断は加速する。今、世界の知性たちは何を考えるのか──?若き天才哲学者、マルクス・ガブリエルら六人が考察する政治変動の深層と民主主義の混迷。世界の現実を知る必読書。
  • 吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎
    3.0
    日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は藪の中である。本名はわかっているが生没年ともに不詳。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。
  • 読ませる自分史の書き方
    3.0
    読みたい人より、書きたい人が多い時代である。なかでも自分史ブームは止まるところを知らない。誰もが手軽に書き始められる「自分史」を、どうしたら自己満足に終わらない、読み手を唸らせる作品にまで仕上げることができるか。実は、「売れる」作品として商業出版で流通させることはそう難しくはない。読ませるポイントや、決してやってはいけないことなど、執筆の肝を、第一線のノンフィクション作家が具体的に伝授。自分史入門の決定版!
  • 47都道府県格差
    3.0
    医療や雇用、教育面で都道府県間の格差が指摘されている。政府の統計から寿命、年収、子供の学力など31項目について全国ランキングを作成。さらにこのランキングに県民性を調べた独自のアンケート結果を照らし合わせた。すると都道府県間の格差はそれぞれの県民性が生んでいることがわかった。お酒をあまり飲まない山梨県の女性は健康寿命が長い、他人の目を気にする岐阜県民はニート率が低い、ギャンブル好きな兵庫県民は貯蓄に占める証券額が高い……。最後には暮らしやすさ総合ランキングも発表。あなたの出身地の県民性とランキングは?
  • 47都道府県の歴史と地理がわかる事典
    4.4
    現在の都道府県制度ができたのは、1947年に施行された地方自治法。だが、日本の地方行政区分の歴史は1300年以上前までさかのぼる。変化に富んだ地形と気候、国vs.地方、地方vs.地方のしのぎを削る勢力争い、そのなかで育まれた個性豊かな産業、文化、人々の暮らし――都道府県は、存在そのものが日本人の心のよりどころだ。各都道府県の歴史・地理をコンパクトながら深掘り解説、全都道府県に足を運んで集めた「鉄板ネタ」「地雷ネタ」まで盛り込んだ、読んで楽しく役に立つ画期的な事典。
  • ラストエンペラーの私生活
    4.0
    二歳九ヵ月で第一二代清朝皇帝の座に就いた溥儀は、幼少期から女官に性行為を教え込まれ、一〇代半ばで宦官との同性愛に目覚めた。六歳で退位を迫られたのち、一八歳の時にはクーデターで紫禁城を追われる。日本租界などを放浪し、二八歳で再び満洲国皇帝の座に就く。終戦後はソ連軍に逮捕され、東京裁判に検察側証人として出廷。トリかごに入ったらトリになれ、イヌ小屋に入ったらイヌになれ――中国の諺のまま、数奇な運命に身を委ねながら、自らの欲に忠実に生きた「幻の王国」の廃帝は、周囲を不幸の渦に巻き込み、六一歳で病没する。迫真の人物ノンフィクション。
  • 理系あるある
    3.6
    「ナンバープレートの4桁が素数だと嬉しくなる」「花火を見れば炎色反応について語りだす」「揺れを感じると震源までの距離を計算し始める」「液体窒素でバナナを凍らせる」……。本書では理系の人なら身に覚えのある(そして文系の人は不可解な顔をする)「あるある」な行動や習性を蒐集し、その背後の科学的論理をやさしく解説。ベッセル関数、ポアソン確率、ガウス分布、ダーク・マターなど科学の知識が身につき、謎多き理系の人々への親しみが増す一冊。
  • リフレイン
    4.0
    悲鳴をも、焼き尽くす! ! ! 最悪の火災事故——唯一の生存者が語る、 看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは? 生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。 その惨劇の前触れは、すでに一年前から始まっていた。 轢死、飛び降り、練炭自殺……学校の内外で続発する生徒たちの非業の死。 その周囲には、いつも「彼女」の影がちらついていた——。 阿鼻叫喚の地獄と化した火災の、唯一の生存者が語る看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは。シリーズ第六弾!
  • リベラリズムの終わり その限界と未来
    4.1
    自由を尊重し、富の再分配を目指すリベラリズムが世界中で嫌われている。米国のトランプ現象、欧州の極右政権台頭、日本の右傾化はその象徴だ。リベラル派は、国民の知的劣化に原因を求めるが、リベラリズムには、機能不全に陥らざるをえない思想的限界がある。これまで過大評価されすぎたのだ。リベラリズムを適用できない現代社会の実状を哲学的に考察。注目の哲学者がリベラリズムの根底を覆す。
  • 量刑相場 法の番人たちの暗黙ルール
    3.3
    量刑とは、裁判官が当事者らの言い分や証拠を、刑法の定める範囲内で酌量し判決を下すことである。その判断は各裁判官に委ねられているものの、先例判例主義が重視されるため、「一人殺しは無期」「三人殺しは死刑」といった刑罰の“相場”が自ずと形作られてきた。例えばゴルフ場からロストボールを“大量”に持ち帰れば懲役10カ月、“衝動的”な放火で“一人”焼死させたら懲役10年など、微罪から重罪まで、法の番人たちが共有する刑罰の約束事が全て明らかに!
  • 臨終の七不思議 現役医師が語るその瞬間の謎と心構え
    -
    著者は医師としてこれまで三千人以上の最期の場に立ち会ってきた。人は、ターミナルステージ(末期)に至ると数々の摩訶不思議な現象が表れるという。「なぜ臨終間際、病気が治ったと思うほど一時的に元気になるのか」「なぜ自分の死期を悟ることができるのか」「なぜ患者の容体が急変すると、病院近くにカラスが集まるのか」「なぜ会ったこともない曽祖父など先祖の病的特徴が患者に現れるのか」五十年以上に及ぶ臨床の知見をもとに、知られざる臨終間際の世界、そして本当に幸せな“看取り”とは何かを追求した渾身の一冊。
  • ルポ ゴミ屋敷に棲む人々 孤立死を呼ぶ「セルフ・ネグレクト」の実態
    3.4
    悪臭のする不衛生な「ゴミ屋敷」で、他者の介入を拒否し、物に埋もれながら暮らす人々が増えている。彼らの多くは、実は「セルフ・ネグレクト」の状態にある。セルフ・ネグレクト(自己放任)とは、自分の生活に極度に無関心となり、著しく生活環境と健康状態が悪化する状態のことで、やがては孤立死に至る。毎年2万人に上る孤立死の約8割は、このセルフ・ネグレクトが要因とも言われている。彼らはなぜ自らの人生を「放棄」し、ゆるやかな死を選ぶのか。少子高齢化、家族崩壊、高齢者虐待などを背景に急増する、現代の病理に迫る画期的な書。
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    3.9
    世論調査では日本国民の8割が死刑制度に賛成だ。 だが死刑の詳細は法務省によって徹底的に伏せられ、国民は実態を知らずに是非を判断させられている。 暴れて嫌がる囚人をどうやって刑場に連れて行くのか? 執行後の体が左右に揺れないよう抱きかかえる刑務官はどんな思いか? 薬物による執行ではなく絞首刑にこだわる理由はなにか? 死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、検察官、教誨師、元法相、法務官僚など異なる立場の人へのインタビューを通して、 密行主義が貫かれる死刑制度の全貌と問題点に迫る。 ●「勘弁してください」刑務官が涙する刑場の業務 ●絞首刑を再現した実験では頭部が切断 ●最期に会う牧師の苦悩「殺人に加担して赦されるのか」 ●確定囚78人が自筆で答えた獄中アンケート ●囚人が目撃した、刑場へと連行されるオウム元幹部 ●死刑制度が国家にもたらすプラスとマイナス ●執行方法を定めた法律は明治6年のもの ●極刑を望まない被害者遺族が浴びたバッシング
  • ルポ シニア婚活
    5.0
    還暦を過ぎて子どもがほしくなり31歳スリランカ人と成婚した61歳男性。ピースボートの船上で72歳男性にプロポーズされた80歳女性。65歳以上の独居人口は620万人を超え、伴侶を求めるシニアも増加の一途。だが人生の酸いも甘いも噛み分けた世代の婚活には、複雑多岐なしがらみがあり、ゆえに結婚の暁には極上の喜びに変わる。本書では多くのインタビューから見えてきたシニア婚活の実態と成婚への道筋を紹介。恋愛感情は必要か? 子どもをどう納得させる? 「後妻業」への防衛策は? 幸せな老後、幸せな最期を求める人々の愛の記録。
  • ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体
    3.8
    開成、筑波大付属駒場、灘、麻布など進学校の中学受験塾として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」。そして、その名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」。なんと東大理IIIの合格者の6割以上が鉄緑会出身だという。いまや、この二つの塾がこの国の“頭脳”を育てていると言っても過言ではない。本書では、出身者の体験談や元講師の証言を元に、サピックス一人勝ちの理由と、鉄緑会の秘密を徹底的に解剖。学歴社会ならぬ「塾歴社会」がもたらす、その光と闇を詳らかにする。
  • ルポ 台湾黒社会とトクリュウ
    3.0
    トクリュウの拠点は、台湾にあった! トクリュウこと匿名・流動型犯罪グループの大きな拠点の一つは台湾にあり、日本の暴力団は完全に台湾黒社会の下請。 そんな情報を仕入れたジャーナリストが、台中のアジトに潜入取材した。 現地でトクリュウに励む10代から70代の日本人の勤務は9時から19時までで土日休。報酬は月約40万円。一見ホワイトな現場に近づいた彼は、犯罪チームに勧誘される。断ると「腕を千切る」と脅され、必死の逃亡劇が始まった――。 トクリュウ、闇バイトの恐るべき実態を暴いた衝撃のルポ。
  • ルポ東大女子
    3.6
    一学年あたり約3000人いる東大生のうち、約600人しかいない希少な存在「東大女子」。「女子なのに東大行ってどうするの?」という世間の偏見をかわし、努力の末に合格。しかし学内のテニスサークルの男子からは無視され、他大生の男子からは高学歴ゆえに避けられがち。理解力や処理能力が高く優秀なため、比較的出世するが、それでも最後は「男社会」の壁に結局ぶち当たる。かといって就職せずに“女性らしく”専業主婦を選べば、世帯の生涯収入が3億減るという現実。偏差値ヒエラルキーの頂点に君臨する“究極の高学歴女子”ゆえのジレンマと、その実像に迫る
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて
    4.0
    平成元年、ベルリンの壁とともに世界秩序も崩壊したことに気づかず、バブルに浮かれていた日本人。バブル崩壊後も、相次ぐ大災害と長きデフレにより、目先の生活を守ることに追われて、志向はさらに内向きに。そして日本は、理念を持たない「戦争ができる国」となり、「デマと差別が溢れる国」となった。その姿は、国際社会から取り残され、無謀な戦争に突き進んだ戦前の日本とあまりに重なる。過たずに済む分岐点はどこだったのか。昭和史研究の泰斗と現代を代表するジャーナリストが、平成の失敗を徹底的に検証した白熱対談。
  • 歴史と人生
    3.8
    『史記』でも『万葉集』でも、人間の悩みは現代と変わらない。失意のときにどう身を処すか、憂きこと多き日々をどう楽しむか。答えはすべて、歴史に書きこまれている。歴史こそ究極の人間学なのである――敬愛してやまない海舟さん、漱石さん、荷風さん、安吾さんの生き方。昭和史、太平洋戦争史を調べる中で突きつけられた人間の愚かさ、弱さ。天下国家には関係ないが、ハハハと笑えて人生捨てたもんじゃないと思わせてくれるこぼれ話等々。80冊以上の著作から厳選した歴史探偵流・人生の味わい方。
  • 歴史と戦争
    3.7
    幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。日本民族は世界一優秀だという驕りのもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」「日本人は歴史に対する責任というものを持たない民族」――八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。
  • レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則
    3.8
    1日24時間は誰にも平等なのに、こんな不平等が生まれるのは、時間の使い方が決定的に違うからだっ! 最小限の努力で最大の成果を上げる「時間投資」のノウハウを身につけて、あなたもキャリア&収入アップを果たそう。
  • 老後ひとり難民
    値引きあり
    3.6
    子どもがいなければ、いずれは“老後ひとり難民”に。 入院できない!施設に入れない!死後は無縁仏に!? 準備不足な“おひとりさま”の悲惨な末路。 世はおひとりさまブームで、独身人口は増え続けるばかり。だが、そのまま老後を迎えて本当に大丈夫だろうか? 配偶者や子どもなどの“身元保証人”がいない高齢者は、入院だけでなく、施設への入居を断られることも多い。高齢で体が不自由になるなか、認知機能の低下で金銭管理が怪しくなり、果ては無縁仏になるケースも。本書ではこのような現実に直面し、かつ急増している高齢者を「老後ひとり難民」と呼び、起こりがちなトラブルを回避する方法と、どうすれば安心して老後を送れるのかについて解説。読むだけで老後の生き方・考え方が劇的に変わる一冊。
  • 老人一年生 老いるとはどういうことか
    5.0
    私は初期の老人、老人一年生だ。この半年、痛風で歩くことが困難だった。他に前立腺肥大症、高血圧、頸痛・腰痛、慢性気管支炎に次々襲われた。体のあちこちが痛い。痛いと訴えても同情すらされない。老人に当たり前のこのことが若い人には理解できない。これは残酷で大きな人間の真実だ――。老人病とは何か。著者は痛みにどう対処したのか。余計な手術ばかりする整形外科医と、長生き推奨医の罪も糾弾する。老化のぼやきと、骨身にしみた真実を明らかにする痛快エッセイ。
  • 老人をなめるな
    3.3
    仕事部屋を借りようとした著者は、86歳という年齢を言うと立て続けに断られ、啞然としたという。日本の高齢者は、収入があっても部屋すら借りられないのか、と。最近では終末期の医療費を減らすために、「高齢者の延命治療は必要ない」という議論もある。だが著者は、高齢者本人の意思を無視して一緒くたにし、命を軽視することに異議を唱え、さらに「少子化でこれから否応なく年寄りが社会の担い手になるのに、年寄りが生きにくい世の中にしてどうする!」と喝破。高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言する。
  • 60歳までに1億円つくる術 25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める
    3.4
    誰もが不安な老後のお金。不安を解消するのに一番大切なのは、やみくもに貯金することではなく、まず自分が何歳までにいくら必要かを知ること。目標を設定して、「収入を増やす」「支出を減らす」「長期分散投資」の3つのアプローチから「やるべきこと」を決めれば、あとはそれを淡々と実行するだけ。そうすれば、今やりたいことを犠牲にしなくても、「60歳で金融資産1億円」が自ずと可能になる。20代、30代にこそ始めてほしい、教養としての資産づくり入門。
  • ロシア・中国・北朝鮮が攻めてくる日
    4.0
    迫りくる脅威を直視せよ! ■キューバ危機以来の人類滅亡の危機――全面核戦争の可能性 ■米中激突の主戦場となる東アジア。覇権争いの「焦点」は日本 ■アメリカが頼りにならない日がやってくる ■暴走する北朝鮮の核は日本を標的にしている ■脅威の源はリーダーの「意志」。プーチン、習近平、金正恩の「意思」を注視せよ ■原発を警備するガードマンが武器を持たない「丸腰」なのは日本とスウェーデンだけ ■「自主防衛」と「日米同盟の実効性強化」のバランスをどう図るか 2022年2月24日、ロシア軍はウクライナへの侵攻を開始。 世界は一気に第三次世界大戦に発展しかねない危機に瀕した。 なかでも地政学的脅威にさらされているのが、ロシア・中国・北朝鮮に囲まれた日本だ。 平和憲法が守ってくれるという盲信にとらわれ、自国防衛をアメリカに依存しきったこの国は、有事において国土と国民を守れるのか。 元自衛隊幹部が世界情勢を精緻に分析、日本壊滅4つのシナリオを明らかにする。 2012年刊行の話題作『2013年、中国・北朝鮮・ロシアが攻めてくる』に大幅加筆した緊急提言。
  • ロジカル筋トレ 超合理的に体を変える
    3.9
    シアトル・マリナーズ 菊池雄星投手 推薦 「清水さんの理論とトレーニング法を、高校時代の自分に教えてあげたい! 」 なぜここを鍛えるのか、なぜこのフォームか―― あなたは目的に合致したフォームや回数を論理的に考えてトレーニングしているか。 指導者やトレーナーに「こうしなさい」と言われたことを、その理由について考えず、理解もせず実行しているのでは非常にもったいない。 たとえば腹筋運動でへそをのぞき込むように上体を起こす人は、肝心の腹直筋を使えていない。 あごを引きすぎず、頭と背中のラインを一直線にして上体を起こせば、筋肉によりフォーカスできる。 さらに効果を上げたいなら、腹直筋だけではなく、腸腰筋も同時に鍛えられる腹筋運動・シットアップのほうがおすすめだ。 わかりやすいイラストと解説が、筋トレ効果を最大限にアップする! ●「腰痛解消のために腹筋をつける」は大間違い ●なぜ腕の太いピッチャーは少ないのか ●「ケツで押し込め! 」が下半身トレーニングの基本 ●30回以上できるトレーニングは時間の無駄 ●腹筋トレではおなかの脂肪は1グラムも減らない ●階段は尻を使って上れば疲れにくい
  • 私はがんで死にたい
    値引きあり
    4.3
    こう考える医師が 多いのは、なぜか? 多くの人がのぞみそうなポックリ死・老衰死は、 がん死よりよほどつらいと思います――久坂部羊(『人はどう死ぬのか』著者) がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。 著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。 その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。 がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。 がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。序文・久坂部羊。

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