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戦略原潜浮上せず
横浜へクルーズ中の動く海上都市”クイーン・エリザベス2世号”が、アメリカ海軍の元軍人たちに乗取られた。さらに彼らは、ソ連の最新鋭戦略原潜”レニングラード”と洋上で会合し、核魚雷の弾頭をQE2へと移す。与党ナンバー2の政治家、米国大統領令嬢夫妻らを乗せた豪華客船と、二四〇発の核を搭載した大型原潜。東京湾へと近づく両艦に対し、米軍グリーンベレーと海上自衛隊対潜哨戒機P-3C部隊による攻撃が命令された……。 -
れんげ草畑 ある女の子の「終戦」の記憶
1945年8月15日、太平洋戦争終結。それは、その女の子にとっては部屋が明るくなってうれしいという程度のものでした。もうアメリカ軍の爆撃を避けるために灯火管制を受けなくていいのだということです。本当に戦争が終わったとわかったのは、翌春、九州の小さな村のれんげ草畑の中でした。戦中戦後を通して子供の目に映った戦争の姿を克明に描いた、ほかに類を見ない戦争体験記。 -
連合艦隊西進す
「思いがけないことになったものだ。我が帝国海軍は長年、米英海軍を仮想敵と考えて作戦研究を進めてきた。それが今や、ドイツが最大の仮想敵になったのだから」 昭和一四年八月、ドイツがソ連との不可侵条約を締結したことにより、日本がそれまで進めていた独伊との同盟は頓挫する。かわりに日本に接近してきたのはドイツと対峙するイギリス、フランスであった。 やがて日英仏同盟が締結されるが、大陸を席捲したドイツ軍はついに英本土へ上陸。首都ロンドンを陥落させる。本国を脱出して東アジアに逃れた英艦隊は日本に亡命、これにより日本もまたヒトラー総統の怒りを買い、宣戦布告がなされた。 英仏政府の要請を受けた連合艦隊は、第一航空艦隊にセイロン島トリンコマリーへの進出を命じる。だがインド洋海面下では、牙を研いだ狼の群れがで息をひそめ獲物を待ち構えていた! -
連合艦隊 大危機~新・太平洋戦記8~
幽鬼のような日本兵たちは、銃剣をつけた小銃や刀だけで、重器と迫撃砲が並ぶ米軍陣地へ突撃していった。地獄の阿鼻叫喚のうちに、タラワ戦は終わった。かくして敵は、マリアナへと歩を進める。時を同じくして、連合艦隊も赤城と加賀はすでに失く、蒼龍と飛龍をいま失い、瑞鶴は満身創痍、残る正規空母は翔鶴のみで、暗雲漂いはじめる……。日本軍、大危機からの脱出は? -
連合艦隊 大奇襲~新・太平洋戦記1~
昭和16年12月8日、太平洋戦争の幕は開いた。猛将ハルゼー中将の米機動部隊は、小沢治三郎中将指揮の第一航空艦隊に挑む。だが、零戦を先兵とする帝国連合艦隊の前に、米艦船は海の藻屑と消えた。山本五十六大将率いる連合艦隊は、いまや太平洋の覇者であった。劣勢を覆すべく、秘策を受けた米機動部隊は犬吠埼沖に忍び寄る……。海戦大作第一巻。 -
連合艦隊 大血戦~新・太平洋戦記9~
昭和19年3月に始まった、日本陸軍のインパール作戦は、飢餓地獄のなか、敵軍の猛反撃に遭い、悲惨をきわめていた。一方、海軍は、マリアナ沖海戦に最後の望みを託す。圧倒的に数で勝るF6Fに、新型戦闘機・紫電改が挑む。近藤連合艦隊司令長官は、指揮をとる小沢長官に、“皇国の興廃この一戦にあり”と打電。この戦いの帰趨が勝敗を決する! -
連合艦隊大激闘~新・太平洋戦記4~
「餓島」と呼ばれたガダルカナル島の争奪戦が始まった。日本軍の総攻撃に対し、米海兵隊はあらゆる兵器を使って応戦。日本兵は戦友の屍を乗り越え、鬼神の如く突撃。その、人とは思えぬ形相に、米海兵隊員たちも恐怖の叫びを上げる。陸軍の辻政信参謀に直訴された山本五十六長官は、大和、金剛、榛名などの強力戦艦群の出動を決意。遂に大和の46センチ砲が火を噴く! -
連合艦隊 大攻略~新・太平洋戦記6~
日米凄絶戦の末、ガ島には日本の軍旗が翻った。米軍はガ島を迂回しながらミッドウェイを奪回し、中部ソロモンへ進攻を計画。一方日本軍は、ニューギニアのポートモレスビーとラビを奪取する計画を立て、大和、武蔵をも投入する大部隊を編成した。やがて前衛が激突し、米空軍の新戦術“反跳爆撃(スキップ・ボミング)”は、日本艦船を次々に撃沈していった。零戦は窮地を救えるか? -
連合艦隊 大散華~新・太平洋戦記10~
サイパン島では、米軍の豊富な砲弾の前に、日本兵たちの無残な屍が重ねられていた。時を同じくして、連合艦隊では、だれに命令されることもなく、自ら敵艦隊に突撃する戦闘機が続出した。この自殺攻撃機(クレージー・ジャップ)は、米兵を震撼させたが、日本軍がいかに追い詰められていたかの証左でもあった。連合艦隊は、全滅覚悟の最期の戦いに進路をとった! -
連合艦隊 大死闘~新・太平洋戦記7~
大和、武蔵ともに深傷を負い連合艦隊の行く手に暗雲が立ち込める。そんなとき、思わぬ獲物が向こうから飛び込んできた。暗号解読のミスから、マッカーサー大将の乗機B‐117が、零戦隊の真っ只中に迷い込んできたのだ。護衛のP‐38と零戦隊の激闘数刻、マッカーサー機はついに火を噴き、やがて、サンゴ海の海中へ姿を消した。劣勢挽回となるか、第7弾! -
連合艦隊 大進撃~新・太平洋戦記2~
日本軍は勝利の美酒に酔いすぎていた。猛将・フレッチャー少将の米機動部隊は深い手傷を負いながらも猛反撃し、サンゴ海海戦は壮絶なる相打ちで終わった。ついでミッドウェイ決戦では山本五十六長官座乗の大和を先頭に、連合艦隊は総力戦に突入。だが、兵装転換にミスをした連合艦隊は、赤城を始め各艦に甚大な被害を受けた……。著者入魂の海戦大作第二巻。 -
連合艦隊 大反攻~新・太平洋戦記3~
山本五十六長官は、「加賀」「飛龍」「蒼龍」を率いて大反攻に出た。総力を挙げた日・米両国兵士の激闘の末、ミッドウェイはついに日本軍の手に落ちた。二カ月後、アメリカ軍は大艦隊を組んでガダルカナル、ツラギに攻め込んだ。日本軍は、「鳥海」を先頭にした第八艦隊が駆け付け、ここに凄絶なるソロモン海海戦の幕は切って落とされた! 天王山となる死闘の第三巻。 -
連合艦隊 大挽歌~新・太平洋戦記11~
武蔵、瑞鶴は、容赦ない敵の砲弾、魚雷を受け、すでにその姿を海中に消していた。そしてついに、連合艦隊の象徴と謳われた大和が、フィリピン海溝にゆっくりと沈んでいった。ここに、77年の歴史を誇る連合艦隊が消滅した。祖国のため、勇敢に散っていった英霊たちへの聖なる挽歌は、半世紀余ののちのわたしたち日本人の耳に、今も聞こえてくるはずだ。 -
連合艦隊 大奮闘~新・太平洋戦記5~
太平洋戦争におけるまさに天王山である、ガダルカナルの戦いは続いた。日本軍はこの地獄のジャングルで、敵の牙城である飛行場を目指し、マラリアに冒されながらも黙々と進んだ。だが、遅れる陸軍の進攻は、海軍との協同作戦に齟齬を来す。遊弋待機していた連合艦隊機動部隊は、敵機編隊に発見され、瑞鳳大破、山口多聞中将座乗の飛龍も被弾! 日本軍、大苦戦の第五巻。(『連合艦隊大激闘[後編]』改題) -
連合艦隊ついに勝つ~ミッドウェーからレイテ海戦まで~
米軍の圧倒的な陣容の前に、しだいに苦境に追い込まれていった連合艦隊。だが日本海軍にも事態を好転させる転機となる戦いがあった。ミッドウェー海戦で艦上機の雷爆転装を行なわなかったら? レイテ沖海戦で、敵輸送船団を目前にして栗田艦隊が反転しなかったら……? 連合艦隊が、悲劇の戦艦大和が、〃もう一つの悔いなき戦い〃に挑む、戦記ロマン!! -
連合艦隊の栄光
昭和を代表するジャーナリスト、大正から昭和初期『時事新報』の海軍記者として活動した伊藤正徳が戦後著した戦記の最終作で遺作。サボ島海戦、サンタクルーズ海戦、タサファロンガ海戦、九十三式酸素魚雷、そして、幸運艦として名を馳せた駆逐艦「雪風」。連合国に打ちのめされ、還らぬ存在となった日本海軍が滅亡の道を歩む中で見せた「輝き」を、哀悼とともに描き出す。日本帝国海軍記の古典的名著をリフロー版で電子書籍化。 -
連合艦隊の最後
大正から昭和初期『時事新報』の海軍記者として活躍した伊藤正徳が戦後に著した、日本帝国海軍の滅亡を描く代表的作品。連合艦隊の成立、華々しい勝利となった真珠湾攻撃、マレー海戦、勝敗の帰趨が逆転したミッドウェー海戦、ソロモン海戦、敗戦を決定づけたマリアナ海戦、レイテ海戦、菊水作戦と回天の特攻作戦、さらに対米開戦における海軍の責任。太平洋戦争海戦史の古典的名著をリフロー版電子書籍で復刻。 -
連合艦隊の死角 山本五十六謀殺指令
戦艦大和に送り込まれたスパイのコードネームは「コヨーテ」。連合艦隊をゆさぶる軍部の軋轢のもと、司令長官山本五十六の命を狙うのは陸軍かそれともアメリカからの刺客か。ミッドウエー海戦のさなか、私設諜報員真田翔は黒い陰を追いつめた。その正体は意外にも…。 -
連合艦隊、ミッドウェー陽動作戦発令
陸軍の反対でミッドウェー作戦の変更を余儀なくされた山本五十六は、米内大将と協議、陽動作戦であったアリューシャン方面を主戦場とし、アラスカ攻略を最終目標に決めた。南太平洋の島々よりも直接米本土を攻撃したほうが、ルーズベルトへの圧力は強まると判断したのだ。陸軍も積極的に上陸部隊を編成するという。また、以前よりドイツから要請されていた援ソ軍需物資のベーリング海ルートを潰すこともできる。だが、アラスカ上陸の川口支隊を援護する第21戦隊に、米海軍の第8任務隊が迫っていた……。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。 -
連合皇国軍出撃
昭和11年2月26日、世にいう「二・二六事件」の叛乱軍鎮圧に向かう天皇が狙撃された。負傷した天皇は、事件が起きた背景に心を痛め、陸海軍の連携強化を図るとともに航空軍を創設、軍部を「連合皇国軍」として刷新する。 昭和17年、米国はマーシャル攻略を目指し、空母部隊が中部太平洋に進出。皇国軍は迎え撃つも、空母翔鶴が損傷、戦艦大和が航行不能となり、敗北を喫する。 さらに米艦隊はトラック近海、比島方面にも出没し、敗戦も近いと思われた。だが航空軍には切り札があった。戦闘機烈風である。新型機投入で逆転への活路は開けるのか──。 国の未来を担う新たな軍が躍動! 待望の新シリーズ!! -
牢獄の花嫁
著者は終生、捕物帳には筆を染めなかった。しかし、捕物帳的な傾向の作品といえば、本書が筆頭であろう。十手捕縄をとって30年、捕物の神様とうたわれた名与力・塙江漢が、突如、暴風のように襲った悪魔により晩年の幸福を引きちぎられ、伜郁次郎を獄門に送らねばならぬ悶々の胸中。――これは捕物帳とは一線を劃す捕物帳である。 -
浪士組始末
出羽の浪士・清河八郎は一介の剣客ではなく、政治的野心の熾烈な機略家であった。安政6年、江戸は神田お玉ヶ池に堂々と「文武指南所」の大看板を掲げたほどの豪の者だったが、郷里で17歳のおり隣家に娼婦を招くなど、34年の生涯は不羈(ふき)奔放なところがあった。――文久2年11月、幕府の政事総裁・松平春嶽に当今急務三策を上書して、浪士組成立の端緒をつくった清河八郎が、京師にのぼって攘夷を画策、江戸帰還後も浪士組の隠然たる黒幕として、向背つねなく、攘夷の勅諚を奪還せんとして、幕府の浪士抑圧の策におちいり、仆(たお)れるまでを描いた「浪士組始末」他8編。 -
籠城忍
秀吉軍対北条家。膠着する籠城戦の中、忍者たちは小田原城を舞台に闇の中で激しく戦っていた。書下ろし歴史小説・新シリーズ第1作! 天正18年(1590年)、関東の雄である北条氏の本拠・小田原城が関白・豊臣秀吉の軍勢に囲まれていた。その数、10万。総勢では20万。もはや北条方に勝ち目はなかった。そんな籠城戦の中、徳川家康は伊賀忍者の服部半蔵を城中に潜入させようと画策していた。北条家の当主・氏直は家康にとって娘婿であり、包囲側の身としては困った立場にあったのだ。秀吉に謀反を疑われかねない。北条家をこの戦に導いた前当主の氏政をさらい、秀吉に謝らせるのが家康の狙いだった。だが、北条には風魔という忍者集団がいて……。 -
浪人市場シリーズ
江戸南町奉行・矢部駿河守が、老中・水野越前守の懐刀・鳥居耀三の奸策で、奉行職を罷免された天保12年の暮、御側御用人・堀大和守の公用人・黒川内記と結ぶ豪商・佐原屋九郎兵衛の毒牙をのがれたお美也を救った大川忠介が、極道ぞろいのはだか長屋に住んだことから、剣難女難の絵巻となる。忠介に助けられた鉄火姐御・お照と材木問屋の女主人・お杉の恋の鞘当てと、佐原屋配下の町道場の殺し屋剣客たちの物凄さ。世に謂う水野の天保改革を背景に、矢部直系の隠密をやめた一介の素浪人に対する鳥居新奉行の執拗な探索と、これに敢然と正義の戦いを挑む大川忠介の虚々実々のかけひき……。<全8巻> -
浪人上さま 織田信長
関ヶ原の大戦から六年が過ぎた、慶長十一年。 江戸の通りで巻き起こった武士と町人の争いに、割って入った素浪人がいた。老いてはいるものの身体つきはたくましく、因縁をつけてきたごろつきどもを、即座に斬り伏せてしまう。 それもそのはず、この浪人……かつての天下人、織田信長その人であった。 本能寺の変をからくも生き延びた信長は、生死の境をさまよったあと、天下統一の野望に興味をなくし、世捨て人として江戸の片隅で浪人暮らしをしていたのである。 だが、稀代の英雄を周囲は放ってはおかぬ。同じくひそかに生きていた明智光秀……天海をお目付役として、信長は気のおもむくまま、悪党どもを退治していく! -
浪人横丁
幕末の世、壬生藩の家老の家に生まれた青江京介は、神田の浪人横丁で暮らしている。江戸を一時離れ、人助けをして帰ってきた京介だったが、若き主君の蟄居と父親の切腹に……。しかも遺書には……。 -
ロクモンセンキ
天正十三年、晩夏。上杉家の人質として春日山で槍の稽古に励む真田幸村の許に届いたのは、徳川家による上田攻めの一報。上野沼田の地を巡り、徳川・北条両家による真田家討伐がついに始まった。まだ初陣前の幸村も上杉景勝の許しを得て上田城に急行し、真田家存続をかけた一戦に参加することに……。だがそこで目の当たりにするのは、絶対的な戦力差と、父・昌幸が描く老獪な作戦だった。北条征伐のきっかけとなる攻防戦。その裏に渦巻く秀吉・家康の陰謀の中、まだ若かりし幸村が戦場を駆け抜ける──。出海まことが贈る、まだ若かりし幸村の青春大河小説開幕! -
路地居同心、目の用心
ちいさな手がかりを見逃さず咎人を捕縛に導く名代の謎解き師、その名も「路地居(ろじおり)同心」。彼を名指しで謎解きを迫る怪盗が現れた。死神小僧を名乗るその人物の正体は? そして数々の事件現場でもたびたび路地居同心を悩ませる、目の不具合の原因とは? いよいよ死神小僧との対面を果たした時、すべての謎が解き明かされる……。 驚くべき“仕掛け”が施された、鬼才による異形の時代ミステリ小説。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。 -
六機の護衛戦闘機
昭和18年4月18日、悲劇は始まった。山本五十六搭乗機の護衛についた6機の零戦は、大任を果たしえず、その重責を負い、次々に南の空に消えていった。若きパイロットたちの非情な運命を悼み、その生の軌跡を関係者の証言に辿る、知られざる戦争の記録。 -
ロンドン狂瀾
1930年1月、日米英など五大海軍国によるロンドン海軍軍縮会議が始まろうとしている。随員を命じられた外務省情報部長・雑賀潤は、首席全権の若槻礼次郎らと日本を旅立った。だが、各国の利害が対立する外交交渉は難航の連続。その上、海軍軍令部は自らの主張に固執し、妥協案に対して拒絶の姿勢を崩さない。熾烈を極める状況の先に、雑賀は光明を見出せるか!? -
ロンメル戦記
第一次大戦での山岳戦。ヒトラー総統の護衛隊長から装甲師団長へ。西方電撃戦では幽霊師団と恐れられた快進撃。そして、栄光と苦悩の北アフリカ戦線。ノルマンディー上陸作戦から和平の模索、総統暗殺嫌疑。全戦歴とともに人間ロンメルの52歳の生涯を描く。 -
若さま九郎と岡っ引弁慶
名門佐竹家につらなる大名の竹藤家。現当主である竹藤出羽守良房は、いま混乱の真っ只中にいた。跡継ぎの藤千代が原因不明の高熱におかされ、時を同じくして雪山から謎の若者が現れたのだ。 その若者、ほとんどの記憶を失っており、しかもおのれのことを源氏九郎義経……源平の世にいた悲劇の名将・源義経などと自称している。 ふだんであればそのような戯言、誰も信用はせぬ。放っておけばよいのだが、竹藤家にはちょうど年頃の合う、行方不明となったご落胤の若さまがいたのであった……。 大名家の支援を得て江戸に出てきた謎の若さまが、手下の岡っ引を弁慶に見立ててさまざまな謎に挑む。痛快娯楽時代の傑作シリーズ、ここに開幕! -
若さま剣客一色綾之丞
歌舞伎役者顔負けの、非の打ちようのない美男であった一色綾之丞――。剣客を気取り、総髪を馬の尻尾のように束ねていたが、三千石の大身旗本・一色家の次男として、甘やかされて育っていた。好きな剣の道に励むほかは暇を持てあまし、直心影流男谷派の道場に向かう日々。が、飛鳥総十郎という浪人と知り合ってからというもの、綾之丞には運命に翻弄されるように、さまざまな事件が付きまとうことになってしまう。そしてついに、その運命が解き明かされる日が……。お忍び駕籠に乗って、驚くべき人物が眼の前に現れたのだ!このお方と旗本の倅とを結びつける真実とは一体!?友情と恋に気づきつつも一人前の剣客として生きようとする若き侍、その輝きと葛藤を描く期待の新シリーズ!! -
若さま左門捕物帳
名門旗本の早乙女家には、町で噂となっている双子の兄弟がいた。この兄弟、姿形はそっくりであるものの、中身はまるで違う。 文武両道賢い弟・右門にくらべ、兄の左門はぼんくらでぐうたら……ふらふらと日々を遊び歩く、まこと不真面目な兄であった。 しかしてこの左門、真の本性も出来損ないかと問われれば、そうとも言えぬ。剣や頭脳などの秘めし能力は、弟の右門を凌ぐほどの逸材であったのだ。 弟を思ってか、はたまた生来の面倒くさがりか、左門はおのれの真の実力を隠したまま、今日も岡っ引の真似事をして、さまざまな事件に首をつっこんでいくのだが……。 剣や恋に大活躍! 愉快痛快の新シリーズ、ここに開幕。 -
若さま十兵衛 天下無双の居候
湯屋の二階に居候する謎の侍、十兵衛。いかにもいわくありげな武士だが、なにを隠そうこの男こそ、幕府総目付にして、将軍家兵法指南役・柳生宗矩の嫡男、柳生十兵衛その人であった。柳生新陰流きっての遣い手として知られる十兵衛であったが、将軍・家光の怒りを買い、家を追い出され、今はだらだらと遊び歩く身分……というのは、世間をあざむく表向きの姿。じつのところ、江戸の市井にまぎれ住み、隠れた悪党どもを成敗せよという、父・宗矩からの密命を受けていたのだ。ひたすら敵を倒すことのみを修練してきた十兵衛の剣が、市井の人々の厚い情に触れ、じょじょに人間味を取り戻していく!待望の新シリーズ。 -
若さま水鏡剣
江戸は日本橋長谷川町にある湯屋「天狗屋」。ここに、小暮善太郎なるひとりの若者がせわしなく働いている。鍛え抜かれた体躯の男前であったが、周囲の者には、その風貌からただの浪人だと思われていた。だがこの男、のちに十代将軍となる徳川家治、その人であった! 湯屋には、武士から町人まであらゆる客が来ることを知った家治は、世相を見聞きするにこれほど適う場所もないと考え、雇ってもらったのである。 その思惑通り、悪を斬り、世直しの一翼を担う家治、改め善太郎。だが町中では、次将軍の命を狙う刺客の襲撃も……。愛する天狗屋の者たちを守るため、善太郎は最強の敵に立ち向かう! 理想の将軍像を追い求める若さまの活躍と、江戸の人情を描く期待の新シリーズ!! -
若さま双剣裁き
湯島の裏長屋に住まう貧乏侍・及川余一郎。その男ぶりと剣の腕から、仲間うちで『若さま』などと呼ばれているものの、その実態は、ただの遊び人。女だてらに火消しの頭領をはる母の巴に叱られ、しかたなしに日雇いの雑用仕事に出かけるありさまだ。そんななか、ひょんなことから余一郎は、旗本屋敷の火事の現場に出くわす。その屋敷の主は、佐賀藩の名門・鍋島家につらなる現北町奉行の鍋島直孝であった。以来、気楽に遊び暮らす余一郎に、なにかと接触をはかろうとする直孝。それもそのはず、余一郎こそが、直孝の実子……家を継ぐべき、本物の若さまだったのだ。江戸の快男児がさっそうと活躍する、時代活劇の新シリーズ! -
若さま人情帖
たちの悪い武士たちに追いかけられた、若い娘──こよりが出会ったのは、三味線を片手に酒を飲む、謎の浪人・榊龍之介。こよりは、女だてらによみうり屋として事件のネタを追い、そのあげく、武士たちに追われていたのだ。行きがかり上、追っ手の魔手からこよりを守った龍之介は、探索の手助けを申し出て、こよりとその兄・目明かしの筆吉とともに、ある藩が秘める暗部へと切り込んでいく。いっぽう、浪人の気ままな暮らしも長くは続かず、龍之介は実家である側用人・坂木家五万石の屋敷に、顔を見せることになるのだが……。凄腕若さまとよみうり娘が巻き起こす、痛快シリーズ開幕。 -
若様みだら帖
五万石の藩主の跡取りである大藤信春は、父の命令で領内を視察し見聞を広めるため、身分を下級武士・藤井信助とあらためて庄屋の家に居候する。まだ無垢の信助だったが、積極的でお転婆な庄屋の娘・千香に誘われ、お互い初めて情交の快感を知ったことから、彼の運命は思わぬ方向に……。 ロシア人との混血で金髪と神秘的な青い瞳の安奈が持つ不思議な力に導かれ、千香の母の優や、藩で一番の剣の遣い手である女武芸者・小鶴たちとも情交を重ねる信助。それぞれの吐息や肌の匂いを堪能し、次期藩主として成長を遂げた信助は、ついに正室を迎えることになって……。傑作長編時代小説。 -
若さま無敵剣
赤坂の質屋・丸勘で働く、手代見習いの菊之介。振る舞いや言葉遣いはていねいなものの、とても商人には見えぬ、まこと風変わりな男である。それもそのはず、この菊之介、名門旗本として知られる柏手家の跡取りで、息子の才気走った言動を危ぶんだ父親により、質屋へと人生修行に出された、正真正銘の若さまであった。市井の人々のさまざまな金銭、情念が絡む質屋には、ときおり、なんとも奇妙な事件がもちこまれる。天才ゆえ何事にも飽きやすかった菊之介も、不可解な謎を前にして、頭脳と剣がますます冴えわたっていく!気鋭作家が描く、痛快時代小説の新シリーズ! -
若さま用心棒 葵鯉之介
水戸家の若さま・徳川専十郎は、光圀公の再来とまで言われる才覚の持ち主で、しかも十一代将軍・家斉の実子。だが、それゆえにお世継ぎ騒動に巻き込まれ、いっそ家なぞ捨ててやるとばかりに無断で出奔、もと水戸藩士の石動勘右衛門が経営する料理屋『志之井』へと転がり込む。しかしてこの専十郎、敬愛する兄・敬三郎に対する遠慮はあったものの、とかく窮屈な武家社会に飽いていたのも事実。気ままな町家暮らしに胸躍る、まこと風変わりな若さまであった。英明でありながらも世間知らずの専十郎は、葵鯉之介と名を変え、志之井の用心棒となるのだが……。痛快娯楽シリーズ、ここに始まる! -
若旦那伊三郎
いつものように吉原の廓で目を覚ました、米問屋の若旦那伊三郎──。ただしこの朝は少し様子が違った。見世の主人が顔を出し、あなた様は勘当された、と一言。借銭の支払いを要求された。一文無しとなった伊三郎は、無い袖は振れず、とうとう男衆として働くことになる。客としては見ることができなかった色里の情景。そこには、男と女の悲喜こもごもがあった。笑い、涙、恋、そして艶……。吉原ならではの人間愛に包まれ、そこに現れる勝海舟、上野彦馬等との交流を通じて伊三郎は成長していく。だが、幕末の不穏な空気が押し寄せ、女を泣かせる浪士の姿も。町人ながら剣術修業に精進した伊三郎は、三都一の廓を守るため、颯爽と小太刀を抜く!人情噺満載の新シリーズ、開幕!! -
若旦那は名探偵 幽霊になった男
あんたの 正体 見えてるで。 連続殺人は幽霊と天狗の仕業? 居候探偵・伊太郎の名推理! 人情&ユーモア時代ミステリ第2弾! 怪談噺に端を発した難事件。 謎解きは若旦那にお任せ! 江戸は馬喰町の岡っ引き・伴次のもとで居候する大坂の若旦那・伊太郎。 ぶらりと立ち寄った両国広小路の寄席で噺家・矢橋屋浄蔵の見事な怪談噺に関心しきり。 しかしその裏で、同じ高座を見て悪巧みを思いつく奴もいて…(「幽霊になった男」)。 天狗の仕業と思われた殺しの下手人を鮮やかな推理で暴き出す「天狗裁き」を併録する人情時代ミステリ! -
若殿はつらいよ
遠州鳳藩十八万石の跡取りである松平竜之介は、「清く正しく逞しく」を信念に育った純粋培養の若殿だった。ところが突然、将軍・徳川家斎の息女・桜姫が花嫁としてやってくる。そこでにわか仕込みの性知識で、初夜を迎える羽目に。が、結合を急いで失敗。平手打ちをくらった挙げ句、うなだれた股間の道具を、「塩をかけられたなめくじ」と嘲笑されてしまう。武士として、男としての誇りを傷つけられた竜之介は、固く決意。男女媾合の術の奥義を極めるため、城を飛び出し、“女体修業”の旅に出たのであった。果たして竜之介に、どんな女難が待ち受けているのか!?ぶんか社コミックス「若殿はつらいよ!大波瀾!東海道編」の原作に、新エピソードの書下ろし「女親分と女壺師」を加えて、待望の刊行!! -
わかりやすいベトナム戦争 アメリカを揺るがせた15年戦争の全貌
超大国アメリカが初めて経験した最悪の戦争。インドシナの地で繰り広げられた、東西冷戦時代最大規模の戦い―2度の現地取材と豊富な資料で検証するベトナム戦史研究の集大成! -
わかれ道 風烈廻り与力・青柳剣一郎 風烈廻り与力・青柳剣一郎
忘れるために生きてきた―― 下級武士から次席家老へ。その優れた才覚ゆえに、 人生を狂わされた男の過去を知った剣一郎は……。 どの巻からも楽しめる!大ロングセラーシリーズ第64弾。 浜尾藩飯田家の次席家老風見貞之介は、藩主の乱心に翻弄されていた。嫡男がいるにも拘わらず、突如側室の幼子に家督を譲ると言い出したのだ。 このままでは藩を二分する事態に。貞之介は懸命に説得するが、藩主は聞く耳を持たない。挙句の果てに嫡男派と思しき刺客に襲われる。 見廻り中の青柳剣一郎に助けられた貞之介は、その人柄を信頼し、己の心情を吐露し始め……。 -
わが故郷アントゥリ―西表・網取村の民俗と古謡―
沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第7弾。 タイトルにある『アントゥリ』とは沖縄県西表島の網取集落のこと。網取は昭和46年の夏に廃村となった。一時は200人もの住民がいた自然豊かな村でした。険しい地形と自然のままの山林に囲まれて、他の集落へ行くにも、自分の田畑へ行くにも舟を使うようなところであった。300有余年の歴史をもつ網取村。村建て以来、いかにして祖先が生活を営み、村を支えてきたのか、お年寄りの方々から聞かされた村の歩みと行事を中心にして、神事、地名、伝説などを僅かながらも盛り込んだ1冊が電子書籍として復刊。 本書の著者は網取集落出身でこの廃村となった網取村を今一度掘り起し、力の及ぶ限り書き綴り、子孫への贈り物にしたいと思いと願った山田武男氏(1986年の初版出版直前に急逝。)著者が亡くなってから10年後の1996年秋、網取の港からほど近い場所に、生前著者が書き遺した言葉が刻まれた、「あんとぅりの碑」が建てられた。そこにはこう記されている『網取村は西表島の最南端に三百余年の歩みを残した。耕地や交通の不便と人頭税の重圧に耐えて村人は父祖の築いた繁栄を守ってきた。しかし、政治の貧困による経済の行きづまりと医療、教育の不備を始めとする孤島苦がつのり、ついに昭和四十六年七月十四日に全員離村を余儀なくされた。ここに私たちは全体の祖先の霊を祀り、四散した村人のよりどころとするためこの碑を建てる。』みんなの力で網取に村の記念碑を建てたい、せめて記録にとどめたいという思いが実現されたのである。 「沖縄が日本に復帰する直前の1971年、西表島西南部にある小さなムラが長い歴史を閉じ廃村となった。そのムラ網取で、かつて人びとはどのように生活し、いかに歴史を伝えてきたのだろうか。忘却の彼方に流されようとしている網取りの姿を、本書は愛情をこめて克明に描いている。一つの、この民俗誌を手にした時、私たちは、沖縄が変動の過程で失ってしまったものの大きさをあらためて痛感せざるをえない。(1986年当時の作品紹介文より)。」 -
脇坂安治 七本鑓と水軍大将
賤ケ岳七本鑓、 戦国を突き破る! 信長、秀吉、家康ら英傑とともに武勇を貫いた豪将の生涯! “関ケ原”裏切りの真相は!? 信長、光秀、秀吉、家康―― 戦国乱世を渡り歩いた男。 北近江の戦国武将・浅井長政に仕えていた脇坂安治は、浅井を離れ織田信長の部将・羽柴秀吉のもとで頭角を現す。 賤ヶ岳の戦いでは敵の首を獲り、“七本鑓"の功名を立て、大名となった安治だが、突然秀吉から経験のない水軍編制を命じられて…。 信長、秀吉、家康ら英傑たちに翻弄されながら戦国を豪胆に生きぬいた武将の生きざまを描く歴史長編。 〈目次〉 序章 老将の回想 第一章 主家滅亡 第二章 貂の皮 第三章 大返しと仇討ち 第四章 七本鑓 第五章 朝鮮ノ役 第六章 関ヶ原合戦 -
わけあり円十郎江戸暦
「直心影流、橘円十郎、参る!」両親と死に別れ、叔母の嫁ぎ先である江戸・日本橋高砂町の口入れ屋に居候している円十郎は、直心影流の俊英と謳われたほどの腕を持ちながらも、気の合う二人の牢人仲間・馬淵と宇佐美とともに気ままな日々を送っていた。馬淵は六尺を超えるような巨漢で強力の主だが、剣の腕はからっきし。宇佐見は陰気な顔をした寡黙な男だが、馬庭念流の遣い手、手練である。ある日、日雇い仕事に出ていた三人は、その帰り道、円十郎の出自を問いただす謎の四人組の武士に襲われた。なにゆえ円十郎が狙われたのか!? 円十郎の身辺を嗅ぎまわる得体の知れない影の存在から、彼が“わけあり”であることが明らかになっていく。期せずして、ある藩の御家騒動に巻き込まれてしまう円十郎たちの行く手には……。夜陰を切り裂く刺客の斬撃、飛び散る青火――謎に包まれていた自らの素性をめぐって、円十郎の剣が冴えわたる! -
倭寇 わが天地は外海にあり
その名は、少年勇者 ――! 故郷を追われ、「海賊」と蔑まれた男たちの 起死回生の物語。 我ら、「倭寇」にあらず。運命を切り拓く者なり 戦いに敗れた熊野衆の未来は、一人の若人の手に託された。 「水平線の向こうには何がある――」 時代の変革期を懸命に足掻いた者たちを迫力の筆致で描く! 渾身の書き下ろし! 【あらすじ】 南北朝の戦いに敗れた熊野衆は、源氏の末裔・千鶴(のちのアギ・バートル)を旗頭に いまだ南朝方が優勢な九州での再起を図る。 熊野で舟指(船頭)をしていたカラスは、類まれな船捌きを買われ、次第に千鶴の片腕となっていく。 しかし、足利幕府方の九州探題・今川了俊によって南朝方は大宰府を奪取される。 もはや日本に安住の地はないのか。外洋航海術、大型船の建造、琉球との交渉などの困難を乗り越え、ついに彼らは外海へ――。