欲望の民主主義 分断を越える哲学

欲望の民主主義 分断を越える哲学

世界の知性が見る「民主主義の限界と現実」とは?
大反響のNHK異色教養ドキュメント、
待望の書籍化!

世界中で民主主義が劣化している。アメリカのトランプ現象、イギリスのEU離脱、フランス極右政権の台頭など、多数の民意を反映した選択は、目先の利益のみを優先し、自国の生き残りを賭けたものばかりだ。協調、共和といった精神からかけ離れたむき出しの欲望が民主主義と結びつき、社会の分断は加速する。今、世界の知性たちは何を考えるのか──?若き天才哲学者、マルクス・ガブリエルら六人が考察する政治変動の深層と民主主義の混迷。世界の現実を知る必読書。

...続きを読む

欲望の民主主義 分断を越える哲学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月18日

    ・大統領の役割=何が起きているか分かっている人がいるフリをする役割、というのが腹落ち。

    たかだか10人くらいの組織でさえ、トップは部下が何をしているか把握していない。1億、2億の民のトップが、すべてを見通しているわけがない。

    民主主義が、中産階級の価値を最大にするための組織(集団の力を使って個人...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月16日

    ずっと「民主主義」を無条件でとてもいいもののように思っていたけれど、どうもそうではないかもと思って手に取った本。
    民主主義の政治が衆愚政治にならないためには何が必要なのか、とか、ただの民主主義ではなくて「自由」民主主義が大事なんだとか、じゃあ自由ってなんなんだろうか、とか、そういったことを考えるヒン...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月18日

    自らの人生を受けとめ、真摯に思考する時、誰もが実存主義者となる。生まれ落ちた時から抱える実存、所与の条件、意識を持った頃にはすでに課さられていた宿命を、引き受けざるを得ない存在が覚悟を決める時、実存主義の門を潜るのだ。だが、そうしたありようは、時に固着した視点を生み、それゆえの不自由を生むこともまた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月19日

    NHKの『欲望の民主主義』がとても面白いので、こちらも読んでみましたが、現代の課題を考えるにはとても良い本だと思います。
    民主主義も資本主義も、現代においては主流の政治経済理念ではありますが、これらはあくまでも歴史の流れの中で求められた思想であって、至高のものではありません。そして、現代においては、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月19日

    本書が出版された2016年、トランプ氏が大統領選挙で当選した年、民主主義は世界的に危機にあった。ポピュリズム政党、政治家が欧州で躍進、日本の都知事選も国際的にはポピュリズムと評される。
    これまでも投票率の低さ、政治への無関心は言われてきたが、昔の無関心は、投票しなくても無難な結果、という空気だった。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月17日

    アメリカの自国主義、EUの分断等民主主義の混迷、世界の現実を知る本です。
    後退している民主主義はこのままでは、破滅の道、戦争へといってしまうのではないか?危惧を感じる。人間は弱肉強食から逃れられない。
    著者は「民主主義とは何か自分に問い続ける限り」より良くなって行くと言う。
    印象に残った文章
    ⒈ 人...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    「欲望の資本主義」が書籍も番組も良かったので買ったが、哲学よりだった。
    で、内容も「欲望の資本主義」ほどの知的興奮は得られなかった。
    まあ、補助線としては使えるけど、点線?

    フランス人がむやみに偉そうなんだよね。
    「トランプを放逐できたら、民主主義の勝利」とかもう意味不明だし。

    むしろ、著者が懐...続きを読む

    0

欲望の民主主義 分断を越える哲学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す