加藤康男の作品一覧
「加藤康男」の「昭和天皇七つの謎」「慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤康男」の「昭和天皇七つの謎」「慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「私生活」という割には、結局普段は具体的に何してたの??という疑問は残ったが、
滅びゆく清朝の最末期の皇帝の人生や人となりを垣間見ることができた。
知れば知るほど
「鶏カゴに入ったら鶏になれ、犬小屋に入ったら犬になれ」
という諺をそのまま恐ろしいほどに体現した人だったんだな、と思った。
哀れでもあり、同情すべきでもあり、
滑稽で嘲笑に値するものでもあり、
怒りや軽蔑の感情をもこちらに抱かせる人物だった。
非常に良くできているドキュメンタリーだが、この一冊だけで溥儀の人物像を固めたくないので、彼の英語教師だった人物が書いたとされる本も読んでみようと思う。
また、この本により、
溥儀の皇后・婉
Posted by ブクログ
張作霖を運んだナゾの車
同乗した儀我少佐の談によれば、張作霖は生きていた。しかし、ナゾの車で運ばれ、その後、死に至るまでの経緯が全くの謎である。なぜ病院に行かなかったのか。どのように死んだのか。死因は何か。車が手配されたというが、誰の手配なのか。
事故直後の張作霖
そもそも、尾崎義春氏『陸軍を動かした人々』によれば、”爆破が不成功に終れば列車を転覆させるように仕掛けてあり、警急集合中の部隊を率いて襲撃する”予定だったようである。。儀我少佐の談に張作霖は、即死ではない。呼びかけにもこたえている。
使用された火薬は、日本製か?
渡辺昇一の本「決定版・日本史 (扶桑社BOOKS)」には、火
Posted by ブクログ
日本が太平洋戦争に突入し、緒戦の勢いを失いかけていた頃、国内では密かに東條英機暗殺計画が計画されていた。その一端を担っていたのが皇族であったという衝撃的な内容である。時の首相東條英機と言えば、ドイツのヒトラーやイタリアのムッソリーニと並び東洋の悪鬼として、第二次世界大戦全体での悪の代表格とされている。ヨーロッパでは既にドイツの敗北が濃厚視されていた頃、国内では内閣総理大臣だけでなく、陸軍大臣そして参謀総長までを兼任し、1人三役で昭和天皇に上奏するなど内政から戦争指導、作戦まで1人で権力を振りかざして決められる立ち位置にあった。確かに権力は集中し側から見れば「独裁者」としての東條が当時の日本を動