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脳という物質に「クオリア」にみちた意識が宿るのはなぜか。人はなぜ他人の気持ちがわかり、自分が自分であると認識できるのか。知性や創造力はどのように育まれるのか。この不確実な世界を生き抜く脳の潜在能力とはいかなるものか。……脳科学の最前線を斬り進む茂木健一郎が、こうした難問をめぐって基礎の基礎から個人授業! 愉快かつ深遠な語り口で人間存在の謎の核心にいざなう贅沢な一冊。
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Posted by ブクログ
基本的には彼の出世の本懐たる「クオリア」の探求がテーマなのだが、脳が電気信号を発信するだけの装置と考えることと「意識」というものの存在がどれほどマッチしないか?しかし、未だ電気信号として考える脳科学の進歩に頼らざるを得ないのが脳科学の現状であることの説明等、非常に読み応えのある内容だった。
しかし、私が一番興味を惹かれたのは
脳はコミュニケーションをするために発達した
というなんだか逆説的な理論を茂木さんが支持していたこと。
それだけ、コミュニケーションというのは難しいことなんだなぁと改めて思い知らされた。
とともに、もっと発展的なことを言えば
脳は不確実性に対処するために発達した
ということ。
現在の不確実な世の中というのは我々の脳を駆使するにはいい状況。しかし、ちゃんと脳を使っているとは思えない。
もうちょっとうまく脳を使えないかなぁ。これほど可能性を秘めた臓器なのに。そんなことを読みながら思ってしまった。
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