あらすじ
美術教室の講師・戸張有希が殺害された。犯人はその教室に通う“天使”と呼ばれる少年だった。それから5年後、あさひは有希の弟である伊月と出会う。事件が風化しつつある今でも「天使が犯人ではない」と信じるあさひと「姉の死」の理由を知りたいと願う伊月は、ふたりで事件の真相を探ることを誓う。
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匿名
ミステリー小説のようなストーリーと繊細な絵がすごくマッチして作品の良さを引き上げてる気がするこの作者さんの作品は考えさせられることが多いなと改めて思います
Posted by ブクログ
青に光芒/空を駆けるよだか
の川端志季先生の最新作!!(2016/07/05)
たまたま平積みされてて気付いて買ったけど
面白くなりそうな予感…♩
もうすっかり川端志季先生の漫画のトリコ。
今までの作品の短編集も是非出版してほしい…
装丁
ミュシャの様な背景に繊細な線で描かれたあさひの爽やかなカバーイラストがツボ!
とにかくカラーイラストが綺麗すぎる…!
ミステリー
主人公の瀬名あさひにとって四月六日は一年で一番最悪な日だった。
5年前に大好きだった先生が亡くなり、親友があさひの前からいなくなったからだ。
小学生の時に大人数で話すのが苦手で学校に行っていなかった彼女は絵の才能があったわけではなかったが近所の美術教室に通っていてそこの先生が大好きだったこと、そこで親友ができたこと、しかしその親友が先生を殺したのが四月六日だったのだ。
毎年先生のお墓参りをその日にしていたが、今年は知らない男の人に声をかけられたが相手が階段から落ちてきたのをキャッチし損ねて利き手を骨折。
治療費を払うと言ったその相手は亡くなった先生の弟だった。
先生が亡くなった当時留学中だった戸張伊月は事件の事だけでなくその背景にある当時の姉と犯人の普段の人間関係などを知りたくて、身内以外に墓参りをしているあさひが事件関係者じゃないかと踏んで声をかけたらしい。
しかしあさひにとっても動機は背景がわからないので伊月と二人で紐解いていこうという話になる。
イケメンで性格のいい伊月に少しときめくあさひ。
しかし二人で探っているうちに犯人である点治(通称天使)あさひの前に現れてこれ以上事件を探るなと言われる。
そして大学で先生をしている伊月の研究室に行った時、公開されていない天使の写真などの情報があるのを見て、伊月は天使を殺そうとしている事に気づいたあさひはある決断をする。
何か重大な事が隠されていそうな一連の事件の真相が気になるし、あさひと伊月、あさひと天使の今後も気になる。
Posted by ブクログ
表紙の雰囲気とかすごく可愛くて好みだったけど、読み始めたら表紙の子と主人公が同一人物に思えなかった。可愛いけど。この作者さんは可愛いとキュンだけじゃない漫画を描く人なんだね。主人公のあさひが被害者の弟伊月と出会い犯人の天使と呼ばれる少年を探して事件の真相を探る話。伊月イケメンなのに完璧すぎて怪しいと私も思っていたらあさひの友達が言ってくれてスッキリした。PC盗み見ようとしたあさひの耳元でパスワード囁くところ、もれなくドキッとした。キュンとかのドキッではなく、恐怖のドキ。犯人を殺したいほど憎んでる伊月はまぁ理解できなくもないけど、なんであさひが天使殺すの?とちょっと気持ちが理解できなかった。天使がなんで何もないあんなに広い部屋に住んでるのかとか、まだ謎だらけ。楽しみ。