【感想・ネタバレ】世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年10月13日

世界を理解するためのバイブルと言っていい。
その意味で、J.E.ラブロック のガイア論と
並んで、私のおススメ図書の5本の指に入る。

ガイア論は地球の恒常性を示したもので、
提示的、啓発的だが、
本書は自然に加え、社会やその設計を志向する点で
より工学的、実践的。


世界は、単純な要素が繋がって...続きを読む
複雑な挙動を示す。

システム思考家は、世界を
フローの操作によってその水準を調整するメカニズムが付いているストックの集合体
と見ている。

そうですね!私もシステム思考家に
なっていきますとも、ええ。

これまで私が無意識、経験的に見つけて会社や家庭で作ってきたいくつかのうまくいく仕組み、
つまり、持続可能でシステムを自律的に改善、維持する仕組みと、その維持方法が、
この本で体系的に整理されている。


著者のドネラ・メドウズの、人類がよりよい未来を築くためのポイント
・ビジョンを描く
・仲間をつくる
・真実を語る
・学習する
・慈しむ
これも自分のモットーに加えよう。

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Posted by ブクログ 2018年11月14日

"目の前で起こっている事象を出来事としてとらえてはいけない。
その事象は、何かとつながりがあり、その何かが起こした事象に影響されたもの。
だとすれば、その全体像を俯瞰して見つめて、上流から河口に流れる川の水のように流れをつかむような考え方がシステム思考。
もう一度読み、理解を深めたい。&q...続きを読むuot;

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Posted by ブクログ 2018年05月18日

「システム屋」と呼ばれる方々がいらっしゃることがわかりました。
世の中で起きている出来事をシステム化してみると、科学的なこと、ITでおきていること、政治行政でおきていること、家庭の問題、など、実は統一したシステムで起きていることがわかった。

「お風呂の栓をしないまま水をためていってもたまらない」と...続きを読むいう単純なシステムで動いているシステムがいかに多いことか!

「このことに気がついて、万能感をもったシステム屋さんが調子に乗って行政に提言してもうまくいかない」
というのもひとつのシステムだそうで、それも面白かった。

ときどき難解に、そしてまたときどき具体的になりながら、私たちの注意を引きつける文章。この世の中の秘密がまたひとつ、解き明かされたような気がしました。

著者のドネラさんは夭逝されたとのことですが、ひとつの大きなシステムを人間は失ったことへの損失は計り知れませんね。

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Posted by ブクログ 2017年04月30日

近頃、本を読むスピードが落ちたな〜、と思っていたけど、これは3日間で読んでしまった。
単に、最近、それほど面白い本に出会っていなかったということだね。

これは、本当に面白い、エキサイティングな本です。

システム思考については、ある程度、知っているつもりだったけど、なるほど〜、な話しが満載です。目...続きを読むから鱗が落ちまくります。全く新しいことが書いてある訳ではないのだけど、これまで知っているつもりだったこと、単独では分かったつもりだったことが、つながるわけ。まさに、個別要素の合計ではなくて、知識同士のつながりが新たな知識として、立ち上がってくる感じ。

ちょっと、またシステム思考、がんばってマスターするぞ〜、な気持ちになりました。

ちなみに、これは、入門書としては、やや難しいのではないかと思います。システム思考関係の本は、入門書か、スターマンとか、モデリングとか、どっちかというと中〜上級向けの本しかなかった印象なので、その間を埋める中級の本かな?と思います。

多分、「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか」を読んでからにしたほうが、いいかな?あと、複雑系とか、限定合理性みたいなのに関連する本もパラッと読んだ方が分かりやすいかもしれない。

クドいけど、この本の価値は、分かりやすい中級レベルの本ということには留まらない。いろいろな刺激的な視点をくれる本です。

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Posted by ブクログ 2016年12月03日

大変な名著ですので、ぜひ多くの人に読んで頂きたいと思います。

多くの人が「読みづらい」と言っていて、「あ、そういうものなのか」と思いました。

ぼくが「システムのモデリング」や「ダイナミクスの分析」というアイデアをすんなり理解できたのは、もともとシステム制御工学を専攻していたり、バージニア・アンダ...続きを読むーソンの『システム・シンキング―問題解決と意思決定を図解で行う論理的思考技術』を若い頃に読んだりしていたからなのかもしれません。

ぼくはそのような知識に早くから触れるという「幸運」に恵まれていました。しかし、多くの人は、そうではないんですね。

たしかに、学校教育のカリキュラムを考えてみれば、「システム的な思考法」に関連した教育内容は、ほとんど無いかもしれません。

この「システム思考」というものが、多くの人にとって馴染みがないだけでなく、容易に理解できないものであるということを、あらためて認識しなければならないと思いました。

その認識から出発することで、よりよい実践や、よりよい教育につなげていくことができるだろうと。

いずれにせよ、この本を多くの人に読んでもらいたいと思いました。

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お気に入りの逸話:カーター元大統領はメキシコからの不法移民に対処すべく、「米国とメキシコとの間の、機会と生活水準のギャップが埋まらない限り移民は止まらない」「国境警備や防壁より、メキシコ経済の構築のためにカネを使うべき」と主張した。しかし実現しなかった。

本書の難点:索引がないこと。

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Posted by ブクログ 2016年11月19日

システムとして仕事、世界、日常をとらえる考え方が私には新鮮であり、考え方をまとめるのに非常に参考になり、モデル部分を中心に、まとめるために積読する

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Posted by ブクログ 2016年02月23日

世の中で起きていることは、ストックとフローからなるシステムで説明できる。システムの特徴、なぜ予想外の動きをするのか、どんな落とし穴があるのか、そしてシステムを期待するように動かすにはどうすれば良いか、などなどをわかりやすく解説するシステム・ダイナミクスの良書。
再読したい。

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Posted by ブクログ 2020年12月27日

むずい。ノーフリーランチの定理が示すように万人・万物にとっての最適なシステムは存在しないのかもしれない。
それでも周りに興味・関心を抱くことがこの世界にとってより良いシステムを構築していくために必要なのかなと思います。

以下、印象的なシーン
1. 工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま...続きを読む残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけだ...
→『禅とオートバイ修理技術』より引用。ここでこの本の一節が出てくるとは、、、読んだことあったので感激

2. 再生不可能な資源に頼って資本ストックを構築しているときは、大きく速く成長すればするほど、下落も大きくなる。
→ 資源には限りがあること、そしてそれらを喰らい尽くす人間のスピードはとてつもなく速くて大きい。人間のスピードに追従できるシステムを果たして考えることはできるのだろうか、、、(何もしないは除いて)

3. ジャストインタイムは燃料供給の変動や交通流量、コンプュータの故障や労働力の供給状況、そのほかにも可能性のある突然の問題などに対する生産システムの脆弱性を高めてきた。
→ 突然の問題に対応できるのは今のところ人間だけだろうな。これが機械でも対応できるようになればまさにAI革命だわ。

4. 平均的な人間の肺の表面積がテニスコートを覆うほどであるのは、フラクタル幾何学のため。
→ コッホ曲線て確か長さは発散するけど面積は収束するんだったような、、、

5. サブシステムの目的が支配的で、システム全体の目的を犠牲にしているとき、その結果としての行動は部分最適化と呼ばれる。
→ ここで言うシステム全体の目的がいわゆる「本質」なんだろう。

6. 私たちはシステムの作り出す出来事に心を奪われすぎており、これまでの経緯にはほとんど注意を払いません。そして、これまでの経緯の中に、挙動や出来事を生み出している構造についての手がかりを探すことが下手なのです。
→ なぜそうなっているのか(そうなったのか)を考えるのってめんどくさいもんね、、、実験なんかは考察が大事だけどめんどくさかったなぁ。

7. エコロジカル・フットプリント
→ 別の本で出てきたキーワードのだったのでメモ。
簡単に言うと人間が地球に与えている負荷の度合い

8. 境界とは、私たち自身が作っているものであり、新たな議題や問題、目的ごとに、考え直すことができるし、考え直すべきであると覚えておくことは重要な技能。
→ これは人間関係にも当てはまりそうだな。

9. 限定合理性:人は自分の持っている情報に基づいて極めて合理的な意思決定を行う。
→ もはや恣意的では?

10. 持つものには与えられる、成功者はさらに成功する
→ 大富豪のルールでも最下位から一位は次のゲームで強いカードをもらえるっていうのがあってそれを思い出した。一度全てをリセットすることがこのシステムからの逃げ道と書いていたけど現実は残酷。
唯一可能性があるとしたらどんな方法でもいいから学をつけることなのかな。持つものが持たざるものと助け合える優しい世界であれ。

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Posted by ブクログ 2020年07月09日

2020.37

・自己強化とバランスの二つのループ。遅れの存在。
・レジリエンス、自己組織化、ヒエラルキーがシステムを機能させる上では大切。
・実行プロセスが存在する。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

課題が顕在化したときに、それは何が原因なのか、その課題は今後どのような影響を与えるのかについて構造的に分析し、どこにどのように手を入れるのが有効なのかを広く長い視野で捉える重要性が書かれていた。

「思いやりの境界線を拡大する」という表現がしっくりきた。

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Posted by ブクログ 2020年02月29日

システム思考はこれからのリーダーに必須のスキルだと強く感じた。目の前の課題に対して対症療法をいくら行っても構造自体にアプローチしなければ根本解決にならない。

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Posted by ブクログ 2019年12月16日

課題解決のための視野を広げるために役に立ちそう。もっと関連書籍を読んで理解を深めたい。地球温暖化とか、貧富の差とか、解決すべき課題の捉え方が分かる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月13日

システムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。
システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。

実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え...続きを読む合うかを占める必要がある。

複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし、有益な挙動が生じる可能性を高めること。

システムが機能する要因:
レジリエンス
自己組織化
ヒエラルキー

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Posted by ブクログ 2019年09月24日

様々な均衡から成り立つシステムとその捉え方、事例、落とし穴とその対策がきさいされており、参考になる。
システムというなのもと汎用的な概念がうまく抽象化されており、良著

レバレッジポイントという発想。小さな変化が挙動の大きなシフトをもたらす場所をいかに見つけ、介入すべきか。アンディグローブのハイアウ...続きを読むトプットマネジメント にも同種の記載があり、改めての認識となった。

付録にシステム思考に関する考え方、定義がまとめられてるのも非常によかった。

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Posted by ブクログ 2018年10月24日

システム・ダイナミクス学派に属する米学者によるシステム思考の解説書。政治、経済などの社会現象や政策について、システム的にはどのように考えるべきかをわかりやすく説明している。参考になる考え方だと思った。
「「成功者はさらに成功する」は、生態学の分野ではよく知られた概念であり、「競争的排除の原則」と呼...続きを読むばれている」p208
「「成功者はさらに成功する」原型から抜け出すための最も明確な方法は、定期的に「条件を変更する」ことです」p211
「金持ちがより金持ちに、貧乏人がより貧乏になるというループを断ち切るために、さまざまな仕組みがあります。累進課税、慈善活動、公共福祉、労働組合。平等な国民皆保険と教育。相続税。ほとんどの工業社会には、だれもゲームから降りないように、「成功者はさらに成功する」落とし穴が働かないよう、このような牽制策を組み合わせたものがあります」p212
「昔は年寄りの世話は家族が行っていたものですが、必ずしも容易なことではありませんでした。そこで、社会保障制度、退職者のコミュニティ、老人ホームが登場しました。今では、ほとんどの家族にはもはや、年老いた家族の世話をするスペースも、時間もスキルも、気持ちもありません」p216
「米国の絶滅危惧種保護法は、絶滅危惧種の生育地がある場所での開発を制限するものです。地主の中には、自分の敷地内に絶滅危惧種の住み家があることを発見すると、その土地を開発できるよう、わざとその生き物を狩ったり毒殺したりする人もいました。法律の文言は守られていますが、法律の精神は守られていないのです」p223
「GDPは、達成したものではなく、達成のための取り組みや労力を測り、効率ではなく、総生産・総消費を測ります。同じ明るさを作り出すのに必要な電力は1/8で、寿命は10倍長い新型電球は、GDPを引き下げることになります」p228
「(イノベーションの必要性)体系的に実験をさげすみ、イノベーションの原材料を消し去ってしまうシステムは、この非常に変化しやすい惑星の上では、長期的には消える運命にあります」p260

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Posted by ブクログ 2016年06月05日

「システム思考」の解説書。
ビジネス書的な問題解決を扱ってるはずなのですが、書きぶりからアプローチから、非常にユニークな本、という印象を受けました。「システムとダンスを踊る」って表現は面白いです。

そこまで難しい言葉では書かれていないはずなのですが、どういう訳か読みきるまで時間がかかりました。身に...続きを読むつくにも少し時間がかかりそう。

入り口の入門書、キッカケとして良い本ではないかと。

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Posted by ブクログ 2016年02月02日

工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけ。革命が起きて政府を倒したとしても、その政府を作り出した組織的な思考様式がそのまま残っているなら、その思考様式は同じ事を繰り返す。

政治リーダーが不況や好況を起こすのではない。景気の上下の動きは市場経...続きを読む済の構造に元々内在している。

複雑なシステム内ではフィードバックに遅れが生じるため、問題が明らかになった時には、その解決策は不必要に難しくなっている。

世の中のあらゆる問題は、システムの問題。私たちは非難をどこかに向けるのをやめ、システムをそれ自体の源であると見て、そのシステムを再構築する勇気を知恵を見出す事。

システム思考とは、
1.部分を理解する力を鍛える。
2.相互のつながりを見る。
3.将来的に可能性のある挙動について「もし〜ならどうなるか?」を問う。
4.創造的に勇敢にシステムを再設計する。

システムを構成する3つのもの
「要素、相互の繋がり、目的」

その方向に行き過ぎてしまう前に、要素分解をやめて、要素をつなげている関係性を探す事。

AがBを引き起こしていれば、BもAを引き起こしている。

新しい事を学ぶよいやり方は、抽象概念や一般論よりも具体例を通して学ぶ事。

新しい構造を作り出し、複雑さを増していくプロセスの中で、自己組織的なシステムによって生み出される事が多いのが「ヒエラルキー」。宇宙もヒエラルキーに組織されている。

シンプルなシステムから進化して複雑なシステムが生まれるのは、安定した中間的な形態がある時だけ。結果として生まれる複雑な形態は、必然的にヒエラルキーのあるものになる。

部分最適と同じくらい害がある問題は、過度に中央でコントロールする事。

ヒエラルキーのあるシステムは、下位から上位へと発展する。ヒエラルキーの高次層の目的は低次層の目的に役立つ事。

私たちの知識は驚くべきものだが、私たちの無知もそれ以上に驚くべきもの。

成長によって制約要因が変わっていく事を知る事。

建設や処理の時間的遅れをモデル化する時、そのシステムの中にいる全ての人に、その時間的遅れはどれくらいの長さと思うかを尋ねて、もっとも妥当だと思われる数字を考え、それを3倍する事。

限定合理性、、、人は自分の持っている情報に基づいて極めて合理的な意思決定を行う。

「わかったよ、みんなでちょっとの間、一歩下がろうよ」と言う為には、多大な相互信頼が必要。

施策への抵抗に対処する上で最も効果的なやり方は、全ての主体者が各自の限定合理性から脱出する事ができるような包括的な目標を提示し、サブシステム(低次層)の様々な目標の整合性を取る方法を見つける事。

共有地の悲劇の回避方法は、規制する事。相互の合意による相互強制を図る。

自己強化フィードバックループの一種である「エスカレート」を回避する方法は一方的な武装解除。意図的に自分自身のシステム状態を縮小して
、相手側の状態の縮小を誘導する事。

自己強化フィードバックループの「成功者がさらに成功する」原型から抜け出す方法は、定期的に条件を公平にする事。

システムを統治するルールは、「ルールに従っている」「目標を達成している」という見かけを与えながらシステムを歪める「ルールのすり抜け」に繋がる可能性があるが、この回避方法は、ルールの目的を達成する方向に創造性を解き放つよう再設計する。

GDPが測っているものに、人生を価値あるものにしているものは何一つない。

自己組織化とは、まったく新しい構造や行動を作り出す事によって、自らを完全に変えてしまう、下位にあるシステムのどんな側面をも変える事。

システムの中の人を変える事は、その人が同じ古いシステムに属している限り、あまり機能しない。唯一例外はその人がトップの場合だけ。

パラダイムを変えるには古いパラダイムの異常や失敗を指し続ける事。自信を持って新しいパラダイムに基づいて話し、行動し続ける事。新しいパラダイムを持った人々をみんなに見え、権力のある場所におく事。反動主義者に関わって時間を無駄にしない事。能動的な変化の担い手や、偏見のない中立的な多くの人々と共に活動する事。

システムのモデルを構築する為には、システムの外側に出て行き、システム全体を見る事。

パラダイムを変えるよりさらに高次のレバレッジポイントは、柔軟で在り続ける事。「真実であるパラダイムなど存在しない」事を知り、膨大で驚異的な宇宙について、ほんの僅かしか理解していない事を知る事。

システムをいじろうとする前に、そのシステムのビートを理解する事。「何が悪いのか」だけでなく、「どうしてこうなったのか?」「どのような挙動モードが可能なのか?」「方向性を変えなければ最後はどこに辿り着くのか?」を考える事。

情報は力。可視化するだけで大きな影響がある。

可能な限り正しく言葉を使う事。

測りやすいかに関わらず、成長、安定性、多様性、レジリエンス、持続可能性と言った、システム全体の特性を高めよう。

システム全体を見るために従来の専門分野の境界線を越えて学際的に取り組む事。各々が学問的に正しくあろうとするのではなく、無知を認め、問題解決に全力を尽くす事。これが起こるととても胸が躍る。

時間軸と思考の範囲を広げるだけでなく、思いやりの範囲を広げる事。実際のシステムは地球の生態系と繋がっている。道徳的なルールと実用的なルールは相互に繋がっている。

よりよい未来を築く為の5つのポイント。
1.ビジョンを描く
2.仲間を創る
3.真実を語る
4.学習する
5.慈しむ

システム思考の活用法
1.何が起こっているのかをありのままに見つめる
因果だけでなく、フィードバックループまでみる
2.なぜ起こっているのかを説明できる物事のつながりを見出す
3.レバレッジポイントと呼ばれる効果的な介入ポイントを特定する
4.その実施や移行の為の戦略を築く
5.リソースを動員する人達の合意を得る

「誰かが問題を起こしている」と見るのではなく、「いかなる構造がそこにいる人に問題に繋がる行動をとらせるのか」と見る。

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Posted by ブクログ 2015年12月31日

システム思考の概論から、強化型フィードバックループの取り扱いまで扱う。具体的に現実に落とし込むためには事例やツールが足りないが、フローではなくストックに着目すること、レジリエンスとレバレッジポイントの仕組みのこと、フィードバックループを変化させる方法のことの3つが印象に残る。

システム思考に基づい...続きを読むて対策を行うことで簡単に世の中が良くなればと思うけど、まあそんなことはありえず、一方で問題の捉え方の新しい視点をくれる1冊でした。

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Posted by ブクログ 2015年10月18日

少々表現が分かりづらい。
翻訳がいまひとつなのかもしれない、と言い切ってしまうのは原書を読んでいないので控える。加えて、少しページを戻して読み返してみるとスッと入ってきたりもするからである。
少し時間をおいてもう一度読んでみようと思っているが、ワクワクしている。
じっくり読むに値する名著だと思う。

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Posted by ブクログ 2020年05月18日

システム思考で世界を読み解く。

システムとは、要素、相互のつながり、機能の3つからなる。全てのシステムにとっての重要な機能は、自らが必ず永続できるようにすること。要素を変えてもシステムへの影響は小さい。つながりを変えるとシステムは別のものになる。システムの機能を変えるとシステムは根底から変わる。
...続きを読む

ストックがある範囲内で保たれているとき、そこにはコントロールメカニズムがある。フィードバックループが作用している。安定追求型フィードバックと自己強化型フィードバックがある。

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