作品一覧

  • 私はがんで死にたい
    値引きあり
    4.3
    1巻589円 (税込)
    こう考える医師が 多いのは、なぜか? 多くの人がのぞみそうなポックリ死・老衰死は、 がん死よりよほどつらいと思います――久坂部羊(『人はどう死ぬのか』著者) がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。 著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。 その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。 がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。 がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。序文・久坂部羊。
  • 人生の最期を医者任せにするのはやめなさい 知っておきたい終末医療の真実
    -
    『死ぬときは苦しまず安らかに逝きたいと願いますが、穏やかに死ねない場合が多いのが現状です。死に向かうときの苦しみはがんの痛みなど身体的苦痛だけと思われがちですが、実はもうひとつ「自分は間もなく死ななければならない」という精神的苦痛があります。特に日本人は死を受け入れることができず、最後まで死に抵抗し、死の恐怖で苦しむ人が多いように感じます。それは、日本人の死生観が不確かなこともありますが、今の日本の医療や社会体制が人の死に十分配慮されていないことも一因です。本書では、心身ともにできる限り苦しみを減らして穏やかな死を迎えるための要点や日本の医療・行政の問題点も正直に述べていますので、自分が望む最期の迎え方の参考にしていただければと思います。』(「はじめに」より)外科医として5000人以上のがん治療に携わり、ホスピス医として3000人以上ものがん末期患者と接してきた著者が語る理想の死の迎え方とは。

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  • ムダながん治療を受けない64の知恵 医者任せが命を縮める
    3.0
    「最善を尽くしましょう」「先生にお任せします」……これは日本のがん告知の場面でかわされる典型的な会話。ここから外科医主導の「手術のやり過ぎ」「効果の期待が薄い抗がん剤治療」に突き進み、苦しみのうちに死を迎える患者がいかに多いか。本書では「悪しきがん治療」を受けないためにはどうすべきか、自分の命をきちんと見つめて最期を迎えるためには何をすべきなのかを、医師歴50年の著者が具体例を挙げて解説する。

ユーザーレビュー

  • 私はがんで死にたい

    Posted by ブクログ

    身内が癌で亡くなり、大変な治療をしてきたので癌になったら終わりと思ってたが、この本を読み180度変わった。やりすぎる治療、抗がん剤、
    医者の言うままに治療は考えものだと思った。

    0
    2025年11月22日
  • 私はがんで死にたい

    Posted by ブクログ

    私もかねてからガンで死にたいと思っていたので読むのを楽しみにしてました。
    第1章はがんについて知らないことが多くて読み応えがあったが、徐々に科学的な記述が減り、著者の印象や思いが多くなります。
    しかし、私が日頃から思っていたこと(在宅ケアのこと以外)が言語化されており、終末時の取り扱いについて書面を残すときの参考になりそうでした。
    家では死にたくないと思っているが、その可能性もあるだろうから、そこは向き合って知っていかないといけないと思った。

    初期の肺がんの手術は成功したのに、合併症の間質性肺炎で69歳で退院後あっという間に亡くなった父、
    甲状腺のガンで2019年に(おそらく)「広範囲郭清」

    0
    2025年10月31日
  • 私はがんで死にたい

    Posted by ブクログ

    たくさんのがん患者さんから学び、家族をがんで失い、自身もがんになった著者しか書けない事実がたくさん書かれていた。

    日本の医療技術も医療機関のホスピタリティも、世界の中では優れたものだと勝手に思っていたけど、まだまだ至らない分野があるんだな。

    日本人の死生観は未熟だと思い知らされた。

    私の父もがんを患い、亡くなった。
    がんとわかってからは元気なうちに身辺整理をして、それなりに行きたいところに行って、会いたい人に会って、紆余曲折はあったけど、最期は家族みんなに囲まれて自宅で息を引きとった。
    本人はどう思ったか知らないけど、ピンピンコロリ(=突然死)よりも、幸せな死に方だったと思う。

    私も、

    0
    2025年10月17日
  • 私はがんで死にたい

    Posted by ブクログ

    自分自身の尊厳ある生き方、そして死に方について考えさせてくれる良書だった。
    ホスピスや緩和ケアについていくらか知っているつもりだったが、現実には金儲け目的の有料老人ホームは数あり、緩和病棟のある日赤や協立病院などもあるがほんの少しのベッド数だ。
    自分の最期はこんな所で、という小川糸のライオンの家のような場所にたどり着くのは難しすぎる。
    田舎では、結局は病院でということになるのだろうか。癌になってもそう簡単に手術や抗がん剤、放射線の治療には進むまいと心に刻んで本を置いた。

    0
    2025年10月06日
  • 私はがんで死にたい

    Posted by ブクログ

    「癌で死にたくない」との声をよく聞くが、それは単に「死にたくない」ということではないかと序文で久坂部羊氏が書いている。二人に一人が癌に罹患する時代である。死に対する心の準備ができる癌で、穏やかな死を迎えることができるよう心の準備をしたいものである。

    0
    2025年07月10日

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