すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「亡くなる3、4日前からは意識がはっきりしないことがほとんど」というのがこの本の中で一番救われる一言だった。多分「移行」の怖さが薄れるからだと思う。なにがなんだかわからない間に、自分が死んだこともわからないまま死ぬんだろう。
貴志祐介さんの「最後まで人類の知恵では到達できないところを説明してくれるのが宗教のいいところ」には大納得。でも私は極力科学で世界を理解したい。だから、科学で説明できることを宗教で説明してくる人にはイライラする。
私はタナトフォビアから来る反出生主義で子どもを産みたくないと思っているのでその点だけ著者と考えが違ったが、それ以外は著者が対談相手に投げる返答に共感するばかりだっ -
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ネタバレこれは名作…!!版画調の漫画が芸術的。
台中生まれの蔡焜霖の半生記、日本統治時代編。3歳の頃〜第二次世界大戦後、白色テロ時代に政治犯として投獄されるまで。
個人の人生を通して激動の台湾現代史が理解できて勉強になる。台湾語、日本語、国語(台湾華語)の三つの言葉が入り混じり、漫画の中でもフォントの違いと口調の違いとして表現されてる。それぞれの言葉が、アイデンティティの形成にそれぞれ影響してる世界観が伝わってくる。
兄の蔡焜燦は、奈良の飛行学校に合格して日本へ。司馬遼太郎の「街道をゆく 台湾紀行」に登場してる。
蔡焜霖のトレードマークはメガネ。最初に買った場所は台中の宮原眼科!
時代柄、「悲 -
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まずは全巻読み終えての感想は実に面白かった、読みやすかった、描写がリアルでわかりやすかった、各キャラが個性的でイメージが湧きやすかった、警察側も犯人側も知的でカッコよかった、結果的にバランス良く売れる理由に納得した作品です。
本作4はまだ文庫化してなく単行本でしたが読みたい欲求に勝てず買っちゃいました。
4作目の本作のみの感想は、かなり現実的な流れにもっていった印象を受けました、読む前は必殺仕事人みたいな爽快なラストを勝手に想像しましたがラスボスの強大さからみたら現実はこうなるかもね?みたいな萎んで行くのですがラスト10ページぐらいかなぁ、ガラッと変わり、これはこれでかなりの爽快感で幕引きとな -
ネタバレ 購入済み
少しずつ過去が明らかになっていますが、まだ点と点が繋がってはいないというか、隠していることが全て明らかにはなっておらず先が気になります!そして2人の関係性も…
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購入済み
働いてて癒されるって最高だ
会社に行きたくない全ての人に捧げたい。我慢が美徳の時代はとっくに終わりました。
辛いんだったら転職してもいいじゃない、パワハラ元上司はさくっと着拒否でいいじゃない、辛かったら大人だって泣いてもいいじゃない、何を無理する必要があるんだろう?って当たり前のことを当たり前だと思わせてくれる作品です。
このお話の場合、新しい上司がど天然でサイコーな上に、上司の上司がかまってちゃんで職場での面白い日々が待ってます。 -
購入済み
わんこっぽいお人好しな探偵の陽名と死神という不思議なお仕事をしている夜泉。2人が出会ったことで過去も動き出す?面白くて先がとても気になる作品です!
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小説を読んでいると、世の中には本当にいろんな人がいるんだなぁと、自分が実際に傷を受けずして知ることができる。実際に、自分が想像をしなかった行動をする人と出会ったら、直接その人にその背景を聞くことはできないが(聞いても答えてくれないかもしれないが)、この知識のおかげで想像することはできる。想像できた方が、自分の中で納得することはできるかもしれない。納得できれば、受けた傷は変わらないが、忘れられる日が近くなるかもしれない。
顔がいいだけで中身がスカスカな男や、純朴な男をいいように利用する女など、描き方がうますぎて、ムカついて仕方ない。ちっぽけな自分は、読んで賢くなって、そういう人の思い通りにならな -
ネタバレ 購入済み
アオハル〜甘酸っぱい〜
高校の同級生。社会人になってからの再会愛。
フワチャラだけど恋愛に嫌悪感を持っているイケメンの攻めと、クールビューティー黒髪王子の受け。高校の頃につるむようになり、なんとなくキスする仲(どんな仲だよ)になったが、攻めは恋愛に疲れていて笑、受けはその事を知ってから想いを封じていた。そのまま卒業して疎遠になり、偶然再会する。
相手に気を使わせない様に言った、いらないなら捨ててという言葉は、受け取った方に重くのしかかるという事実を知った。 -
Posted by ブクログ
個人の自由の限界について論じた、政治哲学の古典。
JSミルの、個人の自由を擁護することで社会を発展させようとする意欲に溢れた、非常に力強い筆致が印象的であった。
あまりにも重要なエッセンスが多く、とてもレビューでは語りきれない。印象に残った点を一つ挙げるとすれば、ミルはかなり厳格に個人に関する領域と社会に関する領域を分けて考えているということである。公益を侵害したり他人に対する義務を果たさないわけではなく、ただ個人の責任にのみ帰せられる事柄について、社会が介入することを強く禁じているのである。個人の自由を最大限尊重し、社会の幸福を最大化するというミルの思想は徹底しており、論理に隙がない。現