若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある

若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

3.8

おもろい事件、あらへんか?

江戸に居候する大阪の道楽息子が
驚きの名推理で犯人を追い詰める!
人情&ユーモア時代ミステリ!
ええ退屈しのぎになったわ――
居候探偵が難事件を解決!?

歌舞伎役者の中村葱蔵は、親方の名優・市川韮十郎から、韮十郎の息子に自分のハマり役を譲るよう強要されたことを恨み殺害してしまう。
自分の犯行がばれぬよう捜査を攪乱し、韮十郎の死は事故と結論付けられようとするが、
そこへ岡っ引きの伴次のもとで居候する大坂の若旦那・伊太郎が驚きの推理で葱蔵を追い詰めていく…人情&本格時代ミステリ!

〈目次〉
猪はどこに行った
黙って座れば殺される
七不思議なのに八つある

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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若旦那w
    自由すぎる、あまりにも自由すぎるw
    なのに(だからこそ?)事件を読み解く能力が冴えわたっている。
    居候先の伴次の奥方とのやりとりにも大笑い。
    見てる分には愉快なんだけどねー。
    表題作で見せた解決策はお見事だった。
    ああいうこともできるんだね。見直しちゃった。
    シリーズ化されたら嬉しいなぁ。
    とはいうものの、これがシリーズ化されると、胃を壊す人が出そうだわ。

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    田中啓文の書くキャラは
    いつも憎めないし、好きになっちゃう。
    今回も楽しく読んだ。
    本所七不思議のゲームを少し前にやったので、
    こんな発端ならちょっと可愛いなと。

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    時代小説で倒叙ミステリ。岡っ引きのもとに転がり込んだ居候若旦那が謎を解く。

    うーん。。。。ミステリとしてはベタというか王道というかなんだけど、謎そのものを楽しむよりも、倒叙っていうと探偵役による犯人の追い詰めであり、あしらいを楽しむところがあるように思うんですが、探偵役である若旦那がなかなかに不快な人物でそこが楽しめない。正直、推理力はあるもののあまり褒めどころがない人物にしか思えないので。。

    そんなわけで2編目までは星2くらいだったんですが、最後は綺麗にまとめてくれたというかおさめてくれたのでまあ星3で。

    0
    2024年08月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・猪(しし)はどこに行った
    ・黙って座れば殺される
    ・七不思議なのに八つある

    時代劇なのにミステリというのはたまにあるけれど、時代劇なのに倒叙ミステリというのは珍しいのではないだろうか。

    大阪の大店の若旦那である伊太郎は、家業どころか働くことがそもそも大嫌いで、母親からお小遣いをもらっては、何十両ものお金を湯水のように使い、父親から勘当される。
    せっかく勘当されたので、エンタメ花盛りのお江戸へと出奔する。

    道中にかかる費用は得意の三味線で稼ぐのだが、これは仕事ではないので(?)、面倒がらずに門付けなどを行い、そこそこいいお金をいただいてくるのである。

    で、知り合いの岡っ引きの家に転がり込んだ後は、居候を決め込んで、母親からのお小遣いが届けば遊び歩き、なければ日がな一日ゴロゴロ過ごし、居候というのに大飯を食らってはお金を一銭も入れることなく、暇をもてあそんでいる。
    あんまり暇なので、伴次の後をついて事件現場に乗り込んでは、邪魔にされながらも名推理で事件を解決していくのだ。

    たぶん実際にあったら絶対に嫌いになるタイプの若旦那こと伊太郎。
    可笑し楽しく暮らしたいのはいいとして、それができる環境への感謝がなく、居候先に一銭のお金を渡しもしないで、お小遣いは自分のためだけに使う。
    好きになれんわ~。

    でも、憎めない愛嬌もあるのである。多分。
    そして、確かに名推理を披露するし、そこは論理的ではあるのだけれど、彼は多分事件の本質をつかむ嗅覚に優れているのだ。
    なんで人の心の機微に敏感なのに、周囲の人には傍若無人なのか。
    わからん。

    最初の二つの事件は、成り行きとはいえ自分勝手な理由で殺人を犯したわけで、無事犯人を捕まえてよかったね、という話だが、最後の事件は成り行きだし自分勝手ではあるけれど、そもそもの始まりが孝行のためだったので、このまま下手人としてしまうのはかわいそうだなあと思っていた。
    これが現代を舞台にした作品なら、きちんと罪を償って出直してきなさいと思うところだが、時代劇だからなあ、社会福祉も未整備だし、なんとかお目こぼしを…と思っていたので、結果には大満足。
    いいところあるじゃん、若旦那。

    しかしこの作品、この先シリーズになるのだろうか。
    なってもおかしくないキャラクターだけど、最終的に家業を継ぐ、なんてことはなさそうだし、ずっと伴次の家で居候しているのも芸はないし、どうするのが良いのだろう。

    0
    2025年12月18日

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