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Posted by ブクログ
ネタバレテレビクイズ番組『Q-1グランプリ』
主人公三島玲央は、本庄絆と対峙する。
その最終問題、問い読みが問題文を読み上げようとしたまさにその瞬間、本庄の早押しボタンが押され、彼は正解し、賞金1000万が渡された。
なぜ、彼は『ゼロ文字押し』で正解することができたのか?
競技クイズについての物語を超えて、人生とは?という壮大なスケールまで話が進む。
物語に出てくる『熊の場所』
それはその人の人生にとって、あらゆる恐怖の源となっている原因のこと。
『熊の場所』から運良く逃げだせたとしても、それは心の中に残り続ける。
『熊の場所』を取り除くためには、『熊の場所』に戻って、自分の手で熊を退治しなけれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ呼吸がいかに大切かがわかった。
他のジャンルの本を読んでも「呼吸」は大事と書かれていることが多い。(私が見た本では)
「息を吐ききれていない」というのがすごく腑に落ちた。
著者がいう「無明」を感じてみたいなと思う。
他にも「側頭部」に第一の目があるかも知れないというのは面白かった。
眉間の間のチャクラはしっていたけどなぁ。
私たちは「目」から見えるものしか「見ている」と思っていない。
「耳」から聞こえるものが全てだと思っている。
でも、私たちが鈍感?になってしまった部分、そういった「側頭部」とか「第一の目」とか「鋤鼻器」とかの存在をしっかりと「あるもの」として認識することでまたそう言った部分が -
Posted by ブクログ
原書はオランダ語、2019年刊。邦訳書は636ページ+カラー口絵48ページ。圧巻のひとことに尽きる。
ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル(1862-1925)。あのゴッホ(フィンセントorヴァンサン)の弟、テオの奥さん。彼女なくしては、現在私たちが知るようなゴッホは存在しえなかった。なぜなら彼女がゴッホのほぼ全作品を管理することがなければ、そしてゴッホとテオの間で交わされた途方もない量の手紙を保管し公刊しなければ、ゴッホの作品の真価、その制作過程、さらにはゴッホその人についても、なにも知りえなかっただろうから。(なんだか、宮澤賢治の草野心平や宮澤清六、カフカのマックス・ブロートみたいだ。)
ゴッホ -
Posted by ブクログ
大好きなスピノザ診察室の続編。
好きと言いながら前作が少しづつ薄れゆく中でも、やっぱりマチ先生好き!と何回も思った。
今回は医療に関してもだけど、マチ先生のプライベートな話も詳しく書いてある。
マチ先生は素晴らしいお医者さんだけど、原田病院にいる今のマチ先生は妹さん、甥っ子くんの影響がかなりあり生だけでなく死についても考えるようになったんだと思う。
医療小説だから重たい部分もあるけど、重くなりきらないのはやっぱりマチ先生の雰囲気と患者さんと向き合う姿勢からだと思う。
とにかくマチ先生の言葉が素敵で覚えておきたいけど、忘れてしまう…でも
治せない病気が山のようにある。けれども癒せない哀しみはない
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