小説の検索結果

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  • 今はもうない SWITCH BACK
    4.0
    避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された2つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が……。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。
  • 青春の十字架
    4.0
    警視庁警護課のSP・寒川は、捜査一課・棟居刑事の大学山岳部時代の盟友。その寒川の妹・加菜が、奥飛騨山中で遺体となって発見された。フリー記者だった加菜は何を追っていたのか。独自に調べを進める寒川は、事件の背後に、自分の警護対象者である国土交通省大臣の存在を知る。
  • 渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人
    4.0
    1巻850円 (税込)
    もともと攘夷討幕論者だった渋沢栄一が、一橋(徳川)慶喜に仕えることとなり、幕臣となったのは24歳の時であった。働きどころを得て実力を発揮し、その才を認められた彼は、幕末の動乱が風雲急を告げる慶応3年(1867年)、徳川昭武の随員としてフランスに渡る。現地で“提供する側がおごらず、受け手が引け目をまったく感じない公共事業”を目の当たりにし、衝撃を受けた彼は、その後、終生にわたって「人の道と経済利益の両立」を掲げ、事業を展開する。日本初の株式会社制度を導入した静岡商法会所の設立、大蔵省の組織改革、第一国立銀行や五百余の民間企業の起業・育成……。渋沢にとって、私利はすなわち利他(他に利益を還元する)であり、一貫して公益の追求者であり続けた。本書は、経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した長編小説である。『論語とソロバン』を改題。

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  • 京都恋供養殺人事件
    4.0
    キャサリンの友人宅に届いた殺人予告状! 京都の資産家・西沢家の次女・秋子が千本えんま堂で、当主の四季が千本釈迦堂で相次いで絞殺された。そして、長女・夏子と夫の春彦には殺人予告状が送りつけられる。自殺した養女・冬子の存在、春彦の不倫など西沢家の複雑な人間関係が次々と明らかに。惨劇の真相にキャサリンが迫る本格長編ミステリー!
  • 神州纐纈城
    値引きあり
    4.0
    武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折に老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布! 古く中国で人血で染めたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。
  • 半落ち
    4.0
    「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。2003年このミステリーがすごい! 2002年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。(講談社文庫)
  • 新編 銀河鉄道の夜
    4.0
    貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である『銀河鉄道の夜』や、『よだかの星』『オツベルと象』『セロ弾きのゴーシュ』など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、『北守将軍と三人兄弟の医者』『饑餓陣営』『ビジテリアン大祭』を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく集めた一冊。

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  • 娼年
    4.0
    恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。
  • 鉄道員(ぽっぽや)
    4.0
    娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた……。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録した傑作集。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラーに、あらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。
  • 夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方 X
    4.0
    大人気の「おいしいコーヒーのいれ方シリーズ」第一シーズンの完結編。遠距離恋愛を始めた、かれんと勝利のふたり。最初はうまくいっていたが、やがてかれんと連絡が全く取れなくなってしまう。気持ちまで離れてしまったのではないか。僕がそばにいなくても平気なのではないか。部活でのスランプからも抜け出せずに焦る勝利は、とうとう激情のままに、かれんを深く傷つけてしまい…。ふたりの恋はどこへたどりつくのか――。切なく胸をしめつける…。
  • 記憶の中の殺人
    4.0
    春分の日の午後、僕は軽井沢のセンセから平塚亭(ひらつかてい)に呼び出された。春のお彼岸に内田家の墓に花を飾る女性がいるので調査してほしいという。ひと月後、内田家の隣の墓の持ち主が殺された。兄・陽一郎(よういちろう)は被害者とは旧知の仲らしい。それは幼少時の僕だけが憶えていない、軽井沢の事件につながっていて……。 浅見光彦(あさみみつひこ)自身の言葉で語る、過去と現在を結ぶ殺人事件!

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  • 守神の山 万波霊障事件日誌
    4.0
    山神の怒りに触れ、危機に瀕する隠神市。高校生の千尋と旧家の長男・櫂は、それぞれの「決断」を迫られる。彼らをサポートするのは「万波霊障株式会社」。彼らの持つ「能力」とは?
  • さよならを言うまえに
    4.0
    1巻240円 (税込)
    生れて、すみません――三十九歳で、みずから世を去った太宰治が、悔恨と希望、恍惚と不安の淵から、人生の断面を切りとった、きらめく言葉の数々をテーマ別に編成。太宰文学のエッセンス!

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  • 小銭をかぞえる
    4.0
    女にもてない「私」がようやく女とめぐりあい、相思相愛になった。しかし、「私」の生来の暴言、暴力によって、女との同棲生活は甘いどころか、どんどん緊張をはらんだものになっていく。金策に駆け回り、疎遠な友をたずね、断られれば激昂し…金をめぐる女との掛け合いが絶妙な表題作に、ぬいぐるみを溺愛する女との関係を描く「焼却炉行き赤ん坊」を併録。爆笑を誘うほどに悲惨な、二つのよるべない魂の彷徨。新しい私小説がここから始まる。
  • 対岸の彼女
    4.0
    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 岳-ガク-
    4.0
    1巻561円 (税込)
    2011年5月7日全国公開映画の完全ノベライズ!世界中の山を登り、山の楽しさ、厳しさ、美しさを知り尽くした男・島崎三歩。彼はいま日本アルプスを舞台に、山岳救助ボランティアを続けていた。ひとたび要救助者ありの連絡が入ると、三歩はすぐに現場にかけつけ、事も無げに遭難者の命を救う。そんな三歩が暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの久美がやってくる。久美は、山岳救助隊の隊長や三歩の指導の下、厳しい訓練を着実にこなしていく。しかし、実際の救助となると、自らの未熟さや大自然の脅威が重なって、ままならない日々が続く。そんな打ちひしがれ自信を失くしつつあった久美の前に、多重遭難が発生。救助に向かった久美の前に立ちはだかるのは、想像を絶する冬山の脅威だった。

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  • 三州吉良殺人事件
    4.0
    浅見光彦(あさみみつひこ)は、母・雪江(ゆきえ)にお供を命じられ、三州(愛知県東部)へ旅に出るはめとなった。目的は「殉国七士の墓」に参拝すること。そこで出会った老人が、翌朝、死体で発見された。警察から疑いをかけられた光彦は、犯人を捕まえて、身の潔白を証明すると宣言。伊良湖(いらご)岬、三河湾の美しい風景のなかで、“名探偵”光彦が、複雑な真相を鮮やかに解き明かしていく――。

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  • 尾道・倉敷殺人ルート
    4.0
    日下(くさか)刑事の両親が乗った観光バスが消息を絶ち、身代金として、1億円相当の宝石が要求された。事件は、容疑者の事故死によって、解決の様相を見せたが、第2、第3の殺人事件が発生。十津川(とつがわ)警部の必死の捜査にもかかわらず、謎はさらに深まった。バスジャック事件の背後にあるものは? そして、日下の淡い恋の行方は? 刑事の「宿命」が胸を打つ、傑作長編推理!

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  • ガールズ・ブルー
    4.0
    1~2巻519~590円 (税込)
    「けどさ、あたし、夢とかないし。特になりたいものとかないし、就職とか言われても困るよね。あたし、ずっと稲野原の生徒でいたいなあ」落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。17歳の誕生日を目前に、理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は、同情されるのが大嫌い。授業中も寝てばかりの如月は、天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。それでもお構いなしに、夏は輝いていた。『バッテリー』のあさのあつこによる、切なくて透明な青春群像小説!
  • 快楽革命オデパン
    4.0
    セレブ社交クラブ「オデパン」の女王・真織の元に、一通の悲痛なメールが届き“春の事件”が幕を開けた。事件の主役は、ある粉飾決算に手を貸してしまった高宮企業グループ子会社取締役の男性。その背後に、何かきな臭いものを感じた真織は、彼のために「オデパン」の春の行事「スリー・ベリー・パーティ」の大舞踏会を用意する。さて、尾崎、美馬らゴージャスで愉快なメンバー達の鮮やかな活躍や如何に? ため息ものの華麗なる読みきり連作シリーズ、第3弾。
  • 華麗なるオデパン
    4.0
    オデパンは某大手企業の役員子弟だけが集まる、超リッチで知的な秘密結社。気の利いた会話と恋愛ゲームにうつつを抜かし、語学も音楽も堪能、世界を股にかけて飛び回る彼らにとって、怖いのは退屈することだけ。叩き上げの男との結婚を機に、オデパンから遠ざかっていた高宮真織は、ある事件をきっかけに、その美しさと知力、財力で、みごとオデパンのリーダーに返り咲く。上流社会の男女のかけひきを、きらびやかに痛快に描く傑作シリーズ第一弾。
  • 幽霊劇場
    4.0
    売れない若手女優・田村里沙と間違えられて、人が殺された。里沙の夫である演出家は大女優・吉川真帆を追いかけ回し、大女優は数多くの浮き名を流している。愛憎渦巻く芸能界で、殺したいほど里沙を恨んでいたのはいったい誰? 女子大生・永井夕子と、オニ警部・宇野喬一のご存知、名コンビは、事件解決のため、ある芝居を打つ。表題作ほか「同情、買います」「夢路、はるかに」「間の抜けた告白」を収録した、好評シリーズ第9弾。
  • 空中ブランコ
    4.0
    跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り。刃物はおろか机の角まで怖い尖端恐怖症のやくざ。ダンディーで権力街道まっしぐら、の義父のカツラを剥がしたくてたまらない医者。伊良部総合病院地下の神経科には、今日もおかしな患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が……この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者を癒す名医なのか!? 直木賞受賞。『イン・ザ・プール』につづく絶好調のシリーズ第2弾!
  • 黒い研究室
    4.0
    製薬会社の跡地から身元不明の白骨が発見された。また、旧研究室と思われる部屋からは、医学の最先端に迫っていたと思われる驚異の研究の痕跡が――。誰が、何のために? 一方、白骨死体と同じ切痕を持つ不可解な連続殺人が発生、T大学医学部出身の刑事・乱風はO大学内科医の祥子とともに事件の闇に迫るが……。現代医療と倫理の問題に鋭くメスを入れた人気作家による書き下ろし医療ミステリー! 『特効薬 疑惑の抗癌剤』 、『死の点滴』 に続く、乱風&祥子シリーズ第三弾!
  • ストロベリーナイト
    4.0
    溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された! 警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは? クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。超人気・姫川シリーズ第一作、待望の電子書籍化!

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  • 川をくだる小人たち
    4.0
    小人の冒険シリーズ第3作目.森の木こり小屋にたどりついた小人の一家は,なつかしいいとこの家族と再会しましたが,ここも安住の地ではありませんでした.おそろしいイタチの目をのがれるために,下水管を通って外に出た一家は,川をくだって新しい旅にでます.

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  • 天使の代理人(上)
    4.0
    1~2巻495円 (税込)
    生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。過去、数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔を見た。その時から罪の償いのために半生を捧げる決意をした彼女は、声高に語られることのない“生”を守る挑戦を始める―。胎児の命、そして中絶の意味を問う衝撃作。
  • パレード
    4.0
    1巻658円 (税込)
    都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者達。「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
  • 少将滋幹の母
    4.0
    左大臣時平のおもわれ人となった北の方は年老いた夫や幼い子と引き離され、宮中奥深くに囲われてしまう。母を恋い慕う幼い滋幹は母の情人がしたためた恋文を自らの腕にかくし、母の元に通う。平安文学に材をとった谷崎文学の代表作。
  • 薔薇の殺人
    4.0
    それは不思議な「誘拐事件」だった。女子高生・浜岡文絵が自室から音もなく姿を消し、翌日届いた一通の脅迫状以外、犯人からの連絡は一切ないのだ。そして七日後、文絵の亡骸が山林で発見された……。宝塚歌劇団出身の清純派女優と大物男優が実の親と知らずに育った文絵の身に、何が起きたのか? 宝塚へ向かった浅見光彦が見た最も悲しく美しいフィナーレとは!
  • 余白の愛
    4.0
    耳を病んだわたしの前に現れた速記者Y。その指に惹かれたわたしが彼に求めたものは……。記憶の世界と現実を行き来する美しく幻想的な長編。
  • 霧の聖マリ ある生涯の七つの場所1
    4.0
    1巻662円 (税込)
    幼い心に異性への淡い憧れを芽生えさせて逝った美しい女性、異郷で謎の死を遂げる老亡命者――。独立した挿話はいつしか絡みあい、一枚のタピスリを織りあげてゆく。昭和初期から一九七〇年代まで、世界各地を舞台に展開する野心的連作第一集。
  • 特急ひだ3号殺人事件
    4.0
    警視庁捜査一課の北条早苗が旅先の「ひだ3号」の車内で毒殺事件に遭遇。岐阜県警は容疑者を逮捕するが、早苗には、彼女の犯行とはとても思えないのだった。だが、彼女は拘留中、犯行を否認したまま自殺! 解決したように思われた事件だが、釈然としない早苗は……。表題作ほか、人気絶頂の名コンビ十津川と亀井の傑作トラベル・ミステリー集
  • 棟居刑事の追跡
    4.0
    望遠鏡で近隣を覗き見するのが趣味の老女、田島あぐ。ある夜、あぐは一人の女性が男と揉み合う光景を目撃する。翌日その女性の墜死体が発見され……。棟居刑事の推理が冴える傑作ミステリー。
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて 改版
    4.0
    1巻607円 (税込)
    柔軟な少年の語り口を通じて描かれた、さまよえる若い魂の行方。機知とユーモアにあふれた青春文学の永遠の名作。「四半世紀たってのあとがき」を付す。
  • 星の王子さま
    4.0
    砂漠に不時着した飛行士の前にあらわれた、不思議な男の子。彼は遠い星からやってきた王子さまだった。「おとなしい羊を描いて」とねだる王子さまと語り、絆を創ったふたりは大切な時間を過ごす。しかし、やがて別れのときが……。永遠の名作を、挿絵とともに原作の素顔を伝える新訳でおくる。
  • 殺意を飼う女
    4.0
    欲望と孤独に縁取られた都市に暮らす女たちが、ふとしたきっかけから、殺人事件を招き寄せる。殺意に翻弄される女性心理の内奥にせまる、六篇の傑作短篇推理。
  • 砂漠の喫茶店
    4.0
    雑木林の中で若い女の変死体が発見された。自殺と他殺両面の捜査が始まるが、定年間近の老刑事・帯広はその女に見覚えが。棟居刑事との懸命な捜査の結果、別の女性失踪事件が浮かび上がる……。
  • 雨の匂い
    4.0
    癌で入院中の父親と寝たきりの祖父、二人の介護とアルバイトで日々をすごす大学生の柊一。塗装工だった祖父の代理で、ある家の塀塗りを引き受けるが、同じ頃、謎めいた少女・李沙と出会って関係を深めていく。やがて町内で放火事件が発生し……。降りしきる雨の中で育まれていくのは愛か、殺意か。著者真骨頂の切ないミステリー。
  • 暗い落日
    4.0
    私立探偵の真木は、実業家・磯村の依頼を受けて、十九歳の劇団研究生・乃里子の行方を捜し始めた。調査が進むに従って、バーの女、ボーイフレンドの父と関係者が相次いで殺され、一族の暗く重い過去が真木の前に現れる。
  • ホラーセレクション モンスターズ1970
    4.0
    ホラーの館へようこそ。ここには70年代で時を止めた4つの部屋を用意いたしました。懐かしきモンスターたちとの再会を心ゆくまでお楽しみください。収録作品:井上雅彦「デモン・ウォーズ」、田中啓文「糞臭の村」、友成純一「魔物の沼」、菊地秀行「甘い告白」
  • ゴメスの名はゴメス
    4.0
    失踪した会社の同僚・香取の行方を探すために坂本は内戦下のサイゴンに赴任したが、到着早々不可解な出来事が続き、ついに坂本を尾行していた男が「ゴメスの名は…」という言葉を残して殺された。香取の安否は、そしてゴメスとは何者なのか……。緊迫した政治情勢下の南ベトナムを舞台に展開される熾烈なスパイ戦を通じて“不安な現代”を浮彫りにした迫真のサスペンス。日本のスパイ小説の金字塔。
  • アマゾニア
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    16世紀、太古からの伝説が未だ息づくアマゾン河流域――女人族の〈泉の部族〉は精霊の庇護の下、豊かに暮らしていた。大弓部隊隊長・赤弓は、家族を殺された怨みから宿敵〈オンサの部族〉を倒し、一族に平和をもたらす。その直後、大河を下り、飢えたスペイン人たちが現れた。赤弓は一行を撃退するが、傷を負って取り残された黒髭の男を見た 守護精霊〈森の娘〉は、なぜか掟を破り、彼を部族に迎え入れるよう命じる……。濃密な生命と精霊に満ちた密林に展開する魂の喪失と再生の物語。
  • そこに薔薇があった
    4.0
    ある春の日、離婚して自由になった正幸の前に、二人の魅力的な女性が現れた。彼女たちの出現で、どこかはしゃいでいる彼に、叔母は「女性がその気になったら、あんたなんか、イチコロなんだから」と語る。それは何かの暗示だったのか。直後、正幸は謎の死を遂げてしまう。それは連綿と続く、残酷で甘美な殺人事件の始まりだった。
  • あたしのこと憶えてる?
    4.0
    壊れかけた家庭のために毎週一本バラを買う私に、花屋のあるおは同じ話ばかりする。繰り返しに苛立ち、私は彼と抱き合ってしまう。その瞬間は確かなのに、翌日になると、あるおは私を覚えていない……ものを覚えられない青年への愛を描く表題作ほか、男女の性と対話を見つめた九篇。
  • 棟居刑事の悪の器
    4.0
    1巻440円 (税込)
    アパートの一室で若い女性の絞殺死体が発見された。一方、新興宗教の元本部跡にも同様の手口で殺害された女性の死体が……。同じ日、ふたつの現場の中間地点で轢き逃げ事件が起こっていた。三点を繋ぐ見えない糸を必死に追う捜査陣。棟居刑事の推理が冴える!

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  • 出雲いにしえ殺人事件
    4.0
    1巻550円 (税込)
    除福伝説に興味を持った橋田久子は、取材に出かけた玉造温泉で何者かに日本刀で惨殺された。しかも手には日本史を書きかえるほどの「金印」を握っていた。捜査に乗り出した宮之原警部は、久子の陰に見え隠れする男の存在と紛失した原稿の行方を追う。大人気宮ノ原警部シリーズ。

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  • 霊人ジョニー
    4.0
    1巻440円 (税込)
    「顔移し」の秘術によって顔を盗まれた世界的大スター蒼城真弓は、“宇宙の創生から地球の滅亡まで見透せる”といわれる謎の男ジョニーに助けを求めた。大物政治家、日本屈指の暴力団「関東一心会」、謎の古武道家、「顔移し」を施術できる唯一の秘術家???さらには秘密組織「諸里人舎」。すべてを巻き込むサイキック・ウォーズがいま幕を開ける。

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  • 変りものの季節
    4.0
    1巻440円 (税込)
    石油会社勤務の独身OL・坂爪亜矢子のピンチを救ったのは、何と、社内では、変わり者、役立たずと言われる新入社員の3人組。亜矢子のまわりで起きる不審な事件。その裏にあるのは会社乗っ取りの陰謀か? 真犯人は誰? 亜矢子とダメ社員?の4人組が事件解決に乗り出す。

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  • 私の男
    4.0
    私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤児となった十歳の私を、二十五歳の淳悟が引き取り、海のみえる小さな街で私たちは親子となった。物語は、アルバムを逆からめくるように、花の結婚から二人の過去へと遡ってゆく。空虚を抱え、愛に飢えた親子が冒した禁忌、許されない愛と性の日々を、圧倒的な筆力で描く直木賞受賞作。
  • 貴腐 みだらな迷宮
    4.0
    フランス革命の激動のなか、貴族社会で昼夜くりひろげられる性の宴。夫がいながら生娘のままでいる純真な令夫人ジュリエットは、その格好の生贄。策略家の侯爵夫人のシナリオ通り、悲劇と喜劇を味わうはめに──(表題作)。性愛遊戯に身をやつす淫蕩な14歳の未亡人と、その伯母で、老いてから性の悦楽を知った修道女。対照的な二人の運命は、冷酷な美男司祭リュシアンによる、エロティックな受難の儀式によって導かれる──(「夜食(スペ)」)。血の香り漂う官能二篇。
  • ワーキング・ホリデー
    4.0
    1巻682円 (税込)
    初対面の子供に親だって言われたら、あんたはどうする? 元はやんちゃなヤンキー、今はホストとして深夜に働く俺、沖田大和の生活は、「初めまして、お父さん」という見知らぬ小学5年生の挨拶で激変した。ホストクラブのオーナー・ジャスミンの紹介で、宅配便「ハチさん便」に転職した俺と、しっかり者で料理上手の息子・進。しかし宅配便の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……ひと夏の父子同居を爽やかに描く短篇集。本篇に加え、プレゼント掌篇も収録!
  • 月島慕情
    4.0
    「あたし、あんたのおかげで、やっとこさ人間になれたよ」吉原の年増女郎・ミノにふってわいた結婚話。しかし、身に余る幸せに浸る間もなく、思いもかけない真実が叩きつけられる。ミノが選んだ道とは…。過去をかかえた女の、哀切あふれる恋を描いた表題作「月島慕情」。ワンマン社長とガード下の靴磨きの老人の生き様を描いた、傑作「シューシャインボーイ」。ほか、市井の人々の優しさ、矜持を描いた珠玉の短篇集。著者自身が創作秘話を語る「自作解説」も収録。
  • 退職刑事
    4.0
    定年退職した元悪徳刑事が、離婚で別れた息子のヤクザがらみのトラブルを知り、窮地を救うために奔走する「退職刑事」。息子を自殺で失った退職間際の刑事が、担任の女教師を追いつめる「レディ・Pの憂鬱」。胃ガンで死期を前に辞職した刑事が、迷宮入りした“幼女神隠し事件”の解明に執念を燃やす「神隠しの夜に」──警察組織を離れ一般人となった後も、身に染みついた刑事魂が疼き、自らドロ沼にはまっていく退職刑事たち“人生最後の事件”とは? 警察小説全5篇。
  • 学・経・年・不問
    4.0
    証券会社の辣腕営業マン・伊地岡と電機メーカーの窓際族・野呂は高校の同級生。伊地岡は痩せ型長身、人一倍せっかちで努力家な男。対して野呂は小太りで、何ごとも気にしないのんびり屋。正反対なのに気の合う二人が、学歴・経験・年齢ともに不問の、シビアなセールスマンに転職。それぞれ対照的な<オレ流>で、ベッドの訪問販売合戦を繰り広げる! 非情なビジネスの世界で生き残るために必要なものは何か? 経済小説の巨星がユーモラスに描く、愛すべき男たちの物語。
  • 天国の本屋 恋火
    4.0
    竹内結子主演映画のベストセラー原作待望の文庫化!ある日突然、ピアニスト健太は謎のアロハシャツ男ヤマキに声をかけられ、天国の本屋に短期バイトとして連れてこられた。そこで彼は、ある女性ピアニストに出会う。 一方、飴屋の娘・香夏子は商店街復興のため、花火大会に向け奔走していた。そこで彼女は「その花火を見ればふたりの恋は成就する」という伝説の花火師に出会う。 天国と現世。ふたつのストーリーが同時進行するなか花火大会当日、ついにある“奇跡”が訪れる。

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  • プリズム色の場所 映画版『そのときは彼によろしく』 プレ・ストーリー
    4.0
    残されたわずかな時間――その一言を彼に伝えたかった。 上京して六年。世界的なコレクションにも参加するようになり、モデルとして順調に成長してきた鈴音。しかしその一方で、彼女の身体に潜む病は、確実に彼女の残された時間を刻んでいた。 人生のカウントダウンが始まったとき、人は残りの時間をどう生きるのだろう?  鈴音はそれまでの人生で、もっとも美しくてやさしい場所へ帰ろうと思った。  市川拓司のベストセラーを映画化した『そのときは彼によろしく』の物語世界につながる“それまでの物語(プレ・ストーリー)”を描いた、オリジナルノベル。

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  • いじめ14歳のMessage
    4.0
    1巻473円 (税込)
    第18回パレットノベル大賞審査員特別受賞作。14歳の著者が学校でのいじめ体験を基にえがいた小説。ごく普通の中学2年生の彗佳は、イジメられていた同級生をかばったせいで陰湿ないじめを受けるようになり…。  多数の応募作品のなか、今にも消え入りそうな手書きの原稿が、14歳の著者が実際に乗り越えた「小学6年生の時のクラスで受けたイジメ」、「中学校での部活内イジメ」をモチーフにいじめられっ子の悲痛な日常を描いたこの小説だった。文章力や構成力に幼さは目立つものの、大人には決して描くことのできない学校現場からの生の叫びが聞こえてきたのだった。これは、大人が押しつけたいじめに対する建前論を語った本ではない。なぜ、いじめがいけないのか、どうすれば相手を思いやれるのかを。たった14歳の著者がこの小説を通して読者に訴えかけてくる。「いじめなんかに負けないで! 自分を見失わないで」というメッセージを送ってくる。著者と同世代の読者には、同世代だからこそ持てる同じ視点の言葉に共感し、人間の心のあり方を考える材料となるに違いない。

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  • 主婦と恋愛
    4.0
    揺れ動く妻の内面を優しく描いた恋愛小説 高校の数学教師をしている忠彦を夫に持つ主婦・チエミは、何不自由ない平凡な生活を送っていた。真面目だけが取り得のような忠彦は、サッカー観戦が唯一の趣味といった、ちょっと冴えない男だが、チエミはそんな生活にも、そこそこ満足している。ある日、ワールドカップの予選を見に行った札幌でワカナちゃんという若い女の子と知り合い、その後、笑顔のステキなカメラマン・サカマキさんとも友だちになって、サッカー観戦を理由にみんなで集まるような関係になる。しかし、いつしかサカマキさんの存在がチエミのなかで大きなものになってくるが、忠彦はなんにも気が付かない。いや、気が付いていない振りをしているのかも…などとチエミは勘ぐったりもするのだが。

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  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
    4.0
    ダメ親父のバッタもの商売が原因で尼崎を追われ、茨城県は下妻に引っ越してきたロリータ少女・竜ケ崎桃子は、絶滅寸前のヤンキー少女・白百合イチゴと出会い、ふたりは無二の親友となった(ここまで前作。ただし、親友について桃子は認めていない)。桃子は、大好きなブランドBABY,THE SHINE BRIGHTでモデルをやるようになっていたイチゴと、連れだって代官山へ行くようになっていたが、ある日いつものように高速バスに乗ると殺人事件に巻き込まれ、足止めを食らってしまう。殺されたのは歌舞伎町のヤクザの幹部。アリバイがないのと疑惑たっぷりの見た目で、イチゴに容疑がかけられる。桃子探偵は真犯人探しを始めるが……。

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  • TV版ハゲタカ「日本を買い叩け!」編
    4.0
    1~2巻275~385円 (税込)
    1998年。NYの敏腕ファンド・マネージャーとして鳴らした鷲津政彦が5年振りに帰国する。目的は一つ、日本を買い叩くこと。手始めに、かつて勤めた三葉銀行相手にバルクセールを仕掛ける。バルクセールとは銀行の抱える何百もの不良債権をまとめ買いするビシネス。銀行側の担当者で鷲津の元上司・芝野は、三葉の重鎮役員・飯島を抱きこみ、ただ同然の価格で債権を買い叩く鷲津のやり方に反発する。老舗旅館「西乃屋」の債権を手に入れた鷲津は、旅館を経営する西野昭吾の懇願も受け入れず、高値で売り飛ばす。バブル時代の銀行による過剰融資を受け、ゴルフ場などの事業を拡大するが、バブル崩壊後、莫大な負債を背負った父親の経営手腕を息子の治は激しく責め立てる。そして、昭吾は、金策尽き果て失意のうちに死んでしまう。父親、旅館の両方を一度に失った治。その一部始終を見届けた東洋テレビの経済記者、三島由香。三葉銀行時代の鷲津の貸し渋りにより、小さな工場を経営していた父親が自殺に追い込まれた過去を持つ由香は、執拗に鷲津を取材しようとする。日本経済に大ナタをふるうハゲタカの冷酷さに、芝野、由香、治の3人のドラマが動き始める。

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  • 視聴率の正しい使い方
    4.0
    「番組Aの視聴率は10%、Bは12%。Bが『勝った!』」「視聴率1%は100万人相当だから、Aは1000万人が見たことになる」。これ、どちらも間違いです! 知っているようで知らない、摩訶不思議な数字「視聴率」を、この道40年のベテラン調査マンが「読み方・使い方」とともに、やさしく教えます。誰も知らないテレビの“神”の正体がわかる、業界関係者も必読の入門書。「視聴率トリビア」も満載!

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  • 官能小説家
    4.0
    1巻990円 (税込)
    過激な官能表現に、朝日新聞読者の抗議が殺到! 「貴紙に連載中の『官能小説家』という低俗小説について、編集部の方々はどのように考えておられるのでしょうか。私には中学生と小学生の娘が二人おります。その娘たちの目に触れていることを考えるとゾッとします。ポルノ小説を読むために貴紙を購読しているわけではありません。即刻、連載を中止してください」「私は現在高校において教鞭をとっている者であります。現在、学校においてどのような事態が持ち上がっているかご存じなのでしょうか。生徒たちは朝、登校すると貴紙の『官能小説家』を回し読みし、猥談に興じています。社会の木鐸たる貴紙がこのような状態を看過しているとは到底信じられません。貴紙の名誉に汚点をのこすことのないよう断固たる措置を望みます。一読者より」朝日新聞夕刊連載時より話題沸騰の衝撃作、いよいよ電子書籍で登場!

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  • 芥川賞を取らなかった名作たち
    4.0
    第一回芥川賞選評で「生活の乱れ」を指摘された太宰治。受賞の連絡を受け、到着した会場で落選を知らされた吉村昭。実名モデル小説を「興味本位で不純」と評された萩原葉子……。「私小説を生きる作家」として、良質な文学を世に問い続ける著者が、当時の選評を振り返りつつ、敬愛する名作の魅力を解き明かす。芥川賞落選史にみる、もうひとつの文学史。

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  • シェエラザード(上)
    値引きあり
    4.0
    1~2巻429~440円 (税込)
    昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく――。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。
  • 天の階 竜天女伝
    4.0
    乾王朝炯明帝は、男児を授からず、苦悶の日々を送っていた。が、ある日、「満月の晩、星が流れた時に生まれた女子が、必ずや次代の皇帝を産む」と仙人から告げられる。やがて、国中から集められた娘は10人――才色兼備の娘、それを妬む娘、母を案じて泣く娘、はたまた読書好きの娘等々。後宮では、皇帝の寵を競う物語が! そして、もう一人、「竜」の宿命を負った娘がいた……。彼女達が辿る道程は、幸福へと続くのだろうか!?
  • 奴の小万と呼ばれた女
    値引きあり
    4.0
    身の丈六尺近い、雪のように肌の白い〈奴の小万〉は、愛しい男を守るためなら、角材を手にしてでも大立ち回りに走る。大阪屈指の豪商の娘でありながら、「せっかくこの世に生まれたからには、くわっと熱くなる思いがしてみたい」と、型破りの生き方を貫く。歌舞伎にも登場する痛快な女侠客の実像を初めて描く!
  • その死を暴くな
    4.0
    見えない敵は、結婚一周年を祝うため夫と有楽町で待ち合わせていた幸せな妻の体を奪い、八王子のはずれで轢き殺した。夫も自殺を偽装して殺されかかる。そして妻の巨額な生命保険金が夫の口座から何者かに引出されていた。夫の復讐が始まる。だが彼を待っていたものは妻の暗い秘密と凄惨な地獄絵だった。
  • 猫を数えて
    4.0
    「独り者学校」の必須課目は「同音異義語」に「公平感覚」、「ソプラノと油絵」ならびに「恋の確率」。「ドメスティックな女」が「石とダイヤモンド」の「薄い関係」に「景子の家」で「猫を数えて」いたら気がついた……。阿刀田ファンおまちかね!! 男と女の愛のレッスン10教程。素敵な恋の成就が修了証の代わりです。
  • グランマの本棚から 親と子の100冊 生活人新書セレクション
    4.0
    1巻440円 (税込)
    人生を切り拓く力は、こども時代の読書で決まる。図書館に携わって半世紀のおばあちゃん先生が説く、読み聞かせの効用と実践法。心に“言葉の種”をまき、育てるブックガイド。

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  • 風の岬 高城高全集4
    4.0
    1巻770円 (税込)
    麻薬密売にからむ轢死事件を追う捜査官が、製紙工場の廃液がにおう町で見た人間模様とは――「踏切」。ススキノに生きる男たち女たちが巻き込まれた交通事故の真相に新聞記者が迫る――「飛べない天使」。嵐の中、岬へ向かう男たちを待っていた運命とは――「風の岬」。新聞記者、麻薬捜査官、国境の海の謀略に巻き込まれた男たちや、歓楽街にうごめく若者群像。そして、北へ向かう追跡者たちに、戦後の闇をひきずる男の軌跡……。1960年から1970年にかけて、北の都・札幌を舞台とした作品を中心に、北海道で繰り広げられる人間ドラマを活写した作品群! 高城高全集、第4弾。

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  • 悪魔の紋章
    4.0
    法医学の権威宗像隆一郎博士が探偵事務所を開設して数年。難事件を次々に解決して英名天下にあまねく轟き、かの明智小五郎に比肩するばかりであった。ある日のこと、博士の助手木島が予告殺人の犯人に関する手掛りをもたらし、彼自身も毒を盛られて死ぬ。予告された犠牲者は川手庄太郎、妙子、雪子の父娘。木島が携えた証拠品とは、三つの渦巻が相擁する世にも稀なる指紋であった。弔い合戦に臨む宗像博士を敵に廻し、悪魔の証三重渦状紋の主は観念の眼を閉じるのか。終盤に至って名探偵明智小五郎が京城から帰朝、長広舌を以て披露する明快な論理が、残虐飽くなき復讐魔に引導を渡す。

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  • 眠れない町
    4.0
    1巻440円 (税込)
    矢吹徹治は、多忙な毎日を送るフリーライター兼編集者。郊外のマンモス団地で、妻のそのみ、娘の愛と暮らしている。ある朝、通勤途中で一緒になった同じ団地の城山が、駅の階段で突然死した。城山はこのところ、極度の不眠症で悩んでいたという。しかしそれからというもの、矢吹とその周辺で、不可解な事件が続発。この平凡なニュータウンに何かが起こりつつある……。迫真のサスペンス・ミステリー!

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  • 棟居(むねすえ)刑事の凶存凶栄
    4.0
    1巻550円 (税込)
    文芸誌の新人賞を獲った香山は舞い上がった。が、第二作で早くも挫折した彼は、苦し紛れに路上で小説を売る男から作品を買う。我がもののごとく発表した香山は一躍名声を得たが……それが蟻地獄の始まりだった。七つの殺意を描く傑作集。

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  • 捜査線上のアリア
    4.0
    1巻495円 (税込)
    鳴かず飛ばずの新人作家津村は、ホテル殺人に遭遇した体験を描いた『捜査線上のアリア』で、突然売れっ子になった。一方、容疑者として浮上した某流行作家。彼は鉄壁のアリバイをまとっていたが……読者の推理をうちのめす呆然の結末!

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  • 絶対者の自負
    4.0
    金融省キャリア官僚を突然襲った悲劇――機密情報を流出させてしまった部下の不始末を執拗に追及する大新聞社記者との確執がもとで、一人責任をとらされて銀行に天下った男。しかし、彼を待ち受けていたのは地獄の日々だった!~

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  • 雪の記憶
    4.0
    敗戦と同時に引き揚げてきた小島海彦にとって、心の支えは毎朝電車で出会う少女・雪子だった。やがて二人は言葉を交すようになる。雪子に、やるせない思いを抱き始める海彦だが、ある日雪子から恋文を受け取り……。富島青春文学の最高傑作。

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  • 赤かぶ検事奮戦記 嵯峨野かぐや姫の里殺人事件
    4.0
    1巻385円 (税込)
    古都の奥庭、嵯峨野の竹林に女の悲鳴が響き渡った。それが、世にも奇怪な連続女性殺人の幕開きだった。相次ぐ三件の事件の符合に、赤かぶ検事は思わず唸った。いずれも目撃者がいるのに、死体は直後、煙のように消え失せ、しかも、被害者全員の愛称がかぐや姫だったというのだ。やがて、三人の女と関係していた有力容疑者が浮かんだが、男はあろうことか弁護士で、鉄壁のアリバイをまとっていた……。

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  • 真昼の誘拐
    4.0
    1巻550円 (税込)
    清純派女優八木橋紀子との密会に溺れている最中だった。助教授宮本の妻は暴行殺害され、幼子が消えていた。息子はきのう鍵を誤飲し、危険な状態にある。紀子はTVで犯人に呼びかけるが、事件は次第に予想もつかぬ貎を見せ始めた……。

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  • 自白の風景
    4.0
    1巻660円 (税込)
    菊山事件―殺人罪で起訴された矢代昌宣は、裁判で自供を翻し、無実を主張した。だが裁判官は有罪判決を下し、矢代は控訴審中に獄死した。十八年後、菊山事件の裁判長だった滝川が轢き逃げされ死亡。しかも容疑者として逮捕されたのは、かつて矢代を取り調べ、自供に追い込んだ元警部・堀内だった。矢代同様、無実を主張する堀内だったが、厳しい取り調べの末に自供する。

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  • 死海の伏流
    4.0
    死体は楢(なら)の木の根元にあった。犯され絞め殺された無惨な女の死体である――。文芸誌編集者の亜希子は、画家から受け取った挿絵に息を呑んだ。男と密会中の美女の貌(かお)が、過日、厚木市の山林で殺されたOLの姉と瓜(うり)二つである。絵にはモデルがあったと聞き出した亜希子は、ついに男を突き止めるが、それは姉の秘部と、この国の巨大な闇に足を踏み入れることであった――。

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  • 幻奇島 〈新装版〉
    4.0
    雨の夜、車に飛び込んできて重傷を負った女が、謎めいた言葉を残して病院から失踪した。飲酒運転をしていた内科医の西崎は、院長から、南海の果て、滅亡を予告された御神島の診療所行きを命じられる。そして、第一の殺人が…!? 初期代表作。

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  • 逆転の歯車
    4.0
    1巻495円 (税込)
    大手総合商社〈山紅〉の四十九歳の専務・井関弘志は、ロッキード事件に関与した疑いで、国会の証人喚問席に立たされていた。事件では使い走りにすぎなかった自分がなぜ?――井関は、順調だったサラリーマン人生の終わりに理不尽さを感じていた。厳しい糾弾の中、実父母の顔さえ知らない井関の胸に去来したのは、会社のために尽くしてきた半生だった……。企業小説の雄が描く、男の栄光と挫折。傑作長篇。

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  • 奇跡売ります
    4.0
    1巻440円 (税込)
    誰もが見ている夢を実現させることができたら……それが「ミラクル・リンク」である。不幸に押しつぶされ、人生に絶望している人にだけ奇跡を売るのだ。幸せになった人が次の不幸な人を紹介する。お金はかかるが、現金がなければローンも可、それもできなければ出せるだけのお金でいい。イジメ、失恋、リストラ、さまざまな人生の悩みをかかえる人々の間をつなぐリンクにあなたも参加してみませんか。

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  • 器に非ず
    4.0
    1巻550円 (税込)
    世界に冠たる自動車メーカーの社長・副社長がそろって退陣。引き際の見事さに世間は喝采を送った……。が、その裏によほどの事情が隠されていることを看破した著者が、十五年の取材をもとに〈経営者の器〉とは何かを描きつくした不朽の名作!

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  • 闇捜査 奸策
    4.0
    1巻440円 (税込)
    警視庁捜査四課の暴力団係刑事・土門岳人の情報提供者、関東仁友会の理事・首藤が射殺された。半年以上も前から揉めていた、東北一帯を仕切っている奥州連合会の仕業なのか? 職場でも裏社会でも「狂犬」と恐れられている刑事が牙を剥く! (『狂犬刑事』改題)

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  • 悪への招待 新装版
    4.0
    あなたのお父さんは自殺ではなく殺されたのです――沢木真介の許に届いた一通の手紙。真相を探るため郷里の徳島を訪れた沢木を待ち受ける不気味な影。そして、沢木の調査に協力を申し出る謎の女――。手に汗にぎるノンストップ・サスペンス。

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  • マンション殺人
    4.0
    都心の高層マンションのモデルルームで、見学客の一人が撲殺された。持っていた名刺は偽物で、別人と判明。ついで北多摩ニュータウンで同様の撲殺死体が発見される。しかも被害者は、第一の被害者の偽名刺を持っていた! 長篇本格ミステリー。

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  • 捜査班 因果
    4.0
    1巻495円 (税込)
    甥が誘拐された。要求額は八千万――県知事財部の脳裏に悪夢が甦った。時効を迎えてしまった、愛息子が殺害された事件……不正な手段をも使い、ようやく身代金を掻き集めたものの、受渡しの連絡があった直後に、財部の不審な挙動を掴んだ県警本部の磯貝理事官が現れた。すぐさま招集された九辻署の面々。妙な手順を要求してきた誘拐犯に、犯人と同化する独自の捜査法を用いる辻浦は─

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  • 垂直の死海
    4.0
    1巻550円 (税込)
    「夫の死の真相を暴いて」高校の同窓生・雅子の言葉が損保の損害査定員・千野を巨大企業の闇へといざなった。花形レーサーと彼女の夫である搬送ドライバーの事故死で浮かんだ蔆星自動車の欠陥車疑惑。蔆星のお膝元に赴いた千野は新工場反対地主の轢死を知る。そして……雅子までが殺害された。企業城下町を巡る連続殺人を若き損害査定員が追う!

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  • 静かな町の夕暮に
    4.0
    山あいの小さな町に映画のロケ隊が訪れた。真夏のひと月、静かな町を熱くして去っていった後に、意外なものが残された。それは地元高校の演劇部員、法子の母と大スターとのロマンス、そして彼女と同じ演劇部の女子高生の殺人だった。容疑者が逮捕された時、町はなぜか、不思議な沈黙に覆われるが……。少女たちの想いを瑞々しく描いた長篇推理。

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  • 警視庁死番係 裁かれざる殺人
    4.0
    1巻550円 (税込)
    有能だが、独断捜査を好む問題刑事ばかりが所属していることから、「死番係」と疎まれる、旭警部率いる警視庁殺人班四係。その死番係解体を企てる伊神警視は、罷免理由になりそうな非違があれば報せてほしいと、昇進を餌に辰野巡査部長を狗として送り込んだ。半年後、辰野の古巣上野署管内で殺人事件が起こり、死番係に捜査が割り当てられ…。

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  • 凶水系
    4.0
    1巻550円 (税込)
    熊谷の荒川で子供達が悲鳴を上げた。発見された溺死体の男は八高線鉄橋から落とされたのか。次いで高崎のマンションで男が墜落。身辺から八高線の切符が現れた。だが男の部屋は完全な密室。これが捜査陣を翻弄する怪事件の始まりであった。

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  • 「万葉集の謎」殺人事件
    4.0
    作家の中岡昌作が講師を務める「万葉散歩」講座の一行が訪れた潮来の公園で、参加者の山際房江が絞殺体で発見された。彼女のバッグからは「額田王の秘密を教える」という謎の手紙が……。房江に呼び出され、アリバイのない出版社員で中岡の担当者・笹谷美緒に嫌疑がかかるが、美緒も、万葉集から引用された不気味な脅迫状を三通も受け取っていたのだ! 鮮やかなアリバイ・トリック崩しで魅了する傑作推理。

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  • 下り特急「富士」殺人事件
    4.0
    北の果ての網走(あばしり)刑務所で刑期を終えた元刑事・橋本豊(はしもとゆたか)は、刑務所内で死亡した仲間の遺品を、友人に届けるために、南の国、宮崎へ向かった。しかし、寝台特急「富士」には危険が待ち受けていた。……忍びよる影の手、遺品をめぐる暗闘、そして連続殺人! 十津川(とつがわ)警部の救いの手は間に合うのか?! 愛と謎と恐怖を描く力作。

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  • 晩夏の蝉
    4.0
    少年犯罪に携わる若き女性弁護士・真希は、母と幼い娘を暴行し殺害した16歳の少年を担当することになった。少年との、どうしようもない心の溝に、深い悩みを抱く真希。そんな折り、夫の前妻との子と同居するようになるうち、夫との関係にも影が差すようになる。脆(もろ)く揺れる彼女の心の行く先は――。気鋭の著者が世に問う、家族、愛、少年の心の闇。(『明日を抱きしめて』改題)

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  • 神戸殺人事件
    4.0
    「赤い寺 白い犬」神戸・三宮(さんのみや)で浅見光彦(あさみみつひこ)がヤクザから救った女性は、この紙片を残して、忽然(こつぜん)と姿を消した。その夜、現場に居合わせた元船長松村が神戸港で殺され、アリバイのない浅見に嫌疑が……。一方、芦屋の海運会社会長宅・小野田家を訪れた客2人が相次いで殺される。消えた女との接点は何か? 小野田家の孫娘亜季は、浅見光彦に救いを求めた!

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  • 名誉の条件
    4.0
    巨大商社・友倉産業が倒産した。生きる方途を失った元総務課長の高山は、亡き盟友・佐倉が遺した暴力団更生会社を継いでほしいと頼まれる。人生の再起を賭けて、高山が掲げた旗の下に集まる、元友倉の精鋭たち。社業刷新のかたわら、佐倉の事故死の真相を探り始める高山。そこには政権党要人の影が……。巨悪に立ち向かう男たちの志と情熱を描く、社会派推理力作!

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  • 天城峠殺人事件
    4.0
    名探偵(ルポ・ライター)・浅見光彦は事件に巻き込まれた。――天城峠付近の崖下(がけした)で発見された老人の死体。そして、疑惑に満ちた、アイドルタレント・桜井夕紀の心中事件。浅見と夕紀は、前に雑誌のインタビューで会って意気投合していたのだ。老人が残していった千社札を尋ね歩くうち、この二つの事件が交差した!?……伊豆に伝わる手毬歌(てまりうた)が、おそるべきトリックを暗示する本格推理。

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  • 殺人のスポットライト
    4.0
    大都会・新宿。その裏の顔を知りつくした路上生活者たち。「将軍」「軍曹」「ドック」と呼び合う彼らは、巡回中に声をかけてくる新宿署の刑事・牛尾や青柳らともお馴染みだ。その独特の視線が思わぬ手がかりを拾い、彼らが捨ててきた社会で起きる難事件を解決に導いていく。人間と人間の絆が、街の闇を、哀しい人間の心の闇を照らし出す、社会派連作ミステリー。

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