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人間の脳は無限の可能性を秘めているが、停滞した日本の現状に安住したままではその能力はいつまでも眠ったまま。直感を信じて先の予測のつかないアウェーに飛び出してこそ、潜在能力が引き出され、一回り大きな人間に生まれ変わることができる。人生をスケールアップさせ、閉塞した日本社会に風穴を開ける、究極の脳活用術。
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Posted by ブクログ
たまたま私が出向中ということもあり、「アウェー」というキーワードと著者が茂木さんということで手に取った本。 同じ所にとどまっているとどうしてもそこの価値観・判断基準で物事を考え、行動している(文脈に合わせている)が、アウェーでこそ、脳が刺激され、新しい知見となることがよくわかる。 日本人に閉塞感があ...続きを読むるとか、草食系男子とかいうが、全ての人にとってこの「アウェー脳を磨け!」が、行動指針になると思う。良書です。
私の仕事には「ホーム」がない! そのことを認識してから、心が揺らぎ出してしまい、時々どうしようもなく苦しくなって、涙も出てきて…というタイミングで出会った本。 出会えてよかったです。 アウェーのよさ。苦しさ。苦しさの意味。 ホームの考え方。ホームの持ち方。 それらのことが、すとん!と私の中に降...続きを読むりてきました。 研修もサポートもなく、突然入った現場。 自分の周囲は全てクライエント、という環境。 完全にアウェー。 そういう環境は、嫌いではありません。 けれども、時々とても苦しくなる。 私のホームはどこだろうと、ありもしない場所を、探してしまっていました。 そんな時、この本から「ホームは自分のなかにある」ことを示されて、それが自分でも確認できて、すごく楽になりました。 心の底から好きなものが、私を支えてくれる。 私の中に「ホーム」はある。 だからどこに行っても大丈夫! 「アウェーで頼れる仲間は、問題意識を共有できる仲間」との指摘にも納得でした。 今までがまさにそうで、「仲間」と出会えたケースは、気持ちよく仕事ができ、それどころか、いくつもの幸運な偶然が重なり、状況が好転することが多々ありました。 あとは、もっともっと努力を重ねること! 私はまだまだ自分に甘えているな、と思いました。 「竜が見える」くらいに、もっともっと情熱をもって、本気で仕事に取り組んでいこうと思います。 年末に、こんな素敵な本と出会えて幸せです。 繰り返し、大切に読み返していこうと思う一冊です。
ナナメ読みでも内容が頭に入って来る。それだけ文体がすっきりしていて不要な部分が少ない。なるほど脳科学者である。
著者は、理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学特別研究教授。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究するとともに、美術評論や文芸評論に取り組む。 著書に「脳と仮想」「今、ここかすべての場所へ」「脳とクオリ...続きを読むア」等多数。 脳が育まれ、学ぶためには、ある程度の「負荷」がかからなければならない。ホームにいるだけでは、脳がその潜在的な能力を発揮するためのチャンスが十分に与えられない。 つらいと感じているときは、簡単にできることではなく、さらなる高みを目指して新たな分野にチャレンジしているということであり、脳は確実に成長している。 本書は、そんなアウェーに挑戦しようという人の背中をそっと押してあげる本。 構成は以下の4章 ①アウェーで脳は目覚める ②アウェー脳の育み方 ③アウェーを勝ち抜く脳活用術 ④アウェー脳が日本を変える ホームが大好き。変わることを嫌う。多くの日本人。 私もそのうちの一人かもしれない。 変化あるところに大きな負荷があり、そしてそこに大きな成長がある。それを脳科学的に立証されたら信じるしかない。 何かを始めよう。始める前に物怖じしてしまうことを防いでくれ、勇気を与えてくれる一冊。
同じ著者の本を何冊も読むと、言い方を変えながらも同じことが書かれている。本作からも同じ印象を受けた。もちろん言っていることはナルホドと考えさせられる事ばかりですョ。
グローバル化の重要性、日本列島のこのゆりかごの中で安穏としているから、この時代日本が、日本人が元気が無いように見えるのである。このホーム(日本、とその日本人的な考えかた)を飛び出して、アウェーでガンガン勝負すべき!という内容。 日本人の持つ緻密さ、精密さ、や気配り・「空気を読む」性質は、アウェーの世...続きを読む界ではむしろ邪魔になる、という考え方には反対。むしろ世界の方がこの「こころくばり」を求め、まねるようになるのではないかと私は思う。 茂木先生、それは違うんじゃないかな。。という部分、多々あり、星3つ。
自分の考え方ががらりと変わった。もっと早く読んでいれば(もっと早く出ていれば)と思った。「読書力」の用例に書いてあった一つが自分にとって初めていかされた本でもある。自分の考えが不安で、しっかりしていないからと親に流されたけど俺は間違っていなかったんだ!どこの学校に行ったから就職先がどうこうってのは関...続きを読む係ないんだ!これからの時代は特に。真向に親に言い返せる自信をもらった。自分の中にあったもやもやとした考えが形になった感じ。茂木さんから力をもらった。何か肩の荷が軽くなったような、アウェーに飛び出していこうと思った。すごくフットワークが軽くなった! 何度も何度も困難に陥った時、くじけそうになった時お世話になりそうな本になりそうです。 本書に一貫して貫かれている主旨はアウェーに飛び出せということ。特にこれからの世界(グローバル化)においては現状のままのガラパゴス化している日本では取り残されてしまう。学歴や肩書が評価基準となっているままでは。そこから「グーグル時価総額」という基準で実質的価値を重きに置くことに日本人は移行していかなければならない。突然ホームが崩れ去った時、狭いホームで部分最適しかしていなかった人々は自分を成長させていないため困難に陥ってしまうからだ。 日本を出ると学歴も肩書も何の意味ももたらさない。ならなぜ高名な大学を目指すのか?それは施設、環境が整っているからだと自分の中で結論づけることにした。ただ、学歴の恩恵という過保護なフィルターに覆われたまま生きていくことはしない。それは非常に大きなリスクでもあるのだから。 坂本龍馬の座右の銘「世に生を得るは事を成すにあり」この気概を持つことが大事。今の日本ではこうすれば社会で認められる、成功するというホームの文脈を上手に適応できる人がエリートと呼ばれている。昨日鑑賞した映画ジーンワルツでも「体制の中から変えるのは時間がかかる」だのと言っていたが、それそのものである。 アウェーに飛び出すことは非常に不安で怖い苦痛である。ましてや今の日本の人々にとっては手厚く過保護されてきたのだからなおさら。でもアウェーに出ることで自分の限界を広げられる。そのアウェーを乗り越えた時に得られるものは大きい。逆にホームに居すわり続けることは成長の機会を失っていることに他ならない。 アウェーにいれば必ず苦痛(失敗)を強いられる。だからこそそういう時は思い切り失敗して傷ついた方がよい。その幅の分だけ成長の度合いは大きくなる。アウェーに臨む時の姿勢として一番望ましいのはリラックスしながら集中すること。居つく状態からフロー状態という理想の形に持っていくため(アウェーの緊張を乗り越える)には、アウェー戦をたくさん経験すること。失敗というのが何度もするうちにその刺激が弱まるように。 も一つ心に響いたのが直感で動け!2秒で決断しろ!ということ。世の中はぐ偶有性に満ちているのだから深く考えてもそんなすぐには結論は出ない。そして結果として失敗になったとしても反省時間に費やすのではなく、止まらず前へ前へ進め!決して立ち止まってはならない!
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アウェー脳を磨け!
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