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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 長谷川祐子  キュレーター アートは人を“自由”にする
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■アートと人との“懸け橋” 長谷川祐子の仕事(キュレーター) アートは人を“自由”にする 美術館や博物館で、作品の購入・保管から研究、そしてその集大成である展覧会を企画する専門職――それがキュレーター。長谷川祐子は、ときに難解で高尚ということで敬遠されがちな現代アートの展覧会に、かつてないほどの観客を引き寄せ、その手腕が各方面から注目されているキュレーターだ。いわば現代アートブームの立役者でもある。「アートの力を信じて、人とアートの“懸け橋”となる」という長谷川の信念はどこから生まれたのか、その背景に迫る。 長谷川祐子(はせがわ・ゆうこ) 兵庫県生まれ。 1979年、京都大学法学部卒業。87年、東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。89年、同大学院美術研究科修了後、水戸芸術館学芸員。92年、米国ホイットニー美術館にて研修。帰国後、世田谷美術館を経て、99年より金沢市現代美術館建設準備室に勤務。チーフキュレーターとして美術館の立ち上げに関わる。 2001年、イスタンブールビエンナーレの総合コミッショナー、2002年、上海ビエンナーレのコ・キュレーターを務める。2005~2006年、メディア・シティ・ソウル2006のコ・キュレーター。同年、多摩美術大学美術学部芸術学科教授、同大芸術人類学研究所所員、および、東京都現代美術館チーフキュレーターとなる。2001~2007年、金沢21世紀美術館芸術監督、国際美術連盟現代美術部門理事を務める。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 羽生善治  棋士 直感は経験で磨く
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■新たな地平を切り開く勝負師 羽生善治(棋士) 直感は経験で磨く 将棋界のトップを走り続ける棋士・羽生善治。25歳の若さで、史上初のタイトル七冠を制覇するなど「早熟の天才」のイメージが強いが、実はその後タイトルを徐々に失い、一冠にまで落ち込んだ時期もある。30歳を過ぎ、経験を重ねて戦術の選択肢が増える一方、迷いや恐れも出てくるようになった、と話す羽生。同時に、経験から培った「対局の流れを掴む力」を生かして勝負に臨む。年齢を重ね、新たな境地で将棋に向き合う姿に迫る。 羽生善治(はぶ・よしはる) 1970年 埼玉県生まれ/1982年 二上達也門下生となる/1985年 中学三年で四段に昇段/1988年 五段に昇段/1994年 九段に昇段/1996年 史上初七冠制覇 内閣総理大臣顕彰/1999年 将棋栄誉賞(通算六〇〇勝達成/2003年 将棋栄誉敢闘賞(通算八〇〇勝達成/2006年 現在、永世棋聖、永世王位、名誉王座、永世棋王の称号を持つ

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 服巻智子  自閉症支援 見えない心に、よりそって
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■人は、必ず成長する 服巻智子の仕事(自閉症支援) 見えない心に、よりそって 佐賀県にあるNPO法人を拠点に、50人のスタッフとともに、自閉症の人が社会で自立できるように活動を続けている女性・服巻智子。服巻は30年にわたって、自閉症の人々と向き合いつづけている。様々な手法を駆使して、自閉症の子どもにコミュニケーションの方法を教える服巻には信じる言葉がある。「人は、必ず成長する」――この言葉をよりどころに、常に笑顔を絶やさず日々根気よく訓練を繰り返す服巻の「仕事の流儀」に迫る。 服巻智子(はらまき・ともこ) 1959年、佐賀県生まれ。1983年、佐賀大学教育学部養護学校教員養成課程卒業。福岡教育大学院障害児教育専攻科中退。在学中から、自閉症の地域生活支援のためのボランティア活動を開始。いくつかの教職を経て、92年、米国ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH(自閉症支援専門)部門に留学。帰国後、教職に戻ったが、2000年に教職を辞して、2002年まで英国バーミンガム大学院自閉症学科で学ぶ。同年、自閉症協会佐賀県支部が設立した「NPO法人それいゆ」で、それいゆ相談センター総合センター長を務め、現在に至る。著書に『自閉っ子、自立への道を探る』(花風社)『自閉症スペクトラム 青年期・成人期のサクセスガイド』(クリエイツかもがわ)がある。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 藤澤和雄  競馬調教師 未来を見すえる者が勝つ
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■一勝より、一生 藤澤和雄(競馬調教師) 未来を見すえる者が勝つ 藤澤和雄は、年間最多勝10回、有馬記念3連覇、海外G1制覇など、断トツの実績を持つ競馬調教師だ。馬主から預かった馬を訓練し、レースで勝たせることを求められる調教師の仕事。当然のことながら常に各方面からプレッシャーがかかる。そんななか、藤澤は常に笑顔を絶やさず、淡々と仕事をこなしているように見える。その「笑顔」の秘密、そして「勝利に近道はない」という藤澤の信念の背景に迫る。 藤澤和雄(ふじさわ・かずお) 1951年、北海道生まれ。大学卒業後、父の友人の牧場を手伝う。その後イギリスの名門厩舎で4年間厩務員として働く。1977年、美浦トレーニングセンターの菊池一雄厩舎にて調教助手。87年にJRA調教師免許を取得。翌年3月、美浦トレーニングセンターに藤澤厩舎を開業。93年に初の最多勝利調教師賞を受賞。以後、同賞に加え、最優秀調教師賞、最多賞金獲得調教師賞などを多数獲得。2006年度には優秀調教師賞(関東)第一位となった。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 古澤 明  量子物理学者 バントをするなホームランを狙え
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■ただ未来のために 古澤明の仕事(量子物理学者) バントはするな、ホームランをねらえ ある物の状態が、一瞬にして別の場所に現れる「テレポーテーション」。SF映画のような夢の技術を、世界で初めて証明してみせた日本人がいる。量子物理学者、古澤明。この技術を使って、スーパーコンピューターで1000年かかる計算を数秒で解く、夢の「量子コンピューター」の開発を目指している。古澤は研究チームの若き科学者たちに「バントでなく、ホームランを狙え」と発破をかける。失敗を恐れず、世界の最前線で戦い続けるモチベーションの源に迫る。 古澤明(ふるさわ・あきら) 1961年 埼玉県に生まれる/1984年 東京大学工学部物理工学科卒業/1986年 同大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。株式会社『ニコン』入社、開発本部研究所研究員となる/1988年 東京大学先端科学技術研究センターに派遣、光メモリーの研究を行う/1991年 東京大学大学院博士号(工学)取得/1996年 カリフォルニア工科大学客員研究員となる。在籍中に量子テレポーテーションの実験に成功/1998年 米科学誌「サイエンス」に掲載された論文が、年間一〇大成果の一つとして評価される。同年、ニコン第二技術開発部主任研究員となる/2000年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻助教授に就任。量子テレポーテーションのさらなる研究を進めている

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 古野隆雄  農家 失敗の数だけ、人生は楽しい
    4.0
    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■革命を起こすカモ 古野隆雄の仕事(農家) 失敗の数だけ、人生は楽しい コメづくりの大敵は雑草だ。除草剤を使わなければ雑草は手作業で取り除くことになる。農家の古野隆雄が確立した「アイガモ農法」は、この雑草とりの作業をアイガモに委ねる。そしてそのフンは肥料となり稲を育てる――そこにあるのは「命の連鎖」だ。そんな古野には、独自の哲学がある。それは「なるにまかせる」。数々の失敗を繰り返してきた古野ならではのこの哲学は、どのようにして生まれた。その背景に迫る。 古野隆雄(ふるの・たかお) 1950年、福岡県生まれ。1975年、九州大学農学部卒業。78年、同大大学院を中退し、有機農業を始める。88年、合鴨水稲同時稲作を始める。2000年、スイスのシュワブ財団より、「世界で最も傑出した社会起業家」の一人に選ばれる。2007年、農学博士号取得。古野農場では、家族で農薬や化学肥料を用いない農業を営む。田畑輪作の田んぼで野菜も栽培し、コメ、野菜のほか、卵、肉、味噌なども販売している。現在、「全国合鴨水稲会」の代表世話人。著作に『合鴨ばんざい』『無限に拡がるアイガモ水稲同時稲作』(ともに農文協)などがある。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 星野佳路 リゾート再生請負人 “信じる力”が人を動かす
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■リゾートに輝きを取り戻す 星野佳路の仕事(リゾート再生請負人) “信じる力”が人を動かす 破綻リゾートを次々と再建し、不況が続くリゾート業界のなかでひときわ注目を集めている経営者、星野リゾート社長・星野佳路。社員を最大の財産と考える星野のユニークな会社運営を紹介するとともに、破綻した旅館の再生現場に密着し、従業員のモチベーションを高める秘訣に迫る。どうすれば人は動くのか――そのヒントがここにある。 1960年 長野県軽井沢町に生まれる/1983年 慶應義塾大学経済学部を卒業/1986年 コーネル大学ホテル経営大学院修士課程を修了し、『日本航空開発』に入社/1988年 『星野リゾート』副社長に就任/1989年 『星野リゾート』を退社し、『シティバンク』に入行/1991年 『星野リゾート』社長に就任/1994年 『ホテルニューホシノ』を『ホテルブレストンコート』としてリニューアル/2001年 『リゾナーレ小淵沢』を買収/2003年 『アルツ磐梯リゾート』を買収/2004年 『アルファリゾート・トマム』を買収/2005年 『星のや軽井沢』オープン/『ゴールドマン・サックス証券』との共同出資で温泉旅館の再生支援を開始

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 幕内雅敏 外科医 三六五日二四時間、医者であれ
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■がんと闘いつづける男 三六五日二四時間、医者であれ 幕内雅敏(外科医) 肝臓は、血管が複雑に入り組み、最も手術が難しい臓器の一つ。その手術において世界に名をとどろかせているのが幕内雅敏だ。幕内が独自に開発した手術法は、肝臓がんの根治率を上げ、世界を驚かせた。そんな幕内を支えるのは、30年以上にわたって、自らが手掛けてきた手術を詳細に記録しつづけていることからもうかがえる「圧倒的な勉強量」だ。「学びつづけることでしか、人の命は救えない」という幕内の信念の深奥に迫る。 幕内雅敏(まくうち・まさとし) 1946年、東京都生まれ。1973年、東京大学医学部卒業。卒業後、同大医学部付属病院第二外科で勤務。88年、国立がんセンター病院外来部外科医長。89年、同病院手術部長。90年、信州大学医学部第一外科教授。94年、東京大学医学部第二外科教授。97年、同大大学院医学系研究科肝胆膵外科、人工臓器、移植外科教授。2007年、同大を退官、日本赤十字社医療センター病院長に就任。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 美濃邉惠一 鬼師 人事を尽くして、鬼になる
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■人事を尽くして、鬼になる 美濃邉惠一(鬼師) 建物を悪霊から守る特別な瓦を「鬼瓦」という。古より伝わる建物の守り神だ。その鬼瓦をつくる職人を「鬼師」と呼ぶ。鬼師・美濃邉恵一は、歳月を経て、ひび割れ、朽ちてしまった古の鬼瓦を引き継ぎ、未来へとつなげる。その際、美濃邉 は、古の瓦に対して、手掛けた職人の気質にまで思いをめぐらせる。「魂を写し取る」―-それが美濃邉の信念。その信念はどのようにして生まれたのか。 美濃邉惠一(みのべ・けいいち) 1951年、滋賀県生まれ。1969年、高校卒業後、実家である「美濃邉鬼瓦工房」で働きはじめる。78年、京都の「株式会社大佛」で、鬼師として働く。81年、実家の工房の三代目を継ぎ、京都府を中心に鬼瓦を製作。主な仕事に、京都では、清水寺の経堂・大講堂、高台寺(こうだいじ)の鬼瓦席(茶室)、金閣寺の客殿(きやくでん)、銀閣寺の方丈、東寺の八幡社(まちまんしや)、西本願寺の御影堂、京都御所の建春門・月華門(げつかもん)、妙心寺の涅槃堂・位牌堂など多数。東京都では浅草寺の影向堂などがある。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 宮本和敏  ハイパーレスキュー部隊長 隊長は背中で指揮をとる
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■精鋭を率いる炎の指揮官 宮本和敏(ハイパーレスキュー部隊長) 隊長は背中で指揮をとる 東京消防庁ハイパーレスキュー隊隊長の宮本和敏。“炎の指揮官”と呼ばれる宮本は、三宅島や有珠山の火山災害、新潟県の中越地震、海を越えてアルジェリア大地震……など、これまで様々な現場で一〇〇を超える人命を救出してきた。究極のチームワークが求められる中で、隊員から絶大な信頼を集める宮本は、「背中で隊を率いる」という流儀を実践する。その流儀はどこから生まれたのか、その実践のためにはどんな努力が必要なのか。 宮本和敏(みやもと・かずとし) 1963年生まれ。1982年、東京消防庁入庁。93年、世田谷消防署レスキュー隊に配属。96年、東京消防庁に二つの消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー隊)が設置される。2000年、ハイパーレスキュー小隊長。2007年、東京消防庁四番目となる第六消防方面本部ハイパーレスキュー隊が設置され、部隊長に就任。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 村松謙一  弁護士 どん底の会社よ、よみがえれ
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■会社を生き返らせる男 村松謙一の仕事(弁護士) どん底の会社よ、よみがえれ 経営に行き詰った企業の再生を専門とする弁護士、村松謙一。倒産件数が年間一万件を超えるといわれる状況で、東京、京橋の事務所には、切迫した相談の電話が毎日引きもきらない。村松はこれまで、ゼネコンから個人商店まで、100を超える会社を再建してきた。倒産を阻止し、企業と、そこで働く人の人生を救う。「弱いものを置き去りにするという考えは認めない」と話す村松の、使命感の源をさぐる。 村松謙一(むらまつ・けんいち) 1954年 静岡県生まれ 1977年 慶應義塾大学法学部卒業 1983年 東京弁護士会登録 清水直法律事務所に勤務 1990年 村松謙一法律事務所設立 2000年 光麗法律事務所に改名 2003年 東京弁護士会倒産法部部長

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 杢尾雪絵 ユニセフ職員 いつも心に青空を
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■世界の子どもを守るため 杢尾雪絵の仕事(ユニセフ職員) いつも心に青空を アフガニスタンと国境を接する中央アジアの国・タジキスタンは、政情不安により衛生状態が悪く、医療体制も不十分。5歳までに亡くなる子供の割合は日本の20倍に上るという。ユニセフ・タジキスタン事務所代表の杢尾雪絵は、そんなタジキスタンで子どもたちの命や健康を守るために活動する。「子どもは生まれながらにしてみな平等なはず。大きな犠牲になっている子どもたちを見ると憤りを覚える」という杢尾の信念はどこからくるのか。 1960年 東京都生まれ/1983年 日本女子大学家政学部住居学科卒業後、建築事務所の都市計画部門コンサルタントとなる/1987年 青年海外協力隊に応募。フィジーに赴任(~1990)/1991年 UNV(国連ボランティア)で、湾岸戦争直後のトルコ南東部クルド人難民キャンプに赴任、アメリカ・コーネル大学大学院へ留学。都市計画と開発を学ぶ/1995年 ユニセフのJPO(教育・保健プログラムオフィサー)としてモンゴル事務所に勤務/1997年 ユニセフ・コソボ事務所に赴任/1999年 コソボの戦況悪化のためマケドニアへ避難。その後、ユニセフ・モンテネグロ事務所に赴任/2001年 ユニセフ・タジキスタン事務所に事務所代表として赴任

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 森 公博  ヘリコプターパイロット 空の伝説試練の海へ
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■生ける伝説“空の職人” 森公博(ヘリコプターパイロット) 空の伝説 試練の海へ 「海猿」と呼ばれる潜水士と並んで、海難救助に欠かせないキーパーソンにヘリコプターパイロットがいる。この道25年の森公博、人呼んで“空の職人”は、これまで困難な状況での救出劇を何度も成功させてきた。その陰には、空中で静止する「ホバリング」をはじめ超一流といわれる操縦技術がある。「人の命を預かる」というプレッシャーと常に闘いつつ、森の向上心は尽きることがない。その向上心の源は何なのか――。 森公博(もり・きみひろ) 1960年、熊本県生まれ。1979年、海上保安庁入庁。82年、伊勢航空基地へ配属。ヘリコプターによる事業用操縦士の資格取得訓練開始。83年の「ヒューズ369HS」を皮切りに、「ベル212」「ベル206B」「シコルスキーS76C」の機種資格を順次取得。また、悪天候でも飛行できる計器飛行証明、パイロット教官資格の操縦教育証明を取得。その後、パイロットライセンスの試験を行う技能審査員(試験官)の認定を受ける。86年、機長審査に合格、機長として羽田航空基地、新潟航空基地等で勤務。2005年、函館航空基地へ配属。飛行長を務めながら後輩の育成、海難救助に従事。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 山口千尋  靴職人 挑み続ける者だけが、頂に立つ
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■こだわり抜く人生 山口千尋(靴職人) 挑み続ける者だけが、頂(いただき)に立つ 英国の卓越した職人の証し「マスター・クラフツマン」の称号を、靴職人として日本で初めて与えられた男・山口千尋。その手が生み出すのは、手入れをすれば50年以上履きつづけられるという革靴だ。1足つくるのに2か月以上かかるともいうその作業は、膨大な手仕事の積み重ねにある。同じ作業をひたすら繰り返す職人の仕事にあって、山口は「継続しつづける力を持っている者こそが、さらなる高みにいける」という信念をもつ。その信念の深奥に迫る。 山口千尋(やまぐち・ちひろ) 1960年、大阪府生まれ。1980年、靴メーカー「綾部東洋ゴム工業」に就職。87年、渡英。コードウエイナーズ・カレッジで靴づくりを学ぶ。90年、同カレッジを卒業、ギルド・オブ・マスター・クラフツマンの会員となる。91年、帰国。フリーの靴デザイナーとして、英・米・日の靴をデザイン。97年、ビスポーク(フルオーダーメイド)靴工房「ギルド」を設立。98年、ビスポークブランド「ギルド・オブ・クラフツ」スタート。ギルド・ウェルテッド・フットウエア・カレッジ(2007年、サルワカ・フットウエア・カレッジに校名変更)設立。2001年、セミオーダーブランド「ホール&マークス」スタート。2002年、「ギルド・オブ・クラフツ」浅草直営店オープン。2006年、銀座店オープン。ギルド靴修理部門「ギルド・アームズ」設立。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 山田日登志  工場再建 輝け社員、よみがえれ会社
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■生き残れ日本のものづくり 山田日登志(工場再建) 輝け社員、よみがえれ会社 工場の生産管理を専門とするコンサルタント、山田日登志 は、「セル生産方式」と呼ばれる画期的な生産方法で、日本のものづくりに革命を起こしたといわれる。山田の工場改革は、まず工夫次第でなくせる作業や設備の「ムダ」を見つけ、そうした「ムダ」をなくしたあとに、「自分で考える」社員をつくる。「社員の意識改革」すなわち、「社員が輝いてこそ、会社はよみがえる」というのが山田の信念だ。その信念の背景に迫る。 山田日登志(やまだ・ひとし) 1939年、岐阜県生まれ。63年、南山大学文学部卒業後、中部経済新聞社に入社。65年、岐阜県生産性本部へ転職し経営コンサルタントとなる。71年、トヨタ生産方式の創始者である大野耐一と出会い、弟子入り。7年間トヨタの工場に通いつつ大野に学ぶ。78年に独立し、PEC産業教育センター設立。「セル生産方式」を提唱し、現在まで、キヤノン、ソニー、スタンレー電気、トステムなど国内大手メーカーをはじめ様々な企業の現場改善などを手がける。また、そのノウハウをまとめた著書もある。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 横井昭裕 玩具企画開発 ヒットの秘密は“トゲ”にあり
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■ヒットの秘密は“トゲ”にあり 横井昭裕(玩具企画開発) 1996年、歴史的ヒットをとばした奇抜な玩具が誕生した。小さなたまご型をした電子ペットの育成ゲーム「たまごっち」だ。発売後2年間で世界中で4000万個を売り上げ、社会現象とまでいわれた。発売元は『バンダイ』。しかし仕掛け人は企画・開発会社を率いる横井昭裕という男だ。横井は、メーカーに商品の企画を売り、会社を切り盛りする、生粋の“企画屋”にして業界の常識を破るヒットメーカーだ。「企画の命は、トゲにある」という横井の信念はどこから生まれたのか。 横井昭裕(よこい・あきひろ) 1955 東京都生まれ/1977 中央大学経済学部国際経済学科卒業 『バンダイ』入社/1985 「猫ニャン棒」発売/1986 玩具企画会社『ウイズ(現・ウィズ)』設立/1996 「たまごっち」をバンダイより発売/1997 「デジタルモンスター」シリーズをバンダイより発売開始/1999 「デジタルモンスター」がアニメ化される しゃべる人形「プリモプエル」シリーズをバンダイより発売開始/2001 「クラッシュギア」シリーズをバンダイより発売開始/2004 アニメ『ふたりはプリキュア』(ABC・東映アニメーション)と同時展開で「カードコミューン」をバンダイより発売。以降シリーズ化/2005 ジャスダック証券取引所に上場

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 吉岡徳仁  デザイナー 暗中模索、未来創造
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■その手から未来が生まれる 吉岡徳仁(デザイナー) 暗中模索、未来創造 携帯電話からインテリアまで……、多岐にわたるデザインを手掛ける男・吉岡徳仁。いま、吉岡のデザインは、その「発想の斬新さ」ゆえに世界中から注目されている。吉岡自身が心がけているのは「未来の定番をつくる」こと。納得がいくまでとことん悩み、考える現場は試行錯誤の連続となる。そんな吉岡の考える「気持ちをデザインする」という流儀はどのようにして生まれたのか。その背景を探る。 吉岡徳仁(よしおか・とくじん) 1967年、佐賀県生まれ。1986年桑沢デザイン研究所卒業後、倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学ぶ。2000年、吉岡徳仁デザイン研究所設立。三宅デザイン事務所在籍時より20年にわたって「ISSEY MIYAKE」と多くのプロジェクトをコラボレートし、世界的に高い評価を得る。「HERMES」「LEXUS」「BMW」の空間デザインや、国内外のメーカーの家具や照明器具のデザインを手がけ、その作品は多くの美術館のパーマネントコレクションに認定されている。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 吉高まり  環境金融コンサルタント あえて、困難な道を行け
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■困難の向こうに、突破口がある 吉高まりの仕事(環境金融コンサルタント) あえて、困難な道を行け 東京の大手証券会社に勤務する吉高まりは、「排出権」ビジネスのパイオニアと目されている。その仕事は、途上国における温室効果ガスの削減プランを考え、それによって生み出される「排出権」を先進国に売ること。この新しい取り組みはいま世界中から注目されている。しかし誕生間もないビジネスだけに道のりは決して平坦ではない。パイオニアならではの苦労に迫りつつ、吉高がなぜこの道に至ったかを解き明かす。 吉高まり(よしたか・まり) 1962年、神奈川県生まれ。1985年、明治大学法学部卒業後、IBM系の会社に就職。87年、米国投資銀行に入社。国連環境計画日本協会を経て、95年、ミシガン大学に入学。在学中、世界銀行グループ国際金融公社(IFC)で、途上国における環境事業の社会的インパクト調査を実施。97年、同大自然資源環境大学院環境政策科卒業。証券会社に勤めるかたわら、エコファンド立ち上げのための環境企業リサーチ及びスクリーニングを実施。2000年、東京三菱証券(現・三菱UFJ証券)に、クリーンエネルギーファイナンス委員会立ち上げのため主任研究員として入社。現在、CDM/JI(クリーン開発メカニズム/共同実施)主任研究員。

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  • プロフェッショナル 仕事の流儀 吉田都 バレリーナ 自分を信じる強さを持て
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    時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組 『プロフェッショナル 仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ! ■自分を信じる強さを持て 吉田都(バレリーナ) 世界三大バレエ団の一つ、「英国ロイヤルバレエ団」に所属する日本人プリンシパル・吉田都。高速のターン、ジャンプ、複雑なステップ……、バレエは過酷な芸術だ。必然的に、20代が中心のバレエ界にあって、しかし40代の吉田はトップを走りつづける。「いつも崖っぷち。精神的に追い詰められている感じ」という吉田は、それでもいつも自分を信じて闘いつづける。その強い信念の源に迫る。 吉田都(よしだ・みやこ) 1965年、東京都生まれ。9歳でバレエを始める。1983年、ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞を受賞、スカラシップを受けて英国ロイヤルバレエスクールに留学。84年、日本人で初めてサドラーズ・ウェルズ・ロイヤルバレエ団(現バーミンガム・ロイヤルバレエ団)に入団、88年にはプリンシパルとなる。91年、英国のダンス雑誌「Dance & Dancers」でダンサー・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。95年、英国ロイヤルバレエ団にプリンシパルとして移籍。2000年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2003年、橘秋子特別賞受賞。2006年に熊川哲也主宰のKバレエカンパニーに移籍。2007年、英国批評家協会から最優秀女性ダンサー賞を受賞。同年、紫綬褒章受章。現在、英国ロイヤルバレエ団・ゲストプリンシパル、Kバレエカンパニー・ゲストプリンシパル。

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  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』
    4.4
    「本は読まなくてもいい」「効率は求めない」……。生徒との対話は、世間の常識を覆すことから始まった。人間が成熟するとはどういうことなのか? 他人の評価を気にせずに道を切り開く術とは? 漱石と「坊っちゃん」の姿を自身に重ねながら、養老流・人生の極意を伝授!
  • 「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本 物忘れしない脳の作り方
    3.3
    我々はどうして思い出せないのか。誰でも経験のある「ほら、あれだよ、あれ」――完全に忘れたわけではなく、頭の中には「あれ」の像まで浮かんでいるのに名前が出てこない。また、2人で話している途中にでてくる「ほら、あれ」もやっかいだ。お互いに頭の中では何について話しているのかちゃんとわかっているのに名前が出てこないのである。それはなぜ起こるのか。どうすれば「ほら、あれ」がなくなるのか。2人の天才がその謎を解き明かした!
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー
    4.1
    「(すべては情報という)社会でおそらくいちばん忘れられそうなこと、それはモノである。モノとカタカナで書くのは、私の場合には、ある対象があって、それが五感のすべてで捉えられる、という定義になる。……私は日本人で、人間を中心に考えるから、ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい。以前からそう思っていた(養老孟司氏のまえがきより)」。 このような立脚点から養老氏が知見を論じ合うのは、ダム行政に手腕を発揮し、また地形やデータから日本文明の歴史を解き明かしてきた元国土交通省河川局長。石油高騰、温暖化、食料・水不足、少子化などの問題の本質に迫る。「日本人は既に一度エネルギー枯渇を経験している」「温暖化対策に金をかけるな」「小さいことが好きな日本は世界の見本になり得る」、さらに「自殺する人は傲慢」という卓見まで。戦う農業経済学者・神門善久との鼎談「日本の農業・本当の問題」も掲載。ものの見方、日本の見方を変える一冊。

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  • 本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法
    4.0
    テストの点が上がる、自分から学べる子に育つ、世界で活躍できる力がつく……東大・京大合格者多数の名門校取材&脳科学でわかった究極の「オールマイティ勉強法」。情報が即座に手に入り、AIが多くの仕事を代替する時代には「頭の良さ」の基準が大きく変わる。重要なのは「自分の頭で考える」力。2020年の大学入試改革も、思考力・判断力を重視した形式に舵を切る。しかし、日本の教育に圧倒的に足りていないのがこの「思考力」を育む勉強だ。本書では、◆東大合格者数No.1の名門校【開成学園】 ◆「堀川の奇跡」と呼ばれ、「探究学習」で京大合格者数を飛躍的に伸ばした【堀川高校】 ◆英語、プログラミング、国語を徹底的に伸ばすユニークな小学校【YES International School】などへの取材と脳科学によるエビデンスから、新時代の「本当に頭のいい子」を育てるために、家庭で実践できる最良の勉強法を伝授する。これが、従来の受験にも対応でき、自分で考える力も身につく「最強のオールマイティ勉強法」だ。子どもを、来たる「大変化の時代」に活躍できる大人に育てるために、必読の一冊。 ●第1章 脳が喜ぶ究極の勉強法―「探究」 ●第2章 超進学校ほど、探究を実践している堀川高校/開成学園/YES International School ●第3章 「本当に頭のいい子」の親が家庭でやっていること ●第4章 「超地頭力」を鍛える5つの習慣 1.探究心の鍛え方 2.続ける力(=グリット)の鍛え方 3.集中力の鍛え方 4.記憶力の鍛え方 5.思考力の鍛え方
  • 本当にかしこい脳の育て方 5歳までにやっておきたい
    3.8
    「幼稚園受験って、したほうがいいの?」 「同じ遊ぶんだったら、普通のおもちゃより知育玩具がいいの?」 「うちの子、なんでも投げたり叩いたりするんだけど、将来乱暴な子になるの?」 子どもが生まれると、悩みはつきません。 お金のことや仕事のことで苦労せず、好きなことを見つけて夢を叶え、楽しく生きていってほしい。そう思えばこそ、子どもに何をしてあげればよいか悩んでしまいます。 そんなお父さん・お母さんの悩みを、「天才とは何か?」を長年研究してきた脳科学者・茂木健一郎氏が解決します! 子ども時代、なかでも乳幼児期の0~5歳は、脳がどんどん発達し、一生の土台をつくる時期。この時期にやる気を高める脳内物質「ドーパミン」が出やすくなる「ドーパミン・サイクル」を完成させることが大切です。 そうすれば好きなことに熱中し、描いた夢を実現させられる、本当のかしこさを持った子どもに育ちます! 本当のかしこさを持った子どもはどんな環境でも、しなやかに生き抜くことができます! 本当のかしこさのカギを握る「ドーパミン・サイクル」を完成させるために必要なことは、よく遊ぶこと、遊びのなかで学ぶこと。 本書では、親がしてあげられる遊ばせ方や学ばせ方、子どもとのコミュニケーション方法についてわかりやすく紹介します!
  • 「本当の頭のよさ」を磨く脳の使い方 いま必要な、4つの力を手に入れる思考実験「モギシケン」
    5.0
    ●脳科学者・茂木健一郎による「読むだけで頭がよくなる」本●「頭がいい」という状態を手に入れるための脳の鍛え方がわかる●発想力・思考力・実行力など、学校教育では身につかない知性が身につく
  • ほんとうの復興
    3.6
    目の前にある現実は、問題ではなく、答えである。ここから、何を、どう、考えていけばいいのか――? 大きな自然災害にしばしば見舞われることが宿命づけられているこの国に生きる、われわれの文化的・社会的な特質と、「政治化」や「官僚化」によって起こった人災としての原発事故の根本にある情理を、鋭く深く論究する。

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  • 忘却にあらがう 平成から令和へ
    3.9
    1巻1,899円 (税込)
    いま必要なのは短絡的な動員ではなく、忘却にあらがう力だ。天災、疫病、祭典、犯罪、戦争。哲学者の知性と探求心は、ジャーナルな事象の「意味」を語り継ぐべき記憶へと書き換える。東浩紀が世界的な転換期と5年にわたり対峙した決定的時評集。
  • 膨大な仕事を一瞬でさばく 瞬間集中脳
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    堀江貴文共感!“「瞬間集中」こそ、これからの時代に合った人生を楽しむ必須スキルだ。” ◎結果を出している ◎仕事が速い ◎人生が充実している こんな人たちの共通点は、たった一瞬の「瞬間集中力」だった! 「長時間集中できない」 「集中できなくて時間が経つのが遅い」 「集中が切れたら、戻るまでに時間がかかる」 などの集中に対する悩みもすべて解決! 脳が持つ“飽きっぽい特性”を活かした「瞬間集中」で、瞬時に最高のパフォーマンスを発揮できます! 【本書の内容の一部】 《たった一瞬の集中が大きな結果を生む》 ★“すぐやるトレーニング”でフローを呼び覚ます ★脳が喜びを感じれば、生産性がアップする ★瞬間集中で時間の浪費がなくなる 《「瞬間集中」を生み出す6つのコツ》 ★開始後1秒でエンジンをかける ★集中とは脳の「断捨離」である ★やりたいことは常に「オーバーフロー」に 《「瞬間集中力」が高まる5つの技術》 ★仕事は中途半端にやり残す ★脳は他人に命令されるのが大キライ ★高い要求水準が瞬間集中を加速させる 《集中力を復元する4つの方法》 ★脳には「切り替えスイッチ」がある ★愚痴を言うだけでも、脳はリフレッシュされる ★“ちゃぶ台返し”で阻害要因を取り除く 《今を楽しむための「瞬間集中」》 ★「やりたいこと」は無限にあっていい ★「隠れ集中」で結果も評価も手に入る ★「深掘り」でどんなこともおもしろくなる
  • ぼちぼち結論
    4.0
    「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考える。
  • ぼちぼち結論
    3.8
    「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、子どもの自殺、団塊世代の定年……。さらに、幸せについて、文明についても考察。さあ、結論が見えてきた。
  • 真っ赤なウソ
    4.0
    養老孟司が語る、世の中のこと、マスメディアのこと、人間のこと、死ぬこと、生きること、仏教と宗教のこと……。軽妙かつユーモアたっぷりに、世の中のウソのカラクリと効用を、鋭く暴く。「ウソ」を凝縮した先にある「リアリティー」とは何か。「変わらない私」とはどういうことなのか。あなたはウソの中から、本当の真実をつかんでいますか?Q&Aも交えた養老孟司のゼミナール、ついに開講。

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  • まともな人
    -
    今回は「あたりまえ」について考えてみよう。こういう話題ならできるだけ具体的なほうがいい――。養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書」問題も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすれば、こうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。
  • まともな人
    3.7
    養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書問題」も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすればこうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。
  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中
    4.3
    養老孟司が「脳」から人間をあぶりだす! 解剖学の第一人者が「脳」から考察した人間の生きざま。 生と死、言葉と文化、都市とメタバース……すべての「現実」は我々の「脳」が決めている!
  • マネーと国家と僕らの未来
    3.5
    ビットコインが今すべてを変えようとしている...3歩先の世界を見通すスリリングなトークセッション!! ビットコインを切り口に、新しいテクノロジーがもたらす未来社会を展望するトークセッション。 中心的な発行主体がなくアルゴリズムで動くビットコインは、ごく一部の人間の恣意的な金融操作が働かないという意味では、国家が発行権を握る既存の通貨よりも民主的とすらいえる。通貨以外にも、教員などの免許制度、就活、さらには領土や国家という枠組みそのものにいたるまで、実は既存のシステムが、最大多数の最大幸福の実現を妨げている面は少なくない。 では、テクノロジーを駆使して既存システムを解体し、アルゴリズムに任せればフェアな世界は実現するのか。それともアルゴリズムだけでは掬いきれないものがあるのか……。 新しいテクノロジーへの感度が低い日本社会に警鐘を鳴らし、テクノロジーを味方につける術を探る。 第1章 多数決のマネー △お金は誰でも自由に作れる 堀江貴文 △アルゴリズムに任せよう 第2章 ビットコイン革命 △未来をイマジンできる脳とは 茂木健一郎 △お墨付きなんかいらない 第3章 所有からシェアへ △好きなことして稼ごう 金杉肇 △消える仕事、生まれる仕事

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  • マンガでやる気アップ! 脳を活かす勉強法 奇跡の強化学習
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勉強をする気が起こらない、勉強をしてもなかなか成果が上がらない、と悩む人も多いのではないだろうか。著者は「勉強ができないのは、生まれついての才能ではなく、ただ正しい勉強法を知らないだけだ」と言う。本書は、80万部突破の大ベストセラーとなった『脳を活かす勉強法』をより分かりやすく、勉強法のポイントをマンガで著したものである。また、各項目には、新しく分かった脳科学の知見を織り交ぜながら、茂木氏の解説が入る。「瞬間集中法」「鶴の恩返し勉強法」「タイムプレッシャー法」をいかに効率よく順序立てて行い、集中力、記憶力を養えばよいかを明らかにしていく。その他の内容例を挙げると ◎体験型記憶術 ◎弱点分野の克服法 ◎細切れ時間活用法 ◎瞬間集中法の習慣化 等々 本書のマンガ部分のナビゲートは、「最初のペンギン」。勇気をもって初めて大海に飛び込んだペンギンである。勉強が苦手な人は楽しみながら本書で勉強のコツを学ぼう!
  • マンガでわかる! 小学生のための「やりたいこと」の見つけ方
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 脳科学者・茂木健一郎先生監修! これからたくさんの経験を積んでいく子どもたちに向けて、 働くとはどういうことか、“やりたいこと”の正体、自分の強みを見つけ どのようにして“やりたいこと”につなげていくか、課題にぶつかったときに どのように自分を分析・理解して道を開いていくかなどを、 脳科学の観点からマンガを交えてわかりやすく解説していきます。 【もくじ】 ~はじめに~ ”やりたいこと”ってなんだろう? ~脳の基本知識~ 1|脳のなかはどんなつくりになっているの? 2|脳からどうやって心の働きが生まれるの? 3|一人ひとりにちがう気持ちがあるのはなぜ? 4|子どもの脳はたくさんの経験で発達する 【第1章】働くってどういうこと? 働く=お金を稼ぐことではない!  自分の役割を見つけよう! どんな仕事にも”奥行き”がある! 仕事はみんなでやるから楽しい! ”やりがい”ってどういうこと? 【第2章】やりたいこと=好きなこと? 夢中になるってスゴイこと! 好きなことが見つからない… やりたいこと=向いていること? 好きなことを見つけるステップ やりたいことがたくさんあるときは? 【第3章】好きなことを続けるには? なんでも中途半端で本気になれない・・・ 長続きしない、すぐに飽きちゃう! やってみてちがった時は、やめていいの? 中だるみしないコツって? やりたいことを親に反対された! 【第4章】自分の短所とどう向き合う? 「うまくいかない時期」はどうすればいい? 問題を乗り越えるか、逃げるか? 自信を失ったとき、どう立ち直る? 失敗するのがコワイです… 苦手なことに向き合うのがいい? 得意なものをもっと伸ばすのがいい? 【第5章】AI時代にどう生きるか? AIには絶対にできないことがある! AIがあるなら勉強は意味がない? 自分で考えて動くのが苦手… AIにうばわれない仕事につくには? AIと上手に付き合う方法 ~脳が成長する7つの行動~ 行動1|脳に新しい情報を入れるなら朝! 行動2|遊びを工夫すると脳が喜ぶ! 行動3|あえて困難を選ぼう! 行動4|退屈な時間やぼーっとする時間も必要 行動5|新しい出会いを求める 行動6|雑多の多いところで勉強する 行動7|とにかくほめてもらう!
  • マンガでわかる!“発達っ子”が見ている世界
    4.0
    自身もADHDという南氏。幸いにも南氏は「体操」というADHDに有効な世界を持っていたことで才能を伸ばし続けることができました。また、学校やサラリーマン生活になじめなかったのも腑に落ちたといいます。発達っ子(=発達障害=ADHD,LD,ASD)が生きづらさや困難を感じるのは、その世界を伝えることができないうえ、理解している人が少ないから。本書では、◆親が困っているケース◆子どもから見えている世界◆解説と適切な対処法というように親と子どもの視点をマンガにすることでよりわかりやすくしていきます。また、脳科学者の茂木健一郎先生との“脳育対談”は全親にオススメ!
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する
    4.1
    人間はなぜ音楽を生み出し、社会においてどのように役割づけてきたか? そして私たちはどのような曲を美しいと感じ、どうやってそれを受け入れていくのか? 謎の多い分野に脳科学と映画音楽の第一人者が挑む!
  • 民主主義は人々を幸せにするのか?【特別版】
    -
    【WedgeONLINE PREMIUM】 民主主義は 人々を幸せにするのか?【特別版】 「民主主義が危機に瀕している」といわれて久しい。11月に大統領選を控える米国では、選挙結果次第で「内戦」の再来が懸念されている。欧州では右派ポピュリズムが台頭し、世界では権威主義化する民主主義国も増えている。さらに、インターネットやSNS、そして、AIの爆発的な普及により、世の中には情報が溢れ、社会はより複雑化している。民主主義が様々な「脅威」に晒されている今、民主主義をどう守り、改革していくのか。その方向性を提示する。 この記事は月刊誌『Wedge』2024年 11月号(10月20日発売)特集「民主主義は 人々を幸せにするのか?」に同誌2024年2月号(1月20日発売)「泉房穂・前明石市長から緊急提言「方針転換」こそ政治家の仕事 官僚の長所をもっと伸ばせ」の記事を加えた特別版です。 Part 1 米国社会の分断は危険水域 第二の「南北戦争」勃発か? 冷泉彰彦 作家、ジャーナリスト Part 2 「危機の本質は内部に宿る」 民主主義を問い直す 佐伯啓思 京都大学名誉教授 Q&A イチから分かる民主主義 ワンポイントレッスン 市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科 教授 Part 3 ネガティブ・リテラシーを持ち 情報過剰時代を生き抜く 佐藤卓己 上智大学文学部 教授、京都大学名誉教授 Part 4 台頭するポピュリズム 民主政治の歪みを正そう 吉田 徹 同志社大学政策学部 教授 Part 5  AIの力で民主主義はアップデートできるのか? 東 浩紀 批評家・作家、ゲンロン創業者 Part 6 日本人が知っておきたい 米中露にとっての「民主」とは 海野素央 明治大学政治経済学部 教授 × 富坂 聰 ジャーナリスト × 加藤 学 国際協力銀行 エネルギー・ソリューション部長 Interview 「自助」を民に押し付け 政治家は責任を放棄するな 泉 房穂 前明石市長 Part 7  日本を真の民主主義国へ 「対話のある社会」をつくろう 暉峻淑子 埼玉大学名誉教授 Column 練馬発「対話的研究会」という試み Wedge編集部 Special Interview 泉房穂・前明石市長から緊急提言 「方針転換」こそ政治家の仕事 官僚の長所をもっと伸ばせ
  • 無思想の発見
    4.0
    日本人は無宗教・無思想・無哲学だという。さて無思想とは、どのような事態か。もしかするとそれは、「ゼロ」のようなものではないのか。つまりゼロとは、「なにもない」状態をあらわしつつ、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方ではないか。日本の風土と伝統が生んだ「無思想という思想」を手がかりに、現代を取り巻く諸問題、さらには、意識/無意識とはなにかを、大胆に、されど精緻に考え尽くし、閉塞した現代に風穴を開ける。
  • 虫とゴリラ
    3.5
    人気解剖学者・養老孟司と、ゴリラ研究の第一人者にして京大総長の山極寿一の初の対集。ゾウムシをはじめさまざまな虫を採集する「虫の養老」さん、アフリカのジャングルでゴリラを追い続ける「ゴリラの山極」さんが、人間社会を問い直す。海や山の豊かな自然と共生してきた日本人が、なぜ70年代以降、山を切り崩し、海岸線をコンクリートで固め、自然を破壊してしまったのか。日本を覆う沈滞ムードの正体は何か。虫とゴリラの目で、情報化する現代社会に警鐘をならし、新しい形での自然と共に生きる道を模索する画期的な対談集。
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    3.6
    過激派元昆虫少年3人の、井戸端子育て論議 解剖学者として、広い見識を持つ知識人として『バカの壁』をはじめとする数々のベストセラーを送り出している養老孟司。生物学者として、構造主義生物学論にとどまらない環境問題や人間の生き方についての著作でも知られる池田清彦。フランス文学者として、ヨーロッパや日本の文化、そして都市環境への高い関心を持ち、『ファーブル昆虫記』の翻訳も手がけた奥本大三郎。その3人が「虫好き」というたったひとつの共通項をもとに、子どもたちの正しい育て方と、人として生きるべき方向について語り合った。

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  • 虫は人の鏡 擬態の解剖学
    4.5
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カモフラージュ、なりすまし、威嚇、死んだふり・・・虫の面白さは「擬態」にあり。なぜ虫はこんな色と形をしているのか。擬態を考察すると人間がわかる。解剖学者・養老孟司の思想の原点。初心者から本格的な虫好き(虫嫌い)まで、圧巻のビジュアルとともに<自然の見方>が学べる1冊。すべての現代人に贈る珠玉の虫エッセイ! オールカラー。 「私が虫なら、ヒトを笑う。こういう生き方があることを教えてやりたいよ」 擬態はゲノムのすることなのに、脳がすることにソックリである。もちろんそれは、神経系の機能の反映だからである。脳はそこに自分の秘密を見る。十九世紀およびそれ以前の科学者たちは、虫がする本能的行動を見て感嘆した。これこそ神の設計にほかならない、と。かれらは進化を知らなかった。だから、本能のほうが先で、神経系がそれに従って形成されたことに気づかなかったのである。かれらは虫を見て、本能を発見したつもりだったが、発見したのは、自分自身の出自だった。いまでもそうは思っていない人は、たくさんいるはずである。脳はなにか特別で、心というはたらきを示す。虫は馬鹿の一つ覚えをくりかえしているだけだ、と。(本文より)
  • 虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み
    4.0
    仕事、成功、世の中、自分、死の圧倒的現実を、静かに説き明かす対談! 「やりたいことっていうのは仕事じゃねえよ」 「死んでんのかな、ほんとに」 ―養老孟司 「成功すればするほど苦しくなるんじゃないかな」 「みんな自分の願望の充足のために現実を利用しようと躍起」 ―名越康文 この本では、私たちが日常で感じる「わけのわからなさ」に対する洞察が交わされています。 「お経は答えそのものである」との名越さんの言葉から、対談では様々な生きることの出来事が話題に上がります。 名越さんによると、人間は現実を見ずに幻想を追いがちで、その結果、不必要に動揺したり悲しみや怒りを感じたりしているそうです。 養老先生の役割は、そんな人々に「現実はこうだ」と示してくれることです。その結果、心が安定するのだとか。 また、お経は私たちの抱える様々なもやもやをスッキリさせてくれるものであり、人々の幸せを願いながら、真の教えを伝えているとのこと。 名越さんと養老先生が何を語っているのか、それは社会を変えようとする意図ではなく、あくまで彼らの「らしさ」が反映された対談となっています。 そして、お二人は対談が人々に何かの教訓を与えるとは考えておらず、ただお経のように心に響く何かを提供したいと願っています。 この対談を通じて、読者は日常生活の混乱や不安から一時的にでも解放され、新たな視点で生の謎に思いを馳せる機会を得られることでしょう。 生きることの本質に迫る試みとして、名越さんと養老先生の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。 目次 第一章 「仕事」ってなんですか 第二章 「成功」ってなんですか 第三章 「世の中」ってなんですか 第四章 「自分」ってなんですか 第五章 「現実」ってなんですか 第六章 「死ぬ」てなんですか
  • もうイライラしない! 怒らない脳 怒る自分、キレる他人に対処する科学的メソッド
    4.1
    なぜ怒りを抑えられないのか。 目の前の人がキレたらどうすればいいのか? 脳科学を駆使した怒りのコントロールとは? あおり運転やDV、あるいは駅員や店員への暴力など、キレる人が起こす事例があとを絶たない。 怒るのは、人間が持つ本能なので、怒ること自体は悪くない。 しかし現状は 「怒りを抑えられない」人が増えているようだ。 誰にとっても身近なテーマである怒りについて、 その正体や抑制法、また、怒る人への対処法まで 脳科学のアプローチから解説する。 もともとは怒る人だった著者が、 いかにして「怒らない脳」を獲得していったのか。 ストレス、プレッシャー、ヘイトから自分自身を 守る習慣とは? 脳科学に基づいた、 怒りをコントロールするノウハウが満載。 ◆自分のイライラを抑えるには、 笑顔になる、負け惜しみをする、おいしいものを食べる…… ◆カーッとなった相手の怒りを抑えるには、 先に謝る、ゆっくり話す、逆質問する…… ◆理不尽な相手にカドを立てずに、 こちらの言い分を伝えるには、 ガッカリする、他人の失敗例を言う、敬意を表す…… ◆怒らない脳に変わる習慣を身につけるには、 雑談する、ながら仕事をする、成功した人を祝福する……
  • 茂木健一郎の脳科学講義
    4.0
    脳という物質に「クオリア」にみちた意識が宿るのはなぜか。人はなぜ他人の気持ちがわかり、自分が自分であると認識できるのか。知性や創造力はどのように育まれるのか。この不確実な世界を生き抜く脳の潜在能力とはいかなるものか。……脳科学の最前線を斬り進む茂木健一郎が、こうした難問をめぐって基礎の基礎から個人授業! 愉快かつ深遠な語り口で人間存在の謎の核心にいざなう贅沢な一冊。
  • 茂木健一郎の脳がときめく言葉の魔法
    4.0
    幸運とは脳がつくりだすイリュージョン。本書で「言葉の魔法」を体験してください 人間は、脳で幸運を感じています。 だから、幸せ(幸運)かどうかは脳の中をのぞき込むとわかります。 うれしいこと、楽しいことがあると、脳内で神経伝達物質である「ドーパミン」が放出されます。 そして、このドーパミンが「自分」という自我中枢である前頭葉に放出されると、人は幸せを感じるのです。 一方で、偶然の幸運に出会う能力を「セレンディピティ」といいます。 現在の脳科学では、セレンディピティこそが、人間が創造的に生きるための キーワードとして注目されています。 人が幸せを感じながら日々生きていくためには、偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」が必要なのです。 そこで重要なのが、偶然の幸運に巡りあったとき、それを間違いなく自分のものとして繋ぎ止めることができるかどうか。 それができる人こそ、幸運を呼び込めるのです。 では、この「偶然の幸運」を「必然の幸運」に転換させる方法はあるのか? もちろん、あります。 この本を読むと、幸運というイリュージョンを脳内でつくる 「言葉の魔法」を体験でき、幸運を呼び込むことができるのです。
  • 茂木健一郎の脳を幸せにするレシピ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「料理をすることはどんな論文を書くよりも本質的で豊かな行為であると思う」「脳の視点で見ると料理を作る人はトクをしている」byブレインシェフ・茂木健一郎本書は作っても、食べても脳が喜ぶ、「脳を幸せにする(刺激する!)レシピ」を茂木健一郎氏と料理研究家・海豪うるる氏が「食と脳の関係」を語りながら紹介。茂木氏が幼少時代からどのように「食のクオリア」と出会ってきたか、脳科学者の視点から過去を振り返り、「茂木健一郎は何でできているか」を紐解きます!茂木氏の人生を変えてきたレシピの数々、そして「茂木健一郎・食のクオリアのルーツはカレー」「『イワン・デニーソヴィチの一日』のサラミ」「茂木健一郎の朝は、みそ汁作りから始まる」といった茂木氏のエピソードにインスピレーションを受けて海豪氏が創作した刺激的な料理(ハッピーカレー、欲張りパエリア、つくねのみそ汁、すき焼きビビンバ、ロッシーニ風パスタ……etc.)を紹介します。

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  • モギケンの音楽を聴くように英語を楽しもう! : 学生・ビジネスマンがひとりでできる!
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「楽しむ」ことが脳を「本気」にさせる。モギケン流英語上達法。

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  • もぎ塾実況ライブ!できる脳の育て方
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    おなじみ脳科学者・茂木健一郎先生が、学校や教育現場で熱く語った「脳がよろこぶ学び」や「勉強の意味」「勉強法」を実況ライブ形式でお伝えします。 読者に呼びかけ、板書も満載の、正に「もぎ授業」。脳をきたえるドーパミンの出し方も豊富に提示し、「これから」を生き抜く極意を伝えます。教育界注目のアクティブ・ラーニングやリベラル・アーツの在り方についても緊急提言!盛りだくさんの「もぎ塾」開講です。

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  • もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」のつかい方
    値引きあり
    3.6
    茂木健一郎の大ヒット作『結果を出せる人になる! 「すぐやる脳」のつくり方』に、待望の“続編”が登場! 「くよくよしないで、とにかくポジティブに考えよう」 「もっと前向きに、元気出さなくちゃ…」 落ち込んだとき、こんな励ましの言葉をもらった経験ありますよね。 でもこれ、本物のポジティブ思考とはいえないことをご存知でしうか? “前向き”や“元気”をアッサリ捨てて、大きな結果を手に入れる。 「ポジティブ脳」に変わるだけで、そんな人生の逆転劇が訪れるのです! ○ポジティブ思考には「ホンモノ」と「ニセモノ」がある ○人生を逆回りさせる「たら・ればスパイラル」にご用心! ○「脳のコスプレ」で、まったく新しい現実をつくり出せ ○毎日のリズムをテンポよく変える「脳内交響曲」 ○人間関係がうまくいく「シャーロック・ホームズ発想法」 ○あなたも今日から「自分を捨てる勇気」を持とう ほか 読むだけで「ストレス知らずの人生」に! 茂木式・ポジティブ発想転換術
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 作家はなにゆえ猫を愛す?NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が一冊になった!作家が語る愛猫との暮らしがオールカラーで楽しめる。番組のための書き下ろし作品も収録。
  • ものがわかるということ
    4.0
    自分を自由にしてくれる 養老流ものの見方、考え方。 「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。 じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。 それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。 訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より) 学ぶことは「わかる」の基礎になる 考えることが自分を育てる ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。 養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。 養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した1冊。
  • ヤセないのは脳のせい
    3.0
    成功の鍵は、脳にあり! どうすればヤセるか頭ではわかっているのに、なぜ上手くいかないのか? 十キロのダイエットとその後のリバウンドを経験した脳科学者が、自らモニターとなりその理由を徹底分析。「最大の敵はストレス」「やる気は必要ない」「シンプルに考える」など、脳を“その気”にさせるコツを大公開。その先にあるのは、自分を変える勇気の大切さだった。ありそうでなかった、脳に効くダイエット論!
  • ヤマケイ文庫 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE,AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES
    5.0
    解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・W ニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。 アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。 便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。 そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。 文庫版には、著者のお二人と交流がある甲野善紀先生による解説を追加しています。 ■内容 【1章 森と川と海のこと】 荒れた森を再生する/日本の杉は苦しがっている/木の力、森の力/森と川、そして海のつながり…ほか 【2章 食べること、住まうこと】 田舎の力/都会の罠/虫は貴重なタンパク源だった/何でも食べられるのは「貴族」/木を生かす適材適所…ほか 【3章 子どもたちと教育のこと】 「ほったらかし」が一番/二人の子ども時代/母親の世界から飛び出せ/ゲームより実体験/体験を通すと生きた知識が身に付く…ほか 【4章 虫のこと、動物のこと】 生き物の分類は分ける人によって変わる/ゾウムシは中央構造線を知っている?/オスは時々いればいい/熊との付き合い方…ほか 【5章 五感と意識のこと】 ハエも用心するクサヤのにおい/顔色をうかがうための進化/意識はコントロールできない/「意識の時代」と「身体の時代」…ほか 【6章 聞くこと、話すこと】 英語を強制されたトラウマ/気持ちと結びつく日本語/訓読みは難しい/主語の有無は文化の違い/自我の目覚めが遅い日本人…ほか 【7章 これからの日本のこと】 子供も、大人も外で遊べ/若者に責任を持たせよ/日本人に覚悟はあるか/言い訳の多い日本人/日本人よ、自分を取り戻せ…ほか ■著者について 養老孟司(ようろう たけし) 1937年神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学名誉教授。 1962年に東京大学医学部を卒業。1981年、東京大学医学部教授に就任。 1995年に東京大学を退官。脳科学や人間の身体に関するテーマをはじめ、幅広い執筆活動を行う。 昆虫研究でも知られ、2022年まで福島県須賀川市の科学館「ムシテックワールド」の館長を務めた。 著書に『養老先生と虫』(山と溪谷社)、『バカの壁』『「自分」の壁』(新潮社)など多数。 C・W ニコル(クライヴ ウィリアム ニコル) 1940年英国ウェールズ生まれ。作家、環境保護活動家、探検家。 カナダ水産調査局主任技官、エチオピア・シミエン山岳国立公園長などを歴任後、1980年長野県に居を定める。 1986年、荒れ果てた里山を購入し『アファンの森』と名付け、森の再生活動を始める。 2002年「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長となる。著書に『勇魚』(文藝春秋)など多数。 2020年、79歳で逝去。
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~
    4.5
    1巻990円 (税込)
    形はどこにあるのか、色は何でできているか、虫を拡大すると世界はどうなるのか、生物多様性とはなにか。 ただ面白いから一日中、虫を見ているだけ。 そうしているうちに、なにかがわかってしまう。 物事にすべて理由があるとは限らないのである――。 長年、虫と自然に教わってきた世界の見方を明解に楽しく語る養老孟司流の生きるヒント。 虫に憑りつかれた面々が虫好きの楽園・ラオスに集った命がけの採集記も収録。 文庫版オリジナルエッセイ付き。 『虫の虫』(廣済堂出版)を改題・再編集のうえ文庫化。 ■目次 1 虫を見る 見ること/形はどこにあるか(一)/形はどこにあるか(二)/色を見る/虫の色/虫の大きさ/ 拡大する/区別して分類する/五感と虫/虫を見てなにがわかるか(一)/虫を見てなにがわかるか(ニ)/それでも虫なのだ 2 ラオスで虫採り タライいっぱいの虫/虫採りに抵抗のない国/懐かしい風景/似ているのに違う/二次林だという思い込み/ クチブトゾウムシはどこにいるか/行ってみなけりゃわからない/二〇〇八年春、シェンクワンへ/蛍光灯破損事件/ テングアゲハの聖地/チョウを呼ぶ色/ラオスヒノキ方式/原生林は虫が少ない/シダにつくクチブトゾウムシ/ 瞬間移動する蝶人/虫屋とラオスに適応/いてはいけないチョウがいた/ヤシの実から出てきたゾウムシ/爺さんの災難/ ネジレバナという変な虫/完全変態の謎/一つの原理では説明できない/またもや新種発見/広がるトウモロコシ畑/ ラオスには研究拠点が必要/アシナガバチの攻撃/第三の事件 文庫版エッセイ:人が生きる理由とは
  • 遺言。(新潮新書)
    4.0
    動物とヒトの違いはなにか? 私たちヒトの意識と感覚に関する思索――それは人間関係やデジタル社会での息苦しさから解放される道にもなる。「考え方ひとつで人生はしのぎやすくなりますよ」、そう著者は優しく伝える。ひと冬籠って書きあげた完全書き下ろしとなる本書は、50年後も読まれているにちがいない。知的刺激に満ちた、このうえなく明るく面白い「遺言」の誕生! 80歳の叡智がここに。
  • 唯脳論
    4.1
    文化や伝統、社会制度はもちろん、言語、意識、そして心…あらゆるヒトの営みは脳に由来する。「情報」を縁とし、おびただしい「人工物」に囲まれた現代人は、いわば脳の中に住む。脳の法則性という観点からヒトの活動を捉え直し、現代社会を「脳化社会」と喝破。一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。
  • 郵便的不安たちβ
    4.0
    衝撃のデビュー「ソルジェニーツィン試論」、ポストモダン社会と来るべき世界を語る「郵便的不安たち」など、初期の主要な仕事を収録。思想、批評、サブカルを郵便的に横断する闘いは、ここから始まる!
  • ゆるく考える
    4.0
    若いころのぼくに言いたい、人生の選択肢は無限である、と。世の中を少しでもよい方向に変えるために、ゆるく、ラジカルにゆるく考えよう。「ゲンロン」を生み出した東浩紀のエッセイ集。
  • 養老先生、がんになる
    3.7
    心筋梗塞から4年。 奇跡の生還を遂げた養老孟司先生が、 がんになった。 2024年5月から始まった抗がん剤治療、 6月の建長寺虫供養、 7月~8月の虫展開催に向けて準備をしながら、 再度の入院。そして放射線治療。 教え子で自らもがんの、東大病院放射線科医師の中川恵一先生が、 養老先生のがんについてくわしく解説。 もうすぐ87歳になる養老先生が、 がんと闘いながら自らの老いと向き合ったシリーズ最新刊。 担当医のコメントや、家族の声も初公開。

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  • 養老先生、病院へ行く
    3.4
    大病をわずらって生死の境をさまよい、 愛猫「まる」を失って悲しみに暮れた 解剖学者・養老孟司は 嫌いだった医療と、どう向き合ったのか 「老い」と「病気」の違いについて改めて考え、 愛猫「まる」の死を経て感じた「身近な存在の死」との向き合い方、 医師の目線から見た、現在の医療システムのいびつな仕組みなどについて 教え子である東大病院の医師・中川恵一氏と語り合います。 マンガ「テルマエロマエ」で知られる 漫画家ヤマザキマリさんとの鼎談も収録。 ■目次 1章 病気はコロナだけじゃなかった 2章 養老先生、東大病院に入院 3章 なぜ「医療」と距離をとるのか? 4章 なぜ病院へ行くべきなのか? 5章 特別鼎談養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?

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  • 養老先生、再び病院へ行く
    3.3
    「まる」の死から2年。 心筋梗塞での入院から2年半。 あれから養老先生はどうなった? 『養老先生、病院へ行く』待望の続編、ついに発売。 大病から復活後、久しぶりに病院を訪れることを決意した養老先生。 決して好きではない病院や医療と絶妙な距離を取りつつ、 老いや加齢、猫、虫、そして死について 教え子の東大病院の医師・中川恵一と縦横無尽に語りあい、 みずからの健康法についても初告白。 医療システムから逃れようとする養老先生と、 その姿勢を個人的には容認しつつも、 システムの側にいる中川先生。 この2人の医療に対する考え方を、 『養老先生、病院へ行く』同様、 往復書簡スタイルで交互に語りあう。 巻末では、作家・阿川佐和子さんとの鼎談も収録。 *カラー口絵16ページ・本文モノクロ写真も多数掲載

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  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉
    3.9
    「世の中おかしくなった」と誰もがいう。教育の荒廃、凶悪犯罪、環境破壊、金銭汚職。ことあるごとに「誰かのせい」がはじまる。政治家が、役人が、教師が、そして会社が悪い。そうじゃない! あなた自身の見方・考え方がまちがっているのだ。

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  • 養老孟司の人生論
    3.6
    「どうしたら『生きられるか』、そんなこと、私に訊かないでください。わかるでしょ。その疑問に『自分で』答えること自体が、『生きる』ってことなんだから」(本書の第10章「若いころ」より)運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人……。死から語り始める養老流「逆向き」人生論。 〈目次より〉◆本当に死んでしまったら、怖いもクソもない ◆私にとっては「死」ではなく「死体」こそが現実 ◆だれだって死体になる ◆すべての患者はかならず死ぬ ◆寿命は運。私は専門家におまかせします ◆共同体を消すことが「進歩」だった ◆本質的に変わらない「私」なんて、ない ◆個性は心にはなく身体にある ◆「世間」が西欧近代的自我の怪しさを教えてくれた ◆「世間という大きな書物を読むために」研究室を出た ◆私の価値観が確立した瞬間 ◆テーマが勝手に増える ◆フリーターになりたかった ◆戦争か飯か。私はぎりぎり、飯をとった ◆利口な人はアメリカかヨーロッパへ行った ◆論理より「いろいろ」が好き。全体をつかみたい ◆解剖を選んだ理由 ◆すべての結果が自分に戻ってくる ◆世間が激動すると科学者と技術者が輩出する ◆本当に自分で学問をするということ ◆非日常より日常を、独創より平凡を、選ぶ ◆「脳という方法」を使う ◆フツーを重ねるとトクベツになる? ◆選ぶのは対象ではなく方法、と決めた ◆「あたりまえ」は意外にむずかしい ◆自己チューの社会的意味 ◆純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要 ◆宗教は新しいほど危険 ◆「俺の本って、お経じゃないか」と思った ◆科学はキリスト教の解毒剤 ◆考えるためにはこだわる必要がある ◆ファーブルはハチに徹底的にこだわった ◆単純な解答はたいていウソ ◆日本というヘソの緒が切れない ◆「人間」じゃなく「人」になろうと努力してきた ◆「生きる」ことがわからないはずがない ◆人一倍世間を気にする「変わり者」 ◆この国は「自分流より世間流」 ◆世間と格闘するうち、自分も世間も変わってきた ●本書は、『養老孟司の人生論』(『運のつき』の改題・復刊)を、装い新たに文庫化したものです。
  • 養老孟司の人生論
    3.4
    私の人生では「新しい」こと、つまりまだ済んでないことがあります。それは死ぬことです。――養老孟司が「死」から話をはじめる、目からウロコの人生論! 「死」について、「自分」について、「世間」について、「学問」について、「現代」について、「日本人」について、「考えること」について――。著者が自身の人生を振り返りながら、生きるためのヒントを語りかけます。目次より:大賢は大愚に似たり。そっくりだけど大違い/自分の死なんてどうでもいい/本質的に変わらない「私」なんて、ない/中庸をとるために極端な理論を立てる/敗戦で私は「だまされた」と思った/「あたりまえ」は意外にむずかしい/自己チューの社会的意味/単純な解答はたいていウソ/「考えないほうがいい」ことなんかない/日本人は「生きて」いない/この国は「自分流より世間流」/日本も、私も、楽観主義でいきたい/※本書は二〇〇四年にマガジンハウスから刊行された『運のつき』(二〇〇七年、新潮文庫)を復刊し、改題したものです。

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  • 養老孟司の旅する脳
    3.6
    養老先生、大いに語る! 旅と脳の深い関係から虫捕りの効能まで、“養老哲学”が1分でわかる、ワンショット・エッセイ集。人はなぜ旅に出るのか、“嫌う人は嫌われる”の真実、“自分に合った仕事”など幻想である、勝ったほうが生き残るとは限らない、お金とは、所詮は脳がつくり出した約束事、“参勤交代”という業務命令復活の提案、君子“音楽”に近寄らず、“虫捕る体質の魂”百まで……など。こんな時代だから読みたい、軽妙かつ深イイ話64編。JALグループ機内誌『SKYWARD』掲載の人気連載を電子化!

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  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)
    完結
    3.8
    人は死んで、いなくなる。ボケたらこちらの勝ちである。人生に多少の危険はつきものだ。若者に独創性を説くのは害であろう。教育の本質は「人を変える」こと。自分がどういう面で変わり、どういう面で変わらないか、歳を取ってもわからない。そこに、希望がある。世界が変わるのではない、自分が変わるのである――。9年間40万字を費やした連載の集大成、「大言論」シリーズ第1巻。
  • 養老孟司の人間科学講義
    3.0
    ヒト遺伝子は既にその塩基配列がすべて解読された。それならわれわれは、ヒトについていったい何を「知っている」というのだろうか。ヒトに本来そなわる二つの情報系?「神経系=脳=意識」と「遺伝子系=細胞=無意識」という入射角からヒトという存在を捉えなおす、養老ヒト学のひとつの到達点。
  • 世につまらない本はない
    3.6
    博覧強記の三粋人が、自らの愛読書を縦横無尽に大激論。「もし、無人島に持っていくなら」「本読みの、あなただけの秘策は」などの質問に、バックグラウンドがまったく異なる3人は、なんと答えるか? いままでにない、画期的読書術!
  • 読まない力
    3.6
    「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。人生は『意識のみ』になってしまった」……。著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、先を読まず、解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。たとえば、著者は本書で以下の意味のことを述べている。「秩序は同量の無秩序と引き換えでないと手に入らない。文明とは秩序であり、秩序を構築する過程で同量の無秩序を生み出している。それが炭酸ガス問題、環境問題の本質である。代替エネルギーもどうせ同じことであり、どこかにエントロピーを増やしてしまう」。日本人がこれからどう行動するかを考える上で、無視できない指摘ではないだろうか。本書は月刊誌『Voice』で2002年からはじまった好評長期連載「解剖学者の眼」を完全収録した時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。日本のこの7年を振り返りつつ、普遍的な視座を提案する。

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  • 寄り道して考える
    3.5
    人に教えたくない店は、表通りより、路地を入ったところにある、などとよく言われる。それは会話についても言えるのではないだろうか。一つのテーマに沿って延々と続く議論を聞き続けるのは苦痛なことだ。路地裏のいい店の喩えではないが、ときに話が本題から反れる。その話のほうが面白いということはよくあることだ。本書で御両人が語り合っているテーマそのものは日本文化論に通じるものあり、精神史に通じるものありで、その意味では正攻法の対論である。しかし、自分の幼児期の体験、青春時代の思い出などを織り交ぜた会話は、知的な漫才のような面白ささえ感じる。まさに、裏路地の会話、である。その会話には、示唆にとんだ一言あり、正鵠をついた社会批判ありで、読む者を飽きさせることがない。こういう会話を知的な会話というのだろう。ご両人と寄り道しながら、日本人とは何か、信仰とは何かなど、重いテーマを軽く楽しんで見てはいかがだろう。

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  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅
    値引きあり
    4.2
    「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――。SNS時代の挑発的人生論。※解説は電子書籍版には収録されていません
  • 45分でわかる!脳を鍛える読書のしかた。
    3.7
    本書は、2009年7月12日に開催された第16回東京国際ブックフェア読書推進セミナー「茂木流『読書のすすめ』」の講演をもとにしたもの。小学三年生で年間100冊、五年生で年間200冊を読破し、高校時代には『赤毛のアン』シリーズを原書で読み、「読書」をベースに学力(英語力も)・知力・思考力を伸ばしてきた茂木健一郎氏が、『論語』、夏目漱石、樋口一葉、内田百間、小林秀雄、『赤毛のアン』……数々の愛読書を紹介しながら、活字の力、読書の効能、日本語の素晴らしさ等について語る。「活字を読んで、聴いて、書けば、脳は成長する!」ことを実証してきた人気脳科学者が、「読書」の魅力についてはじめて語る!
  • リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか
    3.5
    ぼくたちは今どんな時代を生きているか。批評の言葉は怒る若者たちに届くか。サブカルチャーの諸問題から国家論、表現論まで、わかりあうつもりのない二人による8年間の世代間闘争。
  • 老人の壁
    4.0
    「明るい老人の本」大好きな虫採りに明け暮れる解剖学者・養老孟司。古今東西さまざまな「本人」になっていくつもの人生を送るイラストレーター・南伸坊。ともに老人になった二人が、「老人とは何か」「老人はどう生きるべきか」を、科学とユーモアで徹底討論! 病気になったらどうしよう。死んでしまったらどうしよう。暗い気分になってしまうのは、暗い気分になるものしか見ていないからだ。どんなに年を取っても人生を変える発見がある。死んだ後のことは生きている人にまかせよう。人間のことより花鳥風月に目を向けよう。養老孟司のエッセンスと、南伸坊の笑いが炸裂する心が軽くなる対談集。
  • 老人の知恵
    4.0
    タブーなし、忖度なし。 知の巨人×日本を代表するジャーナリスト 初対談が実現! 戦争を知る最後の世代として、これだけは言っておきたい。 戦争体験。高度経済成長期。バブル崩壊後、1990年代からの経済停滞「失われた30年」。超少子高齢社会。この社会の居心地の悪さの原因は何なのか。そんな日本を活性化させるにはどうすればいいのか。人間にとって「生きる」とは、「老い」とは、「死」とは――。 解剖学者としての知見をベースに医学・生物学などの知識を交えて社会のあらゆる事象を読み解く「知の巨人」と、活字と放送の両メディアで精力的に取材活動を続ける「日本の生き字引」ともいえる稀代のジャーナリストが、縦横無尽に語り合う。 【本書の主な内容】 ●腰が痛い、肩が凝る、年寄りの文句が増えてきました  ●虫の世界は人間社会に何が起きても変わりません ●敗戦の日の夜、明るい街を見て戦争が終わったことを実感 ●タブーに切り込まなければ戦時中と同じじゃないか ●震災後の日本がどうなるか『方丈記』を読むとよくわかります ●国の大きな転換期には必ず大規模な自然災害が起きています ●自国ファーストは鎖国への第一歩ではないか ●チャレンジする人間を育てられない、それが日本の大問題 ●負けるとわかっている戦争になぜ反対できなかったのか ●日本には明治維新からのストレスが残っているんです ●薬不足、車の不整備、原因はつながっているのです ●男性に同化せざるを得ない社会って、どうなんだろう ●神って定義できないもの。一人一人が持っていればいい ●僕のお爺さんの現世はビールに落ちたハエかもしれない ●できると思えば必ずやる。それが日本人の悪いクセでもある ●虫の減少と少子化の問題は似ている。どっちも原因がわからない ●人間関係だけで世界が完結したら、たまったもんじゃない ●論破することにどんな意味があるのかなあ ●日本人はいつからものづくりの精神を忘れたんだろう ●定年前に辞めたから今の自分があると思います ●スマホもパソコンも社会とのお付き合いのためです ●80歳過ぎたら我慢しないで好きに生きたらいいんですよ ●老い方は人それぞれ、他人と比べても仕方がないんです ●健康診断より大事なのは、体の声に耳を傾けること ●高齢者だから猫を飼うなというのは余計なお世話 ●死んだあとのことは今考えても仕方ない ほか
  • 60歳からの脳の使い方
    3.8
    脳科学者・茂木健一郎氏が教える、今日から豊かなセカンドライフを実現する秘訣満載! 人生100年時代といわれるいま、60歳=「還暦」は人生の折り返し地点という意味合いが強まっています。 これまでずっと会社で働いてきた人が定年を迎え、「さあやっと自由だ」と言わんばかりにセカンドライフとしてあたらしいことに挑戦する元気な人がいる一方で、「ずっと家にいる」「急に元気がなくなった」「突然運動できなくなった」……という人も増えています。その違いはどこにあるのでしょうか。 それは、脳に新しい刺激を与える「生きがい」を持っているかどうかだ、と語るのは脳科学者として人気の茂木健一郎氏です。「生きがい」は難しいものではなく、生活のあらゆるところに見つけることができる、と説きます。 そしてそんな「生きがい」があれば、「もう年だからできない」といった、わたしたちが無意識に持っている「エイジズム(年齢に基づく固定観念)」から脱却し、日々をポジティヴに生きることができるようになります。 そこで、脳科学者・茂木健一郎氏が、最新の脳科学の観点から、何歳になってもボケない・若返る脳の使い方を詳しく解説。「いつまでも元気なあの人」はなにが違うのか、著名人の例を挙げわかりやすく説明します。また現代の日本社会を覆う「老害」問題にも茂木氏ならではの視点から斬り込みます。「老い」をポジティヴにとらえなおすための一冊です。
  • わからないので面白い 僕はこんなふうに考えてきた
    3.7
    「ああすれば、こうなる」と、すぐに答えが出ることなんて、面白いはずないでしょう――。頭だけで考えたことの安易な正当化を〈たかだか千五百グラムの脳味噌が、そうだと思っているだけ〉と痛快に斬り、子どもと虫の将来を本気で心配する。今の読者に改めて伝えたい、「養老節」が炸裂する22篇を厳選した、ベストエッセイ集。巻末に語り下ろし「二十年後のQ&A」を収録した、好評『なるようになる。』の姉妹編。 【目次】 Ⅰ 身体を考える……脳はそんなにエライのか Ⅱ 学びを考える……知識だけでは身につかない Ⅲ 個性を考える……オリジナリティーよりも大切なこと Ⅳ 社会を考える……たった一人の戦争 二十年後のQ&A ※本書は『毒にも薬にもなる話』『まともな人』『こまった人』『ぼちぼち結論』の収録作品から精選したものです。
  • 忘れるだけでうまくいく脳と心の整理術
    4.0
    記憶力が悪くて学生時代に苦労した人も多いだろう。しかし今の時代、何かを記憶させておくだけならば、コンピューターにデータを蓄積しておけば済む。むしろ現代では忘れるスキルこそが重要になっており、過去に縛られていることが、挑戦したり、幸せに生きることの邪魔になっていると著者はいう。そのため、記憶するスキルよりも、効率よく忘れるスキルのほうが脳を活用するのには重要だというのだ。さらに、これからの頭の良さをはかる指標は、単純な記憶力より、どれだけ無駄な情報を捨てて圧縮できるかという「圧縮力」になると語る。本書は、覚えておきたいこと、忘れたいことを上手に整理し、脳の中をスッキリさせる画期的な一冊。過去にとらわれるよりも、忘れることの大切さを学んでほしい。

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  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    3.3
    新型コロナで世界は大変容した。経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく転換した。これから日本人はどのように生き、どのような未来を描けばよいのか。多分野で活躍する賢人たちの思考と言葉で導く論考集。

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