すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「大審問官」はさすがに圧倒的。テーマが多岐に渡り、内容の深さも難解さも段違い。
本編の感想ではないが、「大審問官」の理解のために、木下和郎氏のブログ「連絡船」が非常に参考になった。
同ブログは基本的に、この光文社の亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』について亀山氏の理解の間違いを指摘する内容のものだ。その部分は、読んでも別に面白くはない。
ただ、「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」その六、と題されたページ(彼の亀山訳批判のタイトルの通し番号らしい)の「大審問官」評は秀逸。
途中に亀山氏の解釈への批判が挟まりは -
Posted by ブクログ
面白かった!こういう小説ばかり読んでいたい
情景 じゃなくて 比喩 に傾いているからごまかしがなくてうれしい 喩えって本当に大好き 暗いけど 豊か
ものすごく体力のある主人公だと思った
お金の話が都合上ほとんど消えてて それに脅かされることがない物語になってて だからこそ読みやすかったけど無視していいのかなと思った
農薬に触れた芋虫みたいにじっと横たわったまま青臭い体液を滲み出させ続けている
とか!最高
223ページ何回も読むべきだぜ
汗粒
恥ずかしさに支配されて心が世界を受け付けなくなっている覚えがあったので、ものすごくわかった わかってしまった -
Posted by ブクログ
しかし、途中で挟まる喩えや論考の深み重みよ!作者の声で語られているところが多い小説、大好き
一人一人の憎しみや罪が交錯していくと思ったら、いつのまにかそれら全てを時間が過去にしてしまう
時代の狂気に従うのが上手い人間は降りるのも上手くて、時代の罪は被ろうとしない いじめていた側はしたことを覚えてないという話と同じ
誰も他人のすべてを知ることも理解することも出来ない みんなルツィエの断片しか知らないで、そこに自分の人生を映そうとする それしかできないよな!ほんとに 真実を知るなんてできないから 自分にとってその人が何を意味するか/したか を考えないとしょうがないんだよ たとえ自分が加害者で -
Posted by ブクログ
これから読もうとしてる人の為に書いておくと、サンリオにはほぼ触れられてません。
サンリオのオタクとしてサンリオのことはよく知ってるから、むしろそれ以外を知りたかったのでちょうど良かった。(サンリオはそういうの自社で展示したりムック出したりしてるのであえて書いてないんだと思う)
「戦うヒロイン」や「癒し系キャラクター」みたいに章ごとのテーマがしっかりしてて、そのテーマに含まれないキャラや作品は出てこない。
「平成かわいい辞典」ではないことを頭に入れて読むのがおすすめ。
全体的に平成から現代にかけて時代の価値観とかを大きく動かしたキッカケになる「かわいい」について書いてある本。
その時代を -
Posted by ブクログ
「もしも明日世界が終わるなら、何をする?」
ありふれた問いかけ。あくまで”もしも“の話。
きっと何を答えてもそれは私の本当の答えではないんだろう。いや、意外と本当にそうなのかも…?
なんてことをぐるぐる考えながら、最後の瞬間に最高かもしれないところにたどり着いた人の姿を見ていた。あるいは、揺れながらも自分と向き合い続けた人を。
生きていれば苦しい瞬間は山ほどあって、世界に絶望してすべてを終わらせたくなることはある。
でもきっと、そういうことを考えられるくらいにはまだ自分の中にエネルギーと余白が残っているんだろうな。よくわからない微かな希望がちらりと光るような作品だった。
あと、誰かを心の -
ネタバレ 購入済み
ここにきて嵐のような展開
ファデリカの両親がはっきりと分かり、父母それぞれがもつフェデリカへの気持ちが改めてわかる。
母は不可抗力で手放してしまった娘を思い続け、父は利用価値があることが分かったために利用し倒そうとする。
こんな父のためにフェデリカが何かしてやる必要はないはずなのに、治療師としての矜持や善意がそれを許さない。いかにもフェデリカらしい対応。
クライマックスが近いということだけど、どう着地するのか…
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