すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
こういう本は好きだなと感じた。思い出せないが他にも感じたことがある、なんというか読み終わった時にホッコリした気持ちになる本。それでいて、実務にも役立つ学びが残る本。
最近、「書くこと」に対して興味があったので、本のタイトルが気になったこと、そして何より海をモチーフにした鮮やかな青が目を惹いて手に取った。読み終わってから著者欄を見てみると「嫌われる勇気」を書いた方と言うことを知った。自己啓発本を書く人が物語も書くのか、と思ったが、読み終わった後に「学び」が残ったコトを振り返ると確かに自己啓発的な要素もあり、納得した。
シリーズものということなので次の本も読んでみたい。「嫌われる勇気」も再読してみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ西加奈子さんの本は初読み。西さんの感性、共感できる部分が非常に多くて心地よく読めました。読んで良かったです。同い年という事もあるからか?かなり感情移入して読みました。今度は小説を読んでみよう。
以下付箋貼ったとこ。
P46 カナダの看護師も、別の意味で最高なのだった。彼女たちは、私を決して甘やかさなかった。もちろん、何か困ったことがあれば助けてくれたし、相談にも乗ってくれた。でも、あくまで私たちは対等だった。つまり私は、王様などではなかった。
P49 「カナコ。がん患者やからって、喜びを奪われるべきやない。」
P51 バンクーバーに引っ越ししてから、自分がある種のストレスを感じて -
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Posted by ブクログ
この作品は朝井リョウの小説の中で最も痛いほど自分に刺さるものだった。
人間誰しも、他人の行動や言動に対して、心の中で何かを思うところがある。頑張っている人に対して、「あんなのは時間の無駄だ」と一蹴する人もいる。最近話題の「冷笑」という言葉そのものをこの作品では感じられた。この言葉は最近話題になっているのにも関わらず、この本が書かれたのは2012年。朝井リョウはなぜこんなにも社会を理解できるのか改めて驚きだった。そして、この作品が自分に刺さった人は多いと思う。(私自身めちゃくちゃ痛感した)最初の方から一貫して、拓人の考えていることが共感しやすいように描かれていたが、(ギャルは除く)物語終盤で傍観 -
Posted by ブクログ
4.5 -
前著同様この方の本は、ただ読んで終わりではなく、次の日から絵の見方・考え方を実際に変えてくれるという意味で素晴らしい本。
前回は絵の構造だったが、今回は構造だけでなく絵の色彩や明暗、輪郭・形、筆触、主役、構造線という7つの観点に焦点を当てている。第2-3章で各時代ごとのこの特徴や、何故次の時代の特徴に移っていったかという背景まで説明があり、そこが特に勉強になった。
あとは当時の画材や絵の具、額縁にそれぞれ1章ずつ割かれており、非常にニッチながら大事な絵の要素として、とても勉強になった。
総じて明日美術館に行ってみたいと思わせる本だった -
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Posted by ブクログ
ネタバレ神作。
ロッキーとの別れと再会。どちらも泣きそうになった。
この作品は騙し騙され的な要素がほぼない(グレースがミッションに参加させられた経緯は騙し討ちに近いが)のですごく爽やかに読めた。
グレースとロッキーの友情はとても純粋で、胸が温かくなる。相手を思いやり、自己犠牲を厭わず助け合う。平時には軽口を叩き合う。とても素敵なバディだった。
ロッキーと別れて地球への帰路につくあたりでまだページ数がかなり残ってたことに一番不安を感じた。ロッキーがいない状況でトラブルに対処できるのか。読んでいるうちにロッキーの存在がとても大きなものに感じられていたことに気づいた。
物語の着地の仕方も良かった。グレースは -
無料版購入済み
聖女としてさんざん使い倒したあげくに最期まで酷い扱いです。悲壮なはずなのに聖女ご本人がサラっと受け流せる不思議な雰囲気。絵柄も好みとは言えないんだけど、この聖女様の持ち味になんだか合ってる気がしてきます。この運命をここからどう挽回できるのか楽しみ。
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Posted by ブクログ
時は大正時代。
柳宗悦は、陶芸家の河井寛次郎、濱田庄司らと共に日常の生活品を「民藝」と名付けて、美術品に負けない美があると提唱する。そんな彼らの生活や交わりを、柳宗悦の家で女中をはじめた17歳のサチの目線で描かれた物語。
最初は、どうにも退屈な話しだなと思って渋々読み進めていた。それが半分を超えたあたりから途端におもしろくなって後は夢中。
民藝が好きなので、黒田辰秋や芹沢銈介などがちらっと登場したことにもテンションが上がった!
サチと、声楽家の奥様、ばあやの3人の作る料理がどれも美味しそうなのもいい。それらが柳宗悦の選んだ器に盛り付けられている様子は、想像しただけで豊かで美しい。
渋々